菰釣山(こもつるしやま)

Photo0 菰釣山からの富士山
記録
日程:2017,01,28
メンバー:安田
1/28日 天候 晴れ
コースタイム:道の駅どうし(7:43)→落合橋(8:05)→林道ゲート(8:40)→菰釣山登山口(8:49)→ブナ沢乗越(9:24)→菰釣山(9:54~10:07)→三角点(10:13)→ブナ沢乗越(10:42)→中ノ丸(11:18~11:27)→城ヶ尾山(11:58)→城ヶ尾峠(12:05~12:11)→大界木山(12:38~12:50) →バリエーション分岐(13:00)→浦安峠(13:21) →平指山(13:51) →雑木ノ頭(14:04~14:14)→鳥ノ胸山(14:41~14:56) →林道出(15:27)→道の駅どうし(15:56)
行程17.2km 累積標高1025m ルートマップは ここ です。
先日中央高速から眺めたときに山が白くなっていたので丹沢山塊の北斜面には雪が残っていると思い、このところ続いた寒気が緩み暖かくなるとの予報なので西丹沢(道志の山)に出かけた。
菰釣山の登山ベースとなる”道の駅どうし”をナビに入れ走り出すと中央高速の相模湖ICで降りろとの指示。勝瀬橋で相模湖を渡って細い道に入り山を越えてどうし道の青根に出た。道沿いにバス停があったのでバスが走る道ということは解ったが・・・・クネクネ山道で山に登る前にかなり疲れてしまった。青根からどうし道を山中湖目指して進み、”道の駅どうし”に車を停めた。
道の駅から歩き出して直ぐに道志川を渡り舗装路を歩いてゆくと

Photo1 道志川の貸しの上から見た鳥ノ胸山
徐々に周囲に残雪が現れ、キャンプ場の手前辺りから路面が凍結。

Photo2 凍結した林道
除雪されてはいるものの表面が凍ってつるつる。途中何台かの車に追い抜かれるものの戻ってきた車もあり林道終点に停まっていたのは一台。林道ゲートを越えて進むと漸く菰釣山登山口に到着。

Photo3 菰釣山登山口
新しい踏跡から推定するに先行者は1名らしい。
雪に覆われた登山道を登り出すが古い踏跡や動物の足跡が渾然とし少し固まったところになると新しい踏跡が残っていないのでルートがわかり辛い。
沢沿いに登りやがて離れて斜面を登り詰めるとブナ沢乗越で漸く稜線の縦走路に出た。
右折し菰釣山を目指すが登山道はトレースがはっきりしているが残雪であり歩きにくい。

Photo4 菰釣山への登山道
避難小屋を通過しステップを切りながら登って行くと菰釣山山頂に到着。正面に富士山を見ながら最初の休憩を取った。

Photo5 菰釣山山頂
休憩後山頂とは別のところにある三角点を探してみるがここも動物の足跡が縦横についており人の踏跡は解らなかった。
三角点は雪に覆われていて発見できず、一応目星をつけたところまで行って引き返し菰釣るし山まで登り返しブナ沢乗越まで戻って尾根を直進して縦走路を進んだ。
ところどころ雪が消えている箇所があるものの大部分は雪上路であった。南斜面は雪が消えているが山梨県側の北斜面は一面の雪。
吹き溜まりらしきところは2~30cmあったがブナ沢ノ頭を越え中ノ丸まではトレースが濃かったが

Photo6 中ノ丸
中ノ丸を過ぎると先行者の足跡のみとなってしまった。雪が深かったので皆ここで引き返し先週は誰も通らなかったのであろうか。

Photo7 中ノ丸からの尾根登山道
城ヶ尾山への登りに差し掛かったところで降ってくる登山者に遭遇したが、今日すれ違ったのは私を含めて2名とのこと。城ヶ尾山山頂に着くと菰釣山とは異なりところどころ地面が出ているものの大部分は雪に覆われていた。
城ヶ尾峠まで下りテーブルに腰を下ろして一休みしながら沢コースのトレースを探すとここもやはり今日登ってきたのは1名のみ。
城ヶ尾峠で休憩後更に稜線を進み大界木山山頂で一息入れて下山路を思案。

Photo8 大界木山山頂
予定通り少し戻って浦安峠へ破線を降ることにするが、分岐の標識が無くわかり辛い上に目標の山が見えているのに狭い範囲に尾根が何本かありどれが通じているのか梢に遮られてなかなか判別でない。尾根の派生する標高も高度計の誤差範囲であてにはならず。
雪が着いているので踏跡も無く、間違ったときの上り返しも大変と思いつつ動物の足跡がついている尾根を選んで降った。
細尾根を降ると雪の上についた古い人と動物の踏跡が二手に分かれたのでここでも一服しながら思案。尾根から降っている右手の踏跡を降って行くとツヅラ折れになったので人間の踏跡と確信してさらに降り浦安峠の切通しに出た。

Photo9 浦安峠
浦安峠には膝深さの残雪があり、平指山方面にはトレースが無かったが少し登って日当たりのあるところに出れば雪が少なくなると思い登山道と思しきところを登って尾根に出た。雪の上に古い踏跡を見つけそれを辿って高度を上げてゆくとやがて平指山山頂に出た。
ここで漸く前方に鳥ノ胸山の2つのピークを確認し途中の雑木ノ頭で休憩を取り、急坂を一気に登って鳥ノ胸山山頂に着いた。

Photo10鳥ノ胸山山頂
樹林の中の登山道を進んだので菰釣山以来の富士山を正面に見ながら休憩を取るが、朝はすっきり見渡せた富士山も夕方近くになるとシルエットになってしまい一日の時間経経過を実感する一瞬であった。

Photo11鳥ノ胸山山頂からの富士山
鳥ノ胸山からはグリーンセンターを目指して進み植林帯の中に伸びる雪と凍った泥の道を降りやがて舗装路に出てグリーンセンターを過ぎる頃には高潔が消え、眼下に道志川と道の駅を見下ろしながら降って出発点へと戻った。
思った以上に残雪が多く、無雪期とは一味違った丹沢を楽しむことが出来た。稜線ではポカポカ陽気、雪の吹き溜まり通過では膝までスッポリはまり、北斜面ではステップキックと一足早い春山でした。
数年前は大室山でスノーシュー登山を楽しんだことも、あの時も雪が多かった。