金時山(地蔵堂から周回)

0金時山_0282
     Photo0 金時山山頂

記録
日程:2015,10,29 Sさん、安田

10/29 天候 曇り
コースタイム:地蔵堂駐車場(7:55)→足柄万葉公園(9:00)→足柄峠(9:10~9:17)→猪鼻砦跡(10:35)→金時山(11:25~11:45) →猪鼻砦跡(12:20)→夕日の滝(13:43~13:57)→地蔵堂駐車場(14:30)     行程12.6km 累積標高1029m
ルートマップは ここ です。
 
季節が進み気温が下がってきたのでそろそろ低山でもと思い今シーズンのハイキング幕開けということで箱根方面に出かけてみようと思い探した結果が富士山の眺望が楽しめる金時山。
朝起きてみると生憎の天候で山頂からの眺望は無理と思われたが箱根方面の山は初めてなので出発。南足柄の地蔵堂の駐車場に車を停め、万葉ファミリーコースで足柄万葉公園をめざす。
1地蔵堂_0270
     Photo1 地蔵堂の前を通って万葉ファミリーコースへ 

万葉公園にはいたるところに歌碑があるが隣りにある解説を読まないと???・・・・・教養の無さを痛感。
2足柄万葉公園_0272
     Photo2 万葉公園の歌碑

万葉公園からは舗道歩きとなるが平日しかも今にも雨が落ちてきそうな天候とあって行き交うハイカーは殆どなし。やがて足柄峠で県境を越えると
3神奈川静岡県境_0275
     Photo3 県境の足柄峠 

足柄の関所跡。
4足柄関所跡_0278
     Photo4 足柄関所跡 

この辺りいろいろ史跡がありいつもの山行と違って解説を読みちょっぴりお利口に。尾根上の展望の無い道を進むとやがて道路は舗装から砂利道に変わり終には駐車場が。ここから車止めゲートを越えて登山道を進むと展望が開けた猪鼻砦跡(丸鉢山)。
残念ながら冠雪した富士山の展望は得られなかったが時折眼下に足柄方面の風景が見られた。
暫し休憩後、金時山目指して歩きだす、登山道は徐々に傾斜を増しアルミ製の階段が次々に現れ登り詰めると山頂の金時茶屋の裏手に出た。表に回ると山頂には数パーティのハイカーが休憩中。
0金時山_0282
     Photo5 金時山山頂

時折水滴を感じるような霧雨状態なので昼食休憩もそこそこに下山を開始し、猪鼻砦跡まで戻り今度は地蔵道を目指し最短ルートを降る。分岐からは篠竹の中に伸びる良く刈払らわれた道を進み、
5猪鼻砦跡_0283
     Photo6 猪鼻峠(丸鉢山)の分岐 

やがて沢沿いを進むようになる。途中3回の渡渉があるが飛び石がしっかり置かれていて靴を濡らすこと無く通過、道が沢筋から離れて尾根を巻くように下ってくると舗装道路に飛び出した。道標に従い赤い橋を渡って進むと”金太郎の力水”や”金太郎の歌碑”が現れ更に進むと”夕日の滝”に着いた。
6夕日の滝_0284
     Photo7 夕日の滝

ここで休憩し再び橋を渡って舗道に戻り、山里風景のなかのを下ると”金太郎の生家跡”や”金太郎遊び石”など次々に金太郎にまつわる史跡があらわれた。
7金太郎の遊び石_0290
     Photo8 金太郎の遊び石 

突然道路横の犬小屋から飛び出してきた犬に吼えられビックリし反対側によると土手の上には毛皮が干されていた。
8道路端のイノシシ毛皮_0287
     Photo9 土手上に干されたイノシシの毛皮 

良く見ればイノシシの毛皮。どうやら金太郎が跨った熊はともかく金時山の別名が猪鼻山と呼ばれたように昔からこの辺りはイノシシが多かったようだ。やがて道から眼下に地蔵堂の駐車場が見えるようになり車に戻って
9地蔵堂駐車場_0291
     Photo10 やがて眼下に地蔵堂の駐車場が見えてきた 

足柄ハイキングを終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小川山(20151023)

0キャンプ場に陽が射し始めた_0263
     Photo0 廻り目平のキャンプ場

記録
日程:2015,10,23~25 Tさん、Aさん、Sさん、YOさん、YAさん、安田
10/23(金)~25(日)日 天候 快晴

今年は殆どクライミングをやらなかったのでそろそろ再開しておかないとこのまま終わってしまいそうという思いに取り付かれて久々に小川山のクライミングに出かけた。
ほぼ1年ぶりとなる廻り目平は既に白樺の紅葉は終わり唐松の紅葉が真っ盛り。途中の川上村の農園もわずかに白菜が散見されるまで季節は進んでいた。キャンプ場サイドの駐車場は金曜日にもかかわらずほぼ満車。漸く隙間を見つけて車を停め、既に仲間が張っているタープを発見。漸く合流することが出来た。
23日
一息入れ早々に2泊のねぐらとなるテントを張ってクライミングにエリアに向かって出発。今回はどうやらクラックを中心に登ろうということらしく、金峰山荘前を通ってとことどころショートカットしながらカモシカ登山道を進み、藐姑射岩(はこやいわ)の基部に到着。藐姑射岩下部の二筋のクラックが本日の課題となった。
メンバーが岩の上のテラスまで登りトップロープを張って
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     Photo1 ロープを張り終わってクライミング開始

各自登りだすが・・・・・クラック初めての私はどうしたらよいのか解らず無我夢中。とにかく登ってみれば久々のクライミングとあって筋肉がパンパン。
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     Photo2 カムの練習をするメンバーも

さらに隣の1グレード高いルートに取り付きカムを使って支点を取り登っているが・・・・これは見学。
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     Photo3 リードで登る

陽も西に傾き、岩の基部は日陰になって肌寒くなってきたあたりで本日のクライミングを終了し、キャンプ場に戻って夕食準備。腕自慢のメンバーのスペシャル料理が出来上がれば後は焚き火を囲んで歓談。
24日
目覚めるとやはり廻り目平は標高が高いので寒い。とは思えどもじっとしていては朝食にありつけないのでテントから抜け出して昨晩の熾きを掘り起こして火を焚き、暖をとりながら朝食準備。
4陽射しが届くにはまだまだ_0262
     Photo4 まだまだ陽がささないキャンプ場は寒い

金峰山へ向かう登山者を見送りながらゆったり朝食をとっていると漸く8時ころになって谷間に陽がさしてきた。まだ岩が冷たいということでコーヒータイムを過ごし、9時近くになって本日のクライミング課題のマラ岩目指して出発。
金峰山への林道を進み堰堤が見えたところで左折、沢を渡渉して急斜面を登りマラ岩の基部に近づくと既にクライミングを開始しているクライマーの声が聞こえ出した。隣の妹岩のクラックを登るメンバーとマラ岩西壁に取り付くメンバーに分かれクライミング開始。
5マラ岩西壁_0265
     Photo5 マラ岩西壁のスラブを登る

最初西壁のスラブに取り付いてみるが・・・・私のレベルでは核心部までたどり着くのが精一杯。そうこうするうちに場所を交代し今度は妹岩のクラック”龍の子太郎”に移るがメンバーは既に登ってしまっているので最後の私がロープ回収することになってしまった。クラック登りは昨日が始めて、更に”龍の子太郎”はトップロープとは言え、初めてなのでロープを回収するまで登れるかどうか?
6龍の子太郎_0267
     Photo6 これからロープ回収

意を決して登りどうにか終了点までたどり着き、ロープ回収準備をして懸垂で降りてきてもうお腹一杯。
再び西壁に戻りメンバーのクライミングを見学して皆さんお腹一杯になったところでキャンプ場に戻った。
25日
昨日以上に今日の朝は冷え込むが日曜日とあってそこかしこで焚き火が燃え出し、早いグループは既に金峰山を目指して出発したようだ。昨日同様、岩場に陽がさして暖かくなるのを待ってクライミングに出発。
今日は岩が陽射しを受けるスラブ状岩壁を登ることに。ここは昨年良くお世話になったのでブランクの影響を見るには丁度良いと思っていたが岩場は既にロープが簾状態。どうにか隙を見つけてロープを張ってもらい岩に取り付いてみるとブランクの影響は殆ど無し。
とはいえリードで登る元気も無い。まぁ元の実力がたいしたことが無いのでブランクがあったところでそれほどレベルダウンすることは無いと思っていたが・・・・とにかくよかった。
そうこうして楽しんでいるうちに陽が傾き始めたのでクライミングを終了。キャンプ場へ戻ってコーヒーの香りを楽しみ、テントやタープを撤収し帰路についた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

穂高パノラマコース (屏風岩、涸沢カール)

0屏風岩_0211
     Photo0 岩小屋跡から見上げた屏風岩東壁

記録
日程:2015,10,17~19 Tさん、安田

10/17日 天候 快晴
コースタイム:上高地BT(13:30)→明神(14:15~14:25)→徳沢(15:13)

10/18日 天候 晴れ
コースタイム:徳沢(7:05)→横尾(8:12)→岩小屋跡(8:35~8:50)→本谷橋(9:35~9:50)→涸沢ヒュッテ(11:15~11:55)→屏風のコル(112:57~13:24) →分岐(12:33)→中畠新道分岐(14:50)→新村橋(15:33) →徳沢(15:50)      行程17.1km 累積標高1409m
ルートマップは ここ です

10/19日 天候 快晴
コースタイム:徳沢(7:51)→明神(8:43~9:01)→上高地(10:01) 

しっかり安定した秋の天候となってきたので晩秋の涸沢を楽しみに出かけた。朝ゆっくり自宅を出たので沢渡に着いたのはお昼過ぎ。沢渡からのバスはガラガラと思ったが途中のバス停からの人も多く、上高地に着くころにはほぼ満員。

17日
例によってのんびり山行なので徳沢まで移動し、
1明神岳_0200
     Photo1 明神岳を見ながら進む

早々にテントを張って明るいうちからカンパ~~~イ。
 
18日
この季節夜明けが大分遅くなっているので、外が明るくなってから起床し、涸沢を目指して出発したのが7時。まだ陽射しがない道を歩いて
2前穂東壁_0205
     Photo2 前穂東壁を見ながら進む

横尾を通過、涸沢に向かい本谷沿って歩き出すと漸く木漏れ日が射し始めた。
3横尾大橋_0209
     Photo3 横尾大橋の向こうには陽射しを受けて屏風岩が

屏風岩が正面に見える岩小屋跡でT2尾根の上に続く青白ハング、その隣のT4から上に伸びる東稜を見上げながら休憩。

ここからは進むに従い落葉した枝越に見える屏風岩の姿が変化し、
4屏風岩_0215
     Photo4 屏風岩東壁と正面壁

最後は岩壁を横から眺めるようになって斜度がわかるようになると本谷橋に到着。
5本谷橋_0217
     Photo5 本谷橋

さすがに日曜日とあって涸沢方面からの下山者が多く本谷橋周辺では多くの登山者が休憩を取っている。本谷橋からは岩ゴロゴロの急登を登ってゆくとやがて奥穂高、
6奥穂高岳_0225
     Photo6 奥穂高岳

さらに進むと北穂高が見え出し、涸沢ヒュッテと小屋の分岐を過ぎるころになると登山道の両脇は葉を落とし赤い実だけを残したナナカマドで埋め尽くされていた。涸沢ヒュッテではもう雪囲を始めており、テラスには資材が並べられ広さは半分ほどに。テラスで周囲の山々を見上げながら大休止。
7涸沢ヒュッテと屏風_0228
     Photo7 テラスの向こうには屏風の頭

今シーズン出来事を見守っていたテラス隅にある吹流しがおろされると小屋閉めとなるらしい。紅葉の時期は人人人・・・・で賑わった涸沢カールもわずかにナナカマドの赤い実を残すのみ。しかし紅葉の時期には無かった初雪が吊尾根や奥穂高の日陰斜面に残りまた独特の雰囲気をかもし出していた。
涸沢ヒュッテを後にパノラマコースを進む。涸沢カールの展望を楽しみながら前穂北尾根をトラバースしながら
8涸沢カール_0234
     Photo8カールの中にたたずむヒュッテ

進んでゆくとやがて稜線に出て前方には梓川の谷が広がり、
9最低コルからの徳沢方面_0235
     Photo9 梓川 徳沢方面

反対側には横尾尾根越しに槍ヶ岳が姿を現した。
10最低コルからの槍ヶ岳_0236
     Photo10 屏風のコルからの槍ヶ岳

稜線上で暖かい太陽の光と気持ちよい微風を受けながら絶景を堪能。ここからが一気に徳沢目指して降り、新村橋を渡れば徳沢のテン場は直ぐ。まだ陽が高いのでビールにするかソフトクリームにするか悩みながら徳沢園についてみればやはりビール。

19日
持参の濃い目のアルコールも飲みつくして夜が明ければ辺り一面草についた霜で真っ白。久々に霜を払ってテントを撤収し上高地に戻れば唐松紅葉の真っ盛り。賑わう上高地を後にして山行を終えた。11河童橋と焼岳_0247

Photo11 今日も人がいっぱい 河童橋

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

小秀山 (秀峰舎避難小屋泊)

0小秀山山頂と避難小屋
     Photo0 小秀山山頂と避難小屋

記録
日程:2015,10,14~15 Sさん、安田

10/14日 天候 快晴
コースタイム:乙女渓谷キャンプ場(9:55)→二ノ谷避難小屋(10:50~11:05)→夫婦滝(11:30)→第一展望台(12:45~12:55)→カモシカ渡り(13:17) →登山道分岐(13:45)→兜岩(14:05)→第一高原(14:25)→小秀山山頂避難小屋(15:15)

10/15日 天候 晴れ
コースタイム:小秀山山頂避難小屋(7:05)→兜岩(7:53~8:06)→登山道分岐(8:24)→H1440(9:10~9:23)→三ノ谷登山口(10:12)→乙女渓谷キャンプ場(10:55)      行程14.3km 累積標高1727m
ルートマップは ここ です。
 
今回は初めての山域である長野岐阜県境、御嶽山の南にある小秀山。昨年の噴火以来山頂への登山が禁止されている御嶽山を噴煙、夜には天候に恵まれれば名古屋の夜景も見えそうということで出かけてみた

14日
高速を中津川で降りて長野岐阜県境の加子母(カシモ)を抜けて乙女渓谷キャンプ場にある二ノ谷登山口から登りだした。登山には遅い時間となってしまったが、小秀山山頂にある避難小屋泊まりなので十分な時間がありのんびり登山。
キャンプ場の管理等横を抜けて加子母川を渡れば二ノ谷登山口。
1乙女渓谷二ノ谷登山口_0142
     Photo1 乙女渓谷管理棟 

ここから二ノ谷に沿って木道があり足下の水流を眺めながら進む。
2二ノ谷の木道_0143
     Photo2 二ノ谷の木道 

途中木道の崩落や岩の崩落が数箇所あるがそれを除けば快適そのもの。最初に現れたのがエメラルドグリーンの水をたたえた碧水湖(めんば淵)。徐々に高度を上げてゆくと”ねじれ滝””和合滝”と滝が現れた。
3和合ノ滝_0146
     Photo3 和合ノ滝 

案内板にしたがって今度は見上げると紅葉の中にニョッキリ立った”天狗岩”。
4天狗岩_0147
     Photo4 天狗岩 

天狗岩を過ぎてさらに木道を進むと突然避難小屋が現れ、
5避難小屋_0150
     Photo5 二ノ谷避難小屋 

中を覗くとしっかり整備されていて綺麗なので中で休憩とおもったものの今日は天気が良く程よい気温なので小屋前で休憩。
一息入れて歩き出すと次に現れたのが”烏帽子岩”。
6烏帽子岩_0151
     Photo6 烏帽子岩 

上に気をとられるが木道が滑りやすいのでしっかり足元を見ながら前進すると大滝が現れ、これが夫婦滝の男滝で落差が80mほどあるらしい。
7夫婦滝_0153
     Photo7 夫婦滝(男滝) 

木道は夫婦滝で終わりここからは登山道が一変しガレ場登となりハシゴも登場。夫婦滝の落ち口まで上るとここもエメラルドグリーンの水を湛えている。
8夫婦滝落ち口_0154
     Photo8 夫婦滝(男滝)落ち口 

落ち口の上流には子滝。
9子滝_0155
     Photo9 子滝 

ここからはガレと木の根登りが始まりやがてこのルートの最終水場となる孫滝が現れた。
10孫滝_0157
     Photo10 孫滝 

檜の根に掴まりながら高度を稼ぐと目の前に立ちふさがるように鎧岩という大岩があらわれ、
11鎧岩_0158
     Photo11 鎧岩 

基部を左から巻くように進み反対側に出ると尾根筋に出た。第一展望台の案内に従いちょっと横道に逸れて展望台に寄り道して休憩。ここからは尾根を伝うように急登を登るとコースの最難所の”カモシカ渡り”。
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     Photo12 カモシカ渡り 

ここは木の根をホールドに使い岩登りとなる。登りきって岩のリッジを進むと前方の視界が開け彼方に”兜岩”が見え出す。
13兜岩_0167
     Photo13 兜岩 

やがて登山道は木の根が張り出した泥道となり三ノ滝コースとの合流点に到達した。
登山道は徐々に傾斜を増し、木の根に掴まって登りつめてゆくと烏帽子岩の基部に出て登山道”断崖横断コースと岩場コースに分かれるが”断崖横断コース”は通行止めなので岩場コースを登ってゆくと直ぐに兜岩の頂横に出るが今日は兜岩には立ち寄らず、小秀山山頂を目指す。
兜岩からは幾つかのピークを越えるが今までの登りに比べれば大きなアップダウンは少なくハイウエーを進むようなもの。樹林の尾根で展望は得られないが途時々煙を上げる御嶽山を望むことが出来、
14御嶽山_0168
     Photo14 噴煙をあげる御嶽山 

途中の第一高原、第二高原、第三高原と道標のあるところではササ原のなっており展望が利く。
15第一高原_0169
     Photo15 第一高原

やがて山頂に避難小屋が見え出し、一旦降って登り返すと突然目の前に真新しく綺麗な避難小屋が現れる。山頂は直ぐであるが重い荷物を下ろすために小屋に入り込み、一息入れて山頂に立った。避難小屋内部は檜の香りが漂い快適そのもの。トイレも屋内にあり最新のものでバイオトイレ。
16秀峰舎避難小屋内部_0175
     Photo16 小秀山避難小屋(秀峰舎)内部

まだ時間が早いので山頂に向かい案内板を頼りに山座同定を暫し楽しみ
17小秀山山頂_0176
     Photo17 小秀山山頂 

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     Photo18 小秀山頂からの御嶽山 

小屋に戻って夕飯準備。
ついつい飲み始めてしまって気がつけば夜の帳が・・・・あわてて窓から外を覗くと陽は落ちてしまったものの西の空には茜色が少し残っており能郷白山のシルエットを見ることが出来た。
19能郷白山_0182
     Photo19 能郷白山のシルエット 

やがて暗さが増すと頭上には天の川、南に向かってみると眼下には中津川の町の明かりが瞬いている。さらに遠方には光の帯が広がり、明るいうちには見ることが出来なかった名古屋の明かりも見え出した。20名古屋の夜景_0185_1
     Photo20 濃尾平野の光の帯 

15日
今日は降るだけなので明るくなっておきてからでも良いと思っていたが、東の空が白み始めたので起床し山頂まで行ってみると中央アルプスの稜線がオレンジ色に染まりだした。
21未明の中央アルプス_0187
     Photo21 薄明の中央アルプス 

やがて御嶽山の噴煙も見え出し、日の出を待つが中央アルプスの稜線の上に太陽が顔を出すには暫し時間がかかった。
22秀峰舎避難小屋_0190
     Photo22 朝日を受けた避難小屋 

日の出を見て小屋に戻り朝食を済ませて小屋を後にし、上着を着て歩き出すが風も無くと直ぐに汗ばむようになってきた。
途中、昨日立ち寄らなかった兜岩の頂に登り休憩。薄着になって降り二ノ谷三ノ谷コース分岐点から今度は三ノ谷コースを降った。昨日のニノ谷コースに比べれば傾斜の緩く難所も無いので途中一回の休憩で三ノ谷コースの登山口に辿りつくことが出来、ここからは林道歩きとなり、乙女渓谷キャンプ場のバンガロー群が見え出すと直ぐに駐車場に到着し小秀山登山を終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

雄国山 雄国沼

0雄国沼_0137
     Photo0 紅葉に包まれた雄国沼  真ん中の三角形が雄国沼休憩舎の屋根

記録
日程:2015,10,08 Nさん、安田

10/08日 天候 曇り
コースタイム:雄子沢登山口(9:15)→雄国山分岐(10:15)→雄国沼休憩舎(10:20~10:25) →金沢峠(10:48)→湿原入口(10:58)→湿原木道→湿原入口(11:18)→雄国沼休憩舎(11:35~12:05)→雄国山分岐(12:09)→雄国山山頂(12:31~12:36)→雄国山分岐(12:56)→雄子沢登山口(13:40)      行程13.0km 累積標高642m                    
ルートマップは ここ です。

空は天気予報どおり曇で風があるものの雨にはならないようなので、ペンションでゆっくり朝食を済ませて出発。雄国沼は八方台駐車場から猫魔ヶ岳経由で目指す人が多いようであるが今回は雄子沢駐車場に車を停め、雄子沢せせらぎ探勝路を辿って雄国沼を目指した。
1雄子沢登山口_0111
     Photo1 雄子沢登山口

傾斜が殆ど無いようなとても歩きやすい登山道を小1時間進むと雄国山と沼への分岐点。ここで雄国沼へ進路をとるとまもなく雄国沼休憩舎の横に出た。
2雄国沼休憩舎_0113
     Photo2 雄国沼休憩舎

立派な建物の休憩舎の中を覗き、雄国沼を上から眺めるべく金沢峠へと登ってゆくが車の通れる道で歩きやすい。

金沢峠の手前で車止めゲートを通過し展望台にいたるも強風であおられたガスで沼の展望は得られず湖面が少し見えるのみ。金沢峠から沼を目指して降り、水辺に沿った湿原の中に延びる木道を進むと
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     Photo3 草紅葉の中に伸びる木道

時折周囲のガスが吹き飛ばされて周囲の紅葉が現れる。
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     Photo4 湖面の向こうには雄国山

木道を一周し起点に戻って今度は沼に沿った道を休憩舎へと戻る。休憩舎に入り込みここでも湯を沸かしコーヒータイム。そのうち雨音が聞こえだすが、風に飛ばされた雨と判断し、往路を少し戻って雄国山への分岐から雄国山を目指して刈払いされ管理の行き届いた登山道を登ってゆくと徐々に眼下に雄国沼の展望が開けてきた。
5雄国山登山道からの雄国沼_0129
     Photo5 両脇は紅葉、整備された登山道

湖畔にある森に囲まれた休憩舎の屋根も良く見えるが、対岸の猫魔ヶ岳は上のほうがガスに覆われ山頂は見えない。やがて登り詰めると、展望台のある雄国山山頂に着いた。
6雄国山山頂_0130
     Photo6 雄国山山頂

展望台に上がってみれば裏磐梯、桧原湖、
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     Photo7 雄国山山頂からの雄国沼

喜多方の街、会津盆地が一望。雄国沼の対岸には猫魔ヶ岳も見え出した。猫魔ヶ岳の左側には磐梯山の姿も。
8猫魔ヶ岳方面_0131
     Photo8 紅葉した潅木越しに磐梯山の姿も

相変わらず風が強く流れる雲も早いが時折雲の切れ間からスポットライトのような陽射しに照らされた紅葉がすばらしい。山頂から往路を引き返し、分岐から探勝路を戻って雄子沢登山口へ戻った。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

磐梯山 紅葉

0ペンションから見た磐梯山_0110
     Photo0 裏磐梯のペンションから見た磐梯山

記録
日程:2015,10,07 Nさん、安田

10/07日 天候 曇り
コースタイム:八方台登山口(10:32)→中ノ湯跡(10:56)→分岐(11:50) →弘法清水(15:58~12:05)→磐梯山山頂(12:36~13:00) →弘法清水(13:28~13:50)→分岐(14:05) →中ノ湯跡(14:50)→八方台登山口(15:10)      行程8.0km 累積標高809m
ルートマップは ここ です。

このところ東北方面へ出かける機会が多くなってきた。今回は紅葉を求めて磐梯山とその周辺を回ったがいつもなら宿泊は山小屋かテントというところであるがペンションが多いということで裏磐梯のペンションを利用しての山行となった。
朝自宅を出発、東北道を使って磐梯猪苗代高原で降り裏磐梯を目指すが、ここにやってくるのは凡そ30数年ぶりなので記憶に残っている景色とは同じでも道路は裏磐梯への登りにかかるまでは全く違っていた。高速が出来たおかげで道幅が広くなって、周辺の家々も変わったからなのか?
五色沼入口を通過し八方台登山口に車を止め、
1八方台登山口_008
     Photo1 八方台登山口

磐梯山を目指すが平日ではあってもさすがに百名山。駐車場は満車で下山者が車を出したところにかろうじて駐車した。
八方台からかなり広めの登山道を登り始めるとやがて硫黄臭を感じるようになり緩い坂を少し下ると中ノ湯温泉跡。
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     Photo2 中ノ湯跡

ここからは道幅もだいぶ狭くなって勾配が増してきて漸く登山道らしくなってきた。前方のピークを右から巻くように登り尾根に出ると眼下に桧原湖や裏磐梯の高原が見渡せるようになる。
3檜原湖_0090
     Photo3 眼下に桧原湖

潅木帯の中を進む登山道にはところどころ展望が開けた箇所があり景色を堪能。空は曇っているので陽射しを受け輝くような紅葉は見られなかったが、緑と黄・赤の織り成す景色は湖の遠景と相まってなかなかなもの。やがて弘法清水に至り、
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     Photo4 弘法清水

小屋前で休憩後、磐梯山頂を目指す。
5檜原湖_0097
     Photo5 ナナカマド越しに猪苗代湖

標高が低いためか山頂直下まで潅木帯であるが山頂は岩が折り重なり、
6磐梯山山頂_0100
     Photo6 磐梯山山頂

眼下に広がる会津盆地と猪苗代湖の展望がすばらしい。一面の黄金色・・・・なるほどこれば磐梯山は黄金の山な訳だと一人勝手に解釈して納得。
7猪苗代方面_0098
     Photo7 会津盆地を一望

山頂から少し下がった広場にある小屋の陰で風を避けながら湯を沸かし、コーヒーを堪能。
8磐梯山山頂_0101
     Photo8 山名標は山頂から一段下がった広場に

多くの登山者とすれ違いながら下山し、弘法清水で立ち話の大休止。ここからはお花畑コースを降りから往路に合流し中ノ湯を経て登山口まで戻り、今回の山行のもう一つの楽しみ、裏磐梯のペンションへと向かった

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

鳥海山 (影鳥海 初冠雪)

0鳥海湖_0082
     Photo0 鳥海湖と外輪山、その向こうには初冠雪の新山

記録
日程:2015,09,30 安田

9/30日 天候 晴れ
コースタイム:鉾立駐車場(13:45)→賽ノ河原(15:13~15:22)→御浜小屋(16:00)

10/1日 天候 晴れ
コースタイム:御浜小屋(4:45) →御田ヶ原分岐(5:15)→七五三掛(5:33)→文殊岳(6:33)→ケルン(8:24)→七高山(7:51~8:17) →伏拝岳分岐(8:55)→引き返し点(9:01)→七五三掛(10:03~10:16)→御田ヶ原分岐(10:34)→鳥海湖(10:58~11:11)→御浜小屋(11:37~11:56) →鉾立駐車場(13:37)                    
行程21.4km 累積標高1935m                    
ルートマップは ここ です。

山の紅葉のニュースが伝わってきたので新しくなった車の慣らしもかねて長距離を走ってみようということで鳥海山に出かけた。自宅を早朝に出発し、500km以上も走って昼過ぎに鉾立に到着。普通なら車中泊あるいは中腹の宿に泊まって翌朝から登山ということになるのであろうが今回は既に今年の営業が終わり、いまは避難小屋として開放されている御浜小屋まで登り、小屋で一泊して翌日山頂を目指すことにした。
鉾立についてみると救急車の消防の車、警察の車が停まっており話を聞くとどうやら遭難事故があったらしい。救助隊の準備を横目に登りだすが、
1鉾立山荘_0042
     Photo1 鉾立山荘が下に見え出した

鳥海山頂はガスの中で姿を見せず、途中の尾根が紅葉に染まっているが曇り空とあって色は然程綺麗ではない。明日の天候に期待して石畳の登山道を登り、2時間ちょっとで御浜小屋に着いた。
2御浜小屋_0045
     Photo2 御浜小屋

時間が早いし、いまどき小屋泊まりの人などいないだろうと思って小屋に入ると先着者あり。中を見渡せば小屋半分が工事関係者の宿となっているらしい。
長い運転の疲れもあり早々に寝場所を確保し、夕食準備に取り掛かるとやがて工事関係者3名が小屋に戻ってきたので話しを伺うと昨晩山頂手前のハシゴ場で行動不能になりビバークして低体温症になった登山者が救助されたとのことであった。
昨日から今朝にかけて今年一番の冷え込みとなり、山頂では初冠雪あったとのこと。運転中も歩き出してからも山頂はガスで覆われ今日は山頂を見ることが出来なかったが、今夜から明日昼ごろまでは天候が回復その後後強風で荒れるとの情報を貰って明日を期待し風音を子守唄にシュラフに潜り込む。
翌朝目覚めるとほぼ無風、空は満天の星、眼下には遊佐の町、象潟の町の明かりが光っていた。朝食も早々に小屋を出て、歩き出すが風邪が無いので体感温度は昨日登ってくるときよりも暖かい。
3鳥海山_0048
     Photo3 これから登る日の出前の鳥海山

昨日教えていただいた”明日は日の出のときに朝日を受けた鳥海山の三角形の陰が西の日本海に見える”ということで海は見える地点までヘッデンをつけて急ぐが、手前の黒い山陰にさえぎられてなかなか海らしきものは見えず。小屋から小1時間強歩いて七五三掛を過ぎ、文殊岳への途中から西の黒い山陰の上に三角形の影鳥海が見え出した。
4影鳥海_0049
     Photo4 黒い山陰の上に三角形の影鳥海、その上は茜色の雲が

時間の経過とともに二等辺三角形の頂点は低くなり、やがて頂点が二つに割れてまもなく影鳥海は消えた。およそ35分程度のシルエットショー。観察していると割れた頂点はそれぞれ七高山と新山のシルエットだったようだ。日の出のときに東の空に雲が無いと日本海側に鳥海山のシルエットが三角形に見える影鳥海は気象条件が整ったときにしか見えないらしい。
時々背後を振り返りつつ山頂を目指すとやがて昨日の初冠雪の雪が現れ始め稜線上でも消えずに残っていたので昨晩聞いた”膝下くらいまで積もった"というのは本当らしい。
5ケルン_0065
     Photo5 外輪山ケルン付近の初雪

殆ど無風の外輪山コースを進み七高山で休憩。
6七高山山頂_0067
     Photo6 七高山山頂

当初岐路は御室小屋から千蛇谷を通って七五三掛で往路に合流というルートを考えていたが雪の上に踏跡がなく、冠雪直後でもあるので無理せず往路を戻ることにする。
往路では気がつかなかったが伏拝岳の分岐付近より眼下に心字雪渓が見え出したので
7心字雪渓_0071
     Photo7 心字雪渓

分岐から湯ノ谷口ルートを少し降りてみると残雪の雪渓が3箇所残っていた。登り返して外輪山コースに復帰し、注意して心字雪渓を見ると外輪山コースからは途中のコブに邪魔されて時折しか見ることが出来ないので往路では雪に気をとられていたので発見できなかったようである。七五三掛まで戻ってくると既に行きは消えており暖かい陽の光を受けながら休憩し、天候が崩れる始める昼までにはまだ時間の余裕があるので鳥海湖を周回するルートで御浜小屋まで戻ることにする。
御田ヶ原分岐で左折し草紅葉の中に伸びた木道を進み、振り返ると草紅葉の丘の向こうには冠雪した新山の姿が。
8草紅葉_0080
     Photo8 草紅葉の丘とその向こうには新山、西風で線条にたなびく雲

左手にはなだらかに降っている草紅葉。
9檜ノ沢両岸_0079
     Photo9 灘らなに続く草紅葉

やがて万助小屋からの登山道と合流して登り返し、鳥海湖を見下ろしながら休憩。その度御浜小屋までさらに登り返して暫し休憩を取った後、昨日登ってきた道を鉾立に降った。
10紅葉の下山道_0084
     Photo10 登山道も紅葉

今回の山行は天候の合間を上手くかいくぐったおかげで期待していた草紅葉だけでなく初冠雪、影鳥海を見ることができ、幸運に恵まれた山行であった。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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