榛名山 鏡台山 天狗山 大・小鐘ヶ原山

Photo0 ガスが流れ一瞬見えた掃部ヶ岳方面
記録
日程:2017,09,27
メンバー:安田
9/27日 天候 曇り :
コースタイム:高崎市営駐車場(7:08)→榛名神社随身門前(7:15)→天狗山登山口(7:23)→鏡台山コル(7:42)→鏡台山南峰(8:00~8:15)→鐘ヶ原山分岐(8:44)→天狗山東峰(9:00~9:13)→鐘ヶ原山分岐(9:24)→大鐘ヶ原山(9:51~9:58)→展望ポイント(10:13~10:20)→地蔵峠(10:27)→林道分岐(10:50)→高崎市営駐車場(10:57)
行程8.1km 累積標高771m ルートマップは ここ です。
榛名湖を取り巻く山々は遠くから見てもその山容から名前がわかるが榛名湖からちょっと離れた中腹の山は榛名山の大きな山容に埋もれてしまい姿さえ解らない。榛名山中腹の榛名神社近辺の”山と高原地図”に赤線ルートが記されている鏡台山や天狗山は遠くから目立つ山でもなく登山者も少ないようだ。今回は鏡台山、天狗山、大・小鐘ヶ原山というマイナーな山を巡ってみた。
榛名神社参拝者向けの高崎市営駐車場に車を止め、榛名神社の大鳥居をくぐって宿坊や土産物店が並ぶ参道を進むとやがて随身門が見えてくる。

Photo1 榛名神社随身門 赤い欄干の手前で右折
以前榛名神社に参拝したときには林道入口などは全く気に留めず全く記憶に無かったが、今回は登山目的なので林道入口を探しながら歩いてきた。歩いてみて初めて随身門手前に林道入口があることがわかった(地図通りといえばそれまでだが)。やはり目的意識がないと記憶に残らないものだ。
随身門前の赤い欄干の橋の手前で右折して林道を進み、林道分岐を過ぎるとやがて左側に赤い天狗山への登山口の鳥居が見えてきた。

Photo2 天狗山登山口 一合目
登山口から登山道を進むと鏡台山コル。

Photo3 鏡台山コル
ここで指導標に従って鏡台山を目指して右折するとすぐに尾根に出てまた右折すると樹林に覆われ展望が無い鏡台山北峰に到着。ピストンで戻って今度は南峰に向かった。南峯は低潅木に囲まれた大岩で、上に立ってみたが周囲はガスでホワイトアウト。

Photo4 鏡台山南峰の大岩
駐車場からここまで時折青空が覗くこともあったが、湿度の高い空気が流れ込んでいるためガスが立ち込め微風でガスの流れがわかる程度。
天気予報ではこの時間晴れ予報だったので山にはガスがかかっていてもおそらく麓のほうは晴れあるいは曇りであろう。南峰の大岩の上で休憩後鏡台山コルまで引き返し次は天狗山を目指した、
山腹をトラバースする登山道を大・小鐘ヶ原山への分岐ポイントを探しつつ進むと漸く文字が書かれていることがわかる程度の朽ち果てた指導標の残骸?が木にくくりつけられていた。

Photo5 大・小鐘ヶ原山への分岐
分岐する道の踏跡は薄いが位置的にもほぼ間違いは無いと確信し、天狗山に登ってから戻って大・小鐘ヶ原山へと向かうことにして登山道を直進、天狗山を目指した。
やがて天狗山西峰と東峰の尾根のコルに出たところで右折し天狗山西峰に着いた。途中古い鳥居があったものの山頂は樹林の中で展望は無い。一旦コルまで戻って今度は東峰を目指した。
コルから東峰に向かって赤い鳥居をくぐり、右手に小さな鳥居が立ち並ぶ登山道を登ると

Photo6 天狗山東峰への登路 小さな鳥居の列の横を登る
すぐに東峰に到着。石碑が立つ岩の列に沿って登山道を直進し少し降ると露岩に出た。
天候がよければ麓の箕郷や高崎さらには関東平野を一望と思われるが今日の天候では全くダメ。先端が裂けた岩を見ながら休憩し、

Photo7 天狗山東峰尾根端の先端が裂けた岩
先ほど確認しておいた大・小鐘ヶ原山への分岐まで戻った。
大・小鐘ヶ原山への分岐から先は薄い踏跡が笹が茂った薄い雑木林の中へと伸びており少し進むと踏跡が消えてしまった。時折古いマーキングテープがあるものの生茂る笹の中に一部背丈の低いところを見出しながら進むと

Photo8 生茂る笹を掻き分けて登る
やがて岩の上に立つ石碑群を発見。

Photo9 小鐘ヶ原山根の途中の石碑群
石碑群に沿って尾根に乗り先へと進むとやがて踏跡が現われてきた。踏跡が明瞭になると小鐘ヶ原山山頂。更に稜線を進むと大鐘ヶ原山山頂に出た。
大鐘ヶ原山山頂で休憩を取り更に稜線を進むとすぐに急勾配の降りととなり、周囲の木を手掛かりに下降。
途中展望のある露岩の上に出ると三ツ峰山が正面に見えたがあっという間にガスが流れて姿を消した。

Photo10 瞬間ガスが途切れて三ツ峰山が見えた
更に降って低潅木の痩せ尾根端の展望ポイントに出ると隣の覗岩が見えたがすぐにガスの中に消えた。
尾根末端は切れ落ちており潅木に掴まっても下りられるそうであったが無理せず20mほど引き返して古いマーキングテープを見出して尾根から下降。
下降点から尾根末端までの踏跡が特に濃いのは下降点を見落として進んでしまい降れなくなって戻る人が多いからか?
下降した尾根側面には何箇所かかなり怪しい古いフィックスがあったが逸れに頼らず木に掴まって下降。先ほどの行き止まりになった尾根端を巻き降ると指導標とケルンのある荒れた林道跡に出た。

Photo11 地蔵峠
現在位置の書かれていなかったが位置的に地蔵峠と判断、指導標に従って榛名神社方面に降ると往路で分けた林道分岐に出た。林道分岐からは往路を駐車場へと戻った。
地図上で登山道が赤線になっているとはいえよく踏まれている登山道と比べれば今回歩いた道は破線レベル。山頂には指導標が立っていたが分岐では朽ちていたり無かったり。天狗山から小鐘ヶ原山間では不明瞭な踏跡を笹を掻き分けながら進んだ。先日歩いた 黒髪尾根・相馬山周回 時のスルス岩から林道までのバリルートの降りと同程度であった。
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