冬の上州武尊山

Photo0 途中の剣ヶ峰山と樹氷群
記録
日程:2015,03,17 安田
3/17日 天候 晴れ
コースタイム:リフト終点(9:00)→剣ヶ峰山山頂(10:10)→武尊山頂(10:45~11:45)→剣ヶ峰山山頂(12:30→リフト終点(12:50) 行程5.5km 累積標高597m
晴れ、風静穏の天気予報を見て急遽山探し。展望良く一日で雪山を堪能できるところを条件に探し当てたのが上州武尊山。以前雪が無いときに川場野営場から登ったことがあるがそのときから姿が気になっていた剣ヶ峰山を通るルートで尾根を縦走しゆっくりノンビリの雪山を楽しんだ。
川場スキー場のリフト運転開始とともに乗り込み

Photo1 最初のリフト、桜川エクスプレスの乗り場
桜川エキスプレス、クリスタルエキスプレスとリフトを乗り継ぎ、一気に1845mまで標高を稼ぐ。高度を上げるに従い左側には前武尊・剣ヶ峰・家ノ串へと連なる稜線が、

Photo2前武尊・剣ヶ峰・家ノ串へと連なる稜線
前方には剣ヶ峰山の岩肌が見え出す。

Photo3 剣が峰山の岩肌
リフト運転開始直後しかも平日ということもあるが武尊山を目指すのは私と、ちょっと先行して歩き出した2名のパーティのみ。アイゼンにするか、スノーシューにするか迷ったが、折角持ってきたのだからと思いスノーシューで出発。
数箇所急な登りが出てくるがスノーシューで十分対応できた。しかし剣ヶ峰山からの降りでは急勾配と先週末に付けられたであろう階段状に切られたトレースに梃子摺るも初志貫徹で武尊山頂までスノーシューで歩いた。復路はアイゼン使用。
リフト終点から雪の斜面を登って行き剣ヶ峰山を過ぎたあたりから樹氷モンスターが現れ始め、

Photo4 剣ヶ峰山の祠と山頂

Photo5 樹氷モンスター登場

Photo6 剣ヶ峰山斜面の樹氷群
尾根にあるモンスターの間に付けられたトレースにしたがって進む。

Photo7 稜線場の樹氷の間を縫って進む
幾つかの小ピークを越え明瞭な尾根が消え去って広々とした雪原が徐々に傾斜を増し山頂にまでつながっているが、トレースを見ると一気に山頂を目指すのではなく一段左側の尾根に乗り尾根を伝って山頂へと続いている。

Photo8 雪原の先には武尊山頂
武尊山頂は広々としており、名物の山名標、それに山座同定の方位盤も雪面上に現れているので風の強さをうかがわせるが・・・・・本日はそよ風程度。気温上昇とまもなくお彼岸を迎える陽光の強さのおかげで暑くなった体には心地よい。

Photo9 武尊山頂 後ろには燧ケ岳・会津駒・至仏山も見える
山頂からは秩父の山越しに富士山まで見えたので展望を楽しみつつ

Photo10 谷川岳と上越国境の山々
山談義に花を咲かせていると1人、2人と登ってきて山頂はそこそこの賑わい。若者たちは皆半袖姿、中にはストーブを出して昼食の準備に取り掛かる者もいる。

Photo11 思い思いに景色を楽しむ
ノンビリ過ごした山頂を後に下山開始。

Photo12 これから降る剣ヶ峰山へと続く稜線
登りでは気づかなかったが上から見るとところどころにクレバスが口をあけ始めているので注意しながら通過。ここ数日で大きく成長しやがて雪は谷底へと姿を消し、ヤブが現れるのであろうか。往路で梃子摺った剣ヶ峰山の降りも復路では登りとなり、しかもアイゼンなのでサクサク。

Photo13 剣ヶ峰山ピークへの登り返し
剣ヶ峰山頂から獅子ヶ鼻への尾根を観察するが途中までトレースがあるものの獅子ヶ鼻までは続いていないので最近獅子ヶ鼻を通って登ってきた者はいないようだ。

Photo14 獅子ヶ鼻へ続く稜線
記録を見ても獅子ヶ鼻は少ないので登る人は少ないと思われるがぜひ獅子ヶ鼻経由で武尊に登ってみたいものである。
剣ヶ峰山を過ぎるとやがてリフト終点が見えてくるが、

Photo15 まもなくリフト終点 左側の稜線へのレースがあるが・・・
リフト終点の上のルンゼに向かうとレースがあるので途中まで偵察にむかう。どうやら尾根伝いに下降できるようであるが、リフト券を購入済みなので途中で引き返してリフト利用で下山。
山頂で大休止を取ったもののお昼過ぎには下山でき、天候さえ選べば最高の展望。山麓の駐車場ではゆっくり食事も出来るし久々贅沢な雪山を楽しんだ。