裏妙義 丁須ノ頭 御岳コースから周回

0丁須の頭_3451
     Photo0 丁須ノ頭 
記録
日程:2016,12,03
メンバー:安田

12/03日 天候 快晴 無風 
コースタイム:麻苧の吊り橋駐車場(7:31)→御岳コース登山口(7:35)→麻苧ノ滝(7:42)→鼻曲り:ザンゲ岩(8:11~9:19)→産泰山(8:45)→御岳(9:32~9:52)→籠沢ノコル(10:37)→丁須ノ頭(10:49~11:28) →鍵沢ノコル(11:32)→第二不動ノ滝(12:22~12:33)→西大星:北稜石碑(13:04) →鍵沢登山口(13:23)→麻苧の吊り橋駐車場(13:29)     行程7.8km 累積標高1040m
ルートマップは ここ です。

天気予報によると高気圧に覆われ南から入った暖かい空気が居座っているのでこの季節にしては絶好の山日和と思い丁須ノ頭からの展望を楽しもうと出かけた。
丁須ノ頭へは何度か出かけているが横川からは初めてだったので久々碓井峠越えの旧道に入り霧積川を渡ったところで左折し恐る恐る細い坂道を下ってゆくと立派なトイレつき駐車場があり一安心。駐車場には先行者が2人準備中で聞けば同じルートを歩くとのこと。

駐車場から間近に見える麻苧の吊り橋を渡って左折し”御岳コース”の登山口から登りだす。直ぐにわき道にそれ銭洗弁財天に立ち寄って登山道に復帰。
次々に七福神が現れ、チョックストーンを潜って登って行くと
1チョックストーンを潜る0_3392
     Photo1 登山道にあるチョックストーン

麻苧ノ滝。
2麻苧ノ滝_3393
     Photo2 麻苧ノ滝

これを下から眺めて鍵沢を渡ると急登が始まりクサリ場登場。
3鎖場_3395
     Photo3 最初のクサリ場 ここから連続して現れる

落ち葉の堆積と浸出しで濡れた岩を登って行くとやがて岩屋が現れ堆積した落ち葉と泥の急登を登り詰めて尾根に出たかと思うとすぐに先が切れ落ちて麓の横川の街並みと鉄道文化むらが鳥瞰できる鼻曲り(ザンゲ岩)に到着。
4横川の街並み_3399
     Photo4 横川の家並みと鉄道文化むら

落葉した樹間に伸びる尾根道に先行者の姿が見えたのでザンゲ岩の上で暫し休憩を取り展望を楽しんだ。
ザンゲ岩から産泰山への尾根道は踏跡も濃く快適にアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆくが左手には西大星の岩峰、冠雪した浅間山、それに山急山の岩陰が見えるが葉が茂った季節では展望が無くただ黙々と進むことになりそう。
ところどころで落ち葉の堆積には悩まされるもののやはり落葉し、まだ足元が凍結しない今頃が妙義のベストシーズンであろう。
5産泰山_3405
     Photo5 産泰山の石碑

産泰大神の石碑の建つ産泰山を過ぎると道の正面に行く手を阻むように大岩が現れた。黄色いペイントの支持に従い左折しルンゼに降り登り返すが濡れた岩と落ち葉と泥に苦闘。
6ルンゼ_3409
     Photo6 このルンゼを登る

やがて岩壁に沿ってクサリ場を左上すると岩屋が現れ中を覗くと焚き火の跡があった。
7岩屋内部_3413
     Photo7 岩屋の中には焚き火の跡が

岩場を過ぎると再び穏やかな尾根歩きとなり石祠の建つ小ピークを越えると探訪が広がる御岳山頂に着いた。
8御岳山山頂_3418
     Photo8 御岳山頂

先行者も休憩中で暫し山談義の後先行者を見送り、無風で陽射しポカポカの中で一時を過ごし出発。
9金剛山と星穴岳_3421
     Photo9 表妙義のシルエット

御岳山頂で漸く丁須ノ頭が見え出したがそこへいたる稜線上には幾つかピークがあり、
10御殿と丁須ノ頭_3428
     Photo10 御殿と丁須ノ頭 右がこれから越える無名峰

見た限りでは樹林に覆われているが歩いてゆくと次々に岩の小ピークが現れ
11小岩峰_3433
     Photo11 尾根に立ちはだかる岩峰

登っては先に伸びる踏跡を確認しながらの降りを繰り返し進むが、
12キレット_3437
     Photo12 こんなキレットも

樹林越しに見える左側の御殿や右側の西大星の姿の変化で高度を稼いでいるのを知るのみ。
13浅間山_3439
     Photo13 西大星の向こうには浅間山 西大星の右は山急山の五輪岩

やがて丁須ノ頭の岩壁が間近に迫り、丁字の岩が見えなくなると、国民宿舎からの籠沢コースとの合流点の籠沢ノコルに出た。
籠沢ノコルからは丁須ノ頭の北側をトラバースしクサリ場を登れば下山予定の鍵沢ノコル。毎回ながら丁字の岩基部のテラスまで登り大休止。
14裏妙義の尾根_3446
     Photo14 裏妙義の稜線に並ぶ岩峰 烏帽子岩・赤岩

土曜日で無風ポカポカの好天候にもかかわらず丁須の頭荷登ってきたのは休憩中に先行者を含め3パーティ10 人ほどであろうか。紅葉の季節はかなりの登山者だったとのこと。
木の枝に邪魔されずに展望を楽しんで鍵沢コースを下山。コルからはクサリの連続となるがクサリとクサリの間が落ち葉と濡れた岩で滑りやすく、
15鍵沢コースのルンゼ_3453
     Photo15 鍵沢のルンゼ

道も隠れていてかなり神経を使った。
少し降ると染み出しの凍結もあり、
16凍結した滝_3454
     Photo16 途中には凍結した浸出しも

慎重に進んだので地図のコースタイムと同程度の時間が掛かってしまった。横から見ていた西大星を見上げるようになるとやがて第二不動の滝に到着。
17第二不動の滝_3461
     Photo17 第二不動ノ滝

ここまで登山道は鍵沢の右岸を降ってきたが滝を降り立ったところで左岸に移り、ここからは古い石積の跡や古道の痕跡があらわれるようになった。
緩やかにトラバースしながら降ってやがて左上に大山祇神の石碑の建つ西大星北稜の末端を回りこむと
18大山祇神石碑_3465
     Photo18 大山祇神の石碑

急坂が始まり滑りやすい泥斜面をロープ・アルミハシゴ・クサリで降ると鍵沢コース登山口に出た。
19アルミハシゴ_3466
P     hoto19 泥急登に設けられたアルミハシゴ

碓井川の対岸に見える駐車場を目指して麻苧の吊り橋を渡るか逡巡したが見た目の近さに惑わされ入川を渡ってしまった。しかし碓井川は渡渉できず、橋を渡って土手に下り、土手伝いに駐車場へと戻った。
当初の見込み通り天候は最高、大満足の山歩きであった。御岳コース鍵沢コースともにウオーミングアップするまもなく登山口から直ぐに急登が始まりなかなかの好ルートであった。下山に使った鍵沢コースは各所に案内はあるものの、落ち葉の堆積で道を間違いやすい。とはいっても沢沿いなのでルートを失っても直ぐ気付き復帰は楽である。暗くなるとかなり難しいかも知れないが。

おまけ
第二不動ノ滝と地図上にあるもののそれなら第一不動ノ滝はということで探してみると麻苧ノ滝を不動滝というらしい。なるほど鍵沢に掛かる滝だから下流から番号がついている訳か。納得
ちなみに麻苧とは”アサオ“と読みます。




テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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