上州武尊山・剣ヶ峰山周回

Photo0 剣ケ峰山からの上州武尊山
記録
日程:2017,09,09
メンバー:安田
9/9日 天候 晴れ :
コースタイム:裏見の滝駐車場(7:24)→林道終点駐車場(7:54)→須原尾根分岐(8:04)→武尊神社下降点(8:54~9:00)→最初のクサリ場(9:46)→武尊山山頂(10:28~11:10)→剣ヶ峰山分岐(11:57)→剣ヶ峰山(12:05~12:24)→剣ヶ峰山分岐(12:32)→H1590(13:28~13:35)→武尊沢渡渉点(13:42~13:47)→須原尾根分岐(14:26)→林道終点駐車場(14:37)→裏見の滝駐車場(15:02)
行程13.5km 累積標高1360m ルートマップは ここ です。
漸く雨があがって青空が出てきたので上州武尊山に出かけてきた。2,3日晴れるらしいが土曜日曜は高速割引があり日曜日は帰りのときに関越の渋滞にかかるのでそれを避けようと、登山道はまだ濡れて歩きにくいかもと思いつつ出発。
今まで武尊山には2度ほど登ったが今回は一般的な穂高神社から歩き始め、武尊山から剣ヶ峰山を周回するコース。
残雪期に川場スキー場から登ったとき にちょっと難儀した剣ヶ峰山からの下りが雪が無いときにはどうなっているかの確認の意味もある。
舗装路が終わる武尊神社裏見の滝駐車所から歩き出し林道を進むと林道終点の駐車場にも既に数台が駐車。ここまで車で入ればよかったと思ったが満車を懸念して手前で駐車した。

Photo1 武尊神社 裏見の滝駐車場から歩き出します
林道終点の駐車場から更に林道を進み、直進すると剣ヶ峰山へのルートを須原尾根分岐で左折して

Photo2 武尊山へのコースと剣ケ峰山へのコースの分岐点 須原尾根分岐
尾根斜面を登ると須原尾根稜線に出た。
樹林の中であるが漸く隣の尾根も樹林越に垣間見ることが出来るようになったところで休憩。休憩後武尊山に向かって尾根を進むとすぐに手小屋沢避難小屋への分岐、直下にはカマボコのような屋根が見えた。
ドロドロヌタヌタでしかもところどころに露出した木の根で歩きにくい登山道を進むと最初のクサリ場が登場。

Photo3 濡れてスベスベ・ドロドロのクサリ場
岩も濡れて滑りやすくなっているのでクサリを使うとステップがどうも具合悪いのでクサリを使わずに自分に合ったステップとホールドを選んで登った。
次がロープの下がった岩場で先ほどのクサリ岩場同様ロープを使うと岩が濡れ先行者の靴の土も付いているのでここもロープを使わずに突破。
少し歩くとクサリ場が連続して現われ、これを越えると道の周りは疎林になってきた。
やがて樹林を抜け出すと正面には剣ヶ峰山や獅子ヶ鼻が見え出し、武尊山山頂まであと少し。しかし登山道は水で侵食されて抉られていて両側はハイマツで遮られ展墓が無い。
ハイマツの中を進み突然開けた山頂に飛び出すとさすがに土曜日何組何人かの登山者が休憩、景色堪能中。

Photo4 上州武尊山山頂
谷川岳、巻機山、越後駒ケ岳、平ヶ岳、至仏山、燧ケ岳、会津駒ケ岳、男体山、日光白根山、皇海山、赤城山・・・・・・。数多くの百名山が見えるが富士山は見えず。

Photo5 左:至仏山 右:燧ケ岳 奥に見えるのが会津駒ケ岳
八ヶ岳はそれらしき姿はあるものの・・・・・。もう少し気温が下がり空気が澄んでくるとさらにすばらしい展望になる。

Photo6 中ノ岳 家ノ串 前武尊へと続く稜線
武尊山山頂で大休止の後、中ノ岳方面に進み右折。剣ヶ峰山を目指して平らなスレート破片が積み重なった歩きにくい急斜面を降った。

Photo7 剣ケ峰山への稜線 尖っているのが剣ケ峰山
分岐左側にはロープが張られ整備中と書かれた笹を刈り取った道が下に伸びていた。登ってきたときに手小屋沢避難小屋を過ぎたところにも同じようなところがあったのでおそらく今までのルートとは違った登山道が切り開かれているのかも?
トレールランの大会があるようなのでそのときに使われる道かも?両方の入口から道が切り開かれていれば、クサリ場を通過せずに武尊山へ登ることが出来そうある。
急斜面を降り終えると尾根筋に出てここからは両側に展望が広がるスカイラインとなった。残雪期に来たときは笹は雪の下になり、所々に生えている松は樹氷になっていた。雪の無いときに歩いてみるとやはり残雪期のほうが歩きやすい。
やがて道は剣ヶ峰山尾根からはずれ下りだすと剣ヶ峰山から武尊神社へのコースの分岐に出た。分岐からは濡れて滑る岩がゴロゴロの急斜面を登りだし、岩場を登ると剣ヶ峰山山頂。

Photo8 剣ケ峰山山頂 川場スキー場から武尊山への登山道の一部
道標に山名と標子を書いた板がさがっているが、登山道の通過点といった感じ。登ってきた山頂直前の岩場が残雪期に難儀したところ。雪が付くと降るときにはちょっと嫌らしい。
剣ヶ峰山山頂から分岐まで戻り、武尊神社へのルートに入った。水に洗われて露出し、濡れて滑りやすくなった機の根、表面に苔が生えていかにも滑るといった岩、ドロドロヌルヌルの泥と格闘しながら降るがかなり手ごわい。

Photo9 降る途中から見た獅子ヶ鼻(積雪期のみ登れる)と左に玉原湖
勾配が緩んで木の根を掴んでの下降もそろそろ終わるかと思われたH1590mあたりで休憩して更に降ると武尊沢渡渉点に到着。

Photo10 武尊沢渡渉点
武尊沢渡渉点からは尾根の襞を巻くようにトラバース気味に降り、途中何箇所かの小沢を横切るとやがて丸太が数本丸木橋のように折り重なった沢に出た。対岸からは道幅が広がり砂利道となったのでこの沢が林道終点と思われる。
林道を進むとすぐに今朝右折した須原尾根分岐。ここからが林道をダラダラと降り、駐車場を横目に見て林道歩きに飽き飽きすると武尊神社が見え出した。武尊神社を過ぎるとすぐに裏見の滝駐車場、武尊山周回山行を終えた。
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