八ツ峰Ⅵ峰Aフェース中大ルート

Photo0 八ツ峰Ⅵ峰のフェース群
記録
日程:2014,7,31~8,3
天候:7/31日晴れ
八ツ峰六峰Aフェース中大ルート登攀
メンバー:Tさん、Oさん、安田
コースタイム:熊の岩(9:30)→Aフェース基部(10:05)→中大ルート取付き(10:15~10:25)→中大ルート終了点(13:10~13:45)→ⅤⅥのコル(14:30)→熊の岩(15:00)
熊の岩のテントサイトからアイゼン装着で長次郎雪渓を途中のインゼルを越えてトラバースしⅥ峰Cフェース基部に移動し魚津高ルート開始点からさらにガレ場を60mほど登った中大ルート開始点で登攀準備。

Photo1 ⅤⅥのコルとⅥ峰Aフェース
1P 40m Ⅳ+ 左上する凹角の左側に沿ったクラックから取り付きクラックが消えたところで細かいホールドのスラブ状のフェースを登りバンドを左に行ってチムニーを登りレッジでピッチを切る。

Photo2 1Pに取付く

Photo3 1Pクラックを登る
2P 40m Ⅳ+ 浅いチムニーからカンテを登りテラスに出たところでピッチを切る
3P 20m Ⅱ 右に進みリッジを登るとすぐに這松帯に出て進むと終了点
1P目はホールドが細かくリードのTTさんも苦戦。3人パーティなので普通はセカンドに続いてフォローは10m程度の間隔で登るがここはセカンドがビレー点に達してからフォローが登った。
2Pは1Pと同じグレードであるが登った感覚では1ランクやさしいように感じる。
3Pは出だしは岩角を登るがすぐに這松帯にでて暖傾斜となりあっけなく終了。しばしの休憩をとり

Photo4 終了点から見た熊の岩

Photo5 コルの向こうのⅤ峰を真横から

Photo6 源次郎尾根Ⅰ峰、Ⅱ峰
下降はAフェースの終了点から10mくらい降ったところの残置スリングを利用。トラバースしながら降りてさらに這松を利用した残置スリングを使ってⅤⅥのコルに降り立つ。都合2Pの懸垂下降。
ⅤⅥのコルから下はクレバスが大きく口を開けているためAフェースの岩壁に沿ってガレを降り

Photo7 コルからの降り
中大ルート取り付きに戻り往路をたどって熊の岩に戻った。
天候:8/1日晴れ
熊の岩から雷鳥沢野営場への移動
メンバー:TTさん、SOさん、SMさん、安田
コースタイム:熊の岩(7:30)→長次郎雪渓出合(8:30~8:45)→剣沢キャンプ場(11:00~11:30)→別山乗越(12:35~12:50)→雷鳥沢野営場(14:25)
本日の行程は熊の岩から雷鳥沢野営場まで。ほんの少し頑張れば室堂ターミナルまで行けるが入山以来風呂に入っていないので雷鳥平の温泉に浸かったあと高原の涼風を満喫し下界の暑さに備えようという全員の意見。
熊の岩から長次郎雪渓を下り、途中平蔵谷出合で

Photo8 平蔵雪渓
源次郎尾根取付き探しながら剣沢を登り返し剣沢キャンプ場目前でアイゼンをはずす。キャンプ場のベンチでは水分、行動食を補給し大休止。
金曜日とあって続々降りてくる登山者を避けながら1時間で別山乗越に到着。ここを過ぎると剣岳や剣沢の景色とはお別れになるのでたっぷり風景を楽しみ、今度は雷鳥沢野営場への最短ルート降り、最後の雪渓を下って沢を渡り野営場に到着。数日前の滞在がなぜか懐かしく思えた。テント設営後雷鳥沢ヒュッテ目指して一目散。温泉に浸かって後はマッタリ時間を過ごし

Photo9 富山平野上空に夕焼け
余った食材でお腹を満たし熟睡。
天候:8/2日晴れ
雷鳥沢野営場から室堂への移動
メンバー:TTさん、SOさん、SMさん、安田
コースタイム:雷鳥沢野営場(10:55)→室堂ターミナル(11:55)
朝早く出発する人たちの物音が去って野営場が静かになってくるまで惰眠をむさぼり起床。
マッタリとコーヒーを楽しみながら、今回の山行の会計計算をして時間を過ごしお昼ちょっと前に室堂ターミナル目指して出発。週末とあって登山道ですれ違う人もさまざま。

Photo10 週末の室堂周辺
ターミナルのレストランで昼食を取り、バスに乗り込むとすぐに睡魔の虜に。美女平でケーブルに乗り換え立山駅からは車で帰宅。長かった男だけの山篭りを無事終了した。
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