西上州上野 諏訪山

Photo0 湯ノ沢の頭手前の尾根で漸く姿を現した三笠山と諏訪山
記録
日程:2018,04,13
メンバー:安田
04/13 天候 晴 :
コースタイム:登山口駐車場(7:54)→堰堤(8:12)→湯ノ沢の頭(9:26)→避難小屋跡(10:05)→三笠山山頂(10:36~10:56)→諏訪山山頂(11:19~11:32)→三笠山山頂(11:54~12:03)→湯ノ沢の頭(13:08)→登山口駐車場(14:16)
行程11.6km 累積標高1405m ルートマップは ここ です。
展望が無い樹林帯の長い山歩きしかもピストンとなる山にはなかなか出かけてみようという気持ちにならないが,葉が繁る前なら山腹に咲く花を追って歩けるのではないかと思い立ち諏訪山に出掛けた。目的地まで道は舗装、駐車場もしっかりあってわかりやすいというのも一因。
西上州には諏訪山が2座ありそれぞれを区別するため神流町の志賀坂峠近くの諏訪山は志賀坂諏訪山、上信国境に近い上野村にあるほうを上野諏訪山と区別している。今回出かけたのは後者の上野諏訪山。
おなじみのR299を佐久方面に走り、”川の駅上野(上野村ふれあい館)"を過ぎた分岐でR299と別れぶどう峠方面に進んだ。次に出てくる案内板に従って"上野ダム、御巣鷹の尾根方面へ左折しトンネルを2つ通過すると左側に諏訪山登山口の標識がある広い駐車場がありそこに車を停めた。
ただしこの駐車場、広いが道路とはガードレールで仕切られガードレールの隙間から入り込むようになっているので快適な道路をボヤッとして走っていると通り過ぎてしまう。
駐車場の隅から見える赤い鳥居を目指して下降、さらに下に見える橋を目指して踏跡を追い大神楽沢を渡ると諏訪山登山口の案内板が立っていた。
案内に従って大神楽沢と合流した神流川沿いに進み、隣の湯ノ沢に沿って黒い水道管が施設された高巻きの登山道を進むとやがて沢床に降りその先に堰堤が現われた。堰堤は初めて見る様式で鉄枠の中に石が詰め込まれたもので"鋼鉄枠石止”というらしい。

Photo1 湯ノ沢の鋼鉄枠石止(堰堤)
堰堤を越えると沢床歩きとなるが目印テープが在るものの岩ゴロゴロで歩きにくい。木橋を渡ったり渡渉を繰り返したり、右岸にある桟道を登ったりと沢を詰めると二俣に出た。

Photo2 湯ノ沢左岸の桟道
水流がある左沢を飛び石で越えて右沢右岸を少し進むとやがて水は涸れ苔むした岩の沢地形となった。このあたりまでくると荒れていた登山道も漸く踏跡がしっかりした登山道になった。両側の斜面に咲くミツバツツジを見ながら進み湯ノ沢右岸の岩壁基部部を歩く頃には雑木林は眩しいほどの緑の若葉となってきた。

Photo3 西日を受ける右岸の岩壁付近には若葉の緑が目立ちだした
沢上部の急勾配につけられた九十九折れの登山道を登り詰め、漸く尾根に乗ると木々で展望は妨げられもののあちこちにミツバツツジが咲き乱れその後ろに諏訪山が姿を現した。
尾根に乗ったところで左折し少し登って湯ノ沢の頭に出ると楢原からの道と合流し、

Photo4 楢原からの道と合わさる湯ノ沢の頭
途中の小ピークのほとんど巻いて通過するアップダウンの少ない登山道を進むと屋根が敗れ崩れがかった避難小屋跡にでた。

Photo5 避難小屋跡
標高が上がったこの辺りの雑木林の斜面にはまだ緑の若葉は見られず、色物といえば時折現れるミツバツツジの花のみ。
避難小屋跡を過ぎるとすぐに最初のロープが現われ次いでアルミ梯子を2箇所越えると

Photo6 アルミ梯子
眼前に三笠山が姿を現した。

Photo7 モッコリした三笠山 ここから急登暖連続
鉄梯子を登り、木の根に掴まりながら急登を登り西側に巻き上がると明るい岩場基部に出た。ここを一気に登って露岩の上に社が建つ三笠山山頂に到着。

Photo8 三笠山山頂
吹き抜ける風はまだ冷たいが陽光は燦燦、アカヤシオと上信国境に山々や西上州の山並みの展望を棚しみながら休憩し、

Photo9 諏訪山はもうすぐ
一旦岩場を降ってコルに降り立ち諏訪山を目指した。

Photo10 三笠山からの降りの岩場
ロープが設けられた岩のヤセ尾根を伝って登り返すと樹林に囲まれ周囲の展望が無い諏訪山山頂。

Photo11 樹林に囲まれ展望が無い諏訪山山頂
踏跡は薄いもののこの時間ならブドー沢ノ頭、滝谷山へと続く尾根に進んでみようかと一瞬思い浮かぶが・・・・・地形図を見ると滝谷山あたりに降れそうなところもありそうだが、駐車場へ戻るまでの道路歩きが長くその間には長いトンネルもあるので断念。
展望の無い諏訪山山頂から引き返し三笠山山頂で再び休憩。登ったことのある山でも見る方向が違えば姿が変わってしまい山座同定を試みるも???
三笠山山頂からは往路を駐車場に戻りピストン山行を終えた。
- 関連記事