上郷道から雄山 大塚山へ

0秩父さくら湖_0650
     Photo0 秩父さくら湖

記録
日程:2015,12,29 Nさん、安田

12/29 天候 晴天
コースタイム:大谷BC駐車場(7:40)→見晴台(8:02)→石碑(18:24)→上郷道・番後道分岐(8:42~8:48)→茶平廃集落(9:02~9:11)→有坂(9:29)→タワノネ分岐(9:39) →雄山(9:49~10:00) →大塚山(10:42~10:52)→武士平入口(11:35~11:46)→大谷BS駐車場(12:49)     行程11.3km 累積標高985m
ルートマップは ここ です。
 
年末となりとかくあわただしい中、近場の山ということで秩父浦山の古道”上郷道(ウワゴウミチ)”から雄山(男山)、大塚山(大掴山)を歩いてきた。
秩父市街から浦山川に沿って進み浦山ダムを越え”さくら湖”を見下ろす日向集落の大谷(オオガイ)バス停近くの駐車場に車を停め、バス停のところから上に延びる舗装路を歩き出す。
1大谷上郷道入口_0613
     Photo1 大谷(オオガイ)バス停のところの上郷道入口

高度を上げつつ大谷沢に沿って進むがやがて橋を渡ると道はターンして歩き始めた日向集落を右に見るようになる。道はトラバースしながら徐々に高度を上げ、路面もいつしか舗装から未舗装に変わった。
左に練馬区キャンプ場、左に見晴台の案内があるので見晴台に進んで見たが周囲は木立に囲まれどうにか眼下にさくら湖が見えるのみ。再び道に戻り足を進めると六地蔵が並んでいた。
2六地蔵_0616
     Photo2 路傍に並んだ六地蔵 

幅広の道はここまででこの先は古道らしくなり車の入れる道ではなくなってきた。
大黒天と聖徳太子の石碑のところまで来ると
3大黒天・聖徳太子石碑_0617
     Photo3 大黒天と聖徳太子の石碑 

右の尾根は伐採され踏み跡も濃いので尾根を進んでみると、コンクリートの基礎だけ残された送電鉄塔跡。引き返して更に道を進み、沢を渡ると直ぐに分岐となった。石の道標には左の坂を上る方向が有坂、直進が茶平と刻まれておりここまで歩いてきた”上郷道”は左折し坂を登って行くようである。一方直進は”番後道(バンゴミチ)”というらしい。
4有坂・茶平分岐_0621
     Photo4 有坂方面(上郷道)と茶平方面(番後道)の分岐 

ここで”上郷道”からはずれ”番後道”を茶平集落方面に向かうと程なく廃集落に出た。少し進むと茶平沢が見えてきたが集落の中の道は錯綜しておりウロウロしながら沢の対岸にある林道に出た。沢に沿って林道を進むと雨水で削り取られた路面は涸れた沢と見まがうばかりの荒れ道となり、
5茶平林道の擁壁_0626
     Photo5 茶平集落からの上部の荒た林道 

林道終点の有坂で”上郷道”に合流した。
6有坂_0627
     Photo6 林道終点の有坂で再び上郷道と合流 

タワノネ・武士平への道標に従い坂を上ってゆくと武士平と先日歩いた高ワラビ方面への分岐であるタワノネに着いた。
7タワノネ分岐_0629
     Photo7 タワ尾根と武士平への分岐 タワノネ 

タワノネで右折し踏み跡のない尾根を進み雄山(男山)を目指すがここも樹林帯で展望が無く、時折背後に見える高ワラビ尾根を確認しながら忠実に尾根を辿ってゆく。やがて急登となるが獣の踏み跡を辿って一気に登り詰めると雄山山頂に出たが相変わらず樹林に覆われ展望はない。
8雄山山頂_0630
     Photo8 雄山山頂  

山頂を示すものは先行者が残した木に巻かれた登山日・標高がかかれた白いビニールテープと登山者名が記されたオレンジの布リボンのみであった。
一息入れ更に直進して大塚山を目指して急勾配を落ち葉でのスリップに注意しながら降る。やがてコルに出ると右側からは会談のある道、左側からも明瞭な踏み跡がコルに登ってきているが進むべき正面の大塚山方面は植林の枝打ち跡や最近着られた間引きされたばかりの倒木で覆われ踏み跡らしきものは全く見られない。
といっても進むべき方向は明白なので堆積する枯れ枝に難儀しながら直登し、右に見える岩場よりの高い位置に上がったところで漸く踏み跡に出会った。
右へ上って行く踏み跡を辿ってゆくとやがて尾根に出て砂礫となり踏み跡が解らなくなったが、ここで左折しズルズル滑りながら登って行くと大塚山の頂に出た。
9大塚山山頂_0637
     Photo9 大塚山山頂 

平坦地の先には台上にある祠が現れ、ここにも雄山同様先行者の跡が残されていた。大塚山山頂からも下山路は踏み跡が薄いのか、落ち葉の堆積で隠されているのか解らず、ひたすら南に延びる尾根を下る。
途中大岩が出てきたり、登山道と思われる侵食されて周囲より抉られた道らしきものがあったが送電線と尾根の交点をめがけて下ると奥秩父送電鉄塔No13に出た。
10奥秩父線13号鉄塔_0640
     Photo10 奥秩父送電線の鉄塔No13 

ここからは道らしきものが延びているので進んでいくとやがて落ち葉に消されてしまった。大神楽林道近くまで来ているので、とにかく歩きやすいところを選んで左にトラバース気味に下降すると踏み跡を発見。沢に沿って時には涸れた沢の中を降ってゆくとやがて廃屋の屋根が見えだし、いまは崩れてかろうじて斜面を横切るだけになってしまったかつての生活道路を降るとオカグラ沢に出た。
11大神楽沢の橋と集落_0643
     Photo11 オカグラ沢を渡って舗装された大神楽林道へ 

民家の庭先を突っ切るように進み、鉄橋を渡って舗装された林道に出て降ってゆくと直ぐにオカグラ沢出会いの大神楽橋バス停に着いた。
この辺り民家が斜面に立ち並び地形図を見ても道が錯綜しているので浦山から川俣方面に伸びる県道の擁壁の上に出ないように注意して山を下ってきた。
大神楽橋バス停で休憩していると数少ないバスが丁度やってきたがバスには乗らず、冬の太陽の陽射しを浴びながら秩父さくら湖の風景を楽しみつつ徒歩で駐車場へと戻った。
12寄国土トンネル茶平側_0647
     Photo12 県道73を大谷バス停へ戻る途中の獅子舞の獅子が描かれた寄国土トンネル入口

寄国土を地形図では“いすくど”とルビがふられているが現地の案内板では“ゆすくど”とふられていた。一方ネットで探すと“うすくど“”よせど“等も見つかった。どれが正解? 日本語は難しい。
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