安達太良山

Photo0 ガスの中の安達太良山 後ろには乳首
記録
日程:2015,12,15 Sさん、安田
12/15 天候 晴れ
コースタイム:奥岳登山口駐車場(6:33)→五葉松平への分岐(6:49~6:56)→ロープウエー終点(8:00~8:25)→薬師岳(8:30)→乳首分岐(9:57~11:24)→安達太良山山頂(10:03)→峰ノ辻(10:32)→勢至平分岐(11:14~11:27) →八の字(11:45) →鳥川橋(12:16) →奥岳登山口駐車場(12:35) 行程11.1km 累積標高10635m
ルートマップは ここ です。
今年の冬は各地で気温が高く雪も少ないということでいろいろ探した結果、谷川岳はもう少しあとのほうが良さそうということで視点を変えて安達太良山に出かけてきた。
奥岳の登山口についてみると、

Photo1 奥岳登山口
スキー場はまだあちこちに枯れ草が出ていて雪が少ないが、雪上歩きは出来そうということで出発。登山口から夏道を鉄小屋方面に進み五葉松平への分岐を過ぎると漸く雪上歩きが出来るようになった。

Photo2 五葉松平への分岐
スキー場を横切ったり、隅を進んだり徐々に高度を上げてゆくが先行者のものと思われる踏跡はあるもののあちこち様々で冬道は???とにかく行き先はロープウエーの終点を目指して歩きやすいところを登るうちに徐々に積雪が増し、スノーシューやワカン、アイゼンの跡も見られるようになってきたがツボ足で登りきりロープウエー終点に到着。
ここから先の登山道にはスキー客向けに進入禁止のロープが張られていたが、横を通って登山道を進み観音岳に到着。

Photo3 観音岳
みはらし台からは麓の岳温泉方面が見渡せるが中通りの平野部の上空には雲が一面にかかっている。

Photo4 岳温泉と中通り方面
安達太良山方面は山頂付近にガスがかかっているがその他はブルーの空が広がり気持ちよい。

Photo5 安達太良山頂を望む
観音岳から仙女平分岐を過ぎ、樹林帯が無くなる辺りから地面が現れだし、火山性砂礫と雪が交互に現れる。乳首分岐から安達太良山山頂へ岩を登るが濡れており注意を払いつつ進む。

Photo6 峰の辻入口分岐
山頂の祠付近で赤く丸い石を見つけ、拾い上げてみるとなんと石仏の頭。拾い上げて泥をぬぐい祠の中に戻してやるが・・・・登山道の真ん中に落ちて泥にまみれていたので気づかない登山者に踏まれたのか?

Photo7 乳首の頂 祠の中に石仏の頭部を戻して
山頂は風があり、ガスの中で展望も得られないため早々に分岐まで戻り、峰の辻を目指して降る。

Photo8 峰の辻
峰ノ辻からは鉄小屋を経由せず篭山の北面を巻くように付けられている登山道を鉄山を左に見て進み

Photo9 鉄山 上空はブルーの美しい”本当の空“が
直接勢至平を目指すが潅木帯に入った途端に道が悪くなり、先行者の深い踏み抜き跡が延々と続き、踏み抜きを避けつつ進むので登るより疲れた。
陽射しがあり踏み抜きもなさそうなところを選んで休憩するも、歩き出したら直ぐに勢至平の分岐。

Photo10 勢至平分岐
夏は車も通る馬車道歩きとなり踏み抜きの無いので快適に高度を下げるが、八の字で旧道(登山道)に入ると再び枯葉の堆積、雪解けの水が溜まった泥道と踏み抜き多発の雪道が交互に現れ非常に歩きにくい。時々馬車道と接触し、歩きやすそうなのでついそちらに進みたくなるが、雪の上に付けられた泥で汚れた先行者の踏跡が登山道に伸びているので我々も従って降るうちに鳥川橋に出た。

Photo11 鳥川橋 雪が消えるまで奥岳遊歩道は進入禁止
ここからは殆ど雪の消えた砂利道歩きとなり、往路で通った五葉松平への分岐を過ぎ登山口へと戻った。
スキー場には音楽が鳴り、リフトも動いていたがスキー客はいなかった。情報によるとオープンは先週土曜のはずだが・・・・・・。駐車場も閑散、ボーダーを一人見かけたのみ。
今シーズン初めての雪上歩きをしたが・・・・結局アイゼンはザックの中で一日惰眠。相方はアイゼンを使っていたが、時々雪が消えてしまうのでそのたびにつけたりはずしたり。アイゼン歩行はともかく着脱の良い練習にはなったようだ。まぁ例年と違って雪が少ないのでシーズン初めとしてはこんなものか。
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