榛名山 三ツ峰山 旭岳

Photo0 天目山からの三ツ峰山東峰(左)と西峰(右) 間に2つの小ピークがあります
記録
日程:2018,01,18
メンバー:安田
01/18 天候 晴れ :
コースタイム:救世真教駐車場(7:29)→奥の院(7:42) →P1010(8:32)→三ツ峰山東峰(9:37~9:48)→旭岳(10:29~10:42)→七曲峠(11:25)→天目山(11:43~11:59)→三峰山分岐(12:25)→三峰山西峰(12:57~13:11)→P1133(13:38)→林道ゲート(14:15)→救世真教駐車場(14:36)
行程13.5km 累積標高1430m ルートマップは ここ です。
このところ冷えこむ日が続き天気予報ではこの冬一番の冷え込みを連発。しかし18日はその中でたったの1日、寒の中休みとも言える桜の咲く頃の気温になるというので榛名山でまだ未踏の三ツ峰山に出かけてきた。
三ツ峰山は榛名湖を取り囲む外輪山の1つで関東ふれあいの道からの登るのが一般的であるが今回は麓から踏跡が有るか無いかの尾根を登り、ついでに三ツ峰山の両脇の天目山と旭岳を含めて周回するルートを歩いた。
高崎から県道126で箕郷を経て榛名湖方面に向かい最終の民家のある唐松集落の手前右側にある救世真教の駐車場に車を停めた。

Photo1 駐車場横の救世真教施設への道路入口
駐車場横の宗教施設へと繋がる舗装路を登って行くとすぐの流汗悟道の分岐から奥の院目指して進み、尾根上に向かう踏跡を進むと石祠の中に金竜神が祀られた奥の院に出た。

Photo2 奥の院 中央の石祠の中には玉を掴んだ龍のが祀られていた
奥の院から薄い踏跡を辿り交差する作業道を横断。この辺りから何回か作業道に出会うが尾根を登る踏跡は無く兎に角高みを目指して進んだ。
途中幾つかの小ピークを越え、音羽山からの尾根と合わさるP1010を越えると勾配が増すとともに顕著な尾根になり木々の間から見える周囲の山より高度が高くなるとP1280に到着。今まで行程では昨夜の雨と今朝の陽射しで地面の凍結は無かったがP1280からの北斜面では雪は無いがしっかり凍っており下降に気を使った。コルに降り立つとヤセ尾根にホッカリ開いた岩窓があった。

Photo3 コルにある岩窓
岩窓を左に見て稜線に復帰するとすぐに三ツ峰山東峰山頂に出た。

Photo4 三つ峰山東峰
ここには石祠があるものの周囲は雑木林で殆ど展望無し。しかし榛名湖周辺を歩く関東ふれあいの道から登ってくる登山者が多いのかここまで濃い踏跡有った。
三ツ峰山東峰で休憩後濃い踏跡を辿るとすぐに西峰との分岐に出た。ここは関東ふれあいの道方面に右折して一旦降り登り返すと関東ふれあいの道に出た。ここも右折し正面に三角形の旭岳を見ながら木段を降ってゆくと

Photo5 正面に見える三角形の山容が旭岳
やがてベンチのある広場に出た。指道標はここで左折し松之沢峠に降ってゆく関東ふれあいの道が記されていたが直進する旭岳を示すものは簡素で目立ちにくい手書きの指導標だった。
分岐から防火帯のカヤトの中の踏跡を辿るとすぐに山道となり潅木に掴まって急登を登ると旭岳山頂に出た。周囲は潅木で素晴らしい展望が広がり、榛名外輪山の山々や沼原の中を一直線に通り抜けるメロディーライン、

Photo6 蛇ヶ岳(左)と臥牛山(右) 中央の平地は沼原 一直線の道路は県道33

Photo7 結氷し始めた榛名湖 背景は掃部ヶ岳
南面には高崎から関東平野を見渡せる休憩適地もあるので冷たい北風を避けてここで休憩。
休憩後は旭岳分岐まで戻り関東ふれあいの道を松之沢峠に進み、松之沢峠で県道28に出て榛名湖方面に降りしばらく舗装道路歩きの後箕郷方面に向かう県道26を七曲峠まで登り返した。七曲峠で右折し関東ふれあいの道を天目山に登り、山頂から三ツ峰山を見ながら休憩。
天目山から再び七曲峠に戻り、今度は県道126を横断し木段を上り三ツ峰山分岐を経て三ツ峰山東峰西峰分岐に戻った。今度は右折して西峰目指して進み最初の小ピークを過ぎる頃には踏跡が薄くなり、次の岩峰右側を巻き降って

Photo8 東峰西峰間にある2つの小ピーク 西峰寄りの小ピークは岩峰だった
トラバースする頃には殆ど解らなくなった。
稜線に戻り防火帯に出て笹原の中を登り返すと西峰山頂に出た。西峰山頂は南方面の木の枝が払われていて前橋高崎方面の展望が開けているが今日は残念ながら靄が掛かり県庁や高崎市役所のビルがやっと見える程度だった。

Photo9 三つ峰山西峰からの前橋高崎方面の展望
防火帯は山頂から更に北西に延びているがそちらには進まず南に延びる雑木とササに覆われた細尾根を降った。山頂から踏跡は無く下生の潅木を掻き分けて進むとすぐに大岩が出てきて進路に迷いつつ大岩右側の急斜面を木に掴まりながら尾根筋を外さないように下降。

Photo10 南尾根の稜線上の大岩 急斜面を巻いて通過
やがて幾つかの大岩を過ぎ稜線上を歩くことが出来るようになったが次々現われる岩を乗越すのか岩の間を降るのかあるいは左右どちらを巻き降るのか緊張の連続でどうにかP1133まで辿りついた。

Photo11 尾根には苔むした岩がゴロゴロ
この先まだ同じような状態が続いたが標高が下がったためか獣道が時折現われ、イノシシの休んだ跡か笹がなぎ倒されたスペースや餌を探して掘り起こした跡もあった。
尾根が広くなり植林が始まると獣道はその中に消えて行き、代わって作業道が幾筋も現われだした。尾根を跨ぐ作業道に惑わされること無く横切って降るとやがて左に白い堰堤が見え出し、丸太で塞がれた作業道のゲートが現われほど無く林道ゲートに出た。

Photo12 閉鎖された林道ゲート横を通り抜けて県道126に出た
林道を降るとすぐに県道126に合流、そのまま県道を歩いて車を停めた救世真教の駐車場に戻り周回を終えた。
今まで榛名山のいろいろな峰の頂を踏んだが今回登った旭岳からは関東平野や榛名湖を取り囲む峰々と結氷しつつある榛名湖、そして遠くには雪で白くなった県境の山々の素晴らしい展望が広がっており1、2を競う好展望の頂であった。
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