鹿俣山 獅子ヶ鼻山

Photo0 鹿俣山から獅子ヶ鼻山への稜線 武尊山(左奥)剣ヶ峰山(右奥)
記録
日程:2018,02,14
メンバー:安田
02/14 天候 快晴 :
コースタイム:第1駐車場(7:48)→キャンプ場分岐(7:56~8:00)→第3リフト終点付近(8:43)→鹿俣山(9:55~10:04)→P1710(10:38)→獅子ヶ鼻山(11:45~12:09)→P1710(12:56)→鹿俣山(13:23~13:32)→H1410(14:16~14:21)→レストハウス付近(14:46)→第1駐車場(15:07)
行程11.3km 累積標高10172m ルートマップは ここ です。
我が家の福寿草も黄色い花びらが見え出し、日本海側大雪のニュースも一段落したところで天気図を見ながら高気圧がやってくるのを狙って鹿俣山と獅子ヶ鼻山に出掛けた。
トレースがあるであろう第2駐車場近くの夏道ハイキングコースから登り始める予定であったが、第1駐車場から登山口まで戻ると遠回りになるので森林キャンプ場を通り抜けて夏道に合流するルートを進んだ。ペンションビレッジまでは除雪去れていたがキャンプ場への分岐から先は雪原が広がっていたのでスノーシューを着けてブナ林に突入。

Photo1 トレースが全く無いブナ林に突入
全くトレースが無く、20cm程度沈みながらやがてトレースがあるであろう夏道に合流することを期待して進むが第3リフトの終点が見える地点まで登っても全くトレース無し。しゃくなげの標識が立つ小ピークから急斜面を降ると次第に斜度が増し、新雪と相まってスノーシューでも滑り3歩進んで2歩後退。
第2リフト終点から鹿俣山への尾根稜線に出るところに雪庇があり、弱点を崩して突破しトレースに合流した。トレースを辿るとすぐに鹿俣山山頂に到着。

Photo2 鹿俣山山頂
南に広がる赤城山とそのなだらかな山麓を展望しながら休憩。
スキー場のリフト稼動が8時30分なので先行者はそれで登ってきたとしたらおよそ1時間弱前に通過か?と思いつつ歩き出すと獅子ヶ岳山への稜線の南側に発達した雪庇の付け根に延々とトレースが続いていたが姿は見えなかった。

Photo3 P1710の雪庇
時折雪庇を避けてブッシュの中に入り込むトレースを追い、P1710を超えると先行者2名の姿を発見。

Photo4 獅子ヶ鼻山 良く見ると2名の先行者が
あとは降って登り返せば獅子ヶ鼻山山頂と思い雪庇付け根を進むと1760m付近で雪庇の落ちた岩峰が現われた。

Photo5 岩峰を北から巻く すごい藪で踏み抜き多発、七転八倒
上部には針葉樹があり突破可能かと思われたがトレースに従って北側を巻くとヤブに突入。踏み抜きが酷く枝の間にスノーシューごとズッポリ嵌り抜け出すのに七転八倒。
どうにか稜線に復帰してみるとすぐ前方に先行者3名発見。どうやら1名は下山者らしく途中ですれ違った。獅子ヶ鼻山山頂直前の急斜面で2名の先行者に道を譲られ山頂に到着。

Photo6 獅子ヶ鼻山山頂 南側に雪庇が発達
稜線の左右それに先端も50m以上切れ落ち、剣ヶ峰山とは指呼の間なのに冬山完全装備でないと通過できそうに無い。知り合いで玉原スキー場から獅子ヶ鼻山、剣ヶ峰山経由で川場スキー場まで縦走した者がいるが・・・・
獅子ヶ鼻山山頂からは谷川岳を始めとする上越国境の山々、

Photo7 鹿俣山の先には武尊山が
尾瀬の笠ヶ岳、武尊山と剣ヶ峰山、

Photo8 上越国境の山 谷川岳(左)から白毛門(右隅)方面
西峰と高テ山の鞍部には赤城山の展望が素晴らしい。上空には雲一つ無く快晴の青空が広がる好展望を堪能しながら山頂で休憩後、今度は安全そうな雪庇をショートカットして鹿俣山まで戻った。

Photo9 獅子ヶ岳山から鹿俣山への稜線 その先には玉原湖遠く浅間山も
鹿俣山からはトレースを追って第2リフト終点付近まで降ったがここからトレースは1名分のもののみとなった。おそらく獅子ヶ鼻山ですれ違った先行者のものであろうがやがてトレースは1410辺りで夏道を辿っていると思われたのでスキー場沿いに降ることにしてノントレースのブナ林を降った。
ところどころ地図上に現われない急斜面ではスノーシューの先端を上げて座り込みシリセードもどきに滑り降りてホカホカ雪を堪能。
漸くスキー場の中間部にあるレストハウス付近まで来るとスキー跡やスノーシュー跡が現われだしたが縦横無尽につい付いているのでそれを無視して雪原を降り駐車場へと戻った。

Photo10 漸く駐車場があるリゾートセンターに戻ってきました
新しいトレースは第2リフト終点から獅子ヶ鼻山間のみでホカは殆どノートレース、時々古いトレースらしきものがあったが新雪で隠されていた。
目印テープも古いものが数箇所だったのでスノーシューツアーが歩き回るまでは降りで多少右往左往するかも知れない。今日登った登山者は私を除いてリフト利用で下から歩いたのは私だけだった。
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