神成山 九連峰

0ハイキングコース東側方面_8196
     Photo0コースの途中から登ってきた富岡方面を振り返る
記録
日程:2018,03,23

メンバー:安田
03/23 天候 晴れ :
コースタイム:宮崎公園駐車場(8:01)→見晴台・姫天狗(8:16~8:19)→龍王山(8:33~8:37)→旧宇芸神社跡(8:51~8:56)→オキナグサ自生地 (9:18~9:23)→吾妻山(9:25~9:28)→新堀神社(9:34)→古代蓮の里(9:44~9:48)→宮崎公園駐車場(10:18)
行程6.3km 累積標高347m     ルートマップは ここ です。

春彼岸の入りにお寺に出向いて墓掃除して中日を迎えたら春の嵐到来で季節代わりの挨拶のような置き土産をどっさり残していった。自宅周辺から見える山も薄っすら白くなったが漸く週後半で再び春が勢力を増してきて、これから夏に備えて畑の準備を開始と意気込んでみたものの土は水分たっぷり含んで如何ともしがたし。土の水分が抜けるまでの間、西上州の山の様子見を兼ねて以前からチャンスがあればとリストアップしておいた里山の神成山ハイキングコースに出かけた。

上信越自動車道を富岡ICで降りてR254に出て貫前神社前から宮崎公園を目指し公園の駐車場に車を停めた。駐車場にはトイレもあり神成山ハイキングコースの基点にもなっている。ハイキングコースのもう一方の基点、新堀神社前にも駐車場がありどちら側からでも取り付きやすい。

駐車場の案内板を見てコース全体を頭に入れ、道標に従って歩き出すと富岡市立西中学校のグランド横にハイキングコースの登山口が現われ入山。
1西中学校登山口_8170
     Photo1 西中学校横の神成山ハイキングコース登山口

校舎北側に沿って進んで行くと雑木林の中の緩やかな上りとなり不動尊を右に見て登って行くと見晴台(姫天狗)に出た。富岡方面や正面には予想通り置き土産の雪が残っている稲含山の展望が広がった。
2稲含山_8174
     Photo2 稲含山 置き土産の残雪あり

ハイキングコースを周回しても然程時間が掛からないので今日はのんびりブラブラ歩きで各所で休憩。

見晴台で喉を潤し先に進むと神成城址に到着。ここにはランが自生しているらしくロープが張られていたが今の季節ではそれらしきものは見当たらず。
神成城址から少し南に進むと宮崎公園の案内板に書かれていた神成山九連峰のP1だが雑木林のピークで踏跡も薄かったのでパス。濃い踏跡に従って階段のある急登を登ると龍王山(両山、神成山)山頂に到着。
3龍王山山頂_8181
     Photo3 龍王山山頂 登山者名簿の入った葉穂があります

ベンチもあり箱の中に登山者名簿が用意されていたので開いて見ると毎日のように歩いている人もいる。上田の太郎山、沼田の戸神山と同じように地元の人にとっては散歩コースとして愛されているようだ。

龍王山から降って登り返しP3を過ぎると旧宇芸神社跡のP4に出た。
4宇芸神社跡山頂ミニ自然博物館_8186
     Photo4 旧宇芸神社跡山頂

P4山頂には”ミニ自然博物館”と書かれたガラス戸の木棚があり、中にはいろいろ展示されていたが綺麗に管理され素晴らしい。

P4から先に進むと明るい雑木林の中に咲くミツバツツジを発見。いよいよこれから山にも花の季節が訪れる。
5ミツバツツジ_8189
     Photo5 登山道横の雑木林のなかのミツバツツジ

歩いていると電車の走行音が聞こえてきたので麓を見ると田園の中をおもちゃのような上信電鉄の電車が走っていた。
6麓を走る電車_8195
Photo6 麓の田園の中を走る上信電鉄

陽射しポカポカ、のどかな電車の眺めとハイキングコースの条件最高。"日本一きれいなハイキングコース"との看板に偽りなし。

石祠のあるP5,石塔のあるP6、見逃してしまいそうなP7を過ぎると露岩のあるP8に出た。P8の露岩の上からはすぐ隣の鍬柄岳の岩峰や下仁田の奥にある4つのピークを持つ四ツ又山、2本の角のよう見える鹿岳が見渡せた。
7四ッ又山鹿岳鍬柄岳_8204
     Photo7 四ツ又山 鹿岳鍬 柄岳

P8から降りコルから登りに差し掛かるとニホンオキナグサの看板。登山道の中ほどに保護するように竹串で囲まれたところや南斜面のロープで囲われた部分が自生地のようであるが葉が出ているのは数株、花は2,3輪しかなかった。
8オキナグサ_8199
     Photo8 ニホンオキナグサ

コルから登り返すとハイキングコース最高峰の石祠のある吾妻山山頂、ここから一気に降るとは新堀神社前の登山口に降り立った。
9新堀神社_8206
     Photo9 新堀神社

コンクリート舗道を降って突き当たりでキョロキョロすると、二階の屋根の高さを越える大サボテンを発見。”大サボテンの家”というらしい。
10大サボテンの家_8208
     Photo10 大サボテンの家

左折して山際に沿った道を進み、歩き出した宮崎公園を目指すが途中には白木蓮やオレンジのボケなどが咲き誇っていた。
途中”古代蓮の里”のベンチで一休み、宮崎公園に戻ってから”旧茂木家住宅”を覗き見して周回ハイキングを終えた。


Appendix
文中にあるオキナグサは正しくは“ニホンオキナグサ(日本翁草)”。自生ではなく絶滅危惧種のニホンオキナグサを保護するために移植されたもののようです。
神成山のニホンオキナグサは数が少ないですが麓の上信電鉄南蛇井駅構内にはたくさん咲いているようです。
駅構内なら無人駅とは言ってもそれなりに人目があるので盗掘されにくい。野山に自生できれば良いのですが数が増えるまでの間の保護地としては最適かも。
赤城山の船ヶ鼻山にもニホンオキナグサが移植されているようです。


テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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