菰釣山(こもつるしやま)

0富士山_3950
     Photo0 菰釣山からの富士山

記録
日程:2017,01,28
メンバー:安田

1/28日 天候 晴れ  
コースタイム:道の駅どうし(7:43)→落合橋(8:05)→林道ゲート(8:40)→菰釣山登山口(8:49)→ブナ沢乗越(9:24)→菰釣山(9:54~10:07)→三角点(10:13)→ブナ沢乗越(10:42)→中ノ丸(11:18~11:27)→城ヶ尾山(11:58)→城ヶ尾峠(12:05~12:11)→大界木山(12:38~12:50) →バリエーション分岐(13:00)→浦安峠(13:21) →平指山(13:51) →雑木ノ頭(14:04~14:14)→鳥ノ胸山(14:41~14:56) →林道出(15:27)→道の駅どうし(15:56)
行程17.2km 累積標高1025m     ルートマップは ここ です。

先日中央高速から眺めたときに山が白くなっていたので丹沢山塊の北斜面には雪が残っていると思い、このところ続いた寒気が緩み暖かくなるとの予報なので西丹沢(道志の山)に出かけた。

菰釣山の登山ベースとなる”道の駅どうし”をナビに入れ走り出すと中央高速の相模湖ICで降りろとの指示。勝瀬橋で相模湖を渡って細い道に入り山を越えてどうし道の青根に出た。道沿いにバス停があったのでバスが走る道ということは解ったが・・・・クネクネ山道で山に登る前にかなり疲れてしまった。青根からどうし道を山中湖目指して進み、”道の駅どうし”に車を停めた。

道の駅から歩き出して直ぐに道志川を渡り舗装路を歩いてゆくと
1鳥ノ胸山_3939
     Photo1 道志川の貸しの上から見た鳥ノ胸山

徐々に周囲に残雪が現れ、キャンプ場の手前辺りから路面が凍結。
2除雪された林道_3942
     Photo2 凍結した林道

除雪されてはいるものの表面が凍ってつるつる。途中何台かの車に追い抜かれるものの戻ってきた車もあり林道終点に停まっていたのは一台。林道ゲートを越えて進むと漸く菰釣山登山口に到着。
3菰釣山登山口_3944
     Photo3 菰釣山登山口

新しい踏跡から推定するに先行者は1名らしい。
雪に覆われた登山道を登り出すが古い踏跡や動物の足跡が渾然とし少し固まったところになると新しい踏跡が残っていないのでルートがわかり辛い。
沢沿いに登りやがて離れて斜面を登り詰めるとブナ沢乗越で漸く稜線の縦走路に出た。
右折し菰釣山を目指すが登山道はトレースがはっきりしているが残雪であり歩きにくい。
4登山道の残雪_3948
     Photo4 菰釣山への登山道

避難小屋を通過しステップを切りながら登って行くと菰釣山山頂に到着。正面に富士山を見ながら最初の休憩を取った。
5菰釣山山頂_3949
     Photo5 菰釣山山頂

休憩後山頂とは別のところにある三角点を探してみるがここも動物の足跡が縦横についており人の踏跡は解らなかった。
三角点は雪に覆われていて発見できず、一応目星をつけたところまで行って引き返し菰釣るし山まで登り返しブナ沢乗越まで戻って尾根を直進して縦走路を進んだ。
ところどころ雪が消えている箇所があるものの大部分は雪上路であった。南斜面は雪が消えているが山梨県側の北斜面は一面の雪。
吹き溜まりらしきところは2~30cmあったがブナ沢ノ頭を越え中ノ丸まではトレースが濃かったが
6中ノ丸_3957
     Photo6 中ノ丸

中ノ丸を過ぎると先行者の足跡のみとなってしまった。雪が深かったので皆ここで引き返し先週は誰も通らなかったのであろうか。
7尾根の登山道_3958
     Photo7 中ノ丸からの尾根登山道

城ヶ尾山への登りに差し掛かったところで降ってくる登山者に遭遇したが、今日すれ違ったのは私を含めて2名とのこと。城ヶ尾山山頂に着くと菰釣山とは異なりところどころ地面が出ているものの大部分は雪に覆われていた。
城ヶ尾峠まで下りテーブルに腰を下ろして一休みしながら沢コースのトレースを探すとここもやはり今日登ってきたのは1名のみ。
城ヶ尾峠で休憩後更に稜線を進み大界木山山頂で一息入れて下山路を思案。
8大界木山山頂_3961
     Photo8 大界木山山頂

予定通り少し戻って浦安峠へ破線を降ることにするが、分岐の標識が無くわかり辛い上に目標の山が見えているのに狭い範囲に尾根が何本かありどれが通じているのか梢に遮られてなかなか判別でない。尾根の派生する標高も高度計の誤差範囲であてにはならず。
雪が着いているので踏跡も無く、間違ったときの上り返しも大変と思いつつ動物の足跡がついている尾根を選んで降った。
細尾根を降ると雪の上についた古い人と動物の踏跡が二手に分かれたのでここでも一服しながら思案。尾根から降っている右手の踏跡を降って行くとツヅラ折れになったので人間の踏跡と確信してさらに降り浦安峠の切通しに出た。
9浦安峠_3964
     Photo9 浦安峠

浦安峠には膝深さの残雪があり、平指山方面にはトレースが無かったが少し登って日当たりのあるところに出れば雪が少なくなると思い登山道と思しきところを登って尾根に出た。雪の上に古い踏跡を見つけそれを辿って高度を上げてゆくとやがて平指山山頂に出た。
ここで漸く前方に鳥ノ胸山の2つのピークを確認し途中の雑木ノ頭で休憩を取り、急坂を一気に登って鳥ノ胸山山頂に着いた。
10鳥ノ胸山_3969
     Photo10鳥ノ胸山山頂

樹林の中の登山道を進んだので菰釣山以来の富士山を正面に見ながら休憩を取るが、朝はすっきり見渡せた富士山も夕方近くになるとシルエットになってしまい一日の時間経経過を実感する一瞬であった。
11鳥ノ胸山からの富士山_3970
     Photo11鳥ノ胸山山頂からの富士山

鳥ノ胸山からはグリーンセンターを目指して進み植林帯の中に伸びる雪と凍った泥の道を降りやがて舗装路に出てグリーンセンターを過ぎる頃には高潔が消え、眼下に道志川と道の駅を見下ろしながら降って出発点へと戻った。

思った以上に残雪が多く、無雪期とは一味違った丹沢を楽しむことが出来た。稜線ではポカポカ陽気、雪の吹き溜まり通過では膝までスッポリはまり、北斜面ではステップキックと一足早い春山でした。
数年前は大室山でスノーシュー登山を楽しんだことも、あの時も雪が多かった。



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

仙人ヶ岳

0仙人ヶ岳山頂_3918
     Photo0 仙人ヶ岳

記録
日程:2017,01,24
メンバー:Mさん、Sさん、安田

1/4日 天候 晴れ  
コースタイム:岩切登山口(8:26)→生不動 (9:07)→H450(9:31~9:45)→熊ノ分岐(10:04)→仙人ヶ岳赤雪山分岐(10:27)→仙人ヶ岳(10:31)→尾根西端(10:33~10:42)→仙人ヶ岳赤雪山分岐(10:49~11:02)→熊ノ分岐(11:22)→知ノ岳(11:38~11:53)→宗ノ岳(12:06) →犬帰り(12:28~12:41)→惟ノ岳(12:46) →猪子山(13:04~13:13) →猪子峠(13:57~13:59)→トンネル登山口(14:10) →岩切登山口(14:26)
行程10.4km 累積標高1025m     ルートマップは ここ です。

雪山に出かけるには天候が思わしくなく近場の山にでも思ったが少し指向を変えて栃木の山へハイキングに出かけた。

自宅から高速を使うかそれとも一般道で行くか悩んだが登山口に着く頃には途中で通勤渋滞に嵌ってしまうのではと思い高速を利用。いつもなら関越から見えるはずの赤城山が怪しげな雪雲に覆われ、タイヤ規制も普段の谷川岳を越えた土合からではなく遥か手前の赤城からとなっていた。雪が少ない少ないといっていたがこのところの天候でかなり降っているようだ。

北関東自動車道の大田桐生ICで降りR50を桐生方面に戻り小俣から山間の道を進んで、猪子トンネル手前の岩切登山口の少し手前の駐車スペースに車を停めて岩切登山口から登り始めた。
1岩切登山口_3911
     Photo1 岩切登山口

登山口から仙人沢沿いに登って行くとところどころに滲みだしによってできた氷があるものの残雪は無かった。沢の縁を通過するところにクサリ場が現れたが濡れていたり凍結しているときに役立つ程度。
やがて生(ねり)不動前を通過し
2生(ねり)不動_3913
     Photo2 生(ねり)不動

マンガン採掘鉱跡を過ぎると沢は涸れ、斜面を登り詰めると稜線の熊ノ分岐に到着。
3熊ノ分岐_3914
     Photo3 熊ノ分岐

ここで左折し尾根を上り詰めて行くとやがて赤雪山と仙人ヶ岳の分岐に出た。
4赤雪山分岐_3916
     Photo4 仙人ヶ岳 / 赤雪山分岐

ここも左折し仙人ヶ岳方面に進むと程なく三角点のあるなだらかな仙人ヶ岳山頂に着いた。
山頂は樹林に覆われ,木の葉が落ちたこの季節でも見晴らしは良くないのでさらに西へ進み尾根の末端の桐生方面が見渡せる広場で休憩。よくみれば雪雲に隠れた赤城山の裾野の部分が見えたが他の冠雪した山は見ることが出来なかった。
上空の雲の流れは早いものの尾根西端の広場は時折風が吹き抜ける程度であったが引き返し赤雪山との分岐まで戻り岩影で休憩。来た道を熊ノ分岐まで戻りここは直進してここからは猪子峠を見ざす稜線歩きとなった。
踏跡に従い小ピークを越えて登り返すと知ノ岳に到着。知ノ岳からは左眼下に松田川ダムが見え、
5松田川ダム_3920
     Photo5 松田川ダム

遥か彼方に目をやれば筑波山スカイツリー東京のビル群丹沢山塊から富士山まで見渡すことが出来たが写真に撮る穂豚で判別できない。
知ノ岳から降って登り返すと宗ノ岳。
6宗ノ岳_3925
     Photo6 宗ノ岳

さらに次々現れるピークを越え時折現れる岩を巻きながらの登り詰めると漸くこのコースのハイライト”犬帰り”の岩場の上に出た。
7犬帰り_3933
     Photo7 犬帰りの岩場

クサリに頼って岩場を降り登り返すと惟ノ岳。さらに稜線上に延びる登山道を進むと猪子山。
8猪子山_3936
     Photo8 猪子山

この先には目立つピークは無くなったのでここで休憩を取り、登山道を降ると猪子峠に出た。
9猪子峠_3937
     Photo9 猪子峠

猪子峠で右折すると猪子トンネルが出来る以前の生活道であろうか一気に歩きやすい道となった。
沢に沿って降って行くとやがて前方に道路が見えだし、橋を渡って舗装道路に出た。右折し猪子トンネルを背に道路を降るとやがて民家が見え出し、岩切登山口へと戻り仙人ヶ岳周回を終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

三つ峠 金ヶ窪沢 2017

0金ヶ窪沢の堰堤_3903
     Photo0 漸くたどり着いた氷の着いた堰堤

記録
日程:2017,01,15
メンバー:Nさん、Sさん、Tさん、他 安田

1/15日 天候 晴れ  
コースタイム:林道終点駐車場(9:25)→大滝手前の堰堤(9:55~14:05)→林道終点駐車場(14:28)

このところの天候で各地の結氷状態が良くないということなのでこの機会を逃すと今シーズンはアイスクライミングをやらないで終わってしまうのでは・・・という思いから、花火見物の黒岳から下山後に車で三つ峠山登山口の林道終点まで移動しザックの中身を入れ替えて金ヶ窪沢での某山岳会のアイストレーニングに参加した。

先日の三方分山でも登山道沿いの沢は全く凍っていなかったし、昨日歩いた板取沢も水際に氷が少しあっただけなのでダメでもともとと思いつつ金ヶ沢大滝を目指し雪道を進み、金ヶ窪大滝への下降点に着いてみるとの藪を掻き分けしっかりしたトレースがありもしやひょっとして結氷しているかもと期待が膨らんだ。
大滝手前の堰堤下に集団を見つけたどり着いてみると某山岳会のパーティであった。
聞けばこの上流の大滝は水が流れ氷の影も無いとのことでどうにか登れそうな氷が着いているこの堰堤でアイスクライミングを始めたとか。トレースも彼らのもので今年はまだ人が入った様子は無いらしいとのことだった。
1金ヶ窪沢の堰堤_3907
     Photo1 例年に無く貧弱な堰堤の氷壁

堰堤上から垂らしたトップロープで各自氷壁に取り組んでいたがよくみればルートが3本取れそうなので氷の表面状態が異なる3ルートを設定し、
2金ヶ窪沢の堰堤_3904
     Photo2 ルートを増やして

両手にアイスパイルあるいは片手のみピッケルと氷の表面状態に合わせて交代でクライミング練習をした。
3金ヶ窪沢の堰堤_3906
     Photo3 片手にピッケルで登る

今シーズン最初で最後かもという思いから、堰堤に張った氷なので垂直に近い氷壁となっているのをこれ幸いとアイススクリューを打つ練習を試みた。
しかしコンクリート面に着いた氷は中に水流が見えるところもありいつ崩壊するかも知れず、トップロープを緩めに張ってもらいアイススクリューを打って支点を構築しながら堰堤の上を目指したがそこにはパイルを打ち込めるほどの氷が無く堰堤上に届くところまで登って終了。

ワイワイ騒ぎながら交代で登るうちに氷が大分破壊されてきたので午後2時を回ったところで練習終了。何はともあれどうにか氷に触れることが出来た。

早めに切り上げたので休日にもかかわらず、中央高速の小仏渋滞に嵌ることなく帰宅できた。








テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

御坂黒岳で真冬の花火見物

0河口湖からの黒岳_3908
     Photo0 河口湖大橋からの御坂黒岳

記録
日程:2017,01,14~15
メンバー:Nさん、Sさん、Tさん、安田

1/14日 天候 晴れ  
コースタイム:御坂峠入口駐車場(12:15)→H1167(12:50~12:57)→登り口(13:20)→H1400(13:50~13:59)→広瀬への分岐(14:16)→H1674(15:13~15:18)→展望台(15:46)→黒岳山頂(15:51→展望台(15:56)
1/15日 天候 晴れ  
コースタイム:展望台(6:57)→黒岳山頂(7:01)→旧御坂峠(8:02)→御坂峠入口駐車場(8:58)
行程5:19km 累積標高973m     ルートマップは ここ です。

14日
富士五湖の1つ河口湖で真冬の花火大会があるという情報で、では山の上から見てみようと思い立ち山頂でのテント泊花火見物山行を計画した。
天気予報では14、15日は今シーズン一番の寒波襲来、気温がかなり下がるものの天候は大丈夫そうということで決行。
駐車場が確保できる御坂トンネル入口横の御坂峠入口駐車場に集合。先日の積雪で幕営地の雪を溶かして水の確保は出来ると思われたが、目指す御坂黒岳までの距離は短いのでテント泊道具一式と所要量の水をザックに詰め込んで出発。

駐車場から天下茶屋に至る旧道を横切って登山道に入ると直ぐに雪が現れた。週末の午後ということもあり先行者のトレースがあったのでそれを追い板取沢に沿って登ったが、道が沢から離れると頃になると急に勾配を増し、増えた積雪も相まって歩行ペースがなかなか上がらない。
1 P1554過ぎのコル_3824
     Photo1 積雪3、40cmの登山道を登る

漸く尾根に出ると広瀬からの道と合わさり尾根道となるが今度は行く手に岩やロープが設けられた急坂が現れ始めた。
2岩を越えて_3823
     Photo2 雪が飛ばされた露岩を越えて

木を手がかりに登り詰めると展望が良い露岩の上に出たが直ぐにまた樹林の中に入り、
3_3825.jpg
     Photo3 漸く眼下に河口湖と街並みが見えた

黙々と高度を稼ぐと漸く勾配が緩み幕営予定の展望地へ出た。
4展望台_3826
     Photo4 幕営予定の展望台

多少勾配があったのでさらに進み山頂にでると平坦で幕営には適地であったが周囲が樹林で展望なし。
5黒岳山頂_3828
     Photo5 御坂黒岳山頂

目的の花火見物には不適ということで再度展望台へ戻りテント設営。
6富士山と河口湖_3830
     Photo6 展望台からの富士山 河口湖畔の街並み

ゆっくりマッタリ過ごして夕食を済ませても花火開始時間までにはまだ時間がありバーナーで暖をとりながら時を過ごすうちにウツラウツラ。
7夕景_3833
     Photo7 夜の帳が下りた河口湖畔、富士宮方面には残照に輝く雲

花火開始予定の8時寸前にテントを飛び出し、河口湖を見下ろしていると漸く真冬の花火大会が始まった。
8A_3882.jpg
     Photo8 河口湖畔の打上げ花火

防寒対策はしたつもりであるが標高が高く時折風も吹き抜けるのでやはり寒い。おそらく-10度をかなり下回っているのではないだろうか。写真撮影のコンデジを構えていたのだが・・・・・撮れた写真を見るとどれもこれも手振ればかりであった。
9A_3856.jpg
     Photo9 手振れ花火

富士河口湖町と富士吉田の夜景を背景に眼下にはすばらしい花火風景が広がっていたが・・・・とにかく寒かった。
花火打上げ時間の8時30分まで花火を堪能。終了後即座にテントに引き返してシュラフに潜り込んだ。

15日
朝4時半に起床し食事を済ませてテントを撤収するうちに空が明るくなってきたが、正面に見える富士山は雲に覆われて姿無し。
漸く日の出時刻にいなって樹林を通して東の空の雲と地上との間に光が差し込み、少しの間雲がオレンジ色に輝いたが直ぐに太陽高度が増し雲に隠れてしまったのでもはやこれまでと幕営地を後にした。
旧御坂峠目指して尾根を降って行くとやがて樹林の間から朝の光が差し込んできた。
10尾根道を下山_3891
     Photo10 樹間から差し込む朝日を受けながら下山

旧御坂峠で右折し尾根から外れ、
11旧御坂峠_3900
     Photo11 旧御坂峠

御坂道を降って御坂トンネル横の駐車場へと戻った。




三方分山 パノラマ台

0夕方の精進湖からの富士山_3820
     Photo0 精進湖畔からの富士山

記録
日程:2017,01,12
メンバー:Mさん、Sさん、安田

1/12日 天候 晴れ  
コースタイム:精進湖駐車場(8:32)→精進BS(8:41)→阿難坂(9:53~10:04)→三方分山(11:13~11:48)→精進山(12:00)→精進峠(12:30)→H1235(12:42~12:55)→H1290(13:41~13:51)→根子峠(14:01)→パノラマ台(14:17~14:26) →根子峠(14:36)→パノラマ大入口(15:12) →精進湖駐車場(15:17)
行程10.4km 累積標高1096m     ルートマップは ここ です。


富士周辺にも雪が降り3、49cmの積雪があったとのことで道路が除雪されるのを待って再び白い富士山を見に出かけた。
今回は夏なら富士を見ながらのハイキングコースである精進湖を見下ろす三方分山からパノラマ台を巡る周回ルート。

河口湖ICに向って走っていると正面に先日よりは白い裳裾を延ばした大きな富士山が目に飛び込んできた。精進湖の県営駐車場に着くと数台車が停まっていたが、登山準備をしながら様子を伺っているとどうやら写真撮影狙いの様子で雪山歩きではなさそう。
駐車場から時計回りにすっかり乾いた道路を精進BSまで戻り左折、かつて甲府まで延びていた中道往還に入って坂道を登って行くと集落を出た所で舗装が途切れ、雪に覆われた旧道、今では登山道になった。

雪の中につけられたトレースから降雪後数人が入ったようであるがどうやら今日は我々が一番乗り。やがて正面に堰堤が立ちふさがるとトレースは左岸へ登り堰堤を越えて徐々に勾配を増した。周囲一面雪に覆われ今朝の気温も-7℃(道路に表示されていた気温)とかなりの冷え込みだが水流があり、水際の岩にも氷は殆ど無い。年中不凍なのであろうか?

登って行くといつしか水流も消えやがて谷間に陽光が差し込むようになると見上げた前方に青空が見え出し、御坂山塊の王岳方面から三方分山、パノラマ台に至る稜線ルートと中道往還の交点である阿難坂(女坂峠)に着いた。
1阿難坂_3793
     Photo1 阿難坂(女坂峠)

左折して陽だまりで休憩を取り、左側に富士山、精進湖と右側に甲府市街を展望しながらの稜線を積雪30cmの中につけられたトレースを追って進んだ。徐々に勾配を増してきた稜線を登りきると山頂が平坦な三方分山山頂に出た。
2三方分山山頂_3794
     Photo2 三方分山山頂

山頂は樹林に取り囲まれ展望が無いが精進湖富士山方面は一部切り開かれており、正面に富士山を望む好適地で大休止。3三方分山山頂からの富士山_3795

     Photo3 三方分山からの富士山

しばらくすると登山者が1名現れ歓談情報収集。
富士周辺は”強い北風が吹いた翌日が高展望になる” 、”冬型の天候が比較的安定する2月が良い”とのことであった。
三方分山を後にして一旦降って登り返すと精進山、ここはいまの季節なら木の枝越しに富士山が見えるが葉が生茂ると全く展望が無さそう。精進山から大きく降ると精進峠に出たが精進湖側、三ツ沢峠側ともにトレースは無かった。
4精進峠_3796
     Photo4 精進峠

ここから幾つかピークを越えると精進湖から登ってくるルートと合わさる根子峠。
5根子峠_3797
     Photo5 根子峠

三方分山からここまでは我々と逆に歩いた多分2人と思われるトレースのみであったが、精進湖から登ってこの先のパノラマ台へのトレースはまるで雪の中につけられた滑り台のようで踏まれて凸凹が無かった。
好展望のパノラマ台へは我々のように周回して尾根を歩くのではなく精進湖畔から着雪登るお手軽ルートが歩かれるようである。
根子峠からトラバース気味に緩斜面を登りやがて下りに差し掛かると左眼下に本栖湖が見え隠れし、一気に視界が開けるとパノラマ台に到着。
6パノラマ台_3809
     Photo6 パノラマ台

正面に青木ヶ原樹海。大室山・富士山、
7パノラま台からの富士山_3807
     Photo7 パノラマ台からの青木ヶ原樹海・大室山・富士山

左に富士五湖のうち四湖を見渡せ、それを取り囲むように御坂山塊、
8精進湖とトンガリ山の王岳_3802
     Photo8 御坂山塊

四湖の扇の要のように足和田山。
9御坂山塊と足和田山_3805
     Photo9 精進湖・西湖・河口湖と足和田山、青木ヶ原樹海

左には本栖湖と竜ヶ岳雨ヶ岳その先に尖がった毛無山が見えた。10竜ヶ岳雨ヶ岳毛無山と本栖湖_3813
     Photo10 本栖湖と竜ヶ岳・雨ヶ岳・毛無山

山頂の方位盤には南アルプスの山々の山名もあったが雲に覆われ見えなかった。かろうじて見えたのが笊ヶ岳のみ。
山頂で展望休憩をして来た道を根子峠まで戻り、歩きやすい雪道を精進湖畔のオノラマ台入口まで降って舗装路を歩いて駐車場へと戻った。
11パノラマ台入口_3819
     Photo11 精進湖畔パノラマ台入口



テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

安倍奥 真富士山

0第一真富士山_3755
     Photo0 第一真富士山からの富士山

記録
日程:2017,01,07
メンバー:Sさん、安田

1/7日 天候 晴れ  
コースタイム:真富士山第三登山口(7:12)→ヲイ平(7:53~8:09)→第一真富士山(8:57~9:14)→真富士峠(9:27)→第二真富士山(9:59~10:26)→P1314の間のコル分岐(10:53)→湯ノ岳(11:28~11:44)→浅間原(12:19~12:50)→湯ノ岳(13:22)→P1314の間のコル分岐(13:49) →炭焼窯跡(14:37~14:45)→林道(15:03) →千丈平林道分岐(15:14)→尾根コース取付き(15:24)→真富士山第三登山口(15:37)
行程14.6km 累積標高1297m     ルートマップは ここ です。


依然雪不足で雪山は望み薄なので出かける先を暖かいところへと切り替え先週見た富士山をもう少し角度を変えたところからと思い立ち安倍奥の真富士山へ出かけた。

まだ足を踏み入れたことが無い山域だし自宅からは距離もあるので早朝発では登山開始が遅くなる思い前日移動し、真富士山の登山口への途中にある”真富士の里”にて仮眠。
1真富士の里_3790
     Photo1真富士の里

温水便座のあるトイレもあり快適に過ごして夜明け少し過ぎに真富士山第三登山口に移動、林道横の駐車スペースに車を停めて歩き出した。
2第三登山口_3750
     Photo2真富士山第三登山口

かなり歩かれていて歩きやすい登山道を進み沢を越え、登山口から40分ほどで第一、第二真富士山の間にある真富士峠の直登ルートと第一真富士山へ向うの分岐点、ヲイ平に到着。
ヲイ平で衣類調整ついでの休憩後、直進する第一真富士山へのルートを進み、尾根に出た所で俵峠からの道と合わさった。
左折してなだらかな尾根を進むと東側の展望が開けた第一真富士山山頂。
3第一真富士山山頂_3754
     Photo3 真富士山山頂

富士山、先日登った愛鷹山塊さらに伊豆の山々の展望がすばらしい。
ここで展望を楽しみ尾根を先に進んで降って行くとやがて尾根が狭くなってきて真富士峠に出た。
さらに尾根を直進し登り返すとロープが掛かった岩場となりこれを登って尾根を進むと今度は巻き道分岐が現れた。ここはロープが設けられた直登ルートを登り、一段上がって尾根を進むと先ほどの巻き道と合流しまもなく第二真富士山の山頂に出た。
4第二真富士山_3758
    Photo4 第二真富士山山頂

観音石像があるものの山頂は半分樹林に覆われ第一真富士山と狭く展望も劣る。

第二真富士山からさらに尾根を進むと左側×印のある分岐に出たので指示通り右方向に進み、東に向って降りやがて尾根が北に向う尾根を進むとやがて登山道は徐々に北に向うようになりP1314を越えて降って行くと2つのP1413のピークの間のコルで植林の間伐作業に出くわした。
登り返して徐々に高度を上げてゆくと左側は雑木林となり、枝の間から南アルプスの冠雪した山が見えるようになってきたが、やがて展望が利かなくなると広葉樹の大木が疎らな湯ノ岳山頂に出た。
5湯ノ岳_3760
     Photo5 湯ノ岳山頂

どこが山頂はわからないような広々とした中を進み丁度手ごろな岩を見つけて椅子代わりにして休憩。
湯ノ岳山頂からさらに北進し一旦降って登りに差し掛かると笹が目立ち始め、P1438を越えたとたんに沢藪に突入。途中笹藪が切れたところからは右側に富士山が見えたり地面の小笹には霜の花が咲いていたが
6霜の花_3763
     Photo6 霜ノ花

再度笹藪に突入し激闘。
やがてなだらかな斜面を降って行くと突然笹薮が刈払われた浅間原に飛び出した。
7浅間原送電鉄塔_3770
     Photo7 浅間原

眼前には送電鉄塔が2基立ち並び、尾根を跨ぐ送電線に沿って笹が刈払われているので展望が開け、陽光も燦燦と降り注いでいたので大休止。ザックをおろして清水側に少し降って富士山を見たり、
8浅間原からの富士山_3768
     Photo8 浅間原からの富士山

尾根の西側に降って南アルプスを眺めたりで思わず時間を使ってしまった。
9南アルプス
     Photo9 浅間原からの南アルプス

浅間原からは西側に降って林道に出る道があったが、地図を見ても車で登ってきた林道まで出られるかどうかは不明。事前検討不足は明らかなので来た道をピストンし戻ることにした。
10波左間原から笹薮突入_3778
     Photo10 帰路も笹薮に

間伐作業していたところまで戻り、指導標は無かったが登山道か林業用かわからないテープがさがっていたので踏跡はかなり薄かったが右折して尾根道から外れ
11コルの分岐_3779
     Photo11 コルから登山道は外れ薄い踏後へ

やがてトラナースするように進むと下から上に伸びる踏跡に出くわした。
どちらに進むか思案したが下へと伸びる踏跡をたどり、最近歩かれた跡が無くとことところどころで小石が堆積した斜面をトラバースしたり、沢を越えて徐々に降って行くと炭焼窯跡に出た。
12炭焼き窯跡_3785
     Photo12 炭焼窯跡

直ぐ下には廃屋も見え水が容易に取れそうな沢も近く、炭焼窯跡があるということは炭を担いでおろしたのであろうからここからは歩きやすい道があるはずと思いここで一休み。
廃屋からは道がさらに不鮮明になったが多分この辺りがかつて歩かれていた道であろうと見当を付け歩きやすいとところを降るとやがて林道が見え出すと直ぐに林道に降り立った。
13林道からの登山口_3787
     Photo13 林道からの登山道取付き(黒沢橋横登山口)

林道の登山道入口(後で調べたら黒沢橋横登山口)には真富士山、湯ノ岳・浅間原へ道が書かれた案内板が下がっていたので良く見れば浅間原から送電線に沿って降りこの林道終点への道もあったようである。
林道に出て左折し降って行くとやがて千丈平の林道分岐、さらに降って行くと第ニ真富士山の山頂近くの×印のあった尾根コースへの取付きの目印テープがあった。やがて下のほうに伐採作業の音が聞こえだし程なく第三登山口へと戻った。





テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

一富士二鷹で 越前岳

0黒岳展望広場からの富士山_3710
     Photo0 黒岳展望広場からの富士山

記録
日程:2017/01/02
メンバー:Sさん、安田

1/2日 天候 晴れ  
コースタイム:山神社登山口(8:23)→富士見峠(9:05)→黒岳展望広場(9:24~9:30)→黒岳山頂(9:37~9:42)→富士見峠(10:03)→鋸岳展望台(10:35~10:48)→富士見台(11:27~11:30)→越前岳(11:53~12:17)→高場所分岐(12:54~12:58)→呼子岳(13:08~13:25) →割石峠(13:35)→蓬莱山(13:44~13:50)→割石峠(14:01)→松永塚(14:39~14:51)→大沢橋(15:23)→堰堤上伏流横断(15:44)→山神社登山口(15:57)        
行程12.2km 累積標高1366m     ルートマップは ここ です。

年末年始の天気が良いので雪山に出かけようと計画していたがこのところ、雪が降ってないので高山はクラストしアイスバーンにアイゼンでも苦労するという情報を得たのでアッサリと諦めた。正月でもあるし”一富士ニ鷹三茄子”から思いついたのが愛鷹山塊の越前岳。

御殿場ICで降りて越前岳登山口の山神社駐車場に着いてみると既に10台ほどが駐車していた。天気予報によると3月中旬の暖かさになるということで正月にもかかわらず登山者が多いことにビックリ。

山神社駐車場から
1山神社登山口_3706
     Photo1 山神社登山口

杉の落ち葉を踏みしめながら登って行くと40分ほどで愛鷹山荘、少し登って稜線に出たところが富士見峠。
2富士見峠_3708
     Photo2 富士見峠

ここで上着を脱いでしばらく進むと富士山方向に視界が開けた展望広場に到着。休憩していると最初はなにの音かわからなかったが自衛隊の方から銃の発砲音が聞こえてきた。
展望広場から快適な尾根歩きで直ぐに黒岳山頂に到着。
3黒岳山頂_3712
     Photo3 黒岳山頂

ベンチもあり御殿場方面の視界も開けている。
鋸岳展望と欠かれた指導標に従って少し進んでみるが降り始め、葉を落とした雑木林の枝に遮られて景色が良くわからないので早々に引き返し、来た道を富士見峠まで戻った。

富士見峠を通過し、尾根道を歩いてゆくと陽射しが無いところでは霜柱が目立つようになってきた。多くの先行者に踏まれて溶け始まった滑りやすい登山道を登って行くとやがて鋸岳展望台に到着。
ポカポカの陽射しを受けながら休憩し、さらに登って行くと時折下山者とすれ違うようになってきた。徐々に高度を上げると雪が出始め富士山展望台に到着。
ここにも下山者がいたのでこの先の登山道情報を聞き、越前岳手前の深く抉られた登山道避けながら登ると越前岳山頂。
4越前岳山頂_3719
     Photo4 越前岳山頂

富士市の街並みと駿河湾の曲線・伊豆半島の海岸線の出入りが見え、まさしく地図の通りと思いながら展望を楽しむが山頂は風が強く寒いので、多くの登山者は山頂広場の周囲の潅木帯に逃げ込んで休憩中。
しかし富士川河口にある工場の煙突から煙は流されること無く垂直に立ち上っていた。
5越前岳山頂からの南アルプス_3722
     Photo5 冠雪した南アルプスの山々

霜解けで田んぼのようになった山頂を後に急坂を降って呼子岳を目指すが山頂で靴底に着いた土で滑りやすくなっているので注意を払いながら下降。やがて勾配が緩むと細尾根歩きとなり、次々に現れる小ピークにだまされながら進むと高場所分岐に到着。
直ぐに呼子岳とはわかっていたがここは風も無く陽光燦燦でポカポカ。思わず休憩を取ってしまった。
高場所分岐から一旦降ってトラロープが張られた雪付きの急登を登ると呼子岳山頂。
6呼子岳_3727
     Photo6呼子岳山頂

ここまで来れば後は下山だけという思いで呼子岳山頂でも休憩。雪が付いた登山道を割石峠まで降り、
7割石峠_3729
     Photo7 割石峠

峠から登り返して鋸岳往復を目指し尾根に出た所で左折、少し進むと蓬莱山山頂。
8蓬莱山山頂_3732
     Photo8 蓬莱山山頂

地図にはここが鋸岳と書かれているが、遭対協の建てた案内板にはここより位牌岳までの間は”立入りはご遠慮ください”とあるのでここから引き返した。
割石峠まで戻る途中”天狗の畑”に寄り道したがここには霜柱が踏まれた跡が無かった。

割石峠からはガレて雪が残っているルンゼを降り、途中何本かの涸れた支沢を合わせて沢テープを追いながら高度をさげた。
9大沢_3736
     Photo9 ガレた沢を降る

漸く沢の右岸を歩く道となり勾配が緩んでくると松永塚。ここで地図にある”沢降り足元注意”箇所から抜け出した。

何回かの渡渉(といっても涸れ沢)を繰り返しながら沢沿いに降るとやがて落石ゴロゴロの林道跡と思われる道になり、大沢橋を過ぎると崩壊跡があるものの林道となりやがて大堰堤を過ぎると重機の轍が現れた。
10大沢橋_3741
     Photo10 苔むした大沢橋

右岸を降っていた道が堰堤上流で伏流になった沢渡って左岸に移り、しばらく降るとやがて山神社登山口が見え出した。
駐車場に戻ってみると残っている車は数台。皆さん景色を楽しみ無事下山したようだ。

帰路はナビによると高速道路は帰省から戻る車で渋滞らしい。あまり知恵を働かせず、全てナビに従って走ると富士スピードウェーの横を抜け山中湖の展望台の横に出た。
既に太陽は富士山の向こうに沈んでいたが湖と富士山のシルエットが美しいので車を停めて暫し休憩。
11山中湖展望台からの富士山_3744
     Photo11 山中湖展望台からの富士山 右中段は山中湖

途中から高速に乗ったものの休日名物小仏渋滞には巻き込まれること無く帰宅した。


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