秩父横瀬 日向山 丸山

Photo0 日向山展望台からの武甲山
記録
日程:2016,08,25
メンバー: Sさん、安田
8/25日 天候 曇り
コースタイム:道の駅芦ヶ久保(9:40)→芦ヶ久保大観音(9:55)→琴平神社(10:23~10:42)→日向山(11:04~11:24)→丸山登山口(11:42)→出合いのテラス(12:36) →丸山(13:16~113:32)→大野峠(13:59)→H740(14:14~14:26)→赤谷丸山登山口(15:26) →道の駅芦ヶ久保(15:48)
行程 12.4km 累積標高 1068m
ルートマップは ここ です。
天気予報で一日雨の心配なしという日がなかなか訪れず山に出掛けるのを躊躇していたが近場の山でポツリと来たらすぐに降ってくれば良いと思い奥武蔵?外秩父?良くわかりませんが横瀬の日向山、丸山の周回ハイキングコースに出掛けた。
本来なら朝早く出て涼しいうちにサクサク登ってなのだが・・・・ハイキングコースでもあり雨が降り出せばエスケープもいろいろある。その上歩行距離が短いので朝ゆっくり自宅を出発。
この付近の山に登るときはいつも利用する芦ヶ久保の道の駅に車を止め、

Photo1 道の駅 芦ヶ久保
通常のハイキングコースなら果樹園の中を登るようだがわざわざ山腹に見える芦ヶ久保大観音を目指した。
大観音までは舗装道路歩きで照り返しにすぐに汗が噴出す。

Photo2 芦ヶ久保大観音 背後にはガスに纏わりつかれた武甲山の中
大観音からは漸く草の茂ったトレールとなり、一度降って沢を渡り登り返して少し進んで舗装道路を渡ると高原地図に載っている琴平神社。
神社手前には上階が展望台となった休憩所があり、すぐ横には綺麗なトイレも設けられていた。しばらく休憩して琴平神社目指して坂道を登り、境内を横切って防護ネットのゲートを潜ると急坂が始まった。
このところの雨で路面が抉られて歩きにくい急坂を登り切って勾配が緩むとすぐに展望台のある日向山山頂に出た。

Photo3 日向山山頂
大観音では武甲山がガスに覆われ高山のような様相を見せていたが、日向山から見ると既にガスは流れ去り石灰岩採掘によって切り取られた無残な山容を見せていた。
日向山から直進し緩やかなトレールを降ると”木の子茶屋”の裏手を通って舗装道路に出た。
左折し少し歩いた道路のコーナーのところにある丸山登山道入口から再び泥のトレールを進み、急坂を3回ほど通過するとやがて勾配が緩みダラダラと登って行くと道路に出た。横断をして更に登って行くとベンチのある”出合いのテラス”。

Photo4 出合いのテラス
”出合いのテラス”から更に登ると分岐となり丸山を目指して進む。小ピークを越え再び道路に出て反対側に延びるトレールを進むと目の前にコンクリート製3階建ての立派な展望台のある丸山山頂に到着。

Photo5 丸山山頂の展望台
展望台の最上階から周囲を見渡すと武甲山はもちろんのこと秩父市街その向こうには小鹿野の街並みも見えた。

Photo6 秩父市街と小鹿野の町 残念、両神山は雲で見えず
反対側に目を転じれば旧天文台のドームが残る堂平山、その左に笠山、更には登谷高原の牧場。空気が澄んでいれば赤城や日光、筑波山まで見えると思うが・・・・この季節では無理。
丸山から歩き出すとすぐに電波塔が現れ右折して道なりに降るとこの”コース最大の傾斜を持つ階段”(途中のコース案内に書かれていた) が登場。侵食されて一段一段横木を跨ぐようになった階段を下りきると大野峠。
再び道路を横断してトレールに入り、植林斜面につけられた緩やかなトレールを降って行くと小さな沢の流れの横に出た。普段は涸沢だがこのところの雨で水が流れだしたような沢だが涼しい風もあるのでここで暫し休憩。
更に降って尾根の末端を回りこみ次なる沢が現れ渡渉。

Photo7 渡渉点 水汲みも可
ここは水場の様相を呈している。やがて再び渡渉があり、やがてトレールは沢筋から離れトラバース気味に下りだす。
途中滝が掛かった沢を木橋で越え、飽き飽きしてくるとやがて車の音が聞こえだし直下に国道が見え出した。国道に出てしまうと炎天下の照り返しの中を歩かなければならないので登山口手前の最後の木陰のベンチで休憩して車道歩きに備えた。

Photo8 赤谷 丸山登山口 ここからは炎天下の舗装歩き
赤谷の丸山登山口からは車が生み出す暑い空気の流れと、直射日光を浴びながら芦ヶ久保まで戻った。
北アルプス 明神岳Ⅴ峰

Photo0 稜線の這松帯のところで見たブロッケン現象
記録
日程:2016,08,08~09
メンバー: Nさん、Sさん、Yさん、安田
8/8日 天候 晴れのち曇り
コースタイム:上高地(6:01)→岳沢入口(6:25)→7番標識(7:04~7:16)→H1970(8:10~8:28)→H2245(9:19~9:35)→H2345(10:12~10:21)→H2510(11:02~11:24)→幕営地(11:51)
8/9日 天候 晴れ 山頂付近ガス
コースタイム:幕営地(7:02)→7番標識(11:52~12:23)→岳沢入口(12:59)→上高地(13:24) 2日間行程 10.3km 累積標高 1220m
ルートマップは ここ です。
遅い梅雨明け宣言が出たがその後もなんだか梅雨のような空模様。なかなか梅雨明け10日の好天は訪れず痺れを切らして上高地の明神岳に出かけた。
7日日曜日の夜ということもあるが沢渡の駐車場に入ると車もまばら。平地では熱帯夜といってもやはり標高が高いので1人車中泊だと寝苦しさは無い。
8月8日
翌朝、上高地まで移動。運転手の案内によると釜トンネルを過ぎたところで工事していた上高地トンネルが開通したとかで私は始めて通過。出口は丁度冬期に霞沢岳取り付きとなる太兵衛平の砂防事務所への分岐ちょっと手前であった。
上高地のバス駐車場には大型テントが設営され11日の"山の日"には皇太子が訪れ式典が催されるらしい。
シーズン中とはいえ早朝で人も疎らな河童橋を渡って岳沢入口から登山道に入り一登りで7番標識。
ここで休憩しながら装備を整え、一般道を外れロープを跨いで南西尾根に取り付く。

Photo1 岳沢登山道7番標識の向かい側のロープを越えて取付く
少し進むと笹を掴んでの急登登りとなりいつしか笹が消えうせると今度は大きな針葉樹林帯の急登。時々右手に岳沢の白い河原が見える以外展望は無い。
ここまで北東方向に向ってほぼ直線的に高度を稼いだがH2140で前明神沢からの尾根に乗ったところで進路を右にとり、延々と続く急登をあえぎながら登って行くとH2250辺りでトラロープが出現しいよいよ南西尾根の核心部となる。
最初のロープを登り岩を回り込むと両側が切れ落ちたリッジとなるが樹林帯の中なので然程高度感は無し。

Photo2 下のロープ場
右後方眼下に上高地が時々見えるくらいでここでも展望という展望は無い。
リッジを通過して

Photo3 リッジを越えて
ちょっと進むと二番目のトラロープ出現。

Photo4 上のロープ場
ここを過ぎると針葉樹林を抜け出し、下草とダケカンバの風景に変わると時折雲間から直射日光で首筋がヒリヒリ夏山らしくなってきた。
やがて勾配が緩み這松帯へ出ると大展望が開け、眼前にはⅤ峰が姿を現した。
まだに12時前であるが、Ⅴ峰手前のH2600辺りで幕営地を求めウロウロ。

Photo5 上高地を見下ろす場所もいいが風を考えると・・・
諸条件検討の結果展望がやや劣るものの尾根筋より一段下がったところの幕営跡を整地しテント設営。

Photo6 整地後にテントを張り終えて
ティータイムを過ごしてもまだ2時。この頃になると上空の雲で直射日光が遮られ、微風が吹き抜けるので快適な場所を探して各自マッタリ、お昼寝。

Photo7 南西稜越しに西穂高の稜線を見ながらウツラウツラ
漸く5時になって夕食準備を始め、岩を積んで作ったテーブルで夕食。しばらくしてテントに潜り込める温度になってきたところで明るいうちに就寝。
8月9日
夜半に強風で何度か目覚めたが起床時には風は収まっていたものの星は見えず。
明るくなってくると早い雲の流れが確認できたがそのうち梓川から湧き上がったガスと岳沢側からのガスが稜線上で押しあいへし合い始め、時折ガスが晴れると上空の雲と下層の雲が反対方向に流れ、不安定な天候の様相を示し始めた。テント撤収後、体調不良のメンバーもいたため早々に下山開始。

Photo8 下山開始
少し降った這松帯で虹が出ているのに気付くとブロッケン現象が現れた。ガスが流れているので程なく消えてしまったが・・・・・・初めて見ました。私が手を振ると虹の中の像も振っていましたね~。
昨日登ったルートをピストンで降ったが急登なのでのんびり下山。休憩たっぷりで7番標識にたどり着いたときにはヤレヤレ。

Photo9 漸く7番標識まで下山
河童橋から明神を見上げると山頂の辺りはやはりガスが纏わりついいていた。奥穂、前穂も然りでどうやら2500m以上はガスの中。水担ぎ上げでザックは重かったけど足腰鍛錬(ちょっと急登攀過ぎて足腰試練かも?)の昼寝と語らいの一泊避暑を終えた。