西上州 高岩

Photo0 高岩(右が雄岳 左が雌岳)
記録
日程:2015,12,01 Nさん、安田
12/01 天候 晴れ
コースタイム:道路脇駐車場(8:00)→恩賀登山口(8:10)→コル(8:37)→雄岳山頂(9:37~10:00)→コル(10:43)→雌岳P2(11:23~11:28)→雌岳P3(11:56~12:03)→下降点 (12:11) →八風平キャンプ場登山口(12:40) →駐車場(12:55) 行程6.0km 累積標高843m
ルートマップは ここ です。
上信越道を東京方面に向かって走るとき、碓井軽井沢ICのところで正面に見える2つの岩峰がいつも気になっていたので登ってきた。情報によると右側の雄岳にはクサリがあり、左側の雌岳には支点が数多くスリングを持参すれば登れそうであったがこのところ冷え込みが増し体の動きも鈍くなっているので安全期しを30mロ-プを持参した。
碓井軽井沢ICで高速を降り、恩賀集落の手前の路肩に駐車して装備を持って出発。恩賀集落を経て登山口の道標に沿って入山し

Photo1 恩賀登山口
植林の中を進むと徐々に高度を増し、ルンゼの急登を登りきると右雄岳、左雌岳と分岐するコルに出た。右折し尾根を進むと岩壁に突き当たり左へ巻くとクサリの掛かったチムニーが現れ、

Photo2 雄岳 クサリの掛かったチムニー(30m)
ここでハーネスを着けクサリに頼らずに登攀。チムニーを抜けると泥の登山道が左右に伸びているので左へと進み潅木に掴まり灘らながら登って行くと雄岳の山頂に出た。

Photo3 雄岳山頂
碓井軽井沢ICを出たときには山頂付近はガスに覆われ見えなかったが到着してみると空は晴れ360 °の大展望。足元には高速道路が曲線を描き、

Photo4 碓井軽井沢IC
正面には裏妙義の谷急山。

Photo5 正面の谷急山
反対側には軽井沢に至る碓井バイパスも見える。

Photo6 これから向かう雌岳
雄岳山頂から一旦降り隣の摩利支天の石碑のあるピークに登り返して見ると

Photo7 雄岳 摩利支天ピーク
もう1つのピークが現れた。どうやら雄岳は4つのピークが有り全て登れそうであったが泥に霜柱が残っているところもあるのでチムニー上部へ戻り懸垂下降。30mロープで2ピッチ丁度でチムニー取り付きへと戻った。チムニーからコルへと戻り今度は反対側に雌岳へと登り返した。雌岳にも幾つかのピークがあり、最初のピークがP1。

Photo8 振り返ると雄岳が
ここは難なくピークに立つことが出来、次に現れるのがP2。尾根の登山道から狭い岩リッジが伸びており、

Photo9 雌岳P2
その先の岩の垂壁を登り泥リッジを進んだ先がP2の頂。
P2の岩リッジの中間に1点、垂壁には1mおきぐらいにペツルとリングボルトが打たれているのでスリングの掛け変えだけで登れそうであるがここでもロープを出して確保。取り付きのリッジ、垂壁を登ってからの潅木混じりの泥リッジともに両側はスッパリ切れ落ちており、頂までロープでの確保は必要と思われる。P2の頂からはいままで雲に覆われて姿を現さなかった浅間山、

Photo10 浅間山
さらには山急山の展望が得られた。

Photo11 山急山
下降用の支点は垂壁上部と頂の先端に設けられているのでそれらを使って懸垂で登山道にもどり、

Photo12 雌岳P3の頂
次に現れたのがP3。ここも少しの岩登りでピークに立つことが出来た。

Photo4 P3の頂
P3で岩峰は終わり、尾根道を進んでロープの張られた泥ルンゼを降ると落葉し陽射しが差し込む紅葉樹林の中を進むと八風平キャンプ場への道標、次いでアンテナ群が現れる。
踏み跡にしたがって高度を下げるとやがて林道に出て更に降ると碓井軽井沢ICから南軽井沢への道路に出た。ここを左折すると程なくIC入口となり車へと戻った。
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