日光白根山 五色沼 弥陀ヶ池

Photo0 山頂駅からの日光白根山
記録
日程:2016,01,08~9 Sさん、安田
1/8 天候 晴れ
コースタイム:ロープウエー山頂駅(10:10)→七色平分岐(10:50)→七色平非難小屋 (10:55~11:22)→H2275(12:20~12:37)→奥白根山山頂(13:50~14:10)→五色沼避難小屋(15:00)→五色沼水場分岐(15:20)→弥陀ヶ池分岐(16:20) →七色平六地像分岐(17:20) →七色平非難小屋 (17:32)
1/9 天候 曇り
コースタイム:七色平非難小屋(9:00)→ロープウエー山頂駅(9:37)
ルートマップは ここ です。
例年なら関東平野を取り囲む山は白い装いになっているのに今年は幾つか白い山が見えるだけ。自宅近くから見ると日光白根山は白く男体山は黒く見えているので隣同士の山なのになぜ?と疑問がわき近くで確認しようと思い、ロープウエーを利用できる日光白根山に出かけてみた。
丸沼のスキー場は雪不足で漸く年末にOpenしたとのことでロープウエーは運転していた。

Photo1 ロープウエーに乗って山頂駅へ
しかし山麓駅周辺はコースが雪で白くなっているもののそれ以外のところは未だ枯れ草が出ていた。しかし標高が上がるにつれ徐々に雪に覆われた面積が拡大。山頂駅は一面の雪であったが・・・・・。周囲の景色より判断するにかろうじて雪に覆われているだけ。

Photo2 ロープウエー山頂駅前
装備を整え、二荒山神社の鳥居をくぐり登山道を歩き出すとしっかり雪道になっており、トレースもあるので快適な雪上歩行を楽しむうちに七色平の分岐に着いた。雪面から出ている道標の高さから推測すると積雪は30cmくらいか。
折角の雪山、水が取れるようであればテント泊をと目論んできたので早々に避難小屋に向かい、

Photo3 七色平非難小屋
小屋の周辺にテントを設営して荷物をデポし再び分岐まで戻り奥白根山を目指した。

Photo4 奥白根山へと向かう登山道
分岐からはトレースが大分薄くなり、地獄ナギの辺りのトラバースでは消えているところもあったがツボ足のまま突破。
歩き出して小一時間経ったところで休憩を取りアイゼンを装着。ここからは勾配が増すとともに雪の多くなってきたので丁度良いタイミングであった。やがてトラバース気味の登山道は左に曲がり登って行くと森林限界を超えて露岩が散見される雪面となった。

Photo5 樹林帯を出て山頂を目指す
幸いにも視界が利くので迷うことは無かったが時折トレースがあるものの踏み固まったようなものではなく登山者ごとにいろいろなルートを登ったようである。

Photo6 日光白根山 山頂
山頂に立って周囲を眺めると確かに男体山には殆ど雪がなく、白くなっているのは前白根山とそれに続く日光湯元へ伸びる外山尾根、五色山から金精山・金精峠への稜線も白くなっていた。

Photo7 前白根山の向こうに男体山
眼下の五色沼は結氷しているものの、雪に覆われているのは半分程度であとは氷面が見えている。やはり雪が少ない。

Photo8 五色山と眼下の結氷した五色沼
山頂からが五色沼避難小屋を目指して降ったが斜面はパウダースノーに覆われて殆どとレース無い。
勾配もきつくその上大岩がところどころにあるので降れそうな所を降って森林帯まで降り樹林を横切ると道標を発見。左手の先には五色沼避難小屋が見えた。

Photo9 五色沼避難小屋
避難小屋の横には前白根山から日光湯元に至ると思われるトレースがあったが今回は周回予定なのでトレースの無い五色沼へのルート進んだ。五色沼までは夏道では10分程度であるが、谷筋のルートなので雪が思いのほか深く膝上になってきて倍の時間を要してしまった。
久々のラッセルで五色沼湖岸に出ると対岸に道標が見えたので凍結した湖面を歩いて対岸に進み、

Photo10 結氷した五色沼

Photo11 五色沼から見上げた奥白根山
ここからは尾根を越えて弥陀ヶ池を目指したが雪は深くなるばかり。この季節の登山者はロープウエー利用のピストン山行が多いのであろうか?白根山の周囲の湖沼を巡るルートは殆ど歩かれていないようだ。
弥陀ヶ池で菅沼登山口からのルートと合わさり、少し上ったところでもう一方の白根山登山ルートを別け、七色平を目指して森林帯の谷筋に沿って降り始めると雪は場所によって腿から腰程度の深さになった。
だんだん周囲も暗くなり始め、未だ周囲が見渡せるうちにと急いでヘッドランプを装着しラッセルをするうちに光が必要になってきた。急勾配を降り漸く平になってきたところで前方に分岐道標が浮かんできて

Photo12 漸く分岐道標が出てきた
七色平に程なく到着。夜半に一回風音を聞いたのみでそれ以外は風も無く、上空の雲で星の瞬きは見られなかったものの今シーズン初の快適な雪上泊を楽しんだ。

Photo13 夜半に雪が舞い始めた
翌朝はロープウエーの山頂駅までの移動なので明るくなって起床。運行開始時間を見計らって下山開始。
夜半の雪がうっすら積もった道を登ってくると登山者に出会ったが今回の山行で始めての登山者。山頂駅までの30分で5人の登山者と出会ったが3連休とあってかなりの人数が入山するのではと思われる。
山頂駅から振り返れば白根山の森林限界から上はガスと黒い雪雲に覆われていた。いつもはトレース拝借ばかりで楽をしていたが、今回は久々のラッセルで疲れはしたものの周囲に展望が利く昨日のうちに山頂に立ったのは正解だったのではなかろうか。
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