冬の甲武信ヶ岳

0甲武信ヶ岳と三宝山_7691
     Photo0 甲武信ヶ岳と三宝山

記録
日程:2015,03,12~13 Nさん、安田

3/12日 天候 晴れ
コースタイム:西沢渓谷駐車場(7:30)→徳ちゃん新道入口(8:00)→近丸新道合流点(11:00~11:15)→縦走路合流点(14:25)→木賊山((14:35)→テント場(15:00) 行程8.3km 累積標高1548m
3/13日 天候 晴れ
コースタイム:テント場(6:30)→甲武信ヶ岳山頂(6:50~7:00)→テント場(7:20~8:10)→縦走路合流点(8:45)→近丸新道合流点(9:45~10:00)→徳ちゃん新道入口(11:45)→西沢渓谷駐車場(12:15) 行程8.6km 累積標高-1649m

そろそろ雪も落ち着いたかしら?と思い目紛しく変わる天候の合間をぬって雪山を楽しみに出かけた。積雪期でも一日で往復できる甲武信ヶ岳であるがノンビリとテントを背負っての一泊山行。早朝の景色を楽しみにしていたがテント場からは夢想すらしなかった秩父盆地と北関東の夜景が広がりビッグサプライズであった。

12日
西沢渓谷の駐車場上から徳ちゃん新道入口までの遊歩道はところどころに雪が残っているが春が近いことを感じさせる。徳ちゃん新道に入ると登山道にだけ踏み固められた雪が残っている程度であるが徐々に高度を上げてゆくと1500mを越えたあたりから一面の雪景色となった。
1雪の樹林帯を登る_7679
     Photo1 漸く一面雪景色となった樹林の中を登る 

高度を上げてゆくに従い積雪量は増えてくるが先行者のトレースがありアイゼン無しで登れるのはありがたい。近丸新道との合流点で休憩をとるが近丸新道からのトレースは無く、誰も登っていないようであった。このあたりからはトレースをはずすと膝辺りまでもぐってしまう。
2木賊山_7681
     Photo2 木賊山が見えてきた 

2000mを越えたあたりからは風も出てきたがまだ心地よいといった程度。唯一の展望箇所もピッチを変えずに通過し、3展望台を通りすぎて_7683
     Photo3 ピッチを崩さず登る 

破風山からの縦走路との合流点手前で降りてくる登山者2名と遭遇。今朝から登ったらしく、聞けばあと5名の登山者があとから降りてくるとのこと。やはり雪山ではトレースがありがたいが後から降りてきたパーティーの最後尾がスノーシューであったため階段状に付けられた踏跡が消されてしまうとツボ足ではきつい。
4眼下に広瀬湖_7686
     Photo4 眼下には広瀬湖が 

木賊山の雪で埋もわずかに天辺だけ出た木賊山の山名標を確認し、夏はガレ場となっている急勾配を降って甲武信ヶ岳とのコルに下りてテントを設営し本日の行動終了。しばらくして陽が落ちると眼下に光が瞬き始め、秩父盆地とその向こうの黒い帯を越えたところに北関東の夜景が広がった。夜半には風が強くなり、風音とテントに落ちてくる樹氷の音に明日の行動が心配になるが眠りに落ちていつしか聞こえなくなった。

13日
今日は100m程度高度を上げて甲武信ヶ岳の山頂からの風景を堪能して下山するだけなのでゆっくりと起床。心配した風も行動には差し障り無く、甲武信ヶ岳の山頂を踏み周囲に広がる雪景色を堪能。
6DSCN0729.jpg
     Photo5 甲武信ヶ岳山頂 

5国師ヶ岳と金峰山_7698
     Photo6 甲武信ヶ岳から国師・金峰へと続く稜線
 
良く見ればオレンジ色に輝く海が見えたがこの季節のこの時間なればこそ。残念ながら写真に撮ってもはっきりとは確認できず。肉眼でしか捉えられない貴重な景色。
7大菩薩の向こうに海が_7700
     Photo7 大菩薩の向こうにオレンジの海が・・・・写真では見えず。
 
もう少し陽が高くなれ場反射光の角度が変わってどこか海やら判別が出来なくなってしまい海が見えていることすら解らなくなってしまう。以前雲取山からもオレンジ色に輝く海を見たが、やはり季節と天候、それに時刻が一致しなければこの景色は見られない。甲武信ヶ岳山頂からテント場に戻りテントを撤収し下山を始める。
8シラビソの樹林を行く_7701
     Photo8 甲武信ヶ岳から樹林の中を降る
 
途中単独行の登山者に出会ったのみで徳ちゃん新道入口まで下山。
9カラマツ帯を降る_7707
     Photo9 まもなく雪が消える
 
さすが夏とは違い雪山の下山は早いが雪が消え始めたところでアイゼンをはずすと今度は時々出てくる凍結箇所の通過に神経を使う。お昼前後には駐車場に戻り、暖かい食事を取って温泉につかって山行を終えた。漆黒の中にちらちらと明かりが揺れる北関東の光の海とオレンジ色に輝く早朝の海を堪能できるテント泊はやはりよいものだな~。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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