三窪高原 ツツジを愛でる

Photo0 ツツジの向こうには富士山が:柳沢ノ頭から
記録
日程:2015,06,08 Sさん 安田
6/8日 天候 曇り
コースタイム:柳沢峠駐車場(7:40)→柳沢ノ頭(8:10)→鈴庫山(8:40~9:00)→ハンゼノ頭(9:28)→東屋(9:37~9:49)→板橋峠(10:28~10:37)→林道ゲート(11:36)→駐車場(11:40)
行程10.2km 累積標高653m
ルートマップは ここ です。
中央高速の小仏渋滞の逃げ道として前々から良く通過していた柳沢峠。今がツツジ満開ということで何十年ぶりに柳沢峠に車を停めて曇空であったがツツジを楽しんだ。
柳沢峠の市営駐車場の片隅にある三窪高原入口の道標にしたがって階段を登り

Photo1 三窪高原入口
舗装林道に出たところで右折、直ぐに登山道を示す道標が現れるのでそれにしたがって進み林道をショートカット。再び登山道に入るとなだらかな坂道が続き登り詰めてゆくと柳沢ノ頭に出る。

Photo2 柳沢ノ頭
曇で陽射しは無いものの雲が高いので柳沢ノ頭からは富士山が良く見える。
ここから一旦降ると鈴庫山分岐に出るので鈴庫山を目指すが歩く人が少ないのか今までの広々とした登山道とは異なり人一人が歩ける道幅の所謂「普通の登山道」。花をつけたササの中を進み、木の葉の間にピークらしきものが現れ一気に登ると鈴庫山山頂。

Photo3 鈴庫(すずくら)山山頂
然程広くは無い山頂は西側が切れ落ちており塩山方面の見通しが良い。
塩山(えんざん)←しお山←四方山←四方を囲まれた山 囲んだのは平地 ということらしいがなるほど周囲の山々からの扇状地の中に塩山がぽつんと独立しているのが良くわかる。

Photo4 眼下の扇状地にぽつんと独立した塩山
鈴庫山から再び分岐まで戻り三角点のあるハンゼノ頭を目指す。

Photo5 ハンゼノ頭
ハンゼノ頭には天然記念物レンゲツツジの解説があるが・・・・・辺りに咲いているのはヤマツツジのみ。どうやらここも鹿の食害でレンゲツツジが絶滅の危機に瀕しているようだ。良く見ればヤマツツジも下部は葉が無く花が咲いているのは上部のみ。鹿が届かないところが残っているということか。

Photo6 満開のヤマツツジ
ヤマツツジの花の向こうには先ほど上った鈴庫山の姿も見えた。

Photo7 鈴庫山
そこかしこに咲き乱れる満開のヤマツツジを愛でながら降ってゆくと鞍部の広場には東屋が建ち、一角にはトイレもある。ここで休憩中に見つけたのがネットで保護された待望のレンゲツツジ。とはいっても小株ではあるが木の大きさに似合わぬほどの花をつけている。

Photo8 黄色い花のキレンゲツツジ
どうにかレンゲツツジを見ることが出来たので次は丘の上の無線中継所の鉄塔目指して登り反対側に降って行くと徐々にヤマツツジも少なくなり、東京都の水源林を保護するために切り開かれた防火帯に出るころにはオレンジ色のヤマツツジの姿も見かけなくなった。
防火帯を降って板橋峠に達し、そこからは笠取林道を歩いて青梅街道に出て右折、少しの登りで柳沢峠へ戻った。
戻ってみると出掛けには気づかなかった駐車場の斜面にレンゲツツジが咲いている。

Photo9 レンゲツツジ
どうやらここは車や人の出入りがあるので鹿が近づかずレンゲツツジの命が保たれているのであろう。