浅間連峰 剣ヶ峰

Photo0 剣ヶ峰山頂からの前掛山
記録
日程:2016,03,08
メンバー: Yさん、安田
3/08日 天候 朝のうち曇りのち晴れ
コースタイム:天狗温泉駐車場(9:05)→営林署林道分岐屋(9:17)→五合目”迷い岩“(10:45~11:09)→山頂(12:51)→尾根先端(13:01~13:54)→天狗の露地(14:45~14:53)→火山館 (15:43~15:55)→二の鳥居(16:32) →天狗温泉駐車場(17:17) 行程10.5km 累積標高1130m
ルートマップは ここ です。
先日、黒斑山と浅間外輪山 を歩いたときにトーミの頭からの展望で牙山とそれに連なる剣ヶ峰の展望を見て登って見たいと思っていた。しかし牙山の岩峰はちょっと無理。ということで剣ヶ峰を目指しヒサシゴーロ尾根~剣ヶ峰~天狗の露地という周回ルートを歩いた。
天狗温泉の駐車場に車を停め火山館を目指し蛇堀川に沿って登山道を進み、

Photo1 天狗温泉駐車場から浅間山荘の前を通って
2本目の橋の手前で登山道から右に外れ斜面を登ってショートカットし再び登山道に出た。
ピサシゴーロ尾根の末端はもう少しと登山道を進んで位置の鳥居との中間点辺りであるが、登山道が無いバリエーションルートで行き着く先も同じということで営林署林道と登山道の分岐から尾根筋目指して登りだした。
雪は消えているものの雪の重さで倒れた笹が立ち上がる前なのでどこでもご自由にと言った感じで登り易そうなところを登高。

Photo2 ヒサシゴーロ尾根を目指して登る
時々トラバースしている獣道を横切って登って行くと境界標識が現れた。所々に現れ始めた残雪を越えて行くとやがて前方に岩が現れ”迷い岩”の看板が出現、迷い岩を巻くと展望の開けた露岩の尾根に出た。

Photo3 五合目 迷い岩
右眼下に去年登った石尊山、左前方には牙(ギッパ)山、牙山の左にはトーミの頭とそれに連なる外輪山の展望を楽しみながら休憩し上を目指して出発。

Photo4 左がトーミの頭 右が牙(ギッパ)山 間に白く見えるのが外輪山
残雪の潅木帯、黒々としたザレた露岩帯を越えて行くが時折夏の踏み跡が現れるものの残雪で直ぐに隠されてしまう。

Photo5 明瞭になってきたヒサシゴーロ尾根を登る
時々現れる露岩に描かれたペイントマークを拾いながら進み七合目、九合目を通過。

Photo6 黒斑山と外輪山 手前が牙山
この辺りになると一面2~30cmほどの残雪に覆われていたが本日の気温の高さもあり雪が緩んでいるのでアイゼンをつけずに斜面を登り

Photo7 もう一息で山頂
”途中に現れた”山頂まで200m”の看板に励まされ山頂に到着。

Photo8 潅木が生えた剣ヶ峰山頂
山頂からは潅木越しに正面に前掛山が見えるが、前掛山に阻まれて浅間山は見えず。前掛山は残雪の白い筋を残すのみで黒々としている。山頂の尾根を末端まで進み黒斑山蛇骨岳からJバンドへと連なる外輪山、これから降る天狗の露地の樹林帯を鳥瞰しながら一休み。
これから下る天狗の露地までは急斜面の降りとなるので、山頂まで戻り通り越して下山に使う尾根を横から見える位置まで降って下山ルートを確認し、間違いないことを確かめて再び先ほど休憩した尾根先端まで戻り下山開始。
降り開始後すぐの急斜面は北面で残雪も多く腐っているので30mロープを出し、潅木の枝に下がっている残置のスリングとカラビナヲを支点に下降。尾根筋に沿って進み、目印赤テープが表れた200m付近で左折すると勾配は緩んだが残雪は更に深くなってきた。時折現れる目印に沿って降ると樹林の中にポッカリと開いた空間が現れた(天狗の露地)。

Photo9 天狗の露地からの前掛山
天狗の露地からは勾配が少なくさらに狭い樹間で方向さえ失うような樹林帯を、時折股下まで達する踏み抜きをしながら小1時間降って火山館前の広場に出た。

Photo10 火山館

Photo11 火山館前の広場から見た牙山
火山館前で休憩後蛇堀川に沿って登山道を降り天狗温泉の駐車場へと戻った。

Photo12 下山途中から見上げたヒサシゴーロ尾根
登りに使ったヒサシゴーロ尾根では1850m辺りから雪がところどころに現れ始め、2150m辺りからは雪上歩行となった。
降りは火山館を少し降ったところまで雪上歩行。以降は登山道に時折踏み固められた残雪があったがアイゼンを使わずに一日歩くことが出来た。
軽井沢の最高気温19℃とこの季節としては高温の一日で雪が緩み踏み抜き多発で時間が掛かってしまったが、ヒサシゴーロ尾根ではイワカガミの葉が顔を出していた。雪の無い季節にも登って見たいものである。
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