南アルプス 池口岳

Photo0 双耳峰の池口岳 北峰(左)と南峯(右)
記録
日程:2016,05,31メンバー:Nさん、Kさん、Cさん、Tさん、安田
5/31日 天候 晴れ
コースタイム:池口岳登山口 (4:20)→面切平(5:16~5:22)→黒薙(6:31~6:42) →利剣沢の頭 (7:18)→ザラナギ平(7:35)→H2190(8:49~9:03)→ジャンクション(9:18) →池口岳〔北峰〕(19:45~9:55)→池口岳〔南峰〕(10:22~10:37)→池口岳〔北峰〕(11:07~11:22)→ジャンクション(11:33)→ザラナギ平(12:48~13:05)→利剣沢の頭(13:18)→黒薙(13;:55)→H1555(14:29~14:46)→登山口(15:25) 全行程 18.8km 累積標高 2140m
ルートマップは ここ です。
私にとって南アルプスは殆ど手付かずの山。今回チャンスが巡ってきたので池口岳に出掛けた。中央高速を松川で降り、集合場所の遠山郷を目指すが遠い。ナビで所要時間を見ると殆ど制限速度いっぱいで走ることになりそうで心配したが、走ってみれば狭い道ですれ違う対向車も殆ど無く快調に距離を稼ぐことが出来た。
集合後遠山郷から池口岳登山口まで移動。道幅は狭いが舗道されており砂利道となるのは登山口の手前5、600mくらいか。
登山口を過ぎ少し進んだところにある避難小屋を利用。水とトイレは無いが広々しているのでテント泊よりは数段快適過ごすことができ、夜半に雨音で目覚めたがやがて再度眠りに落ちた。
暗いうちに目覚め、行程が長いのでヘッデンで出発したいところだが昨夜の雨で滑りやすくなっている樹林の中を歩くためヘッデンなしで歩けるのを待って出発。
背の高い松林の中に延びる登山道を黙々と登り面切平を過ぎる頃には靄の中に太陽光線が差し込み始めた。

Photo1 樹間に差し込む朝の光の中を進む
やがて右側の視界が開けた崩壊地に出て切れ落ちた尾根を進むとクロナギの崩壊地に到着。

Photo2 クロナギの崩壊地の縁を進む
遥か下まで落ち込んだナギの行き着く先は池口川か?池口山の隣の鶏冠山から延びている対岸の尾根もくっきり、その上には広がる青空を見ながら注意深く進むと黒薙に到着。

Photo3 黒薙
黒薙からはり利剣沢の頭、

Photo4 利剣沢の頭
ザラナギとアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を稼ぎ、

Photo5 上空が開けるとシダの原っぱ
やがてP2156を越えるとトラロープが出現。降って少し進むと再びトラロープ。

Photo6 トラロープに掴まって下降
岩を登りチムニーの中を降り尾根を進むと直ぐに加加森山からの登山道と合わさるジャンクションに着いた。
ジャンクションを過ぎ、やや勾配の増した登山道を進むとところどころで視界が開け、加加森山とそれに連なる特徴的な白い2つの岩を山腹に抱えた光岳の姿が見えた。

Photo7 白い岩を抱いた光岳
やがて勾配が緩むと背の高い樹木に囲まれ広場になっている池口岳山頂に出た。

Photo8 池口岳北峰(2392m)山頂
山頂で休憩後ザックをデポ(私だけザックの中だけ人数分の水食料)して南峰を目指した。
笹に覆われた急登を降り、途中のなだらかなピークを越えて登り返すと北峰同様展望の無い南峰山頂。

Photo9池口岳南峰(2376m)山頂
池口川側が崩壊した鞍部の細尾根からはクロナギ、ザラナギが良く見え、延々と延びた登山口からの尾根の長さに驚く。

Photo10池口岳南峰を後にして下山開始
北峰に戻る途中で往路では気づかなかった岩壁に咲くピンクのハクサンコザクラを発見。今回の山行で数少ない色物であった。

Photo11 陽当たりの良い岩壁に咲くハクサンコザクラ
北峰からは往路を途中2回の休憩で登山口へと戻り、本日帰宅予定のメンバーを最寄の駅へ送り届けて池口岳山行を終えた。
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