小川山(140722)

Photo0 ロープを引いて
記録
日程:2014,7,22~23
メンバー:Nさん、Nさん、安田
天候:7/22、23日 ともに晴れ
22日 ガマスラブ
白樺が芽吹き始めた5月下旬以来の小川山クライミング。前回からすでに2ヶ月経っているので周囲はすっかり夏色。今日でどうやら長かった梅雨も明けるらしい。
前回は登らなかったガマスラブの岩場に着くと1パーティがガマルートに取り付いていた。夏休み期間に入ったとはいえ、平日の上に梅雨の行方が定まらなかったので人出は少なく彼らが登っていってしまうと岩場は貸切状態となった。
SNさんにトップロープを張っていただき、小川山は初めてというNKさんが先ずはスラブの感触確認。スイスイとは行かないまでも終了点まで登って降りてくる。
いつもと同じで“皆さんのウオーミングアップは私の真剣勝負”といいながら、わたしもどうにかスラブを登る。一巡するごとに隣のルートへロープを掛け替え右端まで行ったところでロープを回収し、一段上がった次の岩場へ移動。10aのルートを2本ほど登って本日はご馳走様状態

Photo1 ハングを超えて

Photo2 KNさんクラックを使って

Photo3 スラブを直登
キャンプ場に戻りコーヒータイムを過ごし、いつもながらの豪華な夕食をいただいた後は夜の帳に包まれて焚き火をしながら歓談して本日は終了。
22日 スラブ状岩壁
ゆっくり起床して食事を摂り、岩が乾くのを待ちながらタープの下で食後のコーヒー。
やがて岩場へと歩いてゆく知り合いのガイドさん一行の姿を見送って我々も出発。20分ほどの歩きで到着するとすでに目指していたところにはロープが2本かかっていたので左寄りのルート“Song of Pain”にロープを張ってウオーミングアップ。各自登ったところでさらに左の“穴があったら出たい10a”にトライ。
各自登って様子を伺っていると目的のルートが空いてきたので移動。
来週の山行の予行演習で”ウルトラセブン“と”かわいい女“をリードで登ってトップロープを張る。各自登って終了点から対岸の山並みを展望、そして昼食。そうこうしているうちに隣のハングのあるルートが開いたのでロープの支点を追加してクライミング開始。
終了点直前のハングが核心と思っていたが・・・・・・。途中のスラブが難しい。
支点はあるがトポには載っていないルートなので知り合いのガイドさんに聞いてみると“オーウェンのために祈りを”のバリエーションとのことでこちらのほうが難しいらしい。
支点に沿って登るとスラブで落。1メートルほど右か左に避けるとかなり楽になって、ハングまでは私のレベルでも容易に到達可能。各自トライするも・・・・。まぁ、今後の課題ですね。
ガイドさんたち一行が立ち去ったので我々も岩場を引き上げ、キャンプ場に戻ってテント、タープを回収して今回の小川山クライミングを終了した。
帰路途中でちょっと回り道して川上村のヘルシーパークに立ち寄り入浴。ネット情報どおり入浴料金300円也で他の入浴施設に対して激安。併設のレストランで野菜サラダたっぷりのとんかつ定食を夕食にして家路に着いた。
秩父 谷津川 地獄谷

Photo0 ナメの連瀑帯
日程:2014,7,17
メンバー:Nさん、Kさん、安田
天候:晴れ
コースタイム:熊倉山登山口(9:40)→入渓点(9:20)→二俣(11:20~11:50)→林道横断点(13:10~13:50)→熊倉山登山口(14:10)
梅雨の間の晴れ間を見つけて久々に沢に出かけた。
高麗川駅に集合し車で秩父の白久に向かい、駅前を左折して谷津川館の横を抜けて“鹿の湯”手前の空き地に駐車。ここまで道路は舗装路。
(鹿の湯は廃墟となっているみたいでナビでは表示されず。営業している谷津川館を目標にすると良い)
駐車場より少し戻ったところに熊倉山への登山口があるが現在一部崩落により登山道は通行止めとなっており、登山届けのポストも閉鎖されていた。

Photo1熊倉山登山道入口
登山道をたどって少し降ったところにある谷津川にかかる木橋を渡って対岸へ移り少し進むと水道取水施設がる。、施設のフェンス伝いに進むとやがて登山道が沢筋を離れようとする地点で登山道を離れ、沢床に降り立ったところで谷津川に入渓。
梅雨中とあって水量は多いが濁りもなく遡行にはさほどの影響もなし。
時々現れる小滝を越えて快適に遡行するとやがて6m滝が現れるが水量多く右から巻く。

Photo2 6m滝
次の6m滝も右から巻いて、5m滝は左から登れそうであったがシャワークライミングとなり水圧に耐えられそうもないので無理せずに巻いた。

Photo3 5m滝
次の5m滝はロープを出して越える。

Photo4 5m滝
やがてゴーロ状となったところが二俣で水流は谷津川本谷と地獄谷に分かれる。真ん中を登るとピバークできそうな平坦地形となり、錆びて文字が読めなくなった道標が立っていた。

Photo5 二俣の道標
七滝コースの登山道の名残であろうか。周囲を見渡せば登山道らしき形跡もあるが廃道となって久しく踏み跡はまったくない。
ここで昼食休憩を取り、進路を右側の地獄谷へ取って遡行開始。
地獄谷に入ると名前のごとく谷は狭まり暗くなり、水量は半減したが倒木流木がかなり増えてきて水流に沿って進むのが困難なところも出てきた。中にはビーバーの巣もさもありなんといったような堰が出来ていたりといった様相。
小滝、ナメ滝の連瀑帯を通過し、周囲の明るさが増すのに従いだんだんヌメリも増えてきた。
やがて陽光を受けて水流がキラキラ光る4m滝を越えると前方に登山道が横切り地獄谷の遡行終了。

Photo6 キラキラ光る最後の滝
木陰で休憩を取り登山道を降るが崩落箇所もありロープを出すほどでもないので注意深く通過。数年にわたって通行止めになっているため最近の踏み跡はなく夏草が生い茂りやがて廃道となってしまうのか?朽ち果てた作業小屋の向かいに熊倉山と白久駅を指し示す道標だけが人待ちげにたっていた。

Photo7 道標
沢の水音が聞こえだすと見覚えのある入渓地点ももうすぐ。取水施設では草刈が行われており挨拶を交わすとすぐに登山道入口に到着。地獄谷の遡行を終えた。
沢でのロープの取り扱いが初めてだったこともあり途中いろいろ教えていただきながらのノンビリ遡行。涼を得るとともにいろいろ学べた有意義な沢旅であった。
つづら岩(奥多摩)

Photo0 つづら岩
記録
日程:2014,7,6
メンバー:Tさん、Oさん、Mさん、安田
天候:曇り
梅雨の合間を見計らって奥多摩のつづら岩へマルチピッチクライミングの練習に出かけた。
数年前山歩きを始めたころ大岳山から馬頭刈尾根を下ったときに、突然奇声が聞こえ、ビックリして頭上を見上げると岩壁を登っているクライマーの姿が見えたことを覚えている。
それからひょっとしたことで冬山、クライミングへと活動範囲が広がりまさか自分がつづら岩に取り付こうなんて夢にも思わなかったことが現実となった。
武蔵五日市の駅で集合し、車で桧原村の本宿を経由して千足バス停のところから林道に入り終点手前の空き地に駐車。ここからは登山道を進む。
すぐに直登と天狗滝経由の道の分岐が現れ、直登ルートを急坂にあえぎながらつづら岩へ向かう。途中数人を追い越して1時間ちょっとで覚えのある風景に出くわす。
ここがつづら岩だったなーとの思い出にふけるまもなく岩の基部に到着。

Photo1つづら岩基部
先行パーティが2グループ。岩は雨で濡れていて苔やぬめりがあるが樹木の高さより上に出れば快適なクライミングができそうなので早々に装備を整え岩に取り付く。一般ルートをTさんリードでロープ2本の末端はOさんとMさん、さらにOさんが1本引いて私がラストで登りだす。途中でピッチを切り、足元に広がった奥多摩の景色を楽しむ。高度感はなんとも言えずすばらしい。

Photo2 岩の向こうに続く馬頭刈尾根
2ピッチ目を登ってつづら岩のTOPに出るとさらに展望が広がり、空が曇っているで直射日光を受けず気温もちょうど良く汗ばんだ体に心地よい微風がなんとも言えず爽やか。

Photo3 つづら岩TOP
つづら岩の岩壁の反対側は急斜面の潅木帯となっている。岩のTOPには数箇所の懸垂支点があり、潅木帯を降って基部に戻ることも出来るし、懸垂で降りることも出来る。

Photo4 つづら岩最上部
潅木帯の急斜面を降って基部に戻り、昼食休憩を取り、すぐ隣のリングボルトが連打された真平らな被った岩を使ってアブミの練習に移る。
リードで登ってトップロープを張りしばしアブミの練習。

Photo5 アブミ用の岩
次にだいぶ増えてきたクライマーの登りを観察しつつ、ルートが空くのを待って今度は2組に別れマルチピッチ練習。
我々は左ルートにOさんリードで取り付くが岩が濡れているのでかなり慎重に登攀開始。

Photo6 左ルート下部
先行パーティに1P終了点で追いついてしまったので、先行パーティが去るのを持って私も登りだす。今度はつるべなので2P目は私がリード。

Photo7 左ルート上部を登る
途中、ぐらぐらのハーケンのハーケンがあったり、次の支点探しでキョロキョロなどいろいろ実地体験しながらTOPの岩を乗り越してみたらすぐそばにリングボルトの連打されたビレー点があり登ったルートが正しかったことが確認できた。
岩TOPで全員が集合したところでロープ2本を連結して今度は懸垂下降で基部に戻った。
途中からは空中懸垂となるので練習にはもってこいの場所。
周囲のクライマーたちも引き上げ始めたのでそろそろ我々も退散。下山は綾滝を過ぎたところで

Photo8 綾滝
天狗滝経由の道へ進み、

Photo9 天狗滝
林道終点の広場に出て駐車場まで戻り本日のクライミング山行を終えた。