高手山 西峰 剣ヶ峰山

Photo0 ガスに囲まれ全く展望が無い剣ヶ峰山山頂
記録
日程:2018,11,10
メンバー:安田
11/10天候 曇り周囲はガス:
コースタイム:高手山登山口(6:43)→武尊高原川場キャンプ場(6:53)→高手山(7:23)→H1730(8:36~8;45)→西峰(19:20~9:30)→剣ヶ峰山(10:11~10:23) →ゲレンデトップ上(10:44) →西峰(10:59)→高手山(12:23) →武尊高原川場キャンプ場(12:45)→高手山登山口(12:55)
行程12.0km 累積標高1622m ルートマップは ここ です。
麓では紅葉真っ盛り、晩秋の気配が漂い始めた。先日訪れた谷川岳もロープウェーの左右が紅葉していたので標高が1500mを越えれば広葉樹は既に落葉して木の枝越しに展望が楽しめると思い武尊の高手山・西峰・剣ヶ峰山に出かけた。
目指したのは高手山から剣ヶ峰山に伸びる尾根からの鬼岩と獅子ヶ鼻山の展望、両者ともに地図上に「がけ」の印があるが積雪期には雪に覆われていて岩が見えないので樹木の葉に遮られないこの時期が狙い目か。
関越を沼田ICで降り川場スキー場を目指して真っ赤に実った林檎畑を見ながら進むとやがてスキー場手前右側に舗装された大きな駐車場(スキー場混雑時の臨時駐車場)がある。

Photo1 高手山登山口駐車場 (スキー場臨時駐車場)
左側には武尊高原川場キャンプ場への舗装路が分岐しているので目印になるが舗装路入口のゲートはこの時期閉鎖されている。ここは高手山への登山口でもあり計画書ポストもある。

Photo2 ゲートがあるキャンプ場への道路入口
駐車場に車を停め、ゲートをすり抜けてコンクリート舗装路を登って行くとやがて武尊高原川場キャンプ場に出た。

Photo3 武尊高原川場キャンプ場
大きな案内板の横にある道標に従って高手山目指して入山するとやがて緩やかな九十九折れ道はとなり尾根に乗って暫く進むと古い石祠がある高手山山頂に出た。ここからは展望なし。

Photo4 高手山山頂
高手山から直進してコルに降りアップダウンの少ない道を進むとやがて右側の樹林が無くなりリフトの鉄塔が現われスキー場のゲレンデが間近に迫り、笹原を挟んでスキー場との縁を進むようになった。

Photo5 高木がなくなり展望が開けると赤城山が後方に
ここまで何箇所か展望が良さそうなところには崩れかかったベンチがあったが歩き出して2時間弱、H1700m付近のベンチで休憩した。
登りだしたときは雲の下にオレンジの光があったが登るにつれ周囲はガスで光は失われ展望は全く無くなった。登山道も夜来の雨で時たま泥濘が現われ始めた。
徐々に植生が変わり唐松からオオシラビソに変わるとアップダウンのコルのあたりでオオシラビソの巨木の倒木が次々現われ道を塞ぐようになった。

Photo6 登山道を塞ぐ倒木
裂目を見るとまだ新しく中には根ごと倒されたものもあった。何れも緑の葉が茂ったままだったのでおそらく先日の風台風の爪跡と思われる。
倒木の周囲は水滴がついた笹の茂った斜面で滑りやすく踏跡も無かったので倒木の枝を掻き分け幹を乗り越えて通過した。
西峰山頂にもベンチがあり晴れていれば好展望のはずであったが生憎にも周囲はガスで全く展望なし。

Photo7 西峰山頂 晴れていれば鬼岩が見えるはず
流れるガスで体が濡れないのがせめてもの幸いと休憩を取り、潅木と笹の中を先に進めば左下方にスキーゲレンデトップの建物がガスの中に一瞬見えたが・・・
やがて前方に剣ヶ峰の肩がガスの中に現れ、

Photo8 ガスの中に現れた剣ヶ峰山
濡れて滑りやすい崩れかかった丸太階段を喘ぎながら登るとやがて頂上台地の一角に出た。
ベンチもあり周囲は笹原なのでここも晴れていれば好展望の地であるが・・・・
歩き易い道を辿るとすぐに剣ヶ峰山山頂に到着。全く展望が無いので少し引き返して休憩後下山に移った。
晴れていれば沖武尊から家ノ串・前武尊に連なる山々、獅子ヶ鼻山、西峰・鬼岩が至近に見えるはずであるが・・・残念。
濡れた丸太階段を注意深く降りゲレンデトップの建物が薄っすらと見える地点まで降った。其の間注意深く探したにもかかわらず積雪期に歩かれるゲレンデトップから剣ヶ峰山への踏跡は見出せなかった。

Photo9 ゲレンデトップの建物 積雪期にはここから剣ヶ峰山上州武尊山を目指す
リフトも運行していないようだし夏道は無いのかも知れない。
今回歩いたルートは高手山新道と呼ばれスカイビュートレイルのコースの一部にもなっているため倒木を除いては歩き易いルートだった。
気になったことが一つ。
休憩したベンチや剣ヶ峰山山頂で丸々太った石楠花の蕾を見かけた。明らかに葉を出す細い尖った新芽とは異なる花芽。
今年の安定しない気候が原因で早々と雪の前に蕾が膨らんでしまった異常か?それとも雪の前に蕾が膨らんで長い冬を越すのが正常なのか?
ちなみに我が家の庭の石楠花、来年用の小さな芽があるもののまだ花か葉か判別できず。
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