アカヤシオを探して笠丸山 マツオ

0アカヤシオ_4870
     Photo0 アカヤシオ

記録
日程:2017,04,23
メンバー:安田

4/23日 天候 晴れ 
コースタイム:登山口駐車場(7:22)→石灯篭のある登山口(7:28)→笠丸山南峰(8:17~8:35)→北峰(8:42~8:51)→地蔵峠(9:17)→マツオ(9:41~9:59)→地蔵峠(10:22)→林道終点(10:47)→新高畑橋(10:55)→駐車場(10:56)
行程5.3km 累積標高726m     ルートマップは ここ です。

先日の両神山ではアカヤシオが少なくて少々物足りなかったのでアカヤシオで有名な上野村の笠丸山に出かけた。
登山口までの、道路の一方からの入口が通行止めになっているので日曜日ではあるが登山者は少ないであろうという思いも少なからず山選びの要因となった。
R299から直接登山口の住居附(すまいづく)までの道はもう何年も交通止めになっているので登山口へは下仁田経由で塩之沢峠のトンネルを抜けて御荷鉾スーパー林道から居住附へ降るルートを進んだ。

登山口の駐車場へ着いたのは7時を過ぎていたが先行車は1台のみ。予想通りと喜び勇んで支度を整え、道路を住居附の集落のほうへ少し降った石灯篭のある登山口からの周回ルートを歩こうと考え集落を目指すと道の両側はアカヤシオが満開。
1住居附のアカヤシオ_4862
     Photo1 登山口周辺のアカヤシオは満開

見上げた岩峰の側面にもピンクの花がそこかしこ。
笠丸山の頂稜はアカヤシオの道になっていること間違いなしと確信し登山道に踏み込んだ。
ちょっと急勾配の登山道を登って徐々に尾根が狭くなってくるとフィックスされたロープが現われた。
2山頂への登山道_4863
     Photo2 雑木林の尾根を進む 朝日をうけ心地よい

降りで使うと木の根で滑りやすいかも?などと考えて進むうちの岩壁に突き当たった。道は左に曲がり岩壁を巻くように伸びているので進むと今度は木に掴まりながらの泥岩壁登りとなり程なく笠丸山南峰の山頂に出た。
3笠丸山山頂_4865
     Photo3 笠丸山南峰の山頂

山頂には社が祀られ、南方面が好展望の広場の端にはアカヤシオが満開。アカヤシノの遥か向こうには両神山や小鹿野の二子山が見えた。
4山頂のアカヤシオ_4867
     Photo4 左から小鹿野二子山 天武将尾根 両神山

南峰で休憩後、両側スッパリきれ落ちた頂稜を進むと・・・・・アカヤシオの花はどこどこ?予想に反してアカヤシオは蕾ではなく芽が伸び始めていた。
5北峰への稜線_4877
     Photo5 頂稜の登山道 疎らなアカヤシオ

中には花をつけている株もあったので観察してみると枝先は蕾ではなく殆どが若葉の芽で中には気まぐれで花をつけているものもあるといった状態。アカヤシオの花道歩きの願望は潰えた。

露岩の北峰では駐車場に停まっていた1台の車の主と遭遇。
6北峰 向こうにマツオ_4878
     Photo6 笠丸山北峰山頂

山談義の情報によるとアカヤシオの当たり年は数年に一度とのこと。アカヤシオの花期は短いので”花追い人”は咲き始める前に一度登り、蕾の数や膨らみを観察してから再訪するか又はいつ登るかを判断するとのこと。自然相手の花見もなかなか奥深い。

北峰から南峰への続く尾根を戻り、途中の下降点からフィックスロープに捕まって岩と泥の急斜面を下降。
7下降点のロープ場_4879
     Photo7 頂稜からの下降点 ロープを掴んで降る

ロープが途切れて勾配が緩んだ尾根道を進むと大きな岩、鏡岩が現れた。基部右側を巻くように進むとやがて大木の根元に地蔵が安置されている地蔵峠に出た。
8地蔵峠_4893
     Photo8 地蔵峠 大木の根元の赤いのがお地蔵さんの涎掛け

直ぐ横に重機の轍の残る林道があったがいったいどこに通じているのか?林道は地形図に記載が無いので安直には入り込めません。

地図上では登山道を示す赤実線がここから右折して尾根から外れ、駐車場のある新高畑橋まで下るようになっているが、時計を見るとまだ時刻も早いし登った今登った笠丸山の山容を見たいと思い地蔵峠から伸びる破線のルートを直進しマツオを目指した。

今では破線扱いだが進むうちに殆ど土砂に埋もれた状態の木段があったのでかつては良く歩かれていたようだ。
ピークを1つ越え登りコルに下り登り返すと前方に岩が現れた。近づいてみると左から岩の弱点を巻き上がるような道跡があったのでそれを辿り、岩を越えると次に岩に掛けられた古い木のハシゴが現れた。
9マツオの木ハシゴ_4886
     Photo9 古い木製階段 乾燥しているからか腐ってはいなかった

ハシゴを登って岩上に立ってみると明らかに巻き道と思われる跡が残っていた。
岩を越え狭くなってきた登山道をすすむと祠のあるマツオ山頂に着いた。
10マツオ山頂_4887
     Photo10 マツオ山頂 周囲はアカヤシオに囲まれているのだが・・・

山名標は無かったが、祠と周囲の展望からマツオであると判断。
狭い山頂の周囲は潅木、笠丸山方面は松ノ木で展望が遮られていたが御座山や白く残雪が残る八ヶ岳、浅間山を見ることが出来た。
山頂の周囲の潅木はアカヤシオだったので運がよければ花に取り囲まれた山頂で花見を楽しむことが出来そう。が、しかし・・・・・
残念ながら今回はアカヤシオの芽を愛でることになってしまった。

マツオから更に道は先へと伸びていたので尾根を伝って塩之沢峠まで行ってみるかと一瞬思い浮かんだものの駐車場までの長い舗装道路歩きを考えて断念。

マツオからは来た道を地蔵峠まで戻り、地蔵峠からは赤線で示されている一般道を下山した。沢筋に沿って降ると右前方に岩峰が現れ天辺のほうには一際目を引くアカヤシオが咲いていた。やがて道は幅広の林道へと繋がり、林道を進むと新高畑橋を渡って駐車場横の登山口へ出た。
11新高畑橋_4899
     Photo11 駐車場至近の新高畑橋登山口

駐車所へ戻ると車の数は十数台と増えていた。皆さんアカヤシオ狙いだと思うのですが・・・・・。

帰路は塩之沢峠まで戻り、ここからは往路とは逆の天狗岩登山口のある湯ノ沢トンネル上野村側へと降った。
12御荷鉾スーパー林道から見た笠丸山_4901
     Photo12 御荷鉾スーパー林道途中から見た笠丸山の南峰と北峰

天狗岩も笠丸山同様アカヤシオが咲き乱れとのこと、しかも笠丸山より交通の便が良いので花狙いの人が大勢登られたようだ。
駐車場は車があふれ路上駐車の列が出来ていた。中には数台の小型バスも。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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