日光 半月山 中禅寺山

Photo0 半月山を越えた展望台から見た中禅寺湖と男体山
記録
日程:2018,01,21
メンバー:安田
01/21 天候 晴れ :
コースタイム:歌ヶ浜駐車場(8:12)→茶ノ木平登山口(8:29)→茶ノ木平ベンチ(9:40~9:49)→展望台(10:15~10:18)→茶ノ木平遊歩道入口(10:20~10:24)→狸山(10:50)→中禅寺湖展望台(11:03~11:16)→半月山(12:06)→大岩(12:10~12:18)→展望台(12:23~12:29)→半月峠(12:52)→中禅寺山(13:04)→阿世潟峠(13:33~13:41)→阿世潟(13:53)→狸窪(14:16)→大使館別荘公園入口(14:40)→歌ヶ浜駐車場(14:52)
行程14.1km 累積標高1010m ルートマップは ここ です。
自宅周辺から例年なら真っ白に見える日光の山々も今年は雪が少なく白い輪郭もハッキリせずボンヤリと見えるだけ。
月から火曜日は春近しの知らせの南岸低気圧通過で関東地方大雪予想が出ているので、大雪になれば雪国とは違い除雪もなかなか進まず交通も困難になるとその前に思い現地確認しようと日光に出かけた。
東北道を宇都宮ICで降り日光宇都宮道路を経て中禅寺湖畔の歌ヶ浜駐車場に着いてみればやはり日曜日数グループの登山者が準備中。いろは坂途中で路側に少し雪があったものの道路は乾燥しており、歌ヶ浜の駐車場も周辺に除雪された雪が多少あるだけだった。
駐車場から中宮祠方面に車道を戻り途中で案内板に従って右折、坂を登って行くと茶ノ木平方面への登山口があった。

Photo1 茶ノ木平への登山口
登山口で右折して雑木林の中の道を登って行くと次第に雪が現われ始め尾根に乗ると登山道は雪道となった。
ここを歩く人が少ないのか数人のトレースがあったが、クラスとした雪よりも解けて再氷結した氷で登りにくい。登りなのでアイゼンを着けずに登って行くと左側にかつてあった茶ノ木平ロープウエーの駅跡の平坦広場が広がっていた。

Photo2 茶ノ木平 遊歩道案内板と指導標
一人のトレースしかない雪原に入ってみると正面に殆ど地肌のままの男体山が見え今では展望ポイントになっているらしいが他方向は雑木林に囲まれ展望が無い。茶ノ木平駅跡からさらにトレースを追うと雪原の中にベンチが現われたので陽射しを浴びながら休憩。
休憩後、先に進むと明智平・細尾峠への分岐に出た。明智平・細尾峠方面にはおそらく単独登山者のも思われる古いトレースが残っているだけだった。
半月山目指して落葉後の明るい雑木林の中のトレースを追ったが以前足尾の手焼沢を遡行し手長沢を降ったときに歩いた遊歩道部分は周囲の景色が違っていてどこだか解らなかった。
下生えの笹原の上に雪が現われたり消えたりしたと変化する道を進むと木製櫓の展望台に出た。

Photo3 展望台 中禅寺湖方面が良く見える
展望台からは眼下に広がる中禅寺湖と男体山あるいは方向を変えると日光白根方面の山々が見渡せた。中禅寺湖畔からは前白根山と白根隠山の稜線で遮られてテ見えなかった日光白根山も標高が上がったのでその姿を現した。

Photo4 中央の一番高いのが日光白根山 中央右は前白根山
展望台から降るとすぐに中禅寺湖スカイラインに出て横断し

Photo5 中禅寺湖スカイライン横断点 茶ノ木遊歩道入口BSあり
向かいの斜面にある登山口から狸(むじな)山山頂を目指した。中禅寺湖スカイラインは中禅寺湖畔から半月山直下の駐車場までの県道で今は冬期閉鎖中。路面の一部は雪が消えていたが残った雪面の上には古いトレースが残っていた。
狸(むじな)山へ道は雪解けの水が凍った透明な氷が各所に出てくる急登を登り、やがて緩勾配の快適な雪上歩きとなった。

Photo6 狸(むじな)山への登山道
テレビ電波の送信アンテナが見えてくるとまもなく狸山山頂に到着したが展望は無かった。

Photo7 狸(むじな)山山頂
アンテナの建物横を降るとすぐに中禅寺湖展望台の大きな駐車場に出た。陽射しを背中に受けながら駐車場の片隅の中禅寺湖を眺めるベンチで休憩し、駐車場の片隅の登山道からダラダラと長い登山道を登って行くと小1時間で樹林に覆われ展望が無い半月山山頂に出た。

Photo8 半月山山頂
山頂を通過し降ってゆくと足尾方面の展望が良い大岩に出た。ここが展望台と思いここでも休憩し更に少し降って中禅寺湖スカイライン終点の駐車場へ降りる分岐を直進すると今度は本物の木製櫓の展望台が現われた。登ってみると袈裟丸山から庚申山鋸山皇海山錫ヶ岳白根隠山へと続く山並みが見渡せた。

Photo9 足尾山塊の山並 中央が盟主の皇海山
中禅寺湖の八丁出島と男体山の景色も素晴らしかった。

Photo10 中禅寺湖と男体山 湖に突き出ているのは八丁出島
展望台から戻り明るい笹原の中を半月峠へと降ったが、半月山西面の登山道は雪とそれが解けて凍った氷でスリッピー。掴むものは立ち木が無く足首丈の笹しかないのでここでチェーンアイゼンを着けた。チェーンアイゼンのおかげで今までとは違って足の置き場を探す苦労から開放されたのであっという間に半月峠に降り立った。
半月峠から直進し再び中禅寺山に登り返して山頂を過ぎ、

Photo11 中禅寺山山頂
明るい雑木林の中を降って途中南面の崩壊地の上を通過し小ピークを越えると阿世潟峠に出た。

Photo12 正面に社山を見ながら阿世潟峠に降る
阿世潟峠からの湖畔の阿世潟まで道は上部200mくらいの木段部分は北面で雪が残っており登山者が多いのと相まって雪が踏み固められツルツルになっていてアイゼン無しに降るのは難しい。
それを過ぎて勾配が緩むと良く踏まれた歩きやすい雪道となり、阿世潟で遊歩道に出ると後は多少のアップダウンがあるものの平坦路になった。(阿世潟から駐車場までは昨年の 社山 をご覧ください)
八丁出島の付け根を過ぎ半月峠への分岐のある狸窪を過ぎると除雪路となったのでチェーンアイゼンを外した。北風で岸に打付ける波音を聞きながらイタリアやイギリスの大使館別荘記念公園前を通過し中禅寺湖スカイラインに出るとすぐに歌ヶ浜駐車場に戻った。

Photo13 駐車場近くの"しぶき氷“ 水しぶきが飛ばされ岩や流木に付着して氷化したもの
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コメントの投稿
素晴らしい!!
安田さん。こんにちは。
中禅寺湖と男体山のお写真は、はっとするほど美しいですね。
素晴らしい!!
冬山を一人…。
ロマンチックですね。
老婆心ですが「安全第一に」。
『野の花日記』のマリコです。ではまた(^^)/。
中禅寺湖と男体山のお写真は、はっとするほど美しいですね。
素晴らしい!!
冬山を一人…。
ロマンチックですね。
老婆心ですが「安全第一に」。
『野の花日記』のマリコです。ではまた(^^)/。
No title
こんばんは!
素敵な景色をとられましたね。
私も山登りしたい気持ち、
増してきましたよ(^_^)
素敵な景色をとられましたね。
私も山登りしたい気持ち、
増してきましたよ(^_^)