朝日連峰 Ⅰ 古寺山 大朝日岳 竜門避難小屋

Photo0 ガスの切れ間の中岳から西朝日嶽への稜線
記録
日程:2015,06,22 安田
6/22日 天候 曇り
コースタイム:古寺鉱泉駐車場(6:03)→ハナヌキ峰分岐(7:47)→古寺山(9:05~9:20)→銀玉水(11:18~11:27)→大朝日避難小屋(12:02~12:12)→大朝日岳(12:24~12:33)→金玉水(12:57)→西朝日岳(14:48~15:00)→竜門避難小屋(16:15)
行程18.8km 累積標高2039m
ルートマップは ここ です。
梅雨空で出そびれていたところちょうどチャンスに恵まれたので始めて東北の山に出かけた。関越から北陸自動車道、日本海東北自動車道を使い“朝日まほろば”ICで降り、再び“あつみ温泉”ICから高速に乗り“鶴岡西”ICで降りて朝日連峰大鳥登山口の朝日屋旅館まで走り、登山届けを出そうとしていると雨が降り出した。
翌日の行動を考え車で入れる大鳥池を目指すが途中で川が増水、林道も土砂崩れが発生していたので引き返し、暫し再検討を重ねた結果、途中道の駅で車中泊し古寺鉱泉登山口より朝日連峰を目指した。
古寺鉱泉の駐車場は月曜日であるにもかかわらず20数台の車でうまっていたが1パーティのみ登山準備中。他の車は我々より早く山に入ったか、あるいは小屋泊の人たちだろうなどと想像しながら朝陽館前を通過し急坂を登る。
しばらくは展望が無いが尾根に乗ると樹林の間から隣の尾根が見え出す。先が長いので休憩を取りつつ進み1時間半ほどで一服清水に到着。喉を潤して再び急坂を登り途中ハンノキ尾根で日暮沢からの登山道と合流。さらに進んだ三沢清水では先行パーティが休憩していたか水は出ていないとのこと。さらに登り漸く展望が開けたところが古寺山山頂。

Photo1 古寺山から小朝日岳への稜線
この辺りまで来るとシラネアオイやヒメサユリの花が散見されるようになる。

Photo2 ヒメサユリ

Photo3 シラネアオイ
古寺山から一旦降って雪田の上部をトラバースし、途中で右のブッシュの中へ進む踏後を発見。ここから小朝日岳には登らずに巻いた。

Photo4 小朝日岳への雪田登り
巻き道を進んで山頂からの道と合流すると視界が開けた稜線歩きになり、ヒメサユリも数を増して登山道の左右を飾り、登山道は差し詰めヒメサユリ花街道と言ったところか。

Photo5 ヒメサユリの花街道
途中崩壊箇所をトラバースしたり、岩を伝ったりししながら進むと時折ガスの切れ間から大朝日岳が姿を現す。

Photo6 ガスの切れ間に大朝日岳
前方に雪田が現れると銀玉水の道標が現れた。ここで豊富に湧き出る銀玉水を味わって、いよいよ残雪を登り始める。

Photo7 残雪の斜面を登る
下からでは到着点が確認できないが踏跡にしたがって登り、残雪を越えたると道の左右には満開のチングルマの群生が広がっている。
踏みつけないように注意してなだらかな斜面を登り詰めると左のピークに朝日嶽神社奥宮が祭られており、右下進むと直ぐに朝日岳避難小屋の前に出た。

Photo8大朝日避難小屋
数人の登山者と談笑情報交換の後、荷物をデポして大朝日岳山頂を往復。

Photo9大朝日岳山頂
再び朝日避難小屋に戻り重いザックを担ぐがほんの少しとはいえ空身で歩いた体には一層厳しく感じられた。金玉水まで一気に降るが未だ金玉水は雪に埋もれているので早々に中岳目指して登り返す。
中岳を巻くようについている登山道は雪の下に消えているので2箇所ほど雪田をトラバースして夏道歩きとなったところで登山道横の池塘に漸く咲き始めたミズバショウを見ながら休憩。

Photo10 池塘
ピーク付近は背丈ほどの潅木、コルの部分はお花畑となった稜線上のアップダウンを繰り返し、漸く西朝日岳山頂に立つがここからではまだ本日の目標竜門避難小屋は見えず。

Photo11 竜門山への登り返し
さらに進んで小広場となった竜門山山頂を少し降ったところで漸く竜門避難小屋の屋根がみえだした。現金なもので到着点が見え出すと自然に足が動き出し、小屋前に湧き出す清水をたっぷり体にしみこませて本日の行動を終えた。

Photo12 竜門避難小屋
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