二子山 (小鹿野)

Photo0 二子山
記録
日程:2014,11,03
メンバー:Nさん、安田
11/03日 天候 晴れ
コースタイム:坂本登山口(8:00)→股峠(10:25~10:40)→弓状エリア(10:45~11:15)→股峠(11:25)→東岳(11:50~12:35)→股峠(12:50)→西岳(13:35~14:00)→志賀坂峠分岐(14:45)→股峠(1510)→登山口(15:40)
秋が深まって紅葉前線がだいぶ里に近づいてきたので紅葉と岩混じりのハイキング、さらにクライミングの見学を兼ねて秩父の二子山を歩いた。
R299を少し入った林道の路肩に車を止め坂本登山口より入山。登り始めてすぐに沢に降り、腐った丸太の橋の横を飛び石で越えて左岸に移るとすぐに岩を巻くようにこれまた腐りかけた桟道。ここを過ぎると右斜面を折り返すように登る濃い踏み跡があり・・・・ここで大間違い。
踏み跡を進むとしばらくピンクテープが下がっていたがやがて目印もなくなり道を失う。
最後の目印まで戻って目印を探すが先は見当たらず。落葉して明るい尾根筋を登るがやがて急登となり左へ進路変更し涸れ沢を三筋ほどトラバースして漸く登山道に復帰。回り道をしたおかげで股峠に着いたときには倍以上の時間を使ってしまった。
漸くたどりついた股峠で休憩後、少し坂本方面に戻ったところから東岳の基部にある弓杖エリアへ向かい、クライミング見学

Photo1 弓状エリアの岩壁”悪魔のエチュード”
数グループが難しいルートに挑戦している様子を見学後、股峠に戻り今度は東岳山頂を目指す。

Photo2 二子山東岳
最初は土の急登であるが落ち葉で滑りやすい。岩の基部につくとここからは岩登りが始まり、やがて視界が開けると足元はスッパリ切れ落ちた痩尾根。幾つかの小ピークを巻き、あるいは越えて広場に出ると山名標がある東岳山頂。

Photo3 二子山東岳 山頂
さらに少し進むと秩父の山々を一望できる展望台。連なる山々の向こうには武甲山、そして同名の二子山(横瀬)の姿も。

Photo4 秩父の山並み
東岳から股峠に引き返し今度は東峰・本峰・西峰と3つのピークをもつ西岳へと向かう。

Photo5 西岳(東峰)
登山道は途中から西岳東峰経由の上級者コースと直接山頂に向かう一般コースに分かれるが一度設置された鎖を安全のために取り外したという上級者コースに進路をとる。分岐からすぐに登山道は岩登りとなるが手がかりが豊富にあり、さらにルート上には多分鎖をあったときの名残であろう支点が各所にあるので、落ち葉に埋まったルートを探しながら登るよりは易しく感じられる

Photo6 コース途中の岩場
やがて勾配が緩んで周囲がブッシュとなるとまもなく東峰山頂。山頂の縁にはマルチピッチクライミングの終了点のアンカーが設置されており、下のほうから登ってくる姿が見えた。

Photo7 西岳(本峰と西峰)
東峰から西岳本峰山頂は指呼にある本峰に移動し、クライミングの様子を見ながら昼食休憩。連休最後の日とあって見渡せばそれぞれのピークには人の姿がみうけられる。

Photo8 西岳(本峰)山頂
先行グループが立ち去って西峰にのピークに差し掛かったところで我々も出発。

Photo9 西岳(西峰)
西峰へのルートも痩せ尾根を降って登って、小ピークを越えて巻いてと変化に富んでおりなかなか楽しい。
時折振り返ると進むに従い通過した東峰・西峰も姿を変え、切り立った西岳南壁を横から見ることになる。西峰のピークを過ぎ、少し進み岩壁を一気に降りクサリ場を過ぎると道は樹林帯へと入り、

Photo10 クサリ場を降る
杉の植林の中を下ってゆくとやがて太陽がまぶしい伐採地が広がる。

Photo11 伐採地から見た西岳南壁
ネットがめぐらされた伐採地の縁に沿って降るとローソク岩方面と志賀坂方面の分岐。ここからローソク岩方面へと進み、植林帯をトラバース気味に降れば今度はローソク岩と股峠方面の分岐。股峠方面に進むとやがて祠エリアの岩壁の下に出てすぐに股峠に到着。今日何回目かの股峠であるが、今度はここから坂本の登山口目指して下山。
途中で登りのときに道を誤った地点を確認し原因解析した。
登山道を降ってくると、先述の右折して斜面を登った踏み跡は、本来の登山道が岩を降り気味に巻いているのに対し岩の上を通過している。岩部分で登山道の桟道が腐りかけているのと落ち葉に覆われているので、下山時には踏み跡明瞭なほうを巻き道と思い進んでしまい登山道から外れ、しかししばらくすると、踏み跡が薄くなってしまうので戻ってくると踏み跡が一層濃くなる。我々は登りで濃い踏み跡のほうに進んでしまったわけである。しかし、濃い踏み跡の先にも途中までピンクテープが下がっていたのだが・・・・・。今回歩いたエリアは狭かったので少し行けばどうにかなるさという慢心も余計な回り道での時間浪費を助長した。
”分岐では誤った道ほど踏み跡が濃い”・・・・・正しいほうは1回分の踏み跡、誤ったほうは往復2回分の踏み跡
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