つづら岩(奥多摩)

Photo0 つづら岩
記録
日程:2014,7,6
メンバー:Tさん、Oさん、Mさん、安田
天候:曇り
梅雨の合間を見計らって奥多摩のつづら岩へマルチピッチクライミングの練習に出かけた。
数年前山歩きを始めたころ大岳山から馬頭刈尾根を下ったときに、突然奇声が聞こえ、ビックリして頭上を見上げると岩壁を登っているクライマーの姿が見えたことを覚えている。
それからひょっとしたことで冬山、クライミングへと活動範囲が広がりまさか自分がつづら岩に取り付こうなんて夢にも思わなかったことが現実となった。
武蔵五日市の駅で集合し、車で桧原村の本宿を経由して千足バス停のところから林道に入り終点手前の空き地に駐車。ここからは登山道を進む。
すぐに直登と天狗滝経由の道の分岐が現れ、直登ルートを急坂にあえぎながらつづら岩へ向かう。途中数人を追い越して1時間ちょっとで覚えのある風景に出くわす。
ここがつづら岩だったなーとの思い出にふけるまもなく岩の基部に到着。

Photo1つづら岩基部
先行パーティが2グループ。岩は雨で濡れていて苔やぬめりがあるが樹木の高さより上に出れば快適なクライミングができそうなので早々に装備を整え岩に取り付く。一般ルートをTさんリードでロープ2本の末端はOさんとMさん、さらにOさんが1本引いて私がラストで登りだす。途中でピッチを切り、足元に広がった奥多摩の景色を楽しむ。高度感はなんとも言えずすばらしい。

Photo2 岩の向こうに続く馬頭刈尾根
2ピッチ目を登ってつづら岩のTOPに出るとさらに展望が広がり、空が曇っているで直射日光を受けず気温もちょうど良く汗ばんだ体に心地よい微風がなんとも言えず爽やか。

Photo3 つづら岩TOP
つづら岩の岩壁の反対側は急斜面の潅木帯となっている。岩のTOPには数箇所の懸垂支点があり、潅木帯を降って基部に戻ることも出来るし、懸垂で降りることも出来る。

Photo4 つづら岩最上部
潅木帯の急斜面を降って基部に戻り、昼食休憩を取り、すぐ隣のリングボルトが連打された真平らな被った岩を使ってアブミの練習に移る。
リードで登ってトップロープを張りしばしアブミの練習。

Photo5 アブミ用の岩
次にだいぶ増えてきたクライマーの登りを観察しつつ、ルートが空くのを待って今度は2組に別れマルチピッチ練習。
我々は左ルートにOさんリードで取り付くが岩が濡れているのでかなり慎重に登攀開始。

Photo6 左ルート下部
先行パーティに1P終了点で追いついてしまったので、先行パーティが去るのを持って私も登りだす。今度はつるべなので2P目は私がリード。

Photo7 左ルート上部を登る
途中、ぐらぐらのハーケンのハーケンがあったり、次の支点探しでキョロキョロなどいろいろ実地体験しながらTOPの岩を乗り越してみたらすぐそばにリングボルトの連打されたビレー点があり登ったルートが正しかったことが確認できた。
岩TOPで全員が集合したところでロープ2本を連結して今度は懸垂下降で基部に戻った。
途中からは空中懸垂となるので練習にはもってこいの場所。
周囲のクライマーたちも引き上げ始めたのでそろそろ我々も退散。下山は綾滝を過ぎたところで

Photo8 綾滝
天狗滝経由の道へ進み、

Photo9 天狗滝
林道終点の広場に出て駐車場まで戻り本日のクライミング山行を終えた。
- 関連記事