妙義 星穴岳 2016

Photo0 紅葉に囲まれた星穴岳岩峰群
記録
日程:2016,11,17
メンバー:Nさん、 Sさん、安田
11/17日 天候 晴れ
コースタイム:中之嶽神社駐車場(7:03)→ルンゼ下(7:52~7:59)→西岳(8:36~8:39)→泥ルンゼ(8:42~9:13)→岩屋(10:00~10:11)→星穴岳(10:46~10:48)→射抜穴テラス(11:31~12:11) →結び穴(12:36~12:43)→炭焼き窯跡(13:40)→中之嶽神社(13:55~14:05)→轟岩(14:14~14:25)→中之嶽神社駐車場(14:47) 行程5.7km 累積標高910m
ルートマップは ここ です。
前回(22014)の記録は こちら です。
星穴新道からの登山記録は こちら です。
低山紅葉を求めて2年ぶりに妙義の星穴岳に出かけてきた。
松井田妙義ICで降りて集合場所の中之嶽神社前の駐車場に向う途中の道路脇の駐車スペースでカメラを構えている人を見かけたので空を見上げると、先日のスーパームーンの名残で表妙義の稜線の上に沈み行く大きな立待月が。
晴れ渡った空に白い月とその下には紅葉。なるほどなるほどと思ううちに集合場所に到着。
前回のことを思い出しながら中之嶽神社の横を通り中間道を登って途中から表妙義の稜線縦走ルートに入り、中ノ岳と西岳のコルに上がる鎖の設けられたルンゼ下で装備をつけ、

Photo1 中岳-西岳へのコルへと上がるルンゼ
ルンゼを登ってコルに出ると鉄ハシゴ修理中で登山できないはずの中ノ岳方面への登山道には注意書きも無い。コルで左折しロープを跨いで星穴岳へのルートに入った。

Photo2 西岳へと伸びる星穴岳コース入口
リッジ上を進むと最初の岩壁が現れる。

Photo3 西岳東ピークへの岩場
正面から取り付きバンドを右にトラバースしながら登って尾根に出て折り返すと西岳東のピーク。

Photo4 白雲山と相馬岳北稜
ピークから西に進んで細い岩リッジを通過して進むと再び西岳山頂直下の岩壁が正面に現れた。

Photo5 西岳ピーク直下の岩壁
ロープに沿って直上し左に出ることも出来るが岩壁を右上し尾根に出てから左に進みピークに出た。

Photo6 西岳山頂から見た中ノ岳と東岳
西岳のピークから樹林の尾根を降ると右(北側)に降りる支点があり、そこから湿った泥ルンゼを下降。

Photo7 懸垂で降りた泥ルンゼ
前回は50mロープだったので懸垂2回で下の登山道に降り立ったが今回は30mロープということもあり懸垂3回で降り立った。
着地点からは北側でじめじめした滑りやすい泥のバンドを伝って尾根に戻り樹林の尾根を進むとまたもや岩が立ちふさがった。
地面に刺さった廃ステッキを目印に左に回りこみ炭団岩の岩壁をトラバース。

Photo8 南面岩場のトラバース
岩の基部に沿って少し上がってリッジを進むと正面の岩に岩屋が現れた。

Photo9 岩屋
ここで休憩し岩屋の前を通って進むと再び南面の岩壁トラバースとなり、

Photo10 高度感のある南面岩場のトラバース
やがて泥バンドが行き止まりとなったところで右側の岩壁を

Photo11 バンド行き止まりの右側岩壁

Photo12 岩壁を登る
登ると岩リッジに出て一気に裏妙義の展望が広がった。
リッジ上を西に進むと射抜き穴への懸垂支点が現れた。支点を通り越すと正面に行く手を阻むように炭団岩のリッジが立ち上がり、

Photo13 星穴岳山頂直下の岩リッジ
これを登り切って尾根を進んだところが星穴岳山頂。この立ち上がったリッジを登らずに左に進むと星穴新道ルートとなる。
山頂から引き返し炭団岩リッジは懸垂で降って、射抜き穴への下降点まで戻り懸垂20mで

Photo14 射抜き穴への空中懸垂
射抜き穴のテラスに降り立った。

Photo15 射抜き穴
東に進んだテラス末端の支点から今度は40mの懸垂でテラスに降り立ち

Photo16 射抜き穴からの懸垂(40m)
左(西側)の泥ルンゼを登り詰めて支尾根を越えて登り返し大きな結び穴へ出た。

Photo17 結び穴
前回は落ち葉に埋もれた泥ルンゼで苦労したが今回は途中までステップが切られトラロープも張られていた。
結び穴からは支尾根巻くように降り

Photo18 結び穴をあとに
先ほど登った泥ルンゼの途中に出て、ロープを伝ってルンゼを更に降り、懸垂着地点へと戻った。
懸垂着地点からは正面のルンゼをロープに頼って降り、やがて現れだした目印テープに導かれて右(東)へと幾つかの支尾根と沢形をトラバースするように進み徐々に高度を下げやがて足元に炭焼き窯跡が現れたところからは沢に沿って下降。
1時間ほどで一般道出た。
一般道を右に進むとすぐに中之嶽神社に出てここで装備を解いた。
今日登った星穴岳と表妙義を展望するために神社前を通って登山道に入りステップの切られた岩斜面を登ってゆき、
鎖を握って狭いルンゼをのぼり最後は鉄ハシゴを登りきると中之嶽神社のご神体の轟岩のピークに出た。
紅葉を纏った表妙義や星穴岳。

Photo19 星穴岳岩峰群
とんがり三角州の筆頭岩、それに連なる金鶏山

Photo20 筆頭岩と金鶏山
さらには富岡方面の家並みまで見割らせる大展望を楽しんで下山し途中真っ赤なカエデの紅葉に囲まれた金色の大黒様に無事を感謝し駐車場へと戻った。

Photo21 カエデの紅葉に囲まれた大黒様
再登してみると中ノ岳と西岳のコルから星穴岳への稜線、星穴岳から2回の懸垂での着地点までは少し整備されたかなという程度の変化であったが、
懸垂着地点以降の中之嶽神社までの巻き道ルートが整備されていることには驚いた。
人気の星穴岳、やはり登山者が増えているのか?
- 関連記事
-
- 西上州 御堂山・雨宮山周回
- 西上州 立岩
- 妙義 星穴岳 2016
- 尾瀬 物見山・鬼怒沼山・黒岩山 周回
- 丹後山・兎岳・中ノ岳 周回
コメントの投稿
Re: 星穴岳いってみたいなぁ
コメントありがとうございます。
星穴岳はヒルがいるようなところはほとんどありません。葉が茂る時期だと下山時に見通しが得られないので
落葉した季節がお勧めです。また泥ルンゼを降るか所かありますので凍結や霜があるときは要注意。
ロープは懸垂用に50mのものが2本必要です。雪がつくとかなり難しくなりますので天候を選んでお出かけくださいな。
安田
星穴岳はヒルがいるようなところはほとんどありません。葉が茂る時期だと下山時に見通しが得られないので
落葉した季節がお勧めです。また泥ルンゼを降るか所かありますので凍結や霜があるときは要注意。
ロープは懸垂用に50mのものが2本必要です。雪がつくとかなり難しくなりますので天候を選んでお出かけくださいな。
安田
星穴岳いってみたいなぁ
いつもページ訪問ありがとうございます。
当方星穴岳に非常に興味がありまして今回記事をじっくりと読ませていただきました。
ちなみに妙儀は登山適期は秋でしょうか?蛭がいるとの情報もあって
寒くなった雪のない時期?と勝手に思っています。
当方星穴岳に非常に興味がありまして今回記事をじっくりと読ませていただきました。
ちなみに妙儀は登山適期は秋でしょうか?蛭がいるとの情報もあって
寒くなった雪のない時期?と勝手に思っています。