表妙義 金鶏山 縦走

Photo0 金鶏山
記録
日程:2014,11,24
メンバー: Nさん、安田
11/24日 天候 曇のち晴れ
コースタイム:金鶏山登山口(7:40)→山頂奥の院(8:40)→見晴(8:45~9:10)→鎖のあるコル(19:20)→離山巻いたコル (9:45)→スラブ通過→松の木ピーク前のコル(10:20)→松ノ木ピーク(10:25~10:35))→筆頭岩南稜取り付き(11:10)
前回金鶏山の縦走を試みたが山頂から見晴まで稜線を進み、その後引き返して中腹を巻いて再び稜線に出たものの途中でルートを見失い断念して下降してしまった(前回の記録)。今回は主稜を歩きさらには筆頭岩への登攀も予定に入れて再び金鶏山に足を踏み入れた。
見晴駐車場に駐車し中之岳神社方面に進むと最初の右カーブの手前に金鶏山への登山口がある。

Photo1 金鶏山登山口
登山口の石段を登るとすぐに落ち葉に覆われた急斜面となり、右側のリッジを目指して登る。木に掴まりながら右側が切れ落ちたリッジを登ると大岩の上に首のない石像が現れ(前回は見落とし)、

Photo2 首なし石像
さらに急登を登ってゆくとやがて岩稜となる。稜線に沿って樋状の岩稜を登ってゆくと

Photo3 樋状のルンゼ
やがて右上に石碑が現れる。

Photo4 叱枳尼天の石碑
さらに登ると樋の幅は狭くなりザックの両横が岩に擦れるようになる(頬ずり)が左の壁を越えてさらに登ると石像が現れ、勾配が緩んでブッシュ混じりとなると金鶏山山頂。

Photo5 金鶏山山頂・奥の院
稜線上につけられた踏み跡を進むと足元に三角点(856)の石柱。

Photo6 金鶏山三角点
さらに進んで稜線の末端に出ると表妙義の視界が一気に開けた見晴(P849)に着く。前回はここから引き返したが、今回は両側の切れ落ちた岩稜を進み急斜面につけられた踏み跡に沿って木に掴まりながら急降下する。

Photo7 見晴を見上げると
やがて支点が木の根元に食い込んだ古いクサリが現れた。コルに向って下がっているので注意を払ってコルまで下降。

Photo8 古いクサリとロープが張られたコル
前回はここまで回り道をしたのでかなりの時間を要したが今回は中腹を巻かずに稜線通しで来たのでスンナリと到着。やはり前回の学習効果と事前検討の成果か?
ここからは前回同様コルの反対側にあるロープを使って上り返し、離山を左手に見て北側の泥ルンゼを長いトラロープに頼って降り反対側の尾根に登り返した。

Photo9 泥斜面を降る
木の葉が落ちて陽射しで明るい快適な尾根を進むと前回は下降した地点に達するが

Photo10 尾根から南斜面を下る
今回は稜線縦走ということで正面の急坂に取り付き登ってゆくと踏み跡が現れたので、これにしたがってブッシュを進むがやがて絶壁の上に出て行き止まり。

Photo11 行き止まりのピーク(P810)から前方をみると
ここは前回の進路が正解であった。
来た道を戻り、前回同様尾根から南斜面を下って右側のブッシュ帯に入り、2箇所のスラブをトラバースした後右上し稜線上のコルに出た。

Photo12 スラブをトラバース
前回はコルから北側へ延びる踏み跡をたどって踏み跡を失って戻っているので今回は迷うことなく稜線に沿って薄い踏み跡を登り返して進む。やがて平坦な尾根歩きとなり
岩が現れたところでこれを越えるような踏み跡が見つからず前回は左折し下降してしまった。今回は直進し踏み跡のない岩を登り泥道となったところで踏み跡が現れた。登ってゆくとやがて松ノ木ピーク(P820)に立つが踏み跡は左折して小尾根を降るように付いている。踏み跡にしたがって南へ降ってゆくとやがて消えてしまったので右上の稜線を目指してトラバースしながら上ってゆくと岩の基部にわずかな踏み跡。あたりには数本の根こそぎ倒れた倒木があり、かつてあった岩の基部を巻いていた縦走路の踏み跡が失われていると思われる。稜線上に戻ってさらにすすみやがて筆頭岩下降着陸点手前の岩壁が現れたのでここはためらわずに左折し岩壁に沿って降る。

Photo13 筆頭岩から見た岩壁と大ピナクル(地形図には無し)
堆積した落ち葉ですべる急坂を下り杉の植林に入ったところで右折してトラバースしながら上り詰めてゆくと筆頭岩南稜基部に出た。
筆頭岩へ続く。
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