南八ヶ岳周回 Part Ⅱ

Photo0 文三郎尾根中岳分岐から見上げる中岳とその後ろに阿弥陀岳
記録
日程:2016,06,19
メンバー:Nさん Sさん Iさん Oさん 安田
6/19日 天候 曇りのち小雨
コースタイム:キレット小屋テント場(5:15)→真教寺尾根分岐(7:14)→赤岳山頂(7:24~7:57)→中岳分岐(8:24)→中岳(8:48)→中岳のコル(9:00~9:11)→阿弥陀岳(19:40~10:05)→不動清水入口(11:25)→御小屋山(12:13)→虎姫神社(12:48)→舟山十字路(13:23) 行程 10.1km 累積標高 1029m
ルートマップは ここ です。 前半のPart Ⅰは こちら から。
真っ暗な中、目を覚まして朝食を摂るうちに明るくなってきたので外に出てみるとやはり天気予報どおりで赤岳の天狗尾根はガスで見えず。奥秩父のほうにオレンジ色の部分があるのでどうにか天気は持ちそうということでテントを撤収し出発。
今日は赤岳から阿弥陀岳を通って御小屋尾根を降るだけなのでスローペースで歩き出すとやがてガスが取れ赤岳への視界が開けてきた。

Photo1 背後には昨日登った権現岳 稜線の先には三ツ頭も見え出した
先行者が急登を登って行く姿を眺めながら後を追うと、降ってきた知り合いと遭遇。やがて天狗尾根からのバリエーションルートと合わさり、更に登って

Photo2 真教寺尾根ルート合流点手前の岩場を登る
真教寺尾根からの登山道と合わさり

Photo3 赤岳から伸びる県界尾根(左側)と真教寺尾根(右側)
竜頭峰を巻くと行者小屋からの文三郎尾根の登山道を登って来る登山者の列に出くわした。ほどなく到着した赤岳山頂は人人人・・・・。
まだ立つところがあったから立錐の余地なし一歩手前と言ったところ。山頂直下にザックをデポして人がまばらな頂上小屋前まで進み一休み。
景色を堪能して再び山頂直下に戻りザックを回収して、ガイド登山の一行が立ち去ったノチしばらくして下山に移るが・・・・竜頭峰との間を降ったところで追いついてしまい鎖場通過の順番待ち。

Photo4 文三郎尾根は登り降りで大渋滞
2本ある鎖の一方はスリングで確保練習をしながら登ってくるガイド登山者ご一行で更に混雑。漸く通過するのを待って中岳分岐まで降るとガイド登山ご一行は阿弥陀岳には向わないようで漸く、マイペースで歩くことが出来るようになった。
中岳目指して登り返し、山頂から振り返れば文三郎尾根は漸く渋滞が緩和されたようであった。
中岳のコルで休憩し、

Photo5 中岳のコルからの展望 硫黄岳、大同心小同心の岩峰と横岳 眼下には行者小屋
今回最後の登りで阿弥陀岳を目指す。降ってくる登山者と道を譲り合いながら急登の岩場を通過して阿弥陀岳山頂に出れば赤岳とは違いまばらな人影。

Photo6 阿弥陀岳山頂
たっぷり休憩していると、やがて県警のヘリの音が聞こえてきた。見ていると飛来したヘリは硫黄岳山荘の辺りでホバリング。
下山をはじめ、西の肩の岩峰を通過する頃にはヘリはピックアップを終えて立ち去っていった。まだ早い時間だし、硫黄岳山荘の辺りだったので急病でも出たのかしら?
ロープに掴まりながら急斜面を下降しやがて傾斜が緩むと登山道は潅木に覆われた尾根歩きとなりやがて徐々に高度を下げつつ樹林の中に入ってゆく。歩きやすくなった登山道を進むとやがて不動清水への入口。

Photo7 御小屋尾根中ほどにある水場 不動清水の入口
更に殆ど水平移動の登山道を進み大岩を回り込むところで休憩。やはり御小屋尾根は長い。
いつしか泥道となった登山道を進み少し登りになったかと思うとまもなく御小屋山山頂。すぐに美濃戸口への道を分け、

Photo8 舟山十字路と美濃戸口への分岐
舟山十字路目指して針葉樹の落ち葉のホワホワクッションの効いた道を降るがこの辺りになると踏み跡が錯綜し、テープ類もあちこちに出てきてまことに解り難い。
濃そうな踏み跡に従うとやがて虎姫新道の表示板が出てきてトラバース道を進むと虎姫神社への看板が現れた。地図には虎尾神社とあるが・・・・?
しっかりした植林泰の中に伸びる登山道をたどると小広場に出てここからは車の轍のある林道となる。
林道歩きになってすぐに雨がパラパラと降り出した。もうすぐ舟山十字路に到着と思ったがここで雨具をつけザックにカバーを施して雨対応。
前方に立場山への尾根が見えるので雨雲が高く本格的な降りとなるかと思われたが舟山十字路に到着し登山装備を解くときには幸い雨が小休止。
日帰り温泉目指して走り出すと再び降り出した。温泉で汗を流して南八ヶ岳周回山行を終えた。
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