黒斑山 Jバンド 湯の平 周回

Photo0 良く見れば雲に向かって噴煙を上げる浅間山
記録
日程:2016,01,15 Nさん、安田
1/15 天候 曇りのち晴れ
コースタイム:駐車場(8:28)→車坂山(8:45~8:52)→槍ヶ鞘(9:54)→トーミの頭(10:06~10:26)→黒斑山(10:48)→蛇骨岳(11:23~11:53)→仙人岳(12:06) →Jバンド(12:27~12:37) →賽の河原分岐(13:15)→湯ノ平分岐(13:29~13:33)→トーミの頭(14:53~15:01)→中コース分岐(15:05)→駐車場(15:59) 行程11.4km 累積標高1128m
ルートマップは ここ です。
出かけてみたい山はいろいろあるが今シーズンの雪不足では雪堪能とはならずどこかに欲求不満が。各地の積雪情報と天気予報を見ていると今週末からは冬型の天気が強まり荒天になりそうということなのでその前に歩き回ってみようということで黒斑山に出掛けた。
朝出かけて直ぐにニュース速報で軽井沢でのバス転落事故発生を知るが場所の詳細がわからないため目的地までの間に通行止めとなっていないかどうか危惧しながら走るが時間が経つにつれ場所が明らかにされ目的地の車坂峠へ予定通り到着した。
平日とあって高峰高原ビジターセンターの駐車場は車が1台のみ。これならのんびり山登りを楽しめそうと思い

Photo1 登山口
先ずはトーミの頭を目指し出発するが中コースの登山道には雪があるもののアイゼンは必要なし。むしろ登山道の石や凸凹を覆い隠してくれているので無積雪のときより歩きやすい。
歩き出して直ぐの車坂山頂で衣替えをしていよいよ本格的に歩きだす。小諸辺りから見たとき山には雲が掛かっていたのでどうかと思ったがやはり樹林の中を進み時折展望が得られるものの麓まで見渡すことは出来ない。
シェルターを通過し、槍ヶ鞘に出てここからは右側が切れ落ち左側が樹林帯の稜線歩きとなり漸く樹木に着いた霧氷が見られるようになってきた。

Photo2 雪を付けた樹木は無かったがこの辺りで霧氷が着きだした
晴れていれば展望が良いトーミの頭も時折うっすらと浅間山ノシルエットが現れるのでしばらく休憩したが帰路での展望を期待して先に進む。
途中出会った先行者は蛇骨岳まで行ったが展望が無いので戻ってきたとのこと。樹林の中を黒斑山まで進むが展望は得られず。ここからは再び右側が切れ落ちた稜線歩きとなりやがて時折雲が切れて浅間山やこれから進むJバンド方面が姿を現しだした。

Photo3 Jバンド方面の雲が切れてきた
蛇骨岳山頂が近づくにつれ雲が立ち去り、

Photo4 仙人岳
右眼下には賽の河原や湯の平の広がり、更に上に目を移すと縦縞の浅間山、噴煙も見え出した。

Photo5 振り返れば剣ヶ峰
左手には菅平や山頂を雲に覆われた四阿山の姿が見え出した。

Photo6 嬬恋・四阿山
蛇骨岳山頂には2名の先行者がおり、

Photo7 蛇骨岳山頂 岩の向こうには浅間山
聞けば雲が晴れるのを待っていたとのこと。

Photo8 たどってきたトーミの頭から続く第一外輪山の稜線
蛇骨岳で周囲の展望と太陽に煌く樹氷を眺めながら大休止し、更に第一外輪山の稜線を先に進む。蛇骨岳からは岩稜歩きとなり、

Photo9 仙人岳への岩稜
ここしばらく降雪が無いので再凍結した表面に霧氷が積もって滑りやすいのでアイゼンを装着。仙人岳、無名ピークを過ぎJバンドに到着。

Photo10 Jバンド
ここからは南に向いた急斜面を降ることになるが雪が殆ど無いのでアイゼンをはずし最初は岩場、次いでガレの斜面を下って

Photo11 降ってきた岩場を振り返ると
荒涼とした景色の賽の河原まで降ると今度は平坦な雪道歩きとなる。

Photo12 荒涼とした賽の河原
賽の河原分岐(前掛山登山口)にはロープが張られ、

Photo13 賽の河原分岐(前掛山登山口)
浅間山の火山活動レベル2により前掛山は登山禁止になっていたが雪面に着いた踏み跡は我々が降ってきたJバンドからのものよりかなり多かった。湯ノ平分岐でトーミの頭をめざして右折、

Photo14 これから登り返す草すべり
草すべりを登り始めるがしっかり踏み跡が残った登山道は徐々に勾配を増し、やがてツヅラ折れの道となってきたところで再びアイゼンを装着。時折岩を乗り越える場面も出てきた。今シーズンは未だアイゼントレをやっていなかったので前爪を岩にかけて登る良いトレーニングになった。高度を上げるたびに変わる浅間山や湯の平の景色を楽むちに

Photo15 牙(ギッパ)山と剣ヶ峰

Photo16 前掛山と剣ヶ峰のコルの向こうには石尊山・裏妙義・表妙義
やがてトーミの頭手前で往路で通った稜線を進む道へ出て周回を達成。再び立ち寄ったトーミの頭から今日歩いたほぼ全景色が見渡せ印象深い。

Photo17 眼下に湯の平、正面に浅間山
前掛山と剣ヶ峰の鞍部からはモッコリとした石尊山、その向こうには裏妙義、更にその上には表妙義の稜線も見え山座同定をしながら休憩し、来たときとは違って今度は中コースを登山口へと戻った。
黒斑山からJバンドを周回するコースは歩いたルートの全景色が見渡すことが出来、稜線からは下の景色が下からは稜線の景色を見せる。
登山道も樹林帯、切れ落ちた稜線、岩稜、急降下、急登登り返しとあるのでもう少し雪が多ければ短距離のラッセルも楽しめそう。下山時の気温が-6℃であったから寒さもほどほどでいろいろな要素が濃縮された楽しい山行であった。
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