八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート

Photo0 剣岳
記録
日程:2014,7,29~30
7/29日晴れ
雷鳥沢野営場から剣沢キャンプ場への移動
メンバー:Tさん、Kさん、Oさん、Mさん、安田
コースタイム:雷鳥沢野営場 (11:20)→新室堂乗越(12:10~12:20)→別山乗越(14:15~14:45)→剣沢キャンプ場(15:25)
5日分の食料とテントそれにクライミング用具を詰め込んだザックを背負って剣沢キャンプ場を目指す。雷鳥平から別山乗越へのルートは距離が短いのでほとんどの人が直登ルートを使うが今回は荷物が重いので距離は長いがマップ上所要時間が同じため緩やかな勾配の新室堂乗越ルートを進む。
ここで一息入れて剣沢を下ると剣沢キャンプ場に到着。早々と本日の行動を終える。
7/30日晴れ
剣沢キャンプ場から熊の岩への移動
メンバー:TTさん、NKさん、SOさん、SMさん、安田
コースタイム:剣沢キャンプ場(6:00)→長次郎雪渓出合(7:15~7:35)→熊の岩(10:00)
剣沢キャンプ場からおよそ30分降ったところでアイゼンを着け、真夏の太陽が照りつける中を剣沢雪渓を一気に下り長次郎雪渓との出合でしばし休憩。ここから熊の岩まではおよそ640mの上り。

Photo1 出合から長次郎雪渓を望む
午後に予定しているクライミングに体力を温存しなければならないのでピッチを落として進み

Photo2 正面に熊の岩
10時に熊の岩到着。

Photo3 熊の岩到着
休憩後にテント設営し、さらに一息入れて登攀準備。
八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート登攀
コースタイム:熊の岩(11:55)→剣稜会ルート取付き(12:15)→剣稜会ルート終点(15:45~16:45)→下降点(17:05)→Cフェース基部(21:25)→熊の岩(21:45)

Photo4 八ツ峰下部
熊の岩のテントサイトからアイゼン装着で長次郎雪渓を途中のインゼルを越えてトラバースしⅥ峰Cフェース基部に移動し

Photo5 八ツ峰Ⅵ峰のフェース群
雪渓と岩の間のランドクルフトの狭いところを選んで岩に飛び移り、

Photo6 八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート取付き
ハーケンの連打された垂壁の右側の階段状スラブを小リッジに沿って登る。
1P 30m Ⅱ スラブにを小際凹角に沿って左上し右に這松があるところでピッチを切る
2P 40m Ⅱ 凹角からフェースに出て右上し這松帯の上のテラスでピッチを切る

Photo7 2P
3P 40m Ⅲ フェースを上りナイフリッジのトラバース後ピッチを切る(ルート図ではナイフリッジ手前でピッチを切っている)

Photo8 3P
4P 20m Ⅱ リッジをさらにトラバース、這松帯に入ったところでピッチを切る

Photo9 4P

Photo10 4Pナイフリッジ
5P 25m Ⅱ 這松帯に沿ってリッジを登り終了点に立つ
2グループに分かれて登攀、先頭グループが登攀終了後も次グループの登攀終了をCフェースの終了点で待ちその後揃って休憩を1時間ほど取り展望を楽しんだ。
終了点からは八ツ峰縦走路をⅤⅥのコルまで降って熊の岩に戻る予定であったが途中で残置された捨て縄やカラビナのある懸垂下降点を発見。
BフェースとCフェースのコンタクトラインのルンゼを懸垂下降するがロープの流れが悪く、回収困難になりそうなので次の支点まで2人下降したところで懸垂支点の架け替えを行う。
懸垂2ピッチ目からは岩壁と雪渓の間のランドクルフトに潜り込み岩壁をトラバースしながら下降。途中RCCルートのものと思われるハーケン支点を使ったり、岩に捨て縄をかけて都合4ピッチで剣稜会ルートの取り付きに戻った。
へッデンを頼りに長次郎雪渓をトラバースし熊の岩に戻り長かった本日の行動を終えた。