秩父から奥多摩へ 熊倉山 酉谷山

0酉谷山山頂_8453
     Photo0 酉谷山(天目山) 山頂
記録
日程:2018,04,19

メンバー:安田
04/19天候 晴れ :
コースタイム:城山コース登山口(6:35)→H1170(7:56~8:06)→熊倉山(8:36)→シラカケ岩(9:07~9:22)→檜岳(9:41)→東大演習林分岐(10:18)→小黒(10:47)→酉谷山(11:10~11:28)→小黒(11:49)→檜岳(12:47~12:57)→熊倉山(13:50~13:59)→日野コース分岐(14:03)→笹平(14:26)→官舎跡(15:00~15:08) →三ツ又(15:18)→日野コース登山口(15:36)→三ツ又林道分岐(15:51)→城山コース登山口駐車場(16:00)
行程16.6km 累積標高1986m     ルートマップは ここ です。

東京都と埼玉県の境界にある長沢背稜は南側は奥多摩、北側は秩父で越えるルートはいくつかある。
奥多摩側は日原までバスが入り込んでいるが秩父側は秩父鉄道のみでいささか不便なので、以前から長沢背稜越えをしてみたいと思っていたが、自宅から取り付きまでと下山後後に帰宅するのにかかる時間が長く、その上歩行距離も長いので今まで躊躇していた。長沢背稜にある避難小屋利用という方法もあるが・・・・・
縦走ではなく片側からのピストンを2回すれば縦走としてルートが繋がるのでそれも良いかもしれないと考え、青葉が繁ってしまうと見通しが利かないので登山適期は落葉した晩秋か青葉以前の季節なのでここで逃すと次のチャンスは年末になってしまうということで出かけることにした。

奥多摩側は以前良く歩いたことがあい酉多に山にも何度か登っているので今回は秩父側から思い、熊倉山から長沢背稜の酉谷山(天目山)を目指した。
こうすれば一応踏破したルートが奥多摩から秩父まで繋がる。

いつものようにR299で正丸峠を越えて秩父市内に入り、左折してR140を甲府方面に進んで秩父鉄道の武州日野駅手前の荒川中学校入口交差点で左折、しばらく走って熊倉山城山コース登山口の駐車場に車を停めた。

道路反対側にある登山口から入山すると
1城山コース登山口_8432
     Photo1 熊倉山城山コース登山口

すぐに植林の中の急斜面登りが始まり良く踏まれた九十九折れの登山道で高度を稼いだ。前日までの雨で濡れた泥道は良く滑り、下降には歩きたくないような登山道を進むとH1080を過ぎた辺りから岩場が出てきた。
道標No5で一休みした後はアカヤシオの花が目につくようになりやがて日野コースとの分岐を過ぎ急登を登ると熊倉山山頂に到着。
2熊倉山山頂_8438
     Photo2 熊倉山山頂

山頂を越えいろいろな注意書きの横から酉谷山への縦走尾根に突入。踏跡はしっかりしているが岩場に差し掛かると岩の割れ目には泥、コケ、落ち葉が詰まり何処を登るか戸惑う。昔は良く歩かれていたようだが今は人が少なく土の上の踏跡に対して岩場は歩かれた跡が殆ど無かった。
岩を巻くのか登るのか状況判断しながら進むと宗屋敷尾根への分岐がある頂笹山山頂に到着。更に尾根を直進し前方の木々の間から展望が広がりそうな岩尾根を進むとシラカケ岩の上に出た。
3長沢背稜方面_8446
     Photo3 シラカケ岩先端から見えるアカヤシオ越しの都県境の長沢背稜の山並み

アカヤシオの咲く露岩上で休憩を取ると両神山の右には再び雪化粧で白くなった浅間山が見えた。
4両神山と浅間山_8444
     Photo4 両神山と再度雪化粧した浅間山

シラカケ岩から少し戻り、左側に岩を巻き降る薄い踏跡を辿ってシラカケ岩の基部に降り立って再び縦走尾根を進むうちに次第に岩が少なくなった。

木々に囲まれた見通しの無い尾根を進むと道の両側にアセビが目立つようになり、登山道に伸びた枝を掻き分けて進むと檜岳山頂に到着。
5檜岳山頂_8460
     Photo5 三角点だけで展望が無い檜岳山頂

展望が無いのでそのまま通過し、帰路は嫌だなーと思いつつ東側植林帯、西側広葉雑木林の急斜面を降ってコルから登り返すと周囲の状況は一変し、なだらかな斜面の雑木林となってきた。
広くなった尾根では踏跡が薄くなって遂には解らなくなった。岐路では迷いそうだと思いつつ、とにかく標高が高いほうへと進むと東大演習林の看板が現われた。
6東大演習林分岐_8449
     Photo6 東大演習林分岐

ここで進路を左にとって進むうちに林相は針葉樹になってきて突然現われたロープに導かれるまま急登を登り詰めると鬱蒼とした小黒に到着。
7小黒_8451
     Photo7 小黒

小黒から降ると再び雑木林の尾根となり苔むした小岩や倒木を越えて登り詰めると酉谷山山頂に出た。
0酉谷山山頂_8453
     Photo8 酉谷山(天目山)山頂

奥多摩方面はまだ青葉が無く、陽光が降り注ぎ爽やかな微風も吹き気持ちよい。眼下に見える奥多摩の倉沢谷や日原方面を展望しながら休憩を取り復路を確認したが・・・・
酉谷山山名標柱横から入る熊倉山への道は長沢背稜縦走路に比べると非常に薄く、熊倉山方面への指導標も無いので非常に解りにくい。
歩く人も少なく都県境でもあるし・・・よほど注意して探さなければ奥多摩から秩父へ抜けるのは大変だ。

酉谷山からは往路をピストンで途中檜岳での休憩を挟んで熊倉山まで戻り、熊倉山から少し降った城山コースと日野コースの分岐から
8城山コース日野コース分岐_8462
     Photo8 日野コース城山コース分岐

今度は日野コースに入った。

分岐からしばらくは植林の中の九十九折れの道を降り、一旦勾配が緩むと笹平、すぐに水場への分岐を過ぎ延々と続く植林帯から沢沿いの道になると官舎跡に出た。
官舎跡で休憩後尾根末端を回りこんで隣の谷を降ると沢が合流する三ツ又に出た。
9三ツ又渡渉点_8467
     Phot10 三ツ又

木橋が朽ちて落ちてしまっているので石飛びで渡渉し右岸を降ると今度は道が左岸へ移るといった具合で何回か渡渉を繰り返すとやがて左岸の上方に三ツ又林道のガードレールが見えてきた。朽ち果ていつ落ちるとも解らない2箇所の木橋を慎重に渡って階段を登ると三ツ又林道終点(日野コース登山口)に出た。
10三ツ又林道終点_8469
     Photo11 三ツ又林道終点 日野コース登山口

ここから砂利道の三ツ又林道を歩き、三ツ又林道分岐から舗装された市道に出て城山コース登山口まで登り返して駐車場へと戻った。

周辺の山j丁度山桜があちこちで咲き乱れていたが写真に撮ると周囲の若葉に埋もれ判別しがたい。やはり山桜は実際に肉眼で見てみないとダメですね。



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お祝いコメントありがとうございます!

安田さん、相変わらず勢力的に登っていますね。
見ていて行きたくなる山が沢山ありますが
安田さんの行かれるお山は、なかなかハードルが高くて・・・
夏山がいよいよ始まりますね!
私も頑張ります!
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