三ツ峠の岩場

Photo0 三ツ峠の岩場
記録
日程:2015,07,11 Tさん、安田
7/11日 天候 曇り
コースタイム:岩場基部(10:55)→登攀開始(11:20)→1Pテラス(12:00~12:30)→2Pテラス(13:00~14:15)→岩場基部(14:20)
漸く現れた梅雨の間の晴れマーク。梅雨明けに計画している穂高屏風岩登攀のトレーニングで三ツ峠に出かけた。
三つ峠の岩場は何回目かであるが今まではフリー。今回はアブミ登攀のトレーニングということで登山靴、さらに背中に12.5kgの荷物を背負って登るのでやや緊張する。三つ峠の岩場基部に到着してみるとクライマーは少なく2.3パーティのみ。土曜日であるがこの季節、直射日光を受ける外岩に出かける人は少ないのかも。
ボルトラダーのある岩場の基部で装備を整えて登攀を開始するが、

Photo1 これから登る岩場
リードのTさん直ぐに見えなくなってしまいビレーしながらテクニックを勉強しようという甘い試みは早くも頓挫。続いて登りだすがやはり背中の荷物は重い。
去年瑞牆山の大スリ岩を登ったときはサブザックで軽い荷物しか持っていなかったので、ハングしているところ以外は岩に体を預ければ楽に立ちこんでアブミを掛けることが出来たが、今回は同じような姿勢をとっても背中の荷物で体が岩からはがされてしまい四苦八苦。
アブミに掛けた足を思いっきり外に出すことでどうにか対応したが最上段に立ち込むのはかなり難しい。それに体を上げるときにもやはり背中の荷物はそのまま足への負担になる。
1P目はなかなか体が動かずに腕力勝負でどうにかピッチ終了。

Photo2 富士山が見えてきた
2P目になると体が慣れてきたが今度はアブミ登攀ラインと確保支点がやや離れているのでヌンチャクを回収するのが難しい。
フリーで在れば簡単に手が届く距離であるが背中の荷物でバランスを取って体を振るのがなかなか難く、いろいろ試行錯誤の後どうにかバランス取りをマスターして回収し2P終了。

Photo3 登山道(岩場の基部)を上から見ると

Photo4 周囲を見る余裕も 岩場に咲くキジムシロ
3P目は途中からリングボルトが無くなり、登山靴でフリーのルートを登るのは難しいとのことで2P終了点のテラスから懸垂下降で基部に降り立ってトレーニングを終えた。

Photo5 懸垂で基部へ戻る
初めての荷物を背負ってのマルチ登攀でいろいろの課題が。
①高度計(腕時計)はアブミ掛けかえで邪魔になる。
②ビレー中の荷物。ビレー中はザックをおろして支点にスリングで結び、空身でビレー。
③ゴツゴツした岩場での膝対策。大ヤスリ岩のような滑らかな岩だと感じなかったが三ツ峠ではアブミに乗り込んで岩に膝を当てると痛い。
などなど課題が浮かび上がったが・・・・・・最大の課題は荷物の軽量化。といっても限界があるが・・・・
それに登攀スピード・・・・・練習するしかないか?
気温上昇とともにモチベーションもUP。
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