新緑萌える黒姫山

Photo0 古池からの黒姫山外輪山
記録
日程:2015,05,27 Nさん、安田
5/27日 天候 快晴
コースタイム:西新道大橋登山口(6:30)→新道分岐(8:05~8:20)→しなの木の広場(8:55~9:15)→しらたま平(10:00~10:17)→黒姫山山頂(10:52~11:22)→峰ノ大池への分岐(11:33)→大池(12:00)→天狗岩(12:55~13:15)→新道分岐(14:45)→古池(15:40~15:55)→古池コース登山口(16:20)→西新道大橋登山口(16:27) 行程17.2km 累積標高1175m
ルートマップは ここ です。
黒姫山の山麓を巻くように道路が付けられているため何度も麓を通過していながらなかなか登る機会に恵まれなかったが、調べてみると往復同じルートになるピストン登山ではなく大きな8の字の周回ルートで登ることが出来その上残雪も楽しめそうなので出かけてみた。
西新道登山口となっている大橋林道入口に車を置き、ゲートを越えて緩やかな勾配の林道を進むと

Photo1 大橋林道入口
やがて林道が分岐しているので標識に従って分岐の真ん中にある登山道に入る。登山道は一本の林道に沿っており林道との交差もあるが登りやすい道を選んで高度を上げてゆくと林道が分かれる新道分岐に出る。
案内板にしたがって直進の西新道方面に進むと道の真ん中に木肌に「戸隠分」と刻まれたブナの木、次いで「しなの木」の看板が下がった大木が現れる。

Photo2 しなの木の広場
「しなの木」の下で休憩を取り登ってゆくと徐々に勾配が増しネマガリタケの藪の中を進んでゆくと外輪山の稜線に出て道が右折する。稜線を進むと藪が切れ露岩のしらたま平に出る。ここからは昨日登った戸隠、高妻山、飯縄山の展望がすばらしい。

Photo3 しらたま平から戸隠方面を展望 高妻山も見える
しらたま平から外輪山の稜線歩きは進むに従い方向が変わり、眼下には中野の町を横切って蛇行する高速道路、さらには野尻湖も見える。
やがて少し降った鞍部にある峰ノ大池への分岐を過ぎると雪田が現れこれを越えると今度は岩場が登場。少し登ると展望が開けた黒姫山山頂に着く。

Photo4 黒姫山山頂
山頂からの展墓はすばらしいが、残念なことに妙高山方面は潅木が伸び写真撮影には枝がうるさい。良く見ると展望のため潅木が途中で切られているが、枝が育って展望の妨げになっているのはちょっと残念。

Photo5 妙高山を望む
山頂で休憩後、峰ノ大池への分岐まで戻り、峰ノ大池を目指して降り始めると北斜面になっているのでたっぷりの残雪に覆われている。かなり前の踏跡を辿ってゆくがところどころで消えてしまい、ピンクテープを頼りに眼下の池を目指して潅木の間をくだり大池の岸に出るがテープが消えてしまった。
陽射しを受け雪解けが進んでいる内輪山の斜面を進む方が池を回りこみやすいと思い地図上の登山道とは逆に半時計回りで池の対岸まで進むと

Photo6 峰ノ大池と黒姫山外輪山
登山道を示すピンクテープを発見し、テープに従いつつ、雪になぎ倒された潅木を避けながら降るとやがて水音が聞こえだした。踏み抜きに注意しながらさらに降ってゆくと天狗岩に到着。天狗岩を過ぎた辺りで雪は消え、今度はネマガリタケの藪の中の道を進み、笹ヶ峰への分岐辺りからは道幅も広くなる。
大ダルミのところで道から逸れて湿原に向かうと岸辺にはミズバショウが群生。日当たりが良いところは盛りを過ぎたようであるがそれでもすばらしい景色が展開していた。

Photo7 大ダルミ湿原のミズバショウ
再び道に戻り新道分岐を目指して歩くとネマガリタケの藪の中にもそこかしこにミズバショウが白い仏炎苞を広げている。沢を渡り左の稜線が低くなってくると新道分岐に到着。ここからは今朝登ってきた登山道を横断するように古池を目指して進み、やがてネマガリタケの藪がだんだん疎になってくると目の前に古池が現れた。

Photo8 古池の向こうに飯縄山の山頂が見える
湖岸の木道を反時計回りに進むとここにもミズバショウの群生。良く見るとミズカシワも混じって群生しすばらしい景色が広がっていた。

Photo9 ミツガシワの群生とその奥にはミズバショウの群生
池の周囲を巡る木道が途切れたところにある古い祠のある広場に出るとそこはニリンソウの群生地。

Photo10 ニリンソウの群生
ここで目の前に広がる古池の景色を堪能。登山口を目指して降る途中で種池にも立ち寄り

Photo11 種池
古池コース登山口へ出た。ここからは車道歩きで大橋登山口まで戻って黒姫山8の字周回を終えた。
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