鳥屋戸尾根 仙元尾根 +α縦走

Photo0 蕎麦粒山山頂
記録
日程:2015,04,19 安田単独
4/19日 天候 曇り
コースタイム:川乗橋BS(7:45)→笙ノ岩山(9:10~9:20)→蕎麦粒山(10:20~10:37)→仙元峠(10:50)→大楢(11:00)→浦山大日堂(12:15)→大日堂BS(12:20~12:35)→冠岩林道終点(12:55)→鳥首峠(13:55~14:00)→名郷BS(14:57) 行程21.1km 累積標高2298m
ルートマップ・・・ 川乗橋~大日堂 / 大日堂~名郷
名栗の有間山に登ったときからもう一つ向こうの尾根を通って奥多摩から秩父へ抜けてみたいと思っていたが、山が青葉に覆われる前のこの時期でないとまた1年過ぎてしまうと考えで出かけてみた。いつもは車で出かけるので周回となってしまうが、今回は縦走になるので久々に電車バスを利用、やはり休日、始発電車に乗って山に出かける人の姿がちらほら。しかし登山中は出会ったのは途中で抜いた1名のみであった。
Ⅰ 川乗橋~浦山大日堂
奥多摩から東日原行きのバスに乗り川乗橋で下車。川乗山を目指すのか殆どの人がここで降りる。川乗橋から百尋の滝方面に向かい、最初のコーナーを回ったところが鳥屋戸尾根の取り付き

Photo1 鳥屋戸尾根取り付き
ここから急登が始まり1000m付近までは一気の登りとなる。地図でもバリエーション扱いされている通り、笙ノ岩山の山名標が唯一で途中に指導標は全く無く、

Photo2 笙ノ岩山
時折下山用に”川乗橋”と書かれた板切れが下がっているだけある。しかし踏跡は明瞭で、時々落ち葉の堆積もあるが尾根をはずさずに登っていけば良い。笙ノ岩山からは幾つかの小ピークのアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆくと長沢背稜縦走路の蕎麦粒山の巻き道に出る。

Photo3 縦走巻き道との交差点
ここからさらに直進すると露岩がある蕎麦粒山山頂に出る。

Photo4 蕎麦粒山から日向沢ノ峰へ延びる防火帯
樹林に覆われ展望があるのは川乗山方面だけであるが、未だこの季節木の葉が茂っていないので枝越に秩父や名栗方面も見ることが出来る。蕎麦粒山からは縦走路を降り仙元峠へ向かい、一反降って登り返すと直ぐに仙元峠。

Photo5 仙元峠
峠と聞くとコルになっているところが多いが、ここは山頂でこれから降る秩父方面から見ると仙元尾根を登り詰めたピークになっている。仙元峠で縦走路から右折し、仙元尾根を下降すると進行禁止のロープが張られたところもあるが指導標は大楢にあるのみで

Photo6 大楢
大日堂まで踏跡をたどるのみ。尾根を下ってゆくとやがて送電鉄塔の下に出て送電線に沿うように尾根を歩くが鉄塔直下は広場となっていたり、カヤが生い茂っていたりで踏跡が不明瞭となるところがあるが、樹林に入れば明瞭な踏跡が現れる。
尾根の末端近くなると急坂となるが巡視道で整備されており、木の階段を降り最後は擁壁のコンクリート階段を降って浦山大日堂の境内に降り立つ。

Photo7 仙元尾根取り付き

Photo8 浦山大日堂
Ⅱ 浦山大日堂~名郷(鳥首峠越え)
浦山大日堂のバス折り返し場にはトイレとベンチがありここで休憩しながらバスで秩父に出るか、もう一度登り返して鳥首峠を経て名栗の名郷からバスで飯能に出るか思案するが秩父行きのバスは1日3本でまだ1時間半以上も待ち時間があり、まだ時間も早いので登り返すことに決める。
大日堂からは県道秩父上名栗線を歩き、逆川広河原林道と名前を変えるところで左折、冠岩入口の分岐から林道に入り冠岩沢に沿って進む。

Photo9 冠岩方面への入口
道は簡易舗装からやがて砂利道となり崩壊した廃屋が道を塞ぐ鉄橋の手前の広場で終点となる。

Photo10 崩壊した廃屋の屋根を越えて鉄橋を渡る
ここが冠岩らしいが・・・・どの岩が冠岩か?帰宅して調べたら林道終点からさらに冠岩沢をさかのぼると冠岩があるらしい。崩れた廃屋の屋根の上を通って鉄橋を渡ると明瞭な杉の落ち葉に覆われているが明瞭な踏跡が延びており、

Photo11 かつてあった冠岩集落の廃屋
ピンクと黄色の目印テープにしたがって登ってゆくと廃屋が出現。さらに道は尾根をトラバースするように徐々に高度を上げて行き、沢を横切ってしばらく進むと今度は左折し尾根を直登するようになる。やがて鳥首峠で有間山から大持山への縦走路に出た。

Photo12 鳥首峠
ここで暫し休憩、今度は名郷を目指して降る。30分程度の下降で、白岩の石灰岩砕石工場の横に飛び出すとここからは舗装道路の歩きとなる。

Photo13 石灰岩砕石工場
やがてキャンプ場からの焚き火の臭いが漂い始め、集落に差し掛かると直ぐに名郷のバス停。ここはバスの折り返し点で、幸いにもバスが待機しており数分の待ち時間で発車。奥多摩から秩父へ抜ける縦走+αの山行を終えた。
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