岩櫃山

Photo0 潜龍院跡から見上げた岩櫃山
記録
日程:2017,03,09
メンバー:安田
3/09日 天候 晴れ
コースタイム:平沢登山口駐車場(8:02)→本丸跡分岐(8:12)→櫃の口(8:29)→九合目(8:47)→岩櫃山(8:54~9:11)→岩窓(9:16)→鷹の巣岩陰遺跡(9:24)→天狗のかけ橋(9:32)→尾根鞍部(9:39)→蜜岩登山口(9:59)→古谷T字路(8:07)→潜龍院跡(110:18~10:25)→旧道分岐(10:50)→赤岩通り分岐(10:53)→岩櫃城本丸跡(11:12~11:22)→尾根通り分岐(11:25)→平沢登山口駐車場(11:29)
行程6.0km 累積標高658m ルートマップは ここ です。
昨年の大河ドラマの真田氏が活躍した岩櫃城は岩櫃山の中腹にある山城なのでそろそろブームが去った今頃はハイキングする人も少ないだろうと思い出かけてきた。
周回しても距離は短いもののクラストした岩の間を登るルンゼ、クサリ場、360°の展望、おまけに狭い岩リッジ、岩窓くぐりと変化に富んだコースで最後には疑木の階段が土砂に埋まって降るのにスリリングな泥ルンゼありというおまけまで付いていた。
登山口の案内書で見れば1~3月は自粛してくださいとのこと。木々の葉が落ちて見晴らしが良いのになぜと思ったが歩いて納得。
北面の斜面や陽が差し込まないルンゼはクラストしてツルツル、暖かい季節なら手軽なハイキングも今の季節ではちょっと手ごわい。
岩櫃山には幾つかの登山口があるが駐車場がある平沢登山口より入山。

Photo1 平沢登山口
舗装路を歩いてゆくと直ぐ氷が現れたが乾いた所を選んで進みやがて舗装が切れ沢通りの登山道を進むと両側に尾根が立ち上がり始めルンゼとなった。

Photo2 だんだん険しいルンゼになってきた
やがて正面が二又の岩ルンゼとなり"櫃の口"に到着。

Photo3 櫃の口 ここら辺りから厳しくなる
ここから指導標に従い切り立った岩の間を進むと”天狗の蹴上げ岩”さらに進むと”一本槍”。

Photo4 一本槍 どれだかわからないけど尖がった岩塔を指すのかな
ところどころにある凍結路面を避けながら

Photo5 踏まれて解けて再結氷してツルツル
ロープに頼って上りきると漸く尾根に出て、潅木の間の尾根を進んで岩場を一登りすると岩峰のピーク(九合目)に出た。
ここで休憩とも思ったが、直ぐ近くに山頂が見えたのでそのまま進み一旦降って登り返すとテラスに出た。ここから岩登りで山頂に立ち景色を堪能。

Photo6 岩櫃山山頂
陽光を浴びながら休憩して再びテラスに降り立ち、山頂のピークを巻くように狭い登山道でトラバースしてリッジにでると進路が岩陰になっていて良くわからない。
先になにがあるのかドキドキしながら進むと少し降った左側に岩窓が出てきた。足元は岩なので踏跡が無いので検討をつけて岩窓まで降り潜りぬけると

Photo7 屈んで潜り抜けた岩窓
再び潅木のリッジ歩きとなった。少し降った分岐を左折"鷹の巣岩陰遺跡”をピストンし、稜線に復帰してさらに降ると行く手にまたもや岩峰が立ちふさがった。
直進すると迂回路、右折すると"天狗のかけ橋"とあるので迷わず右折して岩を巻くように降ってゆくと細い岩リッジで下がえぐられて貫通した穴となっている"天狗のかけ橋”。

Photo8 上から見下ろした“天狗のかけ橋”
距離は短いが手がかりは無いので立って渡った。直ぐに迂回路と合流したが迂回路を見れば岩の北斜面のアイスバーンだったのでこの時期は迂回路のほうが危険なような気もするが・・・・
天狗のかけ橋を通過すると直ぐに尾根の鞍部に出てここから蜜岩登山口を目指して降った。

Photo9 乾いた泥、砂、落ち葉でズルズル滑るルンゼを下降
南に面した泥ルンゼは土砂の崩落が多いらしく、疑木でできた階段は殆ど埋没、あるいは抉られて崩壊状態。乾いた斜面をクサリに頼って降るが、所によっては階段が落ち葉で隠され恐る恐る足を出した。勾配が緩んで木段から開放されるとまもなく蜜岩登山口に到着。

Photo10 蜜岩登山口
ここからは舗装された道を歩いて古谷T字路を直進。舗装が途切れ殆ど勾配の無い草道を歩いてゆくと左に門柱状の赤岩登山口が現れたが十二様通りを直進。直ぐに大きく開け石垣の残る潜龍院跡に出た。

Photo11 潜龍院跡
潜龍院跡の広場の中ほどにあるベンチで岩櫃山を見上げながら休憩を取り、道なりに進んで尾根に乗ると郷原城跡。
ここで左折して尾根筋を登り途中からトラバースして次の尾根に乗り換え徐々に高度を上げてゆくと先ほどの赤岩登山口からの道、赤岩通りと合わさる旧道分岐に出た。
分岐から少し進んで次の尾根に乗ると赤岩通りの分岐。ここで右折して尾根通りを降って岩櫃城本丸跡に出て小休止。
尾根の途中の小岩峰のところでは迂回路もあったがやはり北面なので避けて岩峰を直登し通過した。
岩櫃城本丸跡を過ぎる頃になると、

Photo12 岩櫃城本丸跡
登山道の泥道は霜が解け出しドロドロ、尾根の北斜面では霜柱の道。
やがて往路で歩いた沢通りの分岐に出て駐車場へと戻った。