北アルプス 明神岳Ⅴ峰

0ブロッケン現象_2643
     Photo0 稜線の這松帯のところで見たブロッケン現象
記録
日程:2016,08,08~09
メンバー: Nさん、Sさん、Yさん、安田

8/8日 天候 晴れのち曇り 
コースタイム:上高地(6:01)→岳沢入口(6:25)→7番標識(7:04~7:16)→H1970(8:10~8:28)→H2245(9:19~9:35)→H2345(10:12~10:21)→H2510(11:02~11:24)→幕営地(11:51)
8/9日 天候 晴れ 山頂付近ガス 
コースタイム:幕営地(7:02)→7番標識(11:52~12:23)→岳沢入口(12:59)→上高地(13:24) 2日間行程 10.3km 累積標高 1220m
ルートマップは ここ です。

遅い梅雨明け宣言が出たがその後もなんだか梅雨のような空模様。なかなか梅雨明け10日の好天は訪れず痺れを切らして上高地の明神岳に出かけた。
7日日曜日の夜ということもあるが沢渡の駐車場に入ると車もまばら。平地では熱帯夜といってもやはり標高が高いので1人車中泊だと寝苦しさは無い。

8月8日
翌朝、上高地まで移動。運転手の案内によると釜トンネルを過ぎたところで工事していた上高地トンネルが開通したとかで私は始めて通過。出口は丁度冬期に霞沢岳取り付きとなる太兵衛平の砂防事務所への分岐ちょっと手前であった。
上高地のバス駐車場には大型テントが設営され11日の"山の日"には皇太子が訪れ式典が催されるらしい。
シーズン中とはいえ早朝で人も疎らな河童橋を渡って岳沢入口から登山道に入り一登りで7番標識。
ここで休憩しながら装備を整え、一般道を外れロープを跨いで南西尾根に取り付く。
1_2620.jpg
     Photo1 岳沢登山道7番標識の向かい側のロープを越えて取付く

少し進むと笹を掴んでの急登登りとなりいつしか笹が消えうせると今度は大きな針葉樹林帯の急登。時々右手に岳沢の白い河原が見える以外展望は無い。
ここまで北東方向に向ってほぼ直線的に高度を稼いだがH2140で前明神沢からの尾根に乗ったところで進路を右にとり、延々と続く急登をあえぎながら登って行くとH2250辺りでトラロープが出現しいよいよ南西尾根の核心部となる。
最初のロープを登り岩を回り込むと両側が切れ落ちたリッジとなるが樹林帯の中なので然程高度感は無し。
2下のロープ_2622
     Photo2 下のロープ場

右後方眼下に上高地が時々見えるくらいでここでも展望という展望は無い。
リッジを通過して
3リッジ_2624
     Photo3 リッジを越えて

ちょっと進むと二番目のトラロープ出現。
4上のロープ_2626
     Photo4 上のロープ場

ここを過ぎると針葉樹林を抜け出し、下草とダケカンバの風景に変わると時折雲間から直射日光で首筋がヒリヒリ夏山らしくなってきた。
やがて勾配が緩み這松帯へ出ると大展望が開け、眼前にはⅤ峰が姿を現した。
まだに12時前であるが、Ⅴ峰手前のH2600辺りで幕営地を求めウロウロ。
5上高地_2627
     Photo5 上高地を見下ろす場所もいいが風を考えると・・・

諸条件検討の結果展望がやや劣るものの尾根筋より一段下がったところの幕営跡を整地しテント設営。
6テント場_2635
     Photo6 整地後にテントを張り終えて

ティータイムを過ごしてもまだ2時。この頃になると上空の雲で直射日光が遮られ、微風が吹き抜けるので快適な場所を探して各自マッタリ、お昼寝。
7南西尾根越の西穂方面_2636
     Photo7 南西稜越しに西穂高の稜線を見ながらウツラウツラ

漸く5時になって夕食準備を始め、岩を積んで作ったテーブルで夕食。しばらくしてテントに潜り込める温度になってきたところで明るいうちに就寝。

8月9日
夜半に強風で何度か目覚めたが起床時には風は収まっていたものの星は見えず。
明るくなってくると早い雲の流れが確認できたがそのうち梓川から湧き上がったガスと岳沢側からのガスが稜線上で押しあいへし合い始め、時折ガスが晴れると上空の雲と下層の雲が反対方向に流れ、不安定な天候の様相を示し始めた。テント撤収後、体調不良のメンバーもいたため早々に下山開始。
8Ⅴ峰からの降り_2639
     Photo8 下山開始

少し降った這松帯で虹が出ているのに気付くとブロッケン現象が現れた。ガスが流れているので程なく消えてしまったが・・・・・・初めて見ました。私が手を振ると虹の中の像も振っていましたね~。
昨日登ったルートをピストンで降ったが急登なのでのんびり下山。休憩たっぷりで7番標識にたどり着いたときにはヤレヤレ。
9 7番標識_2644
     Photo9 漸く7番標識まで下山

河童橋から明神を見上げると山頂の辺りはやはりガスが纏わりついいていた。奥穂、前穂も然りでどうやら2500m以上はガスの中。水担ぎ上げでザックは重かったけど足腰鍛錬(ちょっと急登攀過ぎて足腰試練かも?)の昼寝と語らいの一泊避暑を終えた。







テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

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