一富士二鷹で 越前岳

Photo0 黒岳展望広場からの富士山
記録
日程:2017/01/02
メンバー:Sさん、安田
1/2日 天候 晴れ
コースタイム:山神社登山口(8:23)→富士見峠(9:05)→黒岳展望広場(9:24~9:30)→黒岳山頂(9:37~9:42)→富士見峠(10:03)→鋸岳展望台(10:35~10:48)→富士見台(11:27~11:30)→越前岳(11:53~12:17)→高場所分岐(12:54~12:58)→呼子岳(13:08~13:25) →割石峠(13:35)→蓬莱山(13:44~13:50)→割石峠(14:01)→松永塚(14:39~14:51)→大沢橋(15:23)→堰堤上伏流横断(15:44)→山神社登山口(15:57)
行程12.2km 累積標高1366m ルートマップは ここ です。
年末年始の天気が良いので雪山に出かけようと計画していたがこのところ、雪が降ってないので高山はクラストしアイスバーンにアイゼンでも苦労するという情報を得たのでアッサリと諦めた。正月でもあるし”一富士ニ鷹三茄子”から思いついたのが愛鷹山塊の越前岳。
御殿場ICで降りて越前岳登山口の山神社駐車場に着いてみると既に10台ほどが駐車していた。天気予報によると3月中旬の暖かさになるということで正月にもかかわらず登山者が多いことにビックリ。
山神社駐車場から

Photo1 山神社登山口
杉の落ち葉を踏みしめながら登って行くと40分ほどで愛鷹山荘、少し登って稜線に出たところが富士見峠。

Photo2 富士見峠
ここで上着を脱いでしばらく進むと富士山方向に視界が開けた展望広場に到着。休憩していると最初はなにの音かわからなかったが自衛隊の方から銃の発砲音が聞こえてきた。
展望広場から快適な尾根歩きで直ぐに黒岳山頂に到着。

Photo3 黒岳山頂
ベンチもあり御殿場方面の視界も開けている。
鋸岳展望と欠かれた指導標に従って少し進んでみるが降り始め、葉を落とした雑木林の枝に遮られて景色が良くわからないので早々に引き返し、来た道を富士見峠まで戻った。
富士見峠を通過し、尾根道を歩いてゆくと陽射しが無いところでは霜柱が目立つようになってきた。多くの先行者に踏まれて溶け始まった滑りやすい登山道を登って行くとやがて鋸岳展望台に到着。
ポカポカの陽射しを受けながら休憩し、さらに登って行くと時折下山者とすれ違うようになってきた。徐々に高度を上げると雪が出始め富士山展望台に到着。
ここにも下山者がいたのでこの先の登山道情報を聞き、越前岳手前の深く抉られた登山道避けながら登ると越前岳山頂。

Photo4 越前岳山頂
富士市の街並みと駿河湾の曲線・伊豆半島の海岸線の出入りが見え、まさしく地図の通りと思いながら展望を楽しむが山頂は風が強く寒いので、多くの登山者は山頂広場の周囲の潅木帯に逃げ込んで休憩中。
しかし富士川河口にある工場の煙突から煙は流されること無く垂直に立ち上っていた。

Photo5 冠雪した南アルプスの山々
霜解けで田んぼのようになった山頂を後に急坂を降って呼子岳を目指すが山頂で靴底に着いた土で滑りやすくなっているので注意を払いながら下降。やがて勾配が緩むと細尾根歩きとなり、次々に現れる小ピークにだまされながら進むと高場所分岐に到着。
直ぐに呼子岳とはわかっていたがここは風も無く陽光燦燦でポカポカ。思わず休憩を取ってしまった。
高場所分岐から一旦降ってトラロープが張られた雪付きの急登を登ると呼子岳山頂。

Photo6呼子岳山頂
ここまで来れば後は下山だけという思いで呼子岳山頂でも休憩。雪が付いた登山道を割石峠まで降り、

Photo7 割石峠
峠から登り返して鋸岳往復を目指し尾根に出た所で左折、少し進むと蓬莱山山頂。

Photo8 蓬莱山山頂
地図にはここが鋸岳と書かれているが、遭対協の建てた案内板にはここより位牌岳までの間は”立入りはご遠慮ください”とあるのでここから引き返した。
割石峠まで戻る途中”天狗の畑”に寄り道したがここには霜柱が踏まれた跡が無かった。
割石峠からはガレて雪が残っているルンゼを降り、途中何本かの涸れた支沢を合わせて沢テープを追いながら高度をさげた。

Photo9 ガレた沢を降る
漸く沢の右岸を歩く道となり勾配が緩んでくると松永塚。ここで地図にある”沢降り足元注意”箇所から抜け出した。
何回かの渡渉(といっても涸れ沢)を繰り返しながら沢沿いに降るとやがて落石ゴロゴロの林道跡と思われる道になり、大沢橋を過ぎると崩壊跡があるものの林道となりやがて大堰堤を過ぎると重機の轍が現れた。

Photo10 苔むした大沢橋
右岸を降っていた道が堰堤上流で伏流になった沢渡って左岸に移り、しばらく降るとやがて山神社登山口が見え出した。
駐車場に戻ってみると残っている車は数台。皆さん景色を楽しみ無事下山したようだ。
帰路はナビによると高速道路は帰省から戻る車で渋滞らしい。あまり知恵を働かせず、全てナビに従って走ると富士スピードウェーの横を抜け山中湖の展望台の横に出た。
既に太陽は富士山の向こうに沈んでいたが湖と富士山のシルエットが美しいので車を停めて暫し休憩。

Photo11 山中湖展望台からの富士山 右中段は山中湖
途中から高速に乗ったものの休日名物小仏渋滞には巻き込まれること無く帰宅した。