紅梅5分咲き

0紅梅
     Photo0 淡いピンクの紅梅
記録
日程:2020,02,24

メンバー:安田
02/24 天候 晴れ:
やはり今年は暖か過ぎ。例年なら白梅の花が散って暫くして遅咲きの紅梅が咲き始めるのに今年はまだ2月というのに咲きだした。この紅梅はかなり前にホームセンターで売れ残っていたのをタダ同然で購入したもので、それまで家には白梅しかなかったので色ものを欲しいと思っていたときに偶然手に入れました。私が購入しなければおそらく廃棄処分されていたのではないだろうか。
殆ど他所では見かけないほど淡いピンクなので初めて咲いた時は、苗木についていたタグが違っていたのかと思いましたが成長するにしたがい、良い色になってきました。

冬の間、いつになったら咲き始めるのかと蕾の数を数えていたサクラソウも、忙しさにかまけているうちに気が付けば最下段の花は咲き終わり、花葉だんだん上に移っています。
1サクラソウ
     Photo0 サクラソウ

落ち葉は腐葉土用に掃き集められ、まだ葉がないので太陽の光が根元まで届いています。今年はいつごろ木の芽が膨らみ始めで武蔵野の雑木林の色が変わり始めるのだろう。江戸時代に武蔵野開発で野火止用水が作られる遥か以前の鎌倉時代にも多摩川から水を引くための掘割が作られ、その跡が雑木林の中に昭和の終わりころまでのこっていたという。しかし残念なことにどこにあったのか場所を記載した地図が見当たらないので現在は行方不明。文献の前後の記述からこのあたりではなかろうかと目星をつけたので時間を見つけて探しに出かけてみよう。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

首切り地蔵 (開明地蔵大菩薩) 無残

0倒された地蔵
     Photo0 破壊された首切り地蔵 首はもげ、今年の正月の白いたすきも無残
記録
日程:2020,02,21
メンバー:安田
02/21 天候 晴れ:
例年になく早い春の訪れで庭の白梅も満開になりました。久しくブログを休んでいたのですが陽気につられて近所をうろついているととんでもない光景を目にしたので皆様にぜひ紹介したいと思います。
以前のブログ記事”川越街道 藤間あたり”で紹介した開明地蔵大菩薩(首切り地蔵)は数年前に覆堂が新しくされたのですが今週になって覆堂が壊され、昨日まで地蔵様は露天に晒されてしまいました。
1開明地蔵大菩薩_9315
     Photo1 分岐の中央に開明地蔵大菩薩の覆堂 壊される前

2覆堂が無くなっている
     Photo2 今朝の様子 覆堂は無くなっている

そして本日ついにお地蔵さまはその場で破壊されてしまいました。Topの写真。

3露天に晒された地蔵
     Photo3 今朝の首切り地蔵(開明地蔵大菩薩) 白い襷は今年の正月にかけられたもの

元々首切り地蔵は私有地にあったのですがその私有地の所有者が変わり現在は競売で某不動産会社の持ち物になっているそうです。従って法律的には部外者がお地蔵さまについてとやかく言うことはできないそうです。
しかし川越市で発刊された『川越の石仏』や埼玉県教育委員会の『歴史の道調査報告書第十二集 川越街道』にはその所在が記載されています。さらに川越博物館発行の『川越藩松平大和守家記録 三 』には明和9年(1772)10月に砂新田の御仕置場で無宿の平次が斬首され、首が晒されたことが記載されている。
このような江戸時代の川越藩の処刑場跡にあった地蔵は造立年代からみると処刑される様子を見ていたことになります。明治になって刑場が廃止されてからは川越街道を通行する人々を見守り、地元の人々は子供のころから接し、さらには今年の正月には近所の方の手での作られた新しい白いたすきがかけられていたのも関わらず、今は写真のような無残な姿なってしまいました。
首切り地蔵は川越藩松平家の記録にも登場し、川越街道を歩いた人のブログなどにも登場る文化遺産だったはずなのに私有地にあるということで川越市はどうなろうと全く無視している状態で地蔵は破壊されてしまいました。というか地元から市に連絡が届いて事情を確認して線香などを手向ける前に業者は素早く地蔵を破壊してしまいました。
4台座も壊して
     Photo4 破壊している作業者

5外国人作業者
     Photo5 地蔵の台座もハンマーで破壊中

川越市は観光客誘致に熱心で川越まつりはユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財になっていますが目立たない歴史遺産は全く保護されていません。もう少し歴史遺産に光を当てたらどうかと思います。
今日破壊された首切り地蔵は江戸の小塚原刑場や鈴ヶ森刑場と言った処刑場と同じように川越街道横にあった川越藩の処刑場跡です。地蔵を破壊していた業者の車は山梨ナンバー、土地の所有者は隣の市の不動産業者だそうです。
首切り地蔵(開明地蔵大菩薩)は宝永6年(1709)3月の造立なので300年以上の歴史があります。ドリルとハンマーで破壊するのではなく、どこか他所に移転してほしかった。
地元の人々に相談に声をかけられることもなく、気が付いた時には無残な姿にされていました。

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