南八ヶ岳周回 Part Ⅰ

Photo0 核心部 キレットのハシゴ
記録
日程:2016,06,18
メンバー:Nさん Sさん Iさん Oさん 安田
6/18日 天候 晴れ
コースタイム:舟山十字路(5:31)→西岳分岐(5:50)→キャンプ場コース合流(6:21~6)29)→H1942(7:25~7:33)→西岳(8:53~9:16)→乙女の水(10:01~10:12)→青年小屋(10:18~10:30)→のろし場(11:02)→赤岳権現岳網笠山分岐(12:05)→権現岳(112:05~12:11)→赤岳権現岳網笠山分岐(12:14~12:29)→鎖場・ハシゴ通過(12:31~12:50)→旭岳(12:59)→ツルネ水(12:32~12:47)→キレット小屋テント場(14:16) 行程 11.8km 累積標高 1545m
ルートマップは ここ です。
梅雨の晴れ間をぬって南八ヶ岳のテント泊周回に出かけた。急げば1日の周回のコースを時間たっぷりとって久しぶりのテント泊、それに加えて人数も多く賑やかな山行。
近頃の流行は個人テントだが今回は皆一緒に1つのテントにもぐり込み、女性陣のおかげで美味しい料理にもありつくことが出来極楽。
道の駅”小淵沢"に前日集合し、翌朝南八ヶ岳おなじみの舟山十字路に移動して登山開始。旭小屋方面に林道を進み立場川を渡渉してすぐに左側の立場大橋への登山道に入る。

Photo1 広河原から立場大橋方面 西岳へ通じる登山道分岐
この山域としては歩く人が少ないのでところどころに出てくるテープを拾いながら西岳の等高線に沿って進むとキャンプ場(標識では第五貯水池)から登山道と合流する。ここからはしっかりした登山道となり西岳山頂を目指して長い登りとなる。途中一回休憩を取り黙々と樹林の中を登って行くと木立が低くなり頭上が明るくなると西岳山頂。

Photo2 西岳山頂
視界が開けた山頂からは目の前に網笠山、それに連なる尾根を追えばギボシ、旭岳が見えるが権現岳はギボシの影になって見えず。
編笠山のコルに見える青年小屋を目指して再び樹林帯に入りいったん降ってから緩いのぼり坂を登って行くと乙女の水。

Photo3 乙女の水 一日分の水を確保
今夜の幕営地のキレット小屋はまだ営業しておらず、水場が使えるかどうか解らないため最後の水場となる乙女の水をザックに詰め込んで出発。程なく青年小屋に到着するとやはり週末の八ヶ岳。多くの登山者が休憩中。

Photo4 青年小屋 日本一”遠い飲み屋”
ここまでであったのは西岳山頂での登山者だけだったので皆さん観音平から登ってきた人たちか?
青年小屋を出発するとすぐに樹林は低くなり展望が開ける。赤いザレた小ピークのノロシ場を

Photo5 ノロシ場
過ぎると目の前にはギボシ、奥に権現岳が現れる。

Photo6 目の前に立ちはだかるギボシを目指して
左手には樹林に覆われた立場山の稜線、崩壊地がまるでダムの堰堤のように見えるアオナギ、其処から阿弥陀岳に向って突き上げる南稜が良く見える。
展望に目を奪われないように足元に注意しながら登山道の高度を上げ、振り返ると網笠山は既に眼下となっている。
ギボシをまきながら徐々に高度尾稼ぐ次第に権現岳の姿が大きくなり山頂の岩峰に取り付く登山者の姿もくっきり。

Photo7 ギボシを巻くと権現岳が現れた。行く手には権現小屋
権現小屋横を通過するとすぐに権現・赤岳・網笠山の分岐に到着。ここに荷物をデポして権現岳山頂を往復。

Photo8 権現・赤岳・網笠山の分岐 荷物をデポ
山頂の山名標識の前は写真撮影で大賑わい。

Photo9 人の切れ間をぬって権現山頂標識撮影
分岐戻って休憩後今回のお楽しみ核心部、キレットの鎖場とハシゴに向う。

Photo10 赤岳にいたるキレットの稜線 阿弥陀岳と赤岳の間には硫黄岳も見える
分岐から尾根を伝うとすぐに下降点。
下から登ってくる登山者が通過後いよいよ下降開始。

Photo11 キレットの鎖場まで下降 ピースサイン?真剣に取り組め!
始めは鎖、次いで大ハシゴを降って大満足。

Photo12 ハシゴを下降
下降後は登ってきたギボシの稜線を背にして旭岳へと進み、あまり見ることの無い権現岳の後姿、

Photo13 権現岳を裏側から見ると・・・切り立った岩壁
旭岳五段の宮を振り返りつつ天狗尾根が突き上げる赤岳がだんだん大きくなってくるとツルネに到着。

Photo14 ツルネ
ザレた岩場ではコマクサが咲き始めていた。良く探すと登山道横に白いコマクサも。
ちなみに白いコマクサはここツルネとキレット小屋の花畑にもありました。
今夜の幕営地ももうすぐなのでツルネでのんびり過ごし、やがて樹林の中を下りだすとキレット小屋のテント場にテントが見え出した。

Photo15 まだ営業開始前のキレット小屋
まだ梅雨時だし少ないと思っていたがテント場に到着してみると既に数張り。我々がテントを張り終わり夕食までの時間をマッタリ過ごしていると次第に増えて、宵闇が漂い始める頃には殆どのスペースが埋まってしまった。

Photo16 夕日を受けた赤岳天狗尾根
夜は更け行く・・・・・。
PartⅡに続く
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