高原山 釈迦ヶ岳 鶏頂山

Photo0 鶏頂山山頂からの御岳山 釈迦ヶ岳 中岳
記録
日程:2018,04,27
メンバー:安田
04/27天候 曇り :
コースタイム:大間々駐車場(5:55)→やしおコース分岐(5:57)→ミツモチ(6:47~6:55)→見晴コース登山口(7:30)→八海山神社(8:03~8:14)→矢板市最高点(8:21)→剣ヶ峰(8:33)→釈迦ヶ岳分岐(9:37)→釈迦ヶ岳山頂(9:42~9:57)→御岳山(10:29)→藤原コース分岐(10:35)→鶏頂山山頂(10:59~11:16)→釈迦ヶ岳分岐(12:12~12:19)→剣ヶ峰分岐(13:21)→八海山神社(13:41~13:48)→大間々駐車場(14:31)
行程18.7km 累積標高1438m ルートマップは ここ です。
日留賀岳から眺めた雪を戴いた高原山の山容が印象的だったので登って見たいと思っているうちに雪が消えてしまった。しかしこれから花の季節を迎えるということなのでその前に様子見を兼ねて出かけた。
東北道の矢板西那須野の辺りから西のほうに見える高原山は鶏頂山・釈迦ヶ岳・中岳・西平岳などの山々の総称で今回は北東部の裾野の八方ヶ原からミツモチ・鶏頂山・釈迦ヶ岳を歩いた。
東北道矢板ICで降りてすぐに左折、県道30号矢板那須線を那須方面にしばらく進んで泉交差点で左折。県民の森、山の駅高原の看板に従って道なりに進み、山の駅高原の少し手前で左折して道なりに登って行き止まりが展望台やトイレもある大間々の駐車場。大間々の駐車場まで道は全て舗装路。

Photo1 大間々駐車場 正面の道を”やしおコース“へ進みます
大間々駐車場から”やしおコース”へ進むとハイキンコースは降り始め、すぐに山襞をトラバースするようになった。まだ早朝で日差しも弱く道の両脇にはカタクリの花が閉じたままうなだれている。漸く緑の新芽が出だした斜面の横切る道を歩いていると前方にアカヤシオが咲いているのに気付いたがトラバース道はなかなか花のところまでたどり着かない。やがて斜面の傾斜が緩むと道はアカヤシオを左右に見ながら進むようになり大丸あたりからはアカヤシオの木が増してきた。

Photo2 アカヤシオ 尾根に生えている西上州の潅木のような木に比べると大木
緩斜面を降ると展望台のあるミツモチに到着。

Photo3 ミツモチの展望台
展望台に登ってみたが南に広がる山麓は靄が掛かってハッキリしない。
展望台から降りて少し降るとベンチやテーブルのある広場に出てUターン気味に折り返し、木の枝越しに時折見える釈迦ヶ岳を左に見て歩きやすい林道(青空コース)を戻った。

Photo4 青空コース途中からの西平山 中岳 釈迦ヶ岳
大間々近くまで来ると八海山神社への登山道(見晴コース)入口があり、ここで左折して山道を八海山神社へと向かった。
見晴コースは始めは自然林の中を登って行くがやがて尾根道となり左側(西側)の展望が開けてくると八海山神社に到着。

Photo5 八海山神社 大間々からの見晴コースと林間コースはここで合流
風が出てきたので祠横の石積みの陰で休憩後剣ヶ峰を目指して進み樹林の中の矢板市最高点(1590m)を通過すると程なく剣ヶ峰への分岐に差し掛かった。地図では剣ヶ峰を越えるものだと思っていたがここで右折。分岐から登るとすぐに剣ヶ峰山頂であった。

Photo6 剣ヶ峰山頂
剣ヶ峰は名前から想像すると尖った岩峰かと思っていたが樹林に囲まれた展望が無い山で登山道の途中にある小ピークといった雰囲気の山頂がなだらかな山であった。
分岐まで戻り良く歩かれて踏跡が濃い道を進み、アップダウンを繰り返すうちに登り勾配が増してきてロープが登場、雨水で侵食された道を登ると釈迦ヶ岳山頂への分岐に出た。
分岐から釈迦ヶ岳山頂を目指すとすぐに登山道に残雪が現われたが踏跡を外さなければ踏み抜くことも無かった。

Photo7 釈迦ヶ岳山頂直下の登山道残雪
釈迦ヶ岳の山頂広場からは靄で薄らと姿が解る日光の山々や麓の塩谷方面が見渡せたが北方の日留賀岳や大佐飛山・那須方面は木の枝越しにしか見ることが出来ない。

Photo8 釈迦ヶ岳山頂 広場の一隅には釈迦如来の石像も(写真右隅)
広場の一隅に釈迦如来の石仏のある山頂から分岐まで戻り、左折して鶏頂山に向かって進むと分岐からすぐに雪解け水でグチャグチャの泥から岩が飛び出した侵食された急勾配の道となった。
木の根ロープ岩を掴んで降り勾配が緩むと再び道は歩きやすくなり、南側が釈迦ヶ岳火山郡のカルデラの言われる火口壁の上の尾根道を登り返して道標の無い塩原コース分岐を過ぎると石祠のある御岳山。

Photo9 何処が山頂か解りにくいが・・・登山道横に石祠
御岳山から降ってゆくと日光藤原方面から鶏頂山への登山道(藤原コース)と合流、更にコルで近道とも合流。

Photo10 鶏頂山 尾根南側の崩落が痛々しい
この辺りからは南側が馬蹄形のカルデラの火口壁だったようであちこちに崩落が見られた。
高原山は矢板・塩谷・日光・塩原と四つの行政区に跨っていて、鶏頂山は山頂にある鶏頂山神社の大鳥居のある日光藤原から、釈迦ヶ岳は塩谷方面から西平山中岳を経て、八海山神社は矢板の八方ヶ原からというようにそれぞれ道があり
鶏頂山へは大鳥居のある日光市藤原方面からの登山が距離・時間ともに短いので一般的なようだ。
更に尾根を進むと急勾配となり雪が残る侵食された急登の道を進み勾配が緩むと鶏頂山神社の社殿のある山頂に出た。

Photo11 鶏頂山神社のある鶏頂山山頂 社殿の向こう側が広場
ここも日光や塩原方面の展望が得られるが釈迦ヶ岳同様北方の展望は木の枝越し。
帰路は鶏頂山からか来た道を八海山神社まで戻り、今度は林間コースを降って大間々の駐車場へ戻った。大間々の駐車場が近づくと花びらを朝は閉じていた花びらを広げたカタクリが散見されるようになった。

Photo12 早朝は閉じていた花びらが開いたカタクリ
大間々駐車場周辺は牧場跡で季節になるとレンゲツツジが咲き誇るらしいが今はまだ硬い小さな蕾だった。
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