2017年12月の全記事一覧
- 12/27 榛名山 幡矢ヶ岳 氷室山 天目山
- 12/22 西上州 木々岩峠 ゴシュウ山(仏岩山)周回
- 12/18 日本で1番海に遠い地点と榊山 霊仙峰
- 12/14 ジャンクション岩峰 千駄木山
- 12/11 鉱石山
- 12/10 戸神山
- 12/06 裏妙義 大烏帽子小烏帽子
- 12/03 榛名山 東北部の山巡り
榛名山 幡矢ヶ岳 氷室山 天目山

Photo0 先端が別れ爪のように尖った覗岩 背景は鐘ヶ原山
記録
日程:2017,12,26
メンバー:安田
12/26 天候 晴れ :
コースタイム:カーブ17駐車スペース(7:15)→幡矢ヶ岳取付き(7:34)→大岩(7:55~8:00)→旗矢ヶ岳(8:26)→コル(8:44)→九折岩(9:31~9:44)→天神峠広場(10:27~10:51)→氷室山(10:52)→天目山(11:17~11:33)→コル(11:51)→駐車スペース(12:00)
行程8.9km 累積標高955m ルートマップは ここ です。
秋に榛名神社から 鏡台山 天狗山 鐘ヶ原山 を歩いたときに隣の山の中腹に覗岩が時折ガスの中に見えたが

Photo1 ガスが切れると見えた幡矢ヶ岳中腹の覗岩
覗岩に行く登山道は無いので山に分け入って近くに行っても葉が繁っている時期では見つけることが出来ないと思い落葉する時期を待って幡矢ヶ岳に出掛けた。
高崎から県道126を進み箕郷を過ぎ榛名山への登りが始まり道がクネクネ曲がりだしたカーブ17のところに駐車スペースを見つけて車を停めた。
駐車スペースから少し戻り”ぐんま未来の森"看板のところからゲートを越えて林道に入り、

Photo2 “ぐんま未来の森”看板 ここから林道に入った
地形図にあるように林道から幾筋かの遊歩道が分岐しているので適当に道を選んで幡矢ヶ岳南尾根の末端を目指した。
等高線に沿って進みこの先は破線の道が降りになってしまう尾根末端から南尾根に取り付き、落葉した樹林の中を進むとやがて岩混じりになり尾根の狭くなってきた。
稜線を進むと潅木越しに覗岩の姿が見え隠れしやがて現われた大岩を右から巻いて岩の上に出ると眼下に動物の爪のような覗岩を見ることが出来た。前回は遠くから見たので覗岩の形状はわからなかったが天狗山の東峰尾根端の先端が裂けた岩の大規模版といったところか。
大岩から更に尾根歩きで標高を上げ潅木のヤブを過ぎると幡矢ヶ岳山頂に出た。

Photo3 幡矢ヶ岳山頂 木の間から朝日が差し込む
ここまで一箇所潅木に囲まれたヤセ尾根を通過するが程よいアクセント。
山頂は疎林越しに朝日が射しこみ気持ちよいが北風が冷たいで通過し下山に移った。
降り始めると正面に天目山が見え出し、やがて山容がわからなくなると幡矢ヶ岳と天目山のコルに出た。

Photo4 天目山と幡矢ヶ岳のコル
ここは冷たい北風が当たらない代わりに陽射しも無いので左折して地形図の破線を歩いて榛名神社方面へと沢筋を降った。
かつては登山道があったようだが沢の左右の斜面の崩落が進みのデブリと相まって道跡も殆ど解らない。幸い上部は涸沢、下部も水量が少ないので沢筋を右へ左へと歩きやすいところを選んで下降するとやがて古い堰堤の上に出た。堰堤右岸の獣道?らしき踏跡を辿って堰堤下に降ると

Photo5 古い堰堤を見上げる 山の斜面には落ち葉の堆積の中に獣道?踏跡
沢床は広がり正面上方にクネクネ曲がった奇岩、九折岩(つづらいわ)が現われるとすぐに榛名神社から天神峠に至る”関東ふれあいの道"に出た。

Photo6 九折岩(つづらいわ)
ここは北風も無く陽射しが心地よいので暫し休憩後、右折して"関東ふれあいの道"を天神峠へと向かった。落ち葉が敷き詰められ陽射しポカポカの道を進むと

Photo7 陽射しポカポカの”関東ふれあいの道“
やがて常滑の滝が現れるが、このところ降水量も少なく凍結するまでには冷え込んでいないので水量が少なく一筋落ちるナメ滝だった。
常滑の滝から更に登って高度を増して谷間から抜け出すと背後の視界が広がり同時に北風を感じるようになってきた。

Photo8 登り詰めたところが天神峠広場
天神峠の広場で一休みして氷室山に向かって登りだすと木の間から榛名湖や烏帽子岳榛名富士が見えてきた。

Photo9 木の間から見えた烏帽子岳 榛名富士 榛名湖
間隔が広くて一段の高さが高い木階段を登りつめると山名標の無い氷室山山頂に出た。

Photo10 氷室山山頂 天目山への単なる通過点なのか?山名標葉無かった
一般道は左に折れ曲がって天目山との鞍部に降って行くが氷室山山頂から南西の尾根に踏跡が伸びているので少し進んでみたが、地形図ではこの先等高線が密集しているのでどこかへ降る道では無いと思い引き返した。
天目山までの道は相変わらず間隔が広い木段が続くが、一体どんな体格の持ち主が設計したのやら?木段の脇のササ斜面を登ったほうが格段に楽だった。もう少し間隔が狭くて登りやすければ皆さん木段を使うと思うけど・・・
木の間から見える幡矢ヶ岳を見ながら進み

Photo11 歩いてきた幡矢ヶ岳 これから向かう天目山との標高差は30mほど
漸く木段が終わって地面の上が歩けるようになると天目山山頂に出た。
山頂広場にはベンチもあり、木の間越しではあるが展望が得られるので休憩。

Photo12 天目山山頂
七曲峠へと降りてゆく登山道の上の空間には相馬山の姿、ベンチの横からは隣の三ツ峰山も良く見えたがここからでは樹林で遮られて南の幡矢ヶ岳は見えない。

Photo13 三ツ峰山
天目山山頂からはササの繁った雑木林の尾根を幡矢ヶ岳とのコルを目指し時折出てくる目印テープに従ってほほ急斜面を下降。やがて左側に凹地形が出てきたら凹地を渡って隣の尾根に乗り移ると左からトラバースしてくる踏跡に合流、右折して踏跡を辿って降ると先ほどの尾根下部に戻ってすぐにコルに出た。
朝は幡矢ヶ岳から降ってきてコルで左折し榛名神社方面に向かって沢を下ったが、今度は左折して植林の中へ伸びる沢沿い道をカーブ17目指して降るとやがて道幅は広がり林道の様相を呈してきた。道が右にカーブし沢から離れるところで県道のガードレールが見だしたので林道から離れてガードレール目指して降るとすぐに駐車スペースに出た。
天目山からコルまでは地形図で見るとかなりの急斜面で上手く降れるか心配したが木に掴まることも無くスリップすることも無く標高差200mを下降出来た。
天目山から降る途中で見かけた目印テープはコルから駐車スペース寸前までの間にもあり林道からかなり外れたところにも見受けられたのでハイカー用の道を示すものではなく林業用だったようだ。朝方のコルから九折岩までの沢筋のピンクテープは手にとって見れば地籍調査と書かれていた。
人里近くの林業が行われている山だと目印が多く時たま混乱することがあるが相手は仕事の目印、こちらは遊びと心得てしっかり地図とコンパスで行動せねば。
西上州 木々岩峠 ゴシュウ山(仏岩山)周回

Photo0 ゴシュウ山と物語山
記録
日程:2017,12,21
メンバー:安田
12/21 天候 晴れ :
コースタイム:馬居沢集落駐車スペース(8:27)→林道終点(9:01)→二股(9:11~9:22)→尾根乗上げ点(10:05~10:15)→木々岩峠(10:22)→尾根先端(10:42~10:05)→展望ポイント(10:56~11:03)→尾根乗上げ点(11:25) →林道切通通過(11:30~11:45)→H810(11:53~12:03)→ゴシュウ山(12:30~12:53)→下降点(13:34)→林道終点(13:41)→不動明王(14:20)→水道施設(14:34)→馬居沢集落駐車スペース(14:43)
行程10.5km 累積標高994m ルートマップは ここ です。
地形図を見ていると西上州の鹿岳(かなたけ)の西、ゴシュウ山との間に"木々岩峠"というのがあり、かつては南牧と西牧を繋ぐ道が在ったと思うのだが、各種情報を集めてみると南牧側には"木々岩峠登山口”があるが下仁田の西牧地区には見当たらない。今ではそこに至る道が記載されていないので木々岩峠はどうなっているのかと出かけてみた。
下仁田からR254を佐久方面に向かい御堂山(ジジ岩ババ岩)の登山口のある西牧関所跡の手前、左側にある”おかた茶屋”を過ぎてすぐに鏑川のかかる橋を渡り馬居沢集落を目指した。
馬居沢集落に入ると分岐が出てきたので右側の馬居沢沿いの道(地形図にある道)に入り集落の中ほどにスペースを見つけ車を停めた。分岐の左側の道は地形図に無いがやがて両者は集落の最後のあたりで合流するのでバイパス的な道路になっている。
駐車スペースから橋を渡り上記の左側の道に出て少し降り、尾根末端を回って沢沿いの林道に入るとすぐに民家は無くなり舗装も切れるが直進すると林道分岐に出た。

Photo1 分岐を左側の道に進む
轍が濃い左側の道を進み、次の分岐は尾根末端に当たるがここも左折して木々岩峠に向かいそうな林道を進むと沢の右岸で林道終点となり、沢床に降り立って涸沢を詰めてゆくと二俣が現われ、沢筋の合流点の岩陰には赤いプラ標識を発見。

Photo2 二俣を右沢へ進む
ここで一休みして右沢を進むと程なくして右岸支沢からのデブリが出てきた。

Photo3 デブリを左へ
ここで左折しデブリの元になった支沢を詰めてゆくと正面に切り立った壁が見えてきたので左側の尾根に乗り土砂の急登を木の根を掴んで登り稜線に乗上げた。

Photo4 稜線乗上げ点
ここでも休憩し左折して稜線上を進むと小ピークを越えたところで立ち木に木々岩峠と書かれたテープが巻きつけられていた。

Photo5 木々岩峠
ここから南牧側に下る薄い道形を辿ると小尾根を越えたところで道形は植林の中に入っていったので

Photo6 高原に下る作業道 忘れ去られた道の南半分?
おそらくこれが地形図の黒破線と思い、ここまま進むと下ってしまうので小尾根で左折し稜線を目指すと大岩が出てきたので獣道を進んで大岩を巻き稜線に出た。
東(鹿岳)に進み小ピークを1つ巻くとやがて切れ落ちた尾根端に出た。潅木に囲まれた尾根端の先は切れ落ちているのかどうか確認できなかったが正面には間近に迫った鹿岳と高原下降点下部の伐採跡が見えた。

Photo7 鹿岳(かなたけ)
鹿岳、高原集落それに一本岩の展望が良いので一休みして折り返し、

Photo8 高原の一本岩
今度は稜線上を辿って先ほどの乗上げ点まで戻った。途中の巻いた小ピークは妙義や浅間山方面の好展望ポイントで先日歩いた ジャンクション岩峰や千駄木山 も良く見えた。

Photo9 晴の日が続き真っ白だった浅間山南面が黒くなり始めている
乗上げ点まで戻り西に向かうとすぐに林道切通で尾根が寸断されていた。南面を降って林道に降り、南牧側に進んでコンクリート擁壁に設けられたハシゴ段で擁壁の上に出てそこから急斜面を登って稜線に復帰したが切通し通過に思わぬ時間が掛かってしまった。

Photo10 林道切通
稜線を進み南斜面が滑り台のようなヤセ尾根を通過して

Photo11 南面が滑り台のようなヤセ尾根
ゴシュウ山への登りに差し掛かったところで斜面を見上げて一休み。
乾燥して土砂斜面ズリズリ、疎林なので掴まる木の根を探しながら緊張感いっぱいで登り岩場が出てきたところで岩斜面に移って一安心、更に登り詰めて潅木に逃げ込むと漸くゴシュウ山(仏岩山)山頂に出た。

Photo12 ゴシュウ山(仏岩山とも言う)山頂
石祠のある山頂は展望が良く陽射しを浴びて休憩。
ゴシュウ山から降り稜線を進むとすっぱり切れ落ちた岩の上に出たので少し戻って北側から岩を巻いて稜線に復帰した。

Photo13 岩基部を巻く
更に稜線上を降ってゆくと再び切れ落ちて行き止まり。今度は南斜面を降るとすぐに鞍部に降り、地形図には現われないような小ピークを越えると下降点の石標476がある最低鞍部に出た。

Photo14 ここから下降、目印の石標476
ここで右折し植林帯目指して北斜面を降ったが小ピークの前後で同じような地形でしかもどちらにも石標がり混乱しやすい。
北斜面に幾つかの小尾根があり沢の源頭地形で何処を降っても皆馬居沢に落ちこむので、下降点から左寄りの小尾根を降るとすぐに林道終点の広場に出た。

Photo15 林道?堰堤工事用道路?終点の広場
ここからすぐ下部には堰堤があったのでおそらく工事用道路跡と思われるがかなり荒れていて落石や崩落箇所もあったがやがて道幅が広くなり路面も整備された歩きやすい道となった。
しばらく進むと秋葉山登山口の目印になっているブロック囲いの不動明王が現われた。

Photo16 ブロックに囲まれて扉が施錠された不動明王の祠
秋葉山へはここから馬居沢を渡渉して対岸を登るようだが今日はパスして更に降るとやがて舗装路になり左側の水道施設を過ぎると道は二俣分岐になり沢に沿った左側の道を降ると駐車スペースに出た。
木々岩峠は確認できたが尾根端から戻るときに稜線上の小ピーク北側の巻き道を通ったとき、小ピークから北に下る尾根にジグザクに降る道形があった。丁度南牧側から稜線に出て少し稜線上を歩いてから西牧へと下るような位置関係で、おそらく登りのときに沢筋から離れたデブリと二俣の間の尾根筋を下る忘れ去られた道の跡かも知れない。(茶色は線で書き入れてみた)
下山に使った林道(堰堤工事道路跡)も地図上には描かれておらず情報も殆ど無いので下降点のコル直近まで延びることが歩いてみてわかった。
西上州の山は険しさとは裏腹に標高が低く人家も近いので沢山の林道やその支線が入り込んでいて分岐も多い。獣道同様惑わされ易いので気が抜けない。
鹿岳とゴシュウ山の稜線を寸断して林道が通されているが、南牧側から稜線を越えたところで 止まっているとのこと。西牧側の何処に出てくるのか?あるいは止まったままなのかは地元の人も知らなかった。
日本で1番海に遠い地点と榊山 霊仙峰

Photo0 日本で1番海に遠い地点
記録
日程:2017,12,17
メンバー:安田
12/17 天候 曇り :
コースタイム:駐車スペース(7:44)→林道終点(8:09)→日本で1番海から遠い点の地点(8:45)→榊山(9:10)→H1255(9:14~9:27)→右の耳(10:01)→H1210(10:23~10:32)→小唐沢山(10:49~10:57)→霊仙峰(11:33~11:46)→樽ヶ久保橋(12:20~12:23)→駐車スペース(13:20)
行程12.0km 累積標高1022m ルートマップは ここ です。
日本で1番海に遠い地点(海遠点)が北海道ではなく長野県、それも群馬県との県境近くにあると知り出かけてきた。1番海に遠い地点は田口峠の近くであるが地形図を眺めていると県境が複雑に折れ曲がり群馬県側が動物の耳のように見えるので右の耳と左の耳というらしい。(ルートマップをご覧ください)
折角なので1番海に遠い地点を含め耳の部分の県境も歩いてみた。
下仁田から南牧村を通り県道93を進むと吹き溜まりや日陰部分に雪が現われだした。新雪で轍の無い九十九折れの峠道を注意深く進み県境の田口峠を通過して少し降ると樽ヶ久保橋に差しかかった。一旦停車して下山ポイントを確認後、更に降って”日本で1番海から遠い点の地点”の看板を見て左折、橋を渡って右側の駐車スペースに車を停めた。
駐車スペースから少し戻り滝ヶ沢林道のゲートをくぐって

Photo1 滝ヶ沢林道のゲート
薄っすら雪が積もった林道を進むと"海から一番遠い地点まで1800m"の看板が現われた。
看板の指示通りに進み、

Photo2 林道終点 登山口から丸木橋を渡って進む
1kmの看板のある林道終点からは丸木橋を渡って登山道に入りセンガ沢の右岸の林の中を行くとやがて道は沢床に降りた。ここから倒木の墓場のようなセンガ沢を

Photo3 倒木がいっぱい センガ沢を詰める
詰め二俣になったところが100m。目の前の開けた広場に"日本で海岸線から一番遠い地点”の標柱が立っていた。

Photo4 日本で海岸から1番遠い地点
標柱にタッチして正面に見える県界尾根に登り左折、目印テープに従って広い稜線を進むと三角点のある榊山山頂に着いた。

Photo5 榊山山頂
落葉した樹林越しに周囲の山が見えるが風が冷たいので早々に戻り、幾分風が弱まった地点で休憩。ここまではハイキングコースで道案内も豊富だったがここからは時々現われるテープを頼りに県境を進んだ。落ち葉の上に薄っすらと雪があるので踏跡があっても全く解らない。時たま現われるのは降雪後の獣道だけとなった。

Photo6 降雪後につけられた獣道 歩いた跡は雪が無いので良くわかります
地図と落ち葉に埋もれた県界を示す石標を頼りに広い尾根を下り、枯れた笹薮を越えながら右の耳の肩に達するとヤセ尾根が登場。

Photo7 右の耳手前のヤセ尾根 地形図からでは予想できない
靴底に着いた雪を取り除いて注意深く渡って登ると右の耳のピーク(P1210)に出た。

Photo8 右の耳のピーク
樹林の中のピークから小唐沢山へのコルに降り、県境はコルから凹地形に沿って南下しているがそのまま小唐沢山目指して直進。登りに差し掛かり傾斜が増してきたので木を掴まって登ったが靴底についた踏み固まった雪で足が安定せず。立ち止まれそうな所で靴の雪を取り除き久々のチェーンアイゼンを着け、どうにか足元が定まったので木に掴まって登った。

Photo9 小唐沢山山頂
小唐沢山山頂は潅木に囲まれた小広場で乾燥した土の地面は鹿の足跡だらけ。某山岳会お手製の山名板があり、漸く太陽が顔を出したのでここでも休憩。
奥秩父方面は御座山が見えたが

Photo10 御座山
八ヶ岳は雲に覆われて見えず。樹間からは大岩碧岩、奥に両神山のシルエットが見えた。

Photo11 西上州の山々や大岩碧岩 奥には山容が特徴的な両神山
小唐沢山から狭い尾根を降り樹林越しにわずかに見える霊仙峰を目指して進むが二俣に分かれた尾根のどちらが霊仙峰に繋がるのか戸惑う。霊仙峰山頂に出るとテープが賑やかにあったが山名板は地面に散乱していたので拾って三角点近くに集めておいた。

Photo12 霊仙峰山頂
霊仙峰から北東の尾根を降り登り返したP1210で左折し北西に下る尾根の途中から北への尾根を降った。短い距離で同じような尾根が分かれているので難しいが降る尾根を間違えると末端で雨川に突き当たってしまう。
特に尾根下部は植林帯で見通しが悪く、沢源頭の様な凹形状の地形が現われたりと樹間に雨川や県道93が見えてきても油断ならない。樽ヶ久保橋寸前で地形図に無い林道とそれに沿った支沢が出てきて一瞬驚いたが水量が少なく石飛びで渡った。目印テープも色とりどりで各種下がっていたが狙った尾根と違う尾根を降るものや、林業用と思われるものもあり惑わされやすかった。
予定通りに樽ヶ久保橋寸前にある県道横の空きスペースに降り立った後は

Photo13 樽ヶ久保橋手前の空きスペース 右奥が樽ヶ久保橋
駐車スペースまで車道歩きだったが乾燥路面、積雪路面、凍結路面と次々に変化し、その都度道路右端に寄ったり左に移ったりで普段と違って車道歩きに飽きる前に駐車スペースへと戻った。
左の耳からら樽ヶ久保橋までのバリルートではササヤブコギを覚悟していたが、ササは数年前に花が咲いたのか葉も無く立ち枯れ状態。
この山域はササが枯れている今が狙い目であろう。
ジャンクション岩峰 千駄木山

Photo0 千駄木峠の送電鉄塔66と千駄木山
記録
日程:2017,12,13
メンバー:安田
12/13 天候 晴れ :
コースタイム:駐車スペース(8:23)→バリ取り付き(5:54)→作業小屋(9:18)→支尾根先端(9:50~10:03)→ジャンクション岩峰(10:13)→小烏帽子(10:55~11:04)→支尾根付け根(11:44)→岩峰西側基部(11:54~11:58) →千駄木峠(12:59~13:07)→千駄木山山頂(13:30)→妙義荒船林道(13:50)→千駄木峠(14:08)→66巡視路入口(14:27)→駐車スペース(14:39)
行程10.2km 累積標高1260m ルートマップは ここ です。
冬将軍が威張りだして日本海側は大雪、関東地方は晴れわたっているものの北風が冷たい。屏風のように北風を遮ってくれてしかも陽当たりが良い南面から登れる山なら気温が低くても登れば気にならない。そんな条件に当てはまったのが先日出掛けた裏妙義小烏帽子から西側の千駄木山への稜線歩き。横川からの入山川沿いではなく、下仁田からの鏑川沿いに入れば南斜面の登りとなる。
下仁田からR254を長野群馬県境の内山峠方面に走り途中の西野牧から県道43に右折、さらに途中から右折して最奥の中野集落を目指した。
徐々に細くなる道を進み中野集落最奥の民家を過ぎると舗装から砂利道になった。地図によると林道が更に奥に伸びているが轍が深くなり始めたので適当なスペースを見つけて車を停めた。
駐車スペースから林道を登って行くと3つめの左カーブに差し掛かったところで右へ下る林道の分岐が出てきた。

Photo1 林道分岐 右に進みます 写真では直進になる
ここから右側林道に入り、落石、崩落、草茫々でとても車が入れそうに無い道をしばらく進むと右斜面を登る踏跡(獣道?)があったので取り付いた。
何処を登っても上にある妙義荒船林道に出られると思い薄い踏跡を追うと廃林道の切り通しのところに出た。

Photo2 壊れたカーブミラーの後ろから妙義荒船林道に出た
左折して廃林道を西に向かい

Photo3 妙義荒船林道崩落箇所 始めてみたガールレール支柱の長さにビックリ
擁壁が途切れた凹地形の所で右折し、稜線を目指して登り枯れ薄の繁る平地に出ると今では多分使われていない作業小屋があった。

Photo4 古い作業小屋
作業小屋の右手から幼植林と潅木の境を登ると縦横無尽に錯綜する獣道地帯となったので登りやすそうなところを選んで潅木に掴まりながら稜線に乗り上げた。雑木林の中の稜線は、落ち葉は風で飛ばされ地面が露出し登山道のようであるが注意深く見ると殆ど靴の踏跡はない。
稜線上を北東に向かい樹林越しに見えるジャンクション岩峰の手前の支尾根端で一休み。

Photo5 休憩した支尾根先端
支尾根端は露岩でその先は切れ落ち表裏妙義の展望が良く遠く筑波山のシルエットも見えた。

Photo6 表妙義 写真では判りにくいが星穴岳の右には筑波山も
稜線に戻り直進し潅木を掻き分けながら登るとジャンクション岩峰南峰の山頂、

Photo7 ジャンクション岩峰南峯から見た北峰東面
更に潅木の繁る頂稜進むと北峰となった。

Photo8 北峰からの展望 手前からP990、小烏帽子、大烏帽子左奥が谷急山
ジャンクション岩峰東面はスッパリ切れ落ち、基部からは高さがあるので懸垂下降は無理。引き返すかどうか悩んだが北西に降れそうだったので木を頼りに急斜面を下り始めると右側にスラブのルンゼが出てきた。傾斜もそれほど立っていないので登りなら取り付いてしまうところだが途中には苔が付いていてその上確保も無いので下りは厳しい。ここで久々にロープを取り出し立ち木をアンカーにスラブ下部まで懸垂下降、

Photo9 帰路 ルンゼの中から見上げたジャンクション岩峰のスラブ岩壁
落ち葉の積もったルンゼの泥斜面を登り返して小烏帽子へ続く尾根に復帰した。
尾根を少し降ってみるとスラブ下部の落ち葉の中に獣道らしきものが見えたので帰路はおそらくジャンクション岩峰北側を巻いているのであろう獣道を辿ることにした。ジャンション岩峰から稜線上にあるP990を越え、落ち葉が風に飛ばされて露出した砂礫の急登を登り詰めると見覚えのある小烏帽子山頂に出た。

Photo10 小烏帽子 西峰山頂に出た 厚い落ち葉で動物の寝た跡も
休憩後引き返し、ジャンクション岩峰に差し掛かったところで今度は獣道を辿って離西側急斜面をトラバースし、浅いルンゼを2つ越えて斜面を登り返すと先ほど休憩した支尾根の付け根に出た。
越えたルンゼの中は落ち葉の堆積が深く、尾根筋では風に飛ばされ地面が露出しているので獣道も時々失ってしまった。木の葉が無いので多少周囲の地形が見えるが繁った時期では視界が限られ進路確認が大変になりそう。
更に稜線上を進むと今度は遠くから見ると山頂が平坦に見える岩峰の岩壁が立ち塞がった。

Photo11 無名岩峰の東側岩壁 近くから見ると尖った岩峰に見えるが
南面には幼植林があるので巻くことが出来ると思い左折して岩峰基部に沿って南側を巻き降ると獣道があちこちにあった。動物の足跡だらけの岩屋の前を通過して

Photo12 岩屋の乾燥した土砂の底面は動物の足跡だらけ
巻き上がって稜線に出て振り返るとこちら側は切り立った垂壁ではなくカンテを登れそうであった。両側が切れ落ちていたが途中まで登って見ると岩峰との間に下部が泥で埋まったキレット。

Photo13 岩峰北面には大きく口を開けた猿も 岩が猿の横顔に見えませんか
引き返して更に稜線上を進みP940を越えると稜線は次第に狭くなり千駄木峠の送電鉄塔を前にして行き止まりになってしまった。

Photo14 高岩と入山川沿いに立つ西群馬幹線の送電鉄塔列
地形図を見ると尾根側面にある林道の斜面にはがけ記号が並んでおり引き返して降っても手持ちロープで林道まで降りられるかどうか確信が得られない。既にジャンクション岩峰下降時に着けたハーネスはそのままだったので尾根端から岩壁を懸垂下降した。

Photo15 ここから懸垂 正面には千駄木峠の送電鉄塔66が見える
7~8mの垂壁を下降して更に尾根を進み千駄木峠の切り通し部分の勾配が緩んだところで落石防止金属ネットを伝って千駄木峠に降り立った。

Photo16 千駄木峠 正面の尾根から切り通しに降りてきた
千駄木峠から細い尾根を登り

Photo17 千駄木峠からヤセ尾根に取り付き千駄木山へ
いったんコルに降って登り返すと千駄木山山頂。

Photo18 千駄木山山頂
ここも展望が無いが落葉した今だけは木々の間から高岩と三角形の山容の稲村山が良く見えた。千駄木山山頂からは広葉樹林の乾燥した砂礫の急斜面を木の幹や露出した根に掴まりながら西に向かって降り妙義荒船林道に降り立った。
千駄木山山頂からは広葉樹林の乾燥した砂礫の急斜面を木の幹や露出した根に掴まりながら西に向かって降り妙義荒船林道に降り立った。
千駄木山を巻く荒れ果てた廃道を千駄木峠まで戻り、西群馬幹線67への道を示す黄色い標柱に従って右折、巡視路を降って中野集落からの林道に出た。

Photo19 中野集落からの林道横に立つ送電鉄塔66と67への黄色い巡視路標柱
巡視路も歩かれていないようで薄い踏跡が時々消たり土砂で埋まっていたが良く探せば巡視路特有の黒いプラスチック階段が設けられているところもあった。
巡視路出口には67と66と書かれた標柱があったので妙義荒船林道にあった鉄塔67への道を示す黄色標柱は林道が廃止される以前に使われていたものかも知れない。妙義荒船林道が廃道となった今は中野集落からの林道から巡視するのであろうか ?
送電線西群馬幹線は地図に記載が無いが裏谷急沢取り付きは61標柱、千駄木峠は66という具合に妙義荒船西上 州を歩きまわるのに非常に役立つ。
中野集落からの林道を降るとすぐに朝通過した分岐が出てきたところで周回を終え、往路を駐車スペースへと戻った。
鉱石山

Photo0 鉱石山山頂
記録
日程:2017,12,09
メンバー:安田
12/09 天候 晴れ :
コースタイム:林道入口(11:10)→登山道入口(11:30)→鉱石山東ノ肩(12:23)→木賊山(12:42~12:54)→鉱石山山頂(13:11)→休憩所(13:24)→林道下山口(13:38)→車道(14:02)→県道(14:02)→駐車場スペース(14:18)
行程8.7km 累積標高744m ルートマップは ここ です。
戸神山から下山してみると正午前、まだ帰路に着くには早過ぎるのでこの時間から登ることのできる山を物色した結果、ここも一山目当てに来るチャンスは少ないと思い川場スキー場への途中にある鉱石山へ向かった。
沼田IC近くまでいったん戻ってから今度は隣の谷を川場スキー場を目指して進み、途中のレンタルショップ樹恵里の前の駐車スペースに車を停めた。

Photo1 レンタルショップ“樹恵里”前の駐車スペース
駐車場使用を店に断ってすぐ横の林道入口から歩き始め、少し進むとやがて日陰に雪が現われだした。
始めのうちは足跡に黒い土が現われたが次第にそれも無くなって雪上歩きとなり、しばらく進むと前方の斜面に簡易トイレ群が現われ林道横には鉱石山登山道入口の道標が現われた。

Photo2 簡易トイレが立ち並ぶ登山道入口
登山道はやがて完全に雪道となりに真新しい動物の足跡が現われ始めると延々と鉱石山山頂付近まで続いていた。

Photo3 夕べの降雪後についた動物の足跡
徐々に登山道が細くなり斜面をトラバースし始めると休憩所まで1kmの看板が現われ次いで鉱石運搬に使われた軌跡のレールが現われたが

Photo4 軌跡のレールの間が登山道
片側は土砂に埋まりあるいは斜面から落ちかけていた。
なぜか登山道から外れることなく続く動物の足跡を追うとやがて開けた台地に出て疎林の広場には休憩所の看板があった。

Photo5 世田谷区民健康村の標識がある休憩所
今の季節は落葉しているがハイキングで訪れる青葉の季節には格好の休憩地となりそう。近くには登山道入口にあったのと同じようなトイレが立ち並び大人数のハイカーや学校登山にも対応可能。
休憩所から先に進むとすぐに鉱石山の東の肩に出た。ここからいったん降って登り返すと三角点のある木賊山(朝倉山とも呼ばれる)の山頂だが今までの登山道からは様相が一変し薄い踏跡が膝丈の笹薮の中に伸びていた。

Photo6 木賊山への膝丈の笹ヤブ
雑木林の中の道であったが陽射しを受けて雪は解けていたものの今度は水滴と笹の下の濡れ落ち葉で滑りやすくなった。木賊山山頂は樹林に覆われ

Photo7山名標の残骸とピンクテープ、三角点のみの木賊山山頂
落葉した木の間からは山頂が雪で白く輝く武尊山や皇海山が見えた。

Photo8 木々の間から見えた皇海山 ここから見ると三角形の山頂は1つ
戸神山からの展望と異なりここから見える皇海山は三角形の山が1 つだけ。見る方向によって姿を変えるので山座同定はなかなか難しい。
特に赤城山や榛名山はピークが幾つもあって見る方向によってピークの形が変わったりピーク同士が重なったり隠れたりでも形が変わるので早朝や夕暮れ時には高速道路を走っていても戸惑う。
木賊山から鉱石山の東の肩に戻り疎林の台地を進むと朽ち掛けた山名標と簡易トイレ群が立つ鉱石山山頂に出た。山頂から下山方向を示す標識したがってしばらく進むとまたもや休憩地があり、ここにも少し離れて簡易トイレ群。

Photo9 疎林の広場が休憩所
鉱石山の休憩所と立て札があるところには広場があり座れるようなベンチは無いが近くにはトイレ群がある。それに山頂からは下山方向を示す道標が要所要所にあるが逆方向を示すものは無くこのルートは一方向のみに歩くようになっている。
休憩所から少し降ると林道の途中に出たがここにも下山方向を示す道標はあっても登山口や下山口とは書かれていなかった。
長い林道歩きの後川場牧場へ向かう車道に出て左折、しばらく舗装道路を降るとやがて川場スキー場に通じる県道が右下に見えてきた。県道に出たところで右折、まもなく歩き出した樹恵里前の駐車スペースに戻り鉱石山周回を終えた。
戸神山では下山する頃には陽射しで雪が解けてしまっていたが少し高い鉱石山では標高900m辺りから上で午後になっても雪が残っていた。全行程とも人の足跡は無く、いろいろな動物の足跡だけだったのでここは動物天国。
スキー、スノボのレンタルショップ樹恵里横のガレージではシャッターを開けて除雪機も待機中、シーズンインも真近い。
戸神山

Photo0 尖り三角の戸神山
記録
日程:2017,12,09
メンバー:安田
12/09 天候 晴れ :
コースタイム:戸神山登山口駐車場(7:30)→鉱山跡経由分岐(7:43)→戸神山山頂(8:13~8:20)→林道終点駐車場(8:40)→高王山(8:51~8:53)→林道終点駐車場(9:00~9:03)→戸神山への分岐(9:26)→戸神山山頂(9:33~9:59)→林道終点(10:09)→戸神山登山口駐車場(10:30)
行程6.3km 累積標高714m ルートマップは ここ です。
関越を新潟方面に向かって走っているといつも沼田のところで正面にある三角形の尖り山が目に飛び込んで来るので気になっていた。登ろうと思っていたがわざわざ出掛けるほどの山ではないしどこかのついでにと思っていたが先日NHKで放送されていたのでこれを機会にと思いたち出かけた。
戸神山は沼田ICからすぐだが高速から見ても住宅が近くまで迫っているので目視山勘で登山口を探すのは大変だと思い出発前に登山口をナビにセットした。沼田市のパンフレットでは高王山と戸神山の鞍部に駐車場が記されているが記録を調べると市街地の外れの虚空蔵尊から登る例が多いのでここを到着目的地とした。
墓地を挟んで向かい側の駐車場に車を停めると既に3台ほど停まっていた。靴を履き替え虚空蔵尊の山門手前の登山口から歩き出し、

Photo1 虚空蔵尊前の登山口
落ち葉絨毯の林道を登って行くと日蔭では薄っすら白くなっており霜か雪か?と観察するとどうやら雪のようだった。

Photo2 白いのは霜ではなく前夜の雪
林道脇の茂みの中に現れる動物の木彫探しながら進み、

Photo3 道の左右の茂みの中に動物の木彫が ぐんまちゃんもいました
やがて道が左に曲がると鉱山跡経由(急坂)と林道終点経由の分岐道標が現われた。どちらも山頂に到達できるが左折して距離が短い鉱山跡経由の道を進むとすぐに露天掘跡のような鉱山跡が現われここから岩登りが始まった。

Photo4 鉱山跡経由(急坂)は岩場の連続
岩の上に踏跡は残らないので適当に岩を登ったが、難しいところは無い代わりに岩場は延々と続きやがて林道経由の道と合わさると戸神山山頂に出た。

Photo5 石灯篭の立つ山頂 石燈篭下にはノートや山座同定パンフレットが入った箱がある
山頂からの360度展望は素晴らしく、正面眼下に沼田の市街その奥に中腹から獅子岩を突き出した子持山が良く見える。

Photo6 子持山 獅子岩も見えます
体が暖まったところで脱皮して次は高王山に向かうべく降ると気持ちよい尾根歩きとなった。

Photo7 高王山
途中の下発知への分岐には熊避合図のフライパンと棒が下がった分岐道標が立っていた。分岐から先はピークを巻くよう延びるに登山道を進むと大きな広場に出た。
市のパンフレットに記されている駐車場だが轍の跡は無く、登って来る道も同様でどうやら殆ど使われていないようだ。広場を横切って反対側の登山道に入るとすぐにアンテナの立つ高王山山頂に出た。

Photo8 アンテナの立つ高王山山頂
ここは樹林に囲まれ展望が無いので一隅に立つ高王山城の解説板を読んで広場まで引き返した。
周囲は道路に囲まれ何処に降っても車道歩きで駐車場へ戻ることが可能なので今度は下発知町へ降る林道に足を踏み入れた。
ニュースポーツ広場への分岐次いで西ノ入への分岐が現われ、今まで山腹を巻くように降っていた道がいつしか狭い登山道になりやがて支尾根上を降るように方向を変えた。
このままでは駐車場への戻りは車道歩きになってしまうと思い、右折して落ち葉の上残された薄い踏跡を進むとすぐに登山道に出て指道標が現われた。指道標に従い登って行くと往路で通過したフライパンの下がった分岐に出て一登りで戸神山山頂に戻った。
戸神山山頂で登山者に周囲の山の名前を教えていただき、

Photo9 噴煙のあがる浅間山

Photo10 子持山の稜線に富士山が 見にくいが雲と短い鉄塔を結んだところです

Photo11 真ん中の二子山のように見えるのが皇海山
石灯籠の足元に置かれた箱の中にある登山者名簿に名前を記入。そうこうしているうちに三々五々登山者が登ってきた。皆さん軽装でハイキングではなくお知り合い同士の朝の散歩といった感じで丁度長野県上田の 太郎山 のときと同じような雰囲気が漂っていた。山頂からは林道終点経由コースを降ったが距離は長いものの勾配が緩やかで歩きやすかった。
小1時間で登ることが出来しかも展望が良く街にも近い戸神山は散歩コースにはもってこいの山、いいですね~。
私は知らずに距離が短い鉱山跡経由のコースから登り林道終点経由で下山したが、地元の人たちは皆同じように歩くそうです。最初は林道歩きでウオームアップ、急坂登りで体に負荷を掛けて山頂で一休み、降りは林道歩きでクールダウン。
関越を走っていて時間があれば立ち寄ってみるのもよいかも。
裏妙義 大烏帽子小烏帽子

Photo0 大烏帽子小烏帽子ジャンクション岩峰へと続く裏妙義末端
記録
日程:2017,12,05
メンバー:安田
12/05日 天候 晴れ :
コースタイム:正八幡神社(8:16)→尾根取り付き(8:32)→小烏帽子分岐(10:04~10:13)→小烏帽子(10:29~10:37)→大烏帽子(10:58)→P1070(11:03~11:13)→大黒乗越(11:36)→登山道合流(12:24)→谷急山山頂(12:39~12:56)→柱状節理展望箇所(13:46)→入山川渡渉(14:28)→正八幡神社(14:58)
行程9.2km 累積標高1184m ルートマップは ここ です。
妙義最高峰の谷急山が独立峰でもないのに地図では登山道が行き止まりとなっている。以前 裏谷急沢 や一般道歩きで 谷急山 へ登ったが他にもルートはないかと探してみると隣の大烏帽子経由でも登られているらしい。一般道から登ったときも山頂手前にあった木に打ち付けられていた古い指道標から他にもルートが有るのではと気になっていたので山名が地形図に記されている大烏帽子小烏帽子から谷急山に登った。
登山口は碓氷軽井沢ICで降りて県道92を戻ったほうが良さそうであったがナビが示したのは松井田妙義ICで降りてR18碓氷バイパスから県道92に入るコース。ナビに従って進み碓氷軽井沢ICに向かって道路左側にある正八幡神社前の駐車スペースに車を停めた。

Photo1 正八幡神社 鳥居を潜って橋を渡って対岸へ 右折して石段を登ると社殿
登山口を示すようなものは何も無く、明瞭な踏跡も無いので正八幡神社の鳥居を潜って橋を渡って右折し長い石段を登って神社に出て、神社裏手から植林の中を右手の沢を目指して登るとすぐに林道跡に出たので沢に向かって進むと赤い橋が架かっていた。橋から殆ど水流の無い沢床に降り右岸沿いに沢筋を登って行くと踏跡が現われたり消えたり。
歩き易そうなところを選びながら進むとやがて二俣(見方によっては三俣かも)に出たのでここで沢筋から離れ中央の緩勾配の広い尾根に取り付いた。

Photo2 ここから中央の尾根に取り付く
やがて尾根は勾配を増すとともに細くなってきて雑木林越しに隣の大黒岩が見え出し、

Photo3 大黒岩
尾根上の小ピークを3つほど越えると岩場が現われた。

Photo4 尾根に現われた岩場 正面突破
Ⅲ級程度の岩場を登り更に進んで小ピークを越えると大黒岩は既に左後方眼下、時折開ける展望ではこれから進む大烏帽子から谷急山への尾根が見え出した。
尾根上に現われた大岩を右から巻き細いリッジを渡ると雑木林の中に小烏帽子との分岐点のある小空間が現れ地図を確認すると小烏帽子への分岐。

Photo5 小烏帽子への分岐 ビールの空き缶が2個枝に刺してある 良く見ると木に赤ペイントも
休憩後、小烏帽子目指して歩きやすい尾根を降って行くと横切るように立派な踏跡が幾筋か現われた。皆斜面をトラバースしているし、動物の蹄の跡はあっても靴跡は無いので獣道らしい。
いったん降って登り返し露岩の小ピークを越えるとやがて小烏帽子に到着。小烏帽子の細長い山頂には地図に現われない小ピークがあり何処が山頂かわからなかったのでず西ピークに行ったり東のピークに行ったりウロウロしてみたが山名を示すようなものは見出せなかった。多分最初に到着した中央のピークが"小烏帽子”と思われる。

Photo6 小烏帽子山頂
分岐への帰路、尾根の上から斜面の落ち葉の中に延びる獣道の行き先を目で追うと大烏帽子との間の谷間に水を湛えたヌタ場がありあちこちから動物が集まって来るようだ。この辺りから大黒乗越付近まで獣道があちこちに見受けられ、大黒乗越先から岩峰帯となるし谷急山への一般道は人が入っているが大烏帽子小烏帽子周辺は稀に人が入るだけなので動物天国らしい。

Photo7 谷間のヌタ場 落ち葉の斜面に黒筋の獣道がはっきり解る
小烏帽子への分岐からはすぐに大烏帽子に到着。

Photo8 大烏帽子山頂
山頂は樹林に囲まれて展望は無く山名板が下がっているだけだった。樹林越しに星穴岳の姿が見えるので展望が良いところがないかと思い星穴岳に近づくように少し稜線を南下してみたがやはり展望は得られなかった。ここでも木漏れ陽を受けながら休憩を取り、大烏帽子まで戻って谷急山を目指した。
大烏帽子から北東に降りすぐに北へ延びる尾根に進路を変更し一段降って登り返し山石標のある小ピークから急登を降ると歩きやすい尾根になった。さらにもう一度登降坂すると大黒乗越の尾根鞍部に出た。大黒乗越から登り返すとすぐに第一岩峰の大岩が立ちはだかった。大岩を右から巻き上げ岩上に出て尾根を進むと次が第二岩峰。

Photo9 第一岩峰を振り返る 奥は大烏帽子
第二岩峰の基部を左から巻き進み、途中から岩の上に乗り上げて左に回りこんで基部の落ち葉の中を巻き上がると突然目の前に岩塔が現れた。

Photo10 第三岩峰
第三岩峰の岩塔は左に回りこみ基部をトラバース。やがて落ち葉も堆積できないような急斜面を木に掴まって進み、一瞬岩壁が奥まって途切れたところから一段上の狭いバンドに上がって岩壁沿い進んだ。

Photo11 バンドから第三岩峰を振り返る
バンドに上がったところから第四岩峰になるがやがてバンドは泥斜面で消滅したので今度は登り易そうな泥壁を選んで登り稜線に出た。

Photo12 泥壁登り途中から第四岩峰を振り返る
トラバースした斜面は乾燥していて一歩進むたびに踏んだ砂と泥が斜面を流れ降るような土質だったので、岩壁に近く潅木混じりで立ち木もある手掛かり豊富なラインを進んだが、下のほうに見えた踏跡らしきルートでは夏は立ち木で日差しが遮られるため潅木が無く手掛かりに乏しかった。
地面は濡れると滑りやすい黒土ではなく乾燥すると白くなる砂混じりの土だったので乾燥していた今回は手掛かりになる潅木が多いラインを進んだが、地面に湿り気があるときには今よりは滑りにくいので下部のトラバースラインを使い、一気に第三第四岩峰を巻いたほうが良さそうだ。
岩峰群を通過し歩きやすくなった稜線を進むとすぐ見覚えのある朽ち果てた指道標がある一般登山道に合流し、

Photo13 破線一般道との合流点
小ピークを2つ越えて谷急山山頂に到着。
登りだしたときは殆ど無かったが雲が大烏帽子を過ぎた辺りからかかりだし谷急山山頂では上空が雲の覆われてしまった。

Photo14 以前登った 山急山 (岩山です)の谷急山山頂からの眺め
山頂で腹を満たし周囲の山を展望して立ち去ろうとしたが潅木に囲まれた山頂にあるのは家庭用園芸ポールに吊るされた山名板だけで妙義最高峰としてはあまりに寂しい。かといって何もお手持ちが無いので"波平さんの髪の毛"のような枯れ枝を見つけて岩の割れ目に差し込んで立てておいた。

Photo15 谷急山山頂
谷急山山頂からはブッシュを掻き分けて北稜に入り込み、地図には記載されていないが踏跡がしっかり付いた尾根を降った。

Photo116 北稜 南面は切れ落ちた岩壁 稜線上の岩リッジを下降
いつ歩いても途中の柱状節理を見ながらのヤセオネ降りは素晴らしい。

Photo17 裏谷急沢への斜面にある柱状節理
丁度柱状節理の展望ポイントに差し掛かったあたりで雪混じりの強風にあった が下山して県道に出る頃には青空、風も殆どやんでいた。気圧の谷の通過か?狐の嫁入り?
裏谷急沢の沢登りにも下山時同じコースを歩き、入山川の渡渉前後でヒルに取り付かれたが寒くなったこの季節ではヒルの姿は無く無事渡渉した。
ガードレールの切れ目から県道に上り、途中道路の擁壁工事2箇所での信号で待ちにあい正八幡神社前の駐車スペースに戻った。
榛名山 東北部の山巡り

Photo0 獅子岳山頂からの五万石
記録
日程:2017,12,02
メンバー:安田
12/02日 天候 晴れ :
コースタイム:ヤセオネ峠駐車場(7:23)→臥牛山(7:37~7:42)→高根(8:17~8:24)→伯耆山(9:02~9:15)→蛇ヶ岳林道(9:31)→五万石(9:44~9:52)→獅子岳(10:17~10:38)→蛇ヶ岳林道(11:03)→蛇ヶ岳登山口(11:47)→蛇ヶ岳山頂(11:58)→オートキャンプ場(12:11)→榛名湖温泉側登山口(12:38)→榛名富士山頂(13:17~13:33)→ロープウエー側登山口(14:05)→つつじの道入口(14:14)→ヤセオネ峠側つつじの道入口(14:38)→ヤセオネ峠駐車場(14:50)
行程16.9km 累積標高1308m ルートマップは ここ です。
地形図を見ていて”五万石”という変わった名前の山を見つけた。地図にルートは載っていないが落葉した季節なら枝越しに周囲の地形も解りそうなので出かけることにした。といっても林道歩きですぐに登れてしまいそうなので周辺の情報を集め榛名山北東部の低山巡りの周回ルートを設定。
今回欲張った周回は伏牛山(ねうしやま),高根(たかね)、伯耆山(ほうきやま)、五万石(ごまんごく)、獅子岳(ししたけ)、蛇ヶ岳(じゃがたけ)それに榛名富士。
渋川から県道33で伊香保を通過、小さなRのコーナーの連続する坂道を登りきり道路が一直線になったところがヤセオネ峠。峠から緩やかに降るとすぐの右側にあるヤセオネ峠の駐車場に駐車した。
臥牛山
ヤセオネ峠駐車場の伊香保側入口の横の林道ゲートから林道を進み左にカーブすると見過ごしそうな木に下げられた伏牛山への指導板と踏跡が現われた。右折し踏跡を進むとすぐに岩場が現われ、ロープがフィックスされた岩の間の短いルンゼを登り頂稜に上がった。

Photo1 本ルート唯一のフィックスロープ 臥牛山頂稜への登り
頂稜を進んで途中北見岩の横を過ぎ西端の潅木に囲まれた露岩上に立つと展望が広がり榛名の峰々以外に赤城山まで見渡せた。

Photo2 臥牛山から榛名富士 掃部ヶ岳 烏帽子岳方面の展望
漸く体が暖まってきたのでここで脱皮し、北見岩まで戻り今度は東吾妻町を見下ろしこれからの進路を確認。
高根
北見岩の横からP1200へと続く尾根を下降するが霜がキラキラ光る落ち葉で覆われていて踏跡が有るのか無いのか解らず、しかも落ち葉の下の地面は凍結していて滑る。木に掴まりながらコルまで降ってP1200に登り返したところで右折し、なだらかな尾根を降って高根を目指した。
陽射しを受けて霜が消え去った落ち葉を踏みながら尾根を降ると道路が接近、少し進んで道路から離れ再び道路に接近。今度は道路より低いところを歩いて登りに差し掛かると道路は再び離れていった。尾根をダラダラと登って行くと何処が山頂か解らないが”高根”の山名板が木に下がっていた。

Photo3 朝日を受ける高根山頂
尾根を先に進んで降りだしやがて前方の尾根端が見えなくなったところで休憩。
伯耆山
尾根の先は道路の擁壁で切れ落ち、道路を挟んで反対側には高根展望台があるのでここから再びP1200目指して上り返し、P1200直前でトラバースして伯耆山へのコルに出ようとしたが潅木のブッシュが煩いのできっちり登り返して尾根を進み一登りで伯耆山山頂に出た。

Photo4 木立の中の伯耆山山頂 ここにも朝日が差し込んでいます
樹林と潅木で展望が無いが陽射しはあるので休憩し、五万石へと続く尾根を降るがここもまだ落ち葉の下の地面は凍っていた。やがて勾配が緩むと今度は林道の擁壁の上に出てしまわないように注意して進みプレハブ小屋の横に降り立って蛇ヶ岳林道に出た。

Photo5 蛇ヶ岳林道横のプレハブ小屋 ミラーの後ろの斜面が五万石への尾根
五万石
五万石へは林道反対側の尾根を登らなければならないが五万石側の林道横は小さな切り通しになっているので、東側斜面から登りだすと植林の中に踏跡が現われたがそれに従うと巻いてしまいそうなので適当なところから雑木林の尾根に登った。

Photo6 厚く敷き詰められた落ち葉の絨毯 五万石への斜面
右折して尾根を進むとやがて尾根は消え去り落ち葉の分厚い絨毯の急登となり、登りきって頂稜に出た所で左折しそのまま登って行くとここも展望が無い五万石山頂に出た。

Photo7 ここも木立の中 三角点のある五万石山頂
落ち葉スリップに注意しながら林道目指して降ると、切り通しの西側に出てそこにはちゃんと目印テープと踏跡があった。
大概のところでは山の取り付きには良く見れば目印が下がっているが其の先はブッシュ。ブッシュを掻き分けて進むとやがて踏跡が出てくるので慣れないうちは戸惑うことしきりであった。やはり場数を踏んで慣れないと難しいかも。
はじめのうちは人に入られたくないので隠す意味でブッシュのままなのかと思っていたが、そのうち林道や人通りの多い登山道横は日当たりが良いからブッシュになってしまうのかとも思いだした。隠すにしろ植物の成長にしろ山歩きの第一の核心部は取り付きであることに間違いない。踏跡さえ見出せばあとはそれなり。
獅子岳
五万石から林道に戻って右折、獅子岳への取り付きを探しながら進むと左側に目印テープを発見。左折して作業道らしき踏跡を登って行くとやがて踏跡が交差する尾根のコルに出た。ここを右折し次第に細くなる尾根を登って行くと山頂らしき大岩が現れた。踏跡を辿って岩を巻いて反対側から登りつめると獅子岳山頂の露岩の上に出た。

Photo8 獅子岳山頂の露岩 後ろに見えるのは伯耆山
榛名山北東方面の展望が広がり上越国境の真っ白い雪山が良く見えた。前に登ろうとして止めた烏帽子岩からの展望と大差無いと思われる。
獅子岳山頂、風も無く陽射しポカポカ展望良し。

Photo9 蛇ヶ岳(左)と榛名富士(右)
ここは古い地図では獅子岳と記載されていたが今は記載なし。ネットで調べると獅子岩との記載も見られるが隣の子持山にも獅子岩もあるので両者を区別する上でもここはやはり獅子岳が良いのでは。
獅子岳から尾根のコルまで戻り右折して尾根のコルを横切りトラバースするように延びる作業道に入った。獅子岳から尾根を直進する踏跡は先の登った伯耆山へのルートだと思われる。
植林の中の薄暗い作業道を進むと右に分かれる分岐が現われた。多分地形図に破線で示されている道だと思うが辿ってきた作業道は更に直進しているので先へ進むと尾根を上がってくる踏跡と交差。植林帯なので作業道がいろいろ現われるが、適当なところで見切りをつけ凹地形の踏跡を降るとすぐに蛇ヶ岳林道に出た。
左折し舗装林道を登って行くと地図に無い真新しい林道分岐に出た。名称は"蛇ヶ岳林道支線"と書かれており銘盤には平成27年とあったのでまだ地図には記載されていないようだ。帰宅して調べると地形から見てヤセオネ峠からの林道と繋がるのかも?
蛇ヶ岳
やがて蛇ヶ岳林道はダート路になり間近に烏帽子岳の岩壁が見え出すとゲートが現れすぐに蛇ヶ岳登山口が現われた。

Photo10 蛇ヶ岳山頂
左折して尾根を登り詰めると蛇ヶ岳山頂に出たが雑木林と笹に覆われ休憩できるような広場も無かった。単なる登山道の通過点といったところで歩いているうちに道は下りだした。降りは笹が刈られた歩きやすい道で休憩場所を探すうちにオートキャンプ場の一隅に出てしまった。
ここからはヤセオネ峠の車に戻る予定であったがまだ正午を少し過ぎたばかりなので、何度も訪れている榛名山だが榛名山を代表する榛名富士に登ったことが無かったのでチャンス到来と思い榛名富士を目指した。
榛名富士
オートキャンプ場内を歩きゲートを出て右折し道路を歩いて蛇ヶ岳登山口まで戻り榛名湖温泉を目指したが、途中から舗装道路歩きに飽きて山麓を歩いて登山口に到着。登山口からは然程急登でも無いのに九十九折れになった登山道を登りきると山頂に到着。

Photo11 榛名富士山頂 榛名富士神社
ここまで登山者に出会わなかったがここはロープウエーで登ってくることができるので観光客がチラホラ。中にはハイキング姿でザックを背負ったグループもいたが・・・・別世界に迷い込んだみたいだ。しばらく休憩を取っていなかったがここでの休憩は景色を見るまでも無く広場の片隅でひっそりと休憩。
山頂からは潅木に邪魔され周囲の山々の展望がいまひとつ。山頂からロープウエー駅を目指して一段降り、下山の登山道を漸く探し出して一目散に下山。
麓のロープウエー高原駅前を通り、途中から舗装がされていないつつじの道へ入りヤセオネ峠を目指した。つつじの道の両側は笹が刈り払われていて所々の潅木には目印テープや里程標が掛かっていた。

Photo12 つつじの道 季節には両側につつじが咲き誇る
おそらく積雪期のスノーシューハイキングと思われる。つつじの道はやがてオートキャンプ場からの舗装道路に出て。しばらく歩くと県道に合流。やがて黒髪山神社の赤い鳥居が見え来ると程なく駐車場へと戻った。