裏妙義 谷急山女道

0谷急山_6931
     Photo0 P2のピークから見た谷急山
記録
日程:2017,11,09

メンバー:安田

11/09日 天候 晴れ :
コースタイム:旧国民宿舎(6:46)→女道入口(7:24)→沢筋右折(8:02)→大遠見峠(8:30)→P1(8:45~8:55)→P2(9:22~9:26)→P4(9:53)→谷急山(10:02~10:26)→P1(11:29~11:36)→大遠見峠(11:46)→三方境(11:55)→三方境への分岐(12:56)→旧国民宿舎(13:01)
行程11.5km 累積標高1635m     ルートマップは ここ です。

紅葉が次第に下りて来たので標高1000mにも満たない妙義周辺も色付いた頃と思い出かけた。
昨年閉館した裏妙義国民宿舎の駐車場に入れるかどうか心配したが、建物の外観は変わっていないし駐車場も使用することが出来た。

旧国民宿舎から橋を渡り右折、中木川に沿った林道を進み慰霊ケルンのある星穴新道入口を過ぎて、林道が今度は中木沢橋で中木川を渡るとすぐに女道入口の道標が出てきた。
1女道入口_6917
     Photo1 女道入口 

林道は旧国民宿舎近くのゲートで閉じられているが女道入口までの間に資材を積んだ作業車が抜いていった。奥で工事中か?

女道入口の直ぐ奥に堰堤があったので急登で尾根に上がり堰堤を越えると思ったら道はそのまま尾根を乗越すように進みやがて谷急沢に降りて行った。
2沢筋に降りた_6920
     Photo2 尾根の斜面を降って谷急沢へ 

ここからしばらく谷急沢沿いに歩き何度か渡渉したり高巻いたりしながら進むとやがて大国乗越沢と大遠見沢の二俣に到着。
ここからは右折して沢筋を離れ落ち葉の敷き詰められたルンゼを登りつめてゆくとやがて尾根に出て、
3ルンゼ6922
     Photo3 落ち葉の敷き詰められたルンゼを登る 

さらに登って行くと大遠見峠で裏妙義の稜線の登山道に合流した。
4大遠見峠_6923
     Photo4 裏妙義稜線の登山道と合流する大遠見峠 

大遠見峠で左折し稜線を進むと一登りで標高984mの三角点のあるピークに出た。ここまで陽当りがあって腰が下ろせる適当な場所が無かったので一気に登ってきたがピーク上は陽射しがありしかも雑木林越しにではあるが展望も得られるのでここで休憩。
5P1_6924.jpg
     Photo5 P1(984m)山頂

このピークを最初のP1として谷急山まではP6まで6つのピークを越えるらしい。
休憩後降ってヤセ尾根を通過しP2へ登って行くと最初のロープ登場。ここからはP2の前後でおよそ10箇所のロープ場があった。クサリ場はP2への登りの岩場で1箇所、今回のルートでは唯一であった。
P2からは360度の展望が得られ雲間からの陽射しを受けた谷急山、丁須の頭へと連なる裏妙義の尾根、
6丁須ノ頭方面_6928
     Photo6 風穴ノ頭から烏帽子岩赤岩丁須ノ頭へと続く裏妙義の山並み 

表妙義の山々のシルエットも良く見えた。
7金洞山星穴岳_6948
     Photo7 表妙義金洞山星穴岳のシルエット 

P2山頂から急勾配を降りキッレトに降り立ち
8キレット_6959
     Photo8 P2-P3間のキレット 

P3へ巻上がる途中のトラバースは北面でバンドの幅が狭く、ザックを枝に引っ掛けて弾かれないように注意しながら登った。

P3から先は歩きやすい尾根道となり途中幾つかの小ピークを巻きながらP4P5P6と越え、高度を上げてゆくとやがて谷急山山頂に出た。
9谷急山山頂_6952
     Photo9 谷急山山頂 

途中P4にはこのルートでは珍しく古く朽ち果てた指導標が残っていた。地形図を見るとここが大烏帽子・小烏帽子から大黒乗越経由での谷急山へ登路の分岐のようだ。とはいっても踏跡を見つけらことは出来なかったが。

谷急山山頂は潅木に囲まれているが、小枝を掻き分けると浅間山や鼻曲山浅間隠山を見ることが出来る。
前回は 裏谷急沢 を詰めて山頂に至ったが、そのときは麓から途中まで芽吹きが始まったばかりの季節で、沢で落ち葉を掻き分けていたら指にヒルに取り付き血を吸われたが・・・・・
今回はそのときよりも気温が低いし、ヒルが居そうなところも通過しなかったので何事もなし。

江戸時代に和宮が通った軽井沢宿から峠を越えて碓井の関所へ降る中仙道の尾根道、かつては有料だった入山峠を越える碓井バイパス、トンネルで長野群馬県境を通過する上信越自動車道と時代の移り変わりで位置が変わった交通の変遷が良く見えた。

10高岩_6946
     Photo10 真ん中の岩山が高岩 麓に見えるのが上信越道と高岩トンネル 

残念ながら時代的には旧中仙道と碓井バイパスの間に位置するカーブのコーナーが連続した旧道は良くわからず。

陽射しを受けながら休憩した後は往路を大遠見峠まで戻り、ここは直進して三方境まで尾根を進んだ。
紅葉した木々に目を奪われながら進みやがて
11落ち葉の尾根道_6974
     Photo11 落ち葉の絨毯を踏みながら下山 

薄暗い植林帯に入り、中木川の流れの音が聞こえだすと眼下に流れが見え出した。
12紅葉_6976
Photo12 植林帯手前の紅葉 

いったん川近くまで降って緩やかに登り返すと道は幼木の植林へと入って行きすぐにコンクリート舗装の林道に出た。林道で右折し、丁須の頭への登山口を過ぎ旧国民宿へ戻った。

ちなみに谷急山の近くには 山急山 という岩山もあります。







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Re: No title

コメントありがとうございます。紅葉がだいぶ低いところまで降りて来たので間もなく平地も色づくでしょう。
雪や霜柱の期間を除いてこれから5月の初めまでが落葉して地形が読めるようになる低山の季節です。

No title

きれいですね。
お山は秋色一色。サクサクと足音が聞こえてきそうです。
うらやましい。

Re: お会いしたかも

”間違えて女道から登ってきた”との会話を覚えています。ロープのところですれ違ったのが私です。下山後確認したら隣の車がすでに立ち去った後でした。コメント頂き私もびっくりしました。これからもどこかでお逢いするかもしれませんね。安田

お会いしたかも

ビックリしました。
同じ日に同じルートを登ってました。
すれ違っていたようです。
青ミレー、グリーンシャツでした。

お声がけできず失礼しました。
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