湯ノ丸山・烏帽子岳

Photo0 稜線上の左が小烏帽子岳、右が烏帽子岳
記録
日程:2017,03,05
メンバー:安田
3/05日 天候 快晴
コースタイム:地蔵峠駐車場(8:57)→キャンプ場(9:10)→尾根道合流(9:26)→鐘分岐(9:35)→湯ノ丸山(10:09~10:36)→鞍部・小梨平(10:53)→稜線分岐(11:19)→小烏帽子岳(11:21~11:28)→烏帽子岳(11:38~11:57)→鞍部・小梨平(12:17)→中分岐(12:42)→キャンプ場(1253)→地蔵峠駐車場(13:05)
行程8.6km 累積標高806m ルートマップは ここ です。
年初に烏帽子岳を計画したがそのときは天候が思わしくなくそのままになっていた。そろそろ雪も締まって登りやすくなり、天候も良さそうだったので出かけてみると天候は快晴微風で絶好のコンデション。もしやと思い車にスノーシューを積んでいたが持ち出すことは無かった。
上信越道で群馬長野県境のトンネルを抜けるとそれまでの天候と違って周囲はガス。天気予報は晴れ予報だったので一瞬はずれかと思ったが降ってゆくとやがてガスは切れ。小諸ICを降りる頃には晴れて陽射しが出てきた。
地蔵峠を目指して乾いた道路を登って行くとやがて両脇に除雪で積みあがった雪の壁がガードレール程度の高さになっていた。地蔵峠に着いてみるとスキーのイベントがあるらしく駐車場はほぼ満車状態。どうにか片隅にスペースを見つけて駐車。
身なりを整えて登山口に向うがスノーシューを持ってゆくかどうか一瞬迷うが・・・今日はアイゼンで勝負と判断。
スキー客で賑わうゲレンデ横を避けて、

Photo1 キャンプ場への道、登山口
キャンプ場へ進み、そこからスキー場から登ってくる道に出ることにした。

Photo2 キャンプ場の分岐、右へ登って尾根へ
途中までかなり前のスノボのトレースを追い、その後はトレースから外れて尾根を目指すが、ツボ足でも膝下くらいの積雪だった。

Photo3 トレースから外れて尾根を目指す
尾根に出るとゲレンデトップからのしっかりしたトレースがあり、そのトレースを追ってゆくと直ぐに鐘分岐に到着。

Photo4 鐘分岐 正面は湯ノ丸山
合流したトレースを見ると大半の登山者がキャンプ場を通り越して中分岐から夏道どおりに登ってきているようだった。
ここから勾配が少し増すが、前方に見える湯ノ丸山山頂を目指して登って行くと、20人ほどのパーティが一列で歩いていた。
一気に抜き去って、山頂に立つとすばらしい展望が広がっていたが雪が風で飛ばされ岩がそこかしこに出ていた。

Photo5 湯ノ丸山山頂 後ろは烏帽子岳
休憩しながら先行の登山者と話をすると、早朝は雲海が出来ており妙高から後立山・北アルプス、

Photo6 北アルプス 後立山方面
中央アルプス、八ヶ岳、奥秩父まですばらしい景色が広がっていたらしい。太陽の上昇とともに雲海が消え去り今は下界が靄で霞んでいるとのことであった。
丁度県境のトンネルを抜けたところでガスっていたのがその雲海だったようだ。
浅間方面を見るといつもと違ってかなり噴煙が大きくなっていてはっきりそれとわかる。

Photo7 浅間山の噴煙 手前左は西篭ノ登山、右は東篭ノ登山
最近増えているようなので何事も無ければよいが。
湯ノ丸山山頂を後にして烏帽子岳との鞍部(小梨平)目指して降るが以前歩いたときの夏道と違って雪道は歩きやすく、あっという間に鞍部に到着。

Photo8 湯ノ丸山と烏帽子岳の鞍部、小梨平
ここから少し尾根を歩いて烏帽子岳の稜線に登り返した。
小烏帽子岳と烏帽子岳を結ぶ稜線に出たところで左折、直ぐに小烏帽子岳山頂に達して麓の小諸や上田の街並みを見ながら休憩。

Photo9 小烏帽子岳山頂
烏帽子岳山頂から登山者が降ってくるのを確認して誰もいなくなったところを見計らって烏帽子岳に向った。
烏帽子岳山頂に着いてみると岩陰に人がいたが、バーナーで食事の準備中。山頂で火を使えるくらい風が無かった。

Photo10 烏帽子岳山頂 後ろは根子岳と四阿山
烏帽子岳山頂からは靄の中に八ヶ岳や美ヶ原が見えたが雪がついて白く見えるのは蓼科山のモッコリした山頂だけ。ここでも話し込み、地元の登山者に聞くと今年は浅間山は雪が少なく、湯ノ丸・烏帽子は平年並み、四阿山・根子岳は雪が多かったらしい。然程離れていないにもかかわらずこんなに雪の量が違うのは珍しいとのことであった。
烏帽子岳を後に再び鞍部(小梨平)まで戻り右折してトラバース道を中分岐まで進むとここからは一段とトレースが濃くなった。

Photo11 中分岐 白樺林の奥に湯ノ丸山
スノーシューで登山口→中分岐→鐘分岐→湯ノ丸山、ピストンというのが一般的らしい。
中分岐から大きく開けた臼窪湿原を横切ってキャンプ場に到着。

Photo12 臼窪湿原 正面に見えるのは西篭ノ登山
ここから往路を戻って行き山歩きを終えた。登山口の駐車所へ戻ってみるとスキーイベントの表彰式をやっているらしく、登り始めるときに多くのスキーヤーがいたゲレンデは閑散としていた。
帰宅後テレビのュースでビックリ。鉢伏山で防災へりの墜落事故があったらしい。風も無かったしいったいなぜ?
御岳山が噴火したときには霞沢岳に登っていて下山後に立ち寄った温泉のテレビで知った。笹子トンネルの事故の時には赤岳に登っていて下山して美濃戸口の駐車場で料金を払うときに知って、帰りをどうするかかなり悩んだ。
どうも山に出かけているときに大きな事故が起こっている。山の思い出が事故の思い出と一緒になって複雑な気分。