丁須の頭 赤岩 烏帽子岩 (裏妙義)

Photo0 中間峰のピークから見た丁須の頭
記録
日程:2015,04,16 Sさん、安田
4/16日 天候 晴れ
コースタイム:裏妙義国民宿舎(7:25)→木戸(8:05)→丁須ノ頭テラス(9:25~10:25)→赤岩道標(11:00)→風穴尾根の頭 (12:05)→三方境(12:15)→国民宿舎(13:005) 行程8.281km 累積標高1171m
ルートマップは ここ です。
表妙義から裏妙義越し見た残雪の浅間山が気になっていたので、今度は裏妙義から見てみようと思い丁須の頭へ出かけた。先日と比べると浅間の雪はだいぶ減り黒い縞模様がだいぶ増えていた。5月の連休前後には行きが消え去り黒い山肌となりそう。
裏妙義歩きの基点となる国民宿舎に着くと登山者と思われる車が一台。登山者が少ないようなので好天の平日、今日も静かな山歩きが楽しめると思いながら歩き出す。籠沢コースに入り昨日の雨で水量が増した沢を何回か渡渉しながら高度を上げて行くと漸く芽吹き始めた樹林越に風穴尾根の風穴が見え出し、

Photo1風穴尾根と風穴
次第に水量が減り岩登り箇所が増えてくる。最初は左から、次いで右側から迫ってくる岩壁の間をぬうように沢筋に沿って次々に現れる岩鎖を使って越えて進むと”木戸”に達する。

Photo2 鎖を使って岩を登る
さらに岩溝を登るうちに

Photo3 岩溝を登る
水流が細くなり泥付きのルンゼとなってきて、露岩部分も濡れているのでスリップに注意して登る。やがてルンゼを上り詰めるとコルの切り通しに出ると

Photo4 最後のルンゼを上り詰めると一気に視界が
一気に横川方面の展望が開ける。
ここで左折し、巻くように進んで濡れた岩場を鎖を頼りに一気に登ると

Photo5 丁須の頭直下の濡れた岩を登る
横川からの鍵沢コースと合流し、スラブ状の岩場を登ると丁須の頭のテラスに到着。
心地良い気温、陽射しに包まれて休憩していると登山者が一人登ってきて先が長いということで直ぐい立ち去っていた。次いでやってきた登山者と暫し会話し、彼が丁須の頭へ登る様子を写真撮影。そうそうしていると瞬く間に1時間が過ぎたので次のピーク中間峰を目指して出発。中間峰のピークからハンマーヘッドの形に見える丁須の頭やこれから進む赤岩、

Photo6 赤岩・烏帽子岩へと続く稜線
さらには浅間山の展望を楽しみ、赤岩を目指して降る。

Photo7 だいぶ雪が少なくなった浅間山
尾根伝いに進むとやがてチムニーの上に出る。鎖を使ってチムニーの中を降り

Photo8 鎖を使ってチムニー内を降る
さらに尾根を進むと赤岩の道標が現れいよいよ赤岩のトラバースが始まる。最初鎖で下降し、次いで足元が泥付きのレッジをトラバースし先端を右に回りこむとスラブ岩壁の桟道トラバースとなる。

Photo9 赤岩の桟道をトラバース
丁須の頭から遠望し想像したときより恐怖感は無く通過。むしろ桟道トラバースよりも泥つきのレッジをトラバースするほうが滑りそうで怖かった。桟道を過ぎて巻きあげてゆくと今度は泥斜面の崩落箇所が現れる。

Photo10 崩落箇所、ロープと対岸にはハシゴ有り
対岸にはハシゴが設置されておりロープが渡してあるものの、やはり泥のルンゼとなった崩落箇所を通過するのは神経を使う。
やがて再び稜線に出ると横川や浅間方面の展望が開ける。ここで核心部を越えた安堵感を得て展望休憩。烏帽子岩は道なりに進んで岩峰の基部東側をトラバースするとやがて稜線歩きとなる。左上の小さな風穴をある小リッジ基部を進むと直ぐに風穴尾根の頭となり、丁須の頭はもはや良く探さないとわからないくらい小さくなっている。

Photo11 風穴尾根の頭から 烏帽子岩と赤岩
赤岩・烏帽子岩が木の枝越しに見える。まもなく迎える芽吹きを過ぎればやがて青葉で見えなくなってしまうのかも。風穴尾根の頭からはくだりとなりやがて三方境の分岐に出る。ここからは樹林の中の巡視道を降り国民宿舎へと向かう。途中のもみじ谷では芽吹き始めたもみじが美しかった。下山後は国民宿舎の温泉で汗を流し帰路に着いた。
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