温泉ヶ岳(ゆせんがたけ) 根名草山

Photo0 根名草山からの下山途中に漸く姿を現した温泉ヶ岳
記録
日程:2017,09,19
メンバー:安田
9/19日 天候 晴れ :
コースタイム:金精トンネル駐車場(7:42)→金精峠(8:08)→温泉ヶ岳分岐(8:47)→温泉平(8:57)→水場(9:20)→念仏平非難小屋(9:32)→根名草山(10:11~10:30)→念仏平非難小屋(11:09~11:18)→温泉平(11:49)→温泉ヶ岳分岐(12:04)→温泉ヶ岳(12:12~12:32)→温泉ヶ岳分岐(12:38)→金精峠(13:08)→金精トンネル駐車場(13:27)
行程10.7km 累積標高1053m ルートマップは ここ です。
台風一過で天気が良さそうなので、連休も過ぎたことだし山行する人が少ないだろうと思い奥日光に出かけた。
自宅からだと奥日光は東北道経由、関越経由にしてもほぼ同距離なので関越経由として沼田ICで降り、沼田から金精峠までR120を走って金精トンネルを通過、群馬県から栃木県に入るとトンネル出入口にある金精峠駐車場に車を停めた。
駐車場には7時30分に到着したが20台は停められそうな駐車場は8割がた埋まっていた。紅葉シーズンには路上駐車もあるというほど混雑するようであるがまだシーズン前さらには連休明けとあって空いていると思ったのだが・・・・。
金精峠駐車場のすぐ横の登山口から金精峠を目指して登りだしたが急登で木段のステップも大きく、場所によっては道が侵食されていたりしてかなり大変。
崩壊地をトラバースして登り詰めると勾配が緩み、斜面をトラバースするようになるとやがて金精神社の祠が見え出して金精峠に到着。

Photo1 金精峠 温泉ヶ岳と金精山の鞍部
日光方面は展望が開けているが群馬県側はわずかに菅沼?のみの展望。(後で沼の形を検討したら大尻沼。手前の丸沼菅沼は足元の樹林に隠れていた。)
金精神社の背後には金精山が見えるがガスで覆われて山頂までは見えず。
ここまで30分弱の急登であったが一休みするには早すぎ、尾根を右折して温泉ヶ岳・根名草山へ向かっての尾根を歩き、途中何箇所か展望の開けるところがあったが登山道は殆ど樹林の中を進み温泉ヶ岳山頂への分岐に到着した。

Photo2 温泉ヶ岳分岐
ガスで山頂からの展望が期待できないので帰路に立ち寄ることにして先へ進んだ。
温泉ヶ岳山頂を巻くように笹の茂る登山道を進み温泉平と書かれた鞍部に出ると漸くガスが切れ始め右手に太郎山、大真名子、男体山が見え出し、切込湖の姿も確認できた。
ガスが無くなれば展望が得られるので岐路での回復を願って更に先へ進むと、やがてチョロチョロ流れる沢に出合い渡渉、すぐに旧念仏平避難小屋跡に到着。すぐに最終水場との看板があり念仏平避難小屋までは15分と書かれていた。

Photo3 水場 旧念仏平避難小屋跡
樹林の中を進んで念仏平避難小屋前を通過、シラビソの樹林の中をダラダラ登って降り登り返すと露岩のある細尾根に出た。ここからは群馬方面栃木方面と左右の展望が得られたが帰路に立ち寄ることにして先へ進むとすぐに根名草山山頂に到着。

Photo4 根名草山山頂
山頂からは右に高薙山が見える程度で尾瀬方面は樹林に遮られて見えず。

Photo5 根名草山からの展望は高薙山くらい
日光沢へと降って行く道の単なる通過点といったところだが、ここから先へ進むと車まで戻るのが困難になるので山頂で休憩して引き返した。
細尾根の露岩の上に立って展望を楽しみ、念仏平避難小屋目指して下りながら途中樹林が切れた斜面で温泉ヶ岳のお椀を伏せたような姿を見出した。

Photo6 念仏平避難小屋
念仏平避難小屋の内部を覗いてみると整理整頓清掃が行き届き非常に綺麗でその上積雪期用の出入り口も用意されていてすばらしい。

Photo7 念仏平避難小屋内部
小屋から降って旧避難小屋跡を通り、温泉平まで来ると予想通りガスが消え上空の雲だけとなり日光の山々が先ほどよりくっきり見えていた。
いつもの事ながら山行中にもっと良い景色があるだろうと思いそのまま通過すると、天候が変わったり位置関係が変わったりして写真を撮るチャンスを逃してしまうことが間々あるのでここでパチリパチリ。

Photo8 中央が太郎山 右が大真名子山 間に見えるのが小真名子山 切込湖 刈込湖
温泉ヶ岳の笹の巻き道は往路で通過したときよりも案外簡単に通過。やはり初体験のときは笹に覆われた踏跡を探してキョロキョロ、次のときは解っているので心の余裕が違うからであろう。
温泉ヶ岳の分岐で右折して樹林の中を登って行くとあっと井馬に山頂に出た。

Photo9 温泉ヶ岳山頂
ここは先へと伸びる登山道が無く行き止まり。三角点を中央にした広場で展望休憩。残念ながら日光白根山はガスの中だったが群馬方面の菅沼丸沼大尻沼その先には尾瀬への入り口片品村まで見えた。
尾瀬の燧ケ岳、先ほど登った根名草山は山頂も姿を現し、中腹の樹林の中には念仏平避難小屋の姿もあった。

Photo10 シルエットが燧ケ岳 隣が根名草山のピーク
太郎山大真名子山は良く見えるが女峰山太郎山の後ろに隠れてわずかに山頂のみ見えた。見えるのは男どもと子供だけで・・・・女峰山は女性らしく慎み深くといったところか。

Photo11 手前から湯ノ湖 戦場ヶ原 中禅寺湖 左のシルエットが男体山
温泉ヶ岳山頂をあとに尾根道を金精峠まで戻り、金精山もついでにピストンで登ろうかと思案したが・・・・。

Photo12 金精峠 金精神社とその後ろに金精山
登山道は金精山を越えて白根山方面まで伸びているし周回も可能なので次の機会に登ることにし急登を降り駐車所へと戻った。
金精山と温泉ヶ岳は紅葉の時期に戦場ヶ原から見るのが良いようだ。