雨氷煌く 二子山 武川岳 伊豆ヶ岳

Photo0 陽光に煌く“雨氷”
記録
日程:2016,01,31 安田
1/30 天候 晴れのち曇り
コースタイム:道の駅あしがくぼ(7:18)→二子山雄岳(8:47)→焼山(9:26~9:36)→蔦岩山(10:21)→武川岳(10:42~10:59)→前武川岳(11:10)→山伏峠(11:48)→伊豆ヶ岳(12:32~12:42)→長岩峠(12:57)→正丸峠(13:15) →二子山への分岐(13:45)→正丸駅(14:04) 行程15.9km 累積標高1600m
ルートマップは ここ です。
いままで登った奥武蔵の山を幾つか繋げてみようと思い立ち、雪があるうちに登ったほうが快適に登れるのではと久々に電車を利用しての周回を試みた。
芦ヶ久保の道の駅に車を止め、

Photo1 道の駅 あしがくぼ
伊豆ヶ岳を目指して登りだすがまだ雪が残り、トレースがあるが良く踏まれて凍結していて降りはアイゼンが無いと厳しそう。
沢に沿って登り尾根に乗ると南斜面の落葉樹の枝には雨氷が着き太陽の光でキラキラ輝いている。雪が残っていても霧氷は見られないと思っていたのでうれしい誤算であった。

Photo2 霧氷がキラキラ
二子山雌岳を過ぎ、雄岳の展望箇所に出てみれば目の前には武甲山。

Photo3 武甲山
秩父盆地に掛かっていた靄が漸く晴れだし、霞んではいたが両神山が良く見えた。
秩父盆地の上のほうには真っ白な浅間山。

Photo4 朝靄が晴れつつある秩父市街を見下ろす
といっても見えるのは上のほうだけなので、多分裾のほうは雪が少ないので黒いんだろうな?などと想像しつつ焼山を目指して尾根道を進む。
途中で以前 横瀬から三角山 を経て登ってきたルートとの合流点に差し掛かると廃道になったということで進入禁止になっており雪面にトレースは無かった。

Photo5 三角山からの登山道合流点
焼山山頂直下の急登は雪で登りにくくなっており樹木を掴んで突破。

Photo6 樹木を掴んで振り返れば二子山が
山頂で武甲山の階段状に削り取られた痛々しい斜面を眺めながら休憩し武川岳を目指す。

Photo7 焼山山頂
尾根を降ってゆくと尾根を横断するよう切通しが設けられた林道に出て、200mほど歩いて林道の立ち入り禁止規制の柵のところから再び尾根筋に復帰。
蔦岩山を経て落葉樹林帯の明るい尾根を進むと武川岳の山頂に出た。
ここまで出会った登山者を1名であったが、武川岳山頂には数名の登山者が休憩中。幸い雪が払われたベンチが空いたので名栗方面の景色を見ながら休憩。
見上げれば枝に着いた雨氷が太陽の光を受け、少し解け出したのか輝いている。ここまでの観察では雨氷が着いているのは南斜面のみ。昨日の水分を含んだ南風が作りだしたものか?

Photo8 武川岳山頂
北側斜面では雨氷が無い代わりに陽射しを受けないので残雪が多くクラストした雪面は乗っても割れないほど締まっていた。
武川岳から前武川岳を経て山伏峠までは南東に向かっての下りとなるので陽射しを受けて雪は緩みクラストもなくなっていた。
今日もスパイク付きの長靴なので腐った雪も気にせず快適に降ることが出来たが山伏峠から伊豆ヶ岳への登りは陽射しを受けないのでクラストしており登山者も少ないようで踏み跡がうすい。

Photo9 山伏峠
その上植林帯では杉の落ち葉と枝から落ちた雨氷の残骸でトレースが消されてしまい、立ち止まってルートを目視確認するため時間を要してしまった。
伊豆ヶ岳山頂は相変わらず多くの登山者で賑わっていた。

Photo10 賑わう伊豆ヶ岳山頂
休憩が終わったグループが立ち去るのを見計らって休憩し下山するが、直接駅に向かうルートには新しい踏み跡が薄く正丸峠方面からのルートが濃い。
先ほどのグループはどこから登ってきたのかと思い正丸峠経由で下山することにし、正丸峠に着いてみると茶屋は雪掻き中、通れないと思っていた道路も除雪済み。どうやら駅から登山道を登ってきたのではなく、正丸峠まで車か道路を歩いてきて伊豆ヶ岳を目指したようだ。

Photo11 正丸峠
正丸峠から1kmほど除雪された道路を歩き、いまは営業していないガーデンハウスの横から再び登山道に入り正丸駅へと降って電車利用して芦ヶ久保へと戻った。
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