北穂高岳 (北穂高沢から登る)

0屏風の頭と北穂東稜_8271
     Photo0 屏風の頭と北穂高東稜

記録
日程:2015,04,26~27 Nさん、安田

4/26日 天候 快晴
コースタイム:上高地BT(6:00)→明神(6:55~7:00)→徳沢(7:50~8:00)→横尾(9:00~9:25)→涸沢(13:30)

4/27日 天候 快晴
コースタイム:涸沢(5:50)→H2675(6:55~7:05)→北穂高岳山頂(8:50~9:15)→涸沢(10:25~テント撤収~11:45)→本谷橋(12:45~13:00)→横尾(14.10~14:25)→徳沢(15:25) 
横尾~北穂高岳~徳沢のルートマップは ここ です。

後半の蝶ヶ岳は こちら です。 

好天が続くとの予報、さらに大型連休前には人が少ないであろうと予想し、上高地の開山祭前ではあったが交通機関も通じていることから出かけた。今回の山行ははじめに北穂高岳に登り、次いで対峙する蝶ヶ岳から登った北穂高岳を眺めるという贅沢な計画。

25日土曜日の深夜に沢渡に着いてみると、車がちらほら駐車しているのみで、人出に関して予想は大当たり。

26日早朝上高地に入ると空は快晴、天気予報も大当たり。
1上高地BTと明神岳_8176
     Photo1 閑散とした上高地BT

上高地からは殆どすれ違う人も無く明神、徳沢、横尾と進み、横尾谷に沿って登ってゆくと漸く夏道に雪が出てきた。
2屏風岩_8183
     Photo2 屏風岩 

本谷橋辺りからは雪も増え、ここからは冬道で涸沢の雪渓を詰めて高度を稼ぐが快晴のおかげでとにかく暑い。
3前穂北尾根_8184
     Photo3 漸く前穂北尾根が見え出した 

涸沢のテント場に漸く到着してみれば営業開始前日とあってヒュッテに泊まっている人も無く、テントが10張り程度であった。早々にテント設営を済ませ、のんびりと時間を過ごし明日に備える。
4涸沢テント場_8200
     Photo4 涸沢のテント場


27日 朝食を済ませ漸く朝の光が奥穂高の山頂から下に降ってくるのを眺めながら北穂高目指して北穂高沢を登り始める。
5北穂高南稜_8213
     Photo5 朝日を受けた北穂高南稜 

早朝とあって雪の状態が良くアイゼンが良く効くので快調に高度を稼ぐ。途中振り返ると前穂北尾根が徐々に全貌を現し、テント場からでは解りにくかった各ピークがしっかり解るようになってきた。
6前穂北尾根_8225
     Photo6 前穂北尾根のピーク群

北穂高沢を登り詰め左へカーブするあたりから勾配が増してくるが
7北穂高沢上部を登る_8229
     Photo7 北穂高沢上部を登る 

順調に登り松涛岩のコルに出ると一気に笠ヶ岳方面の展望が広がる。
8松涛岩_8231
     Photo8 松涛岩 

ここからは露出した夏道を少し登ると北穂高岳山頂。
9北穂高岳山頂_8239
     Photo9 北穂高岳山頂

雲ひとつ無い大空が広がり、山頂からは360度の大展望。
10槍ヶ岳_8237
     Photo10 稜線の向こうには槍ヶ岳 

去年同時期に前穂高に登った折には黒い山頂は槍ヶ岳ぐらいで、殆ど岩が雪の下にあり真っ白な山肌が広がっていたが、今年は雪解けが早くあちこちで既に岩が露出。聞くところによると4月の雨で大幅に雪解けが進んだらしく、帰宅してからの情報では連休後半には雪渓が切れて登れなくなるところも出てきそうとの情報もあり早々に出かけてよかった。
展望を楽しんだ後は雪の状態が悪くならないうちにと一気に下山。
11北穂高沢上部を降る_8250
     Photo11 北穂高沢を下る。はるか下には涸沢のテント場 

沢の下部の勾配が緩んだところでシリセードを試みるが雪が解けだしてビショビショに。テント場に戻り休憩後テントを撤収し下山。今夜の予定地徳沢まで戻り、草地にテントを張ってのんびりと時間を過ごした。

後半の 蝶ヶ岳 を見る。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

鳥屋戸尾根 仙元尾根 +α縦走

0蕎麦粒山山頂_8127
     Photo0 蕎麦粒山山頂

記録
日程:2015,04,19 安田単独

4/19日 天候 曇り
コースタイム:川乗橋BS(7:45)→笙ノ岩山(9:10~9:20)→蕎麦粒山(10:20~10:37)→仙元峠(10:50)→大楢(11:00)→浦山大日堂(12:15)→大日堂BS(12:20~12:35)→冠岩林道終点(12:55)→鳥首峠(13:55~14:00)→名郷BS(14:57)  行程21.1km 累積標高2298m
ルートマップ・・・ 川乗橋~大日堂 / 大日堂~名郷 

名栗の有間山に登ったときからもう一つ向こうの尾根を通って奥多摩から秩父へ抜けてみたいと思っていたが、山が青葉に覆われる前のこの時期でないとまた1年過ぎてしまうと考えで出かけてみた。いつもは車で出かけるので周回となってしまうが、今回は縦走になるので久々に電車バスを利用、やはり休日、始発電車に乗って山に出かける人の姿がちらほら。しかし登山中は出会ったのは途中で抜いた1名のみであった。

Ⅰ 川乗橋~浦山大日堂

奥多摩から東日原行きのバスに乗り川乗橋で下車。川乗山を目指すのか殆どの人がここで降りる。川乗橋から百尋の滝方面に向かい、最初のコーナーを回ったところが鳥屋戸尾根の取り付き
1鳥屋戸尾根取り付き_8112
     Photo1 鳥屋戸尾根取り付き 

ここから急登が始まり1000m付近までは一気の登りとなる。地図でもバリエーション扱いされている通り、笙ノ岩山の山名標が唯一で途中に指導標は全く無く、
2笙ノ岩山_8118
     Photo2 笙ノ岩山 

時折下山用に”川乗橋”と書かれた板切れが下がっているだけある。しかし踏跡は明瞭で、時々落ち葉の堆積もあるが尾根をはずさずに登っていけば良い。笙ノ岩山からは幾つかの小ピークのアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げてゆくと長沢背稜縦走路の蕎麦粒山の巻き道に出る。
3巻き道交差点_8124
     Photo3 縦走巻き道との交差点 

ここからさらに直進すると露岩がある蕎麦粒山山頂に出る。
4尾根の防火帯_8126
     Photo4 蕎麦粒山から日向沢ノ峰へ延びる防火帯 

樹林に覆われ展望があるのは川乗山方面だけであるが、未だこの季節木の葉が茂っていないので枝越に秩父や名栗方面も見ることが出来る。蕎麦粒山からは縦走路を降り仙元峠へ向かい、一反降って登り返すと直ぐに仙元峠。
5仙元峠_8131
     Photo5 仙元峠 

峠と聞くとコルになっているところが多いが、ここは山頂でこれから降る秩父方面から見ると仙元尾根を登り詰めたピークになっている。仙元峠で縦走路から右折し、仙元尾根を下降すると進行禁止のロープが張られたところもあるが指導標は大楢にあるのみで
6大楢_8135
     Photo6 大楢 

大日堂まで踏跡をたどるのみ。尾根を下ってゆくとやがて送電鉄塔の下に出て送電線に沿うように尾根を歩くが鉄塔直下は広場となっていたり、カヤが生い茂っていたりで踏跡が不明瞭となるところがあるが、樹林に入れば明瞭な踏跡が現れる。
尾根の末端近くなると急坂となるが巡視道で整備されており、木の階段を降り最後は擁壁のコンクリート階段を降って浦山大日堂の境内に降り立つ。
7大日堂登山口_8143
     Photo7 仙元尾根取り付き 

8大日堂_8142
     Photo8 浦山大日堂 

Ⅱ 浦山大日堂~名郷(鳥首峠越え)

浦山大日堂のバス折り返し場にはトイレとベンチがありここで休憩しながらバスで秩父に出るか、もう一度登り返して鳥首峠を経て名栗の名郷からバスで飯能に出るか思案するが秩父行きのバスは1日3本でまだ1時間半以上も待ち時間があり、まだ時間も早いので登り返すことに決める。

大日堂からは県道秩父上名栗線を歩き、逆川広河原林道と名前を変えるところで左折、冠岩入口の分岐から林道に入り冠岩沢に沿って進む。
9冠岩入口_8150
     Photo9 冠岩方面への入口 

道は簡易舗装からやがて砂利道となり崩壊した廃屋が道を塞ぐ鉄橋の手前の広場で終点となる。
10鳥首峠登山口林道終点_8151
     Photo10 崩壊した廃屋の屋根を越えて鉄橋を渡る 

ここが冠岩らしいが・・・・どの岩が冠岩か?帰宅して調べたら林道終点からさらに冠岩沢をさかのぼると冠岩があるらしい。崩れた廃屋の屋根の上を通って鉄橋を渡ると明瞭な杉の落ち葉に覆われているが明瞭な踏跡が延びており、
11送電等標識と廃屋_8155
     Photo11 かつてあった冠岩集落の廃屋 

ピンクと黄色の目印テープにしたがって登ってゆくと廃屋が出現。さらに道は尾根をトラバースするように徐々に高度を上げて行き、沢を横切ってしばらく進むと今度は左折し尾根を直登するようになる。やがて鳥首峠で有間山から大持山への縦走路に出た。
12鳥首峠_8160
     Photo12 鳥首峠 

ここで暫し休憩、今度は名郷を目指して降る。30分程度の下降で、白岩の石灰岩砕石工場の横に飛び出すとここからは舗装道路の歩きとなる。
13白岩の工場_8166
     Photo13 石灰岩砕石工場 

やがてキャンプ場からの焚き火の臭いが漂い始め、集落に差し掛かると直ぐに名郷のバス停。ここはバスの折り返し点で、幸いにもバスが待機しており数分の待ち時間で発車。奥多摩から秩父へ抜ける縦走+αの山行を終えた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

丁須の頭 赤岩 烏帽子岩 (裏妙義)

0中間峰からの丁須の頭_8082
     Photo0 中間峰のピークから見た丁須の頭

記録
日程:2015,04,16 Sさん、安田

4/16日 天候 晴れ
コースタイム:裏妙義国民宿舎(7:25)→木戸(8:05)→丁須ノ頭テラス(9:25~10:25)→赤岩道標(11:00)→風穴尾根の頭 (12:05)→三方境(12:15)→国民宿舎(13:005)  行程8.281km 累積標高1171m
ルートマップは ここ です。

表妙義から裏妙義越し見た残雪の浅間山が気になっていたので、今度は裏妙義から見てみようと思い丁須の頭へ出かけた。先日と比べると浅間の雪はだいぶ減り黒い縞模様がだいぶ増えていた。5月の連休前後には行きが消え去り黒い山肌となりそう。

裏妙義歩きの基点となる国民宿舎に着くと登山者と思われる車が一台。登山者が少ないようなので好天の平日、今日も静かな山歩きが楽しめると思いながら歩き出す。籠沢コースに入り昨日の雨で水量が増した沢を何回か渡渉しながら高度を上げて行くと漸く芽吹き始めた樹林越に風穴尾根の風穴が見え出し、
1風穴尾根の風穴_8058
     Photo1風穴尾根と風穴 

次第に水量が減り岩登り箇所が増えてくる。最初は左から、次いで右側から迫ってくる岩壁の間をぬうように沢筋に沿って次々に現れる岩鎖を使って越えて進むと”木戸”に達する。3岩登り_8064
     Photo2 鎖を使って岩を登る 

さらに岩溝を登るうちに
2最初のチムニー登り_8062
     Photo3 岩溝を登る 

水流が細くなり泥付きのルンゼとなってきて、露岩部分も濡れているのでスリップに注意して登る。やがてルンゼを上り詰めるとコルの切り通しに出ると
4コル寸前_8069
     Photo4 最後のルンゼを上り詰めると一気に視界が 

一気に横川方面の展望が開ける。
ここで左折し、巻くように進んで濡れた岩場を鎖を頼りに一気に登ると
5ぬれた岩を登る_8071
     Photo5 丁須の頭直下の濡れた岩を登る 

横川からの鍵沢コースと合流し、スラブ状の岩場を登ると丁須の頭のテラスに到着。
心地良い気温、陽射しに包まれて休憩していると登山者が一人登ってきて先が長いということで直ぐい立ち去っていた。次いでやってきた登山者と暫し会話し、彼が丁須の頭へ登る様子を写真撮影。そうそうしていると瞬く間に1時間が過ぎたので次のピーク中間峰を目指して出発。中間峰のピークからハンマーヘッドの形に見える丁須の頭やこれから進む赤岩、
7烏帽子岩と赤岩_8085
     Photo6 赤岩・烏帽子岩へと続く稜線 

さらには浅間山の展望を楽しみ、赤岩を目指して降る。
6浅間山_8084
     Photo7 だいぶ雪が少なくなった浅間山 

尾根伝いに進むとやがてチムニーの上に出る。鎖を使ってチムニーの中を降り
8チムニーを下から_8091
     Photo8 鎖を使ってチムニー内を降る 

さらに尾根を進むと赤岩の道標が現れいよいよ赤岩のトラバースが始まる。最初鎖で下降し、次いで足元が泥付きのレッジをトラバースし先端を右に回りこむとスラブ岩壁の桟道トラバースとなる。
9赤岩の桟道_8098
     Photo9 赤岩の桟道をトラバース 

丁須の頭から遠望し想像したときより恐怖感は無く通過。むしろ桟道トラバースよりも泥つきのレッジをトラバースするほうが滑りそうで怖かった。桟道を過ぎて巻きあげてゆくと今度は泥斜面の崩落箇所が現れる。
10崩落箇所をトラバース_8102
     Photo10 崩落箇所、ロープと対岸にはハシゴ有り 

対岸にはハシゴが設置されておりロープが渡してあるものの、やはり泥のルンゼとなった崩落箇所を通過するのは神経を使う。
やがて再び稜線に出ると横川や浅間方面の展望が開ける。ここで核心部を越えた安堵感を得て展望休憩。烏帽子岩は道なりに進んで岩峰の基部東側をトラバースするとやがて稜線歩きとなる。左上の小さな風穴をある小リッジ基部を進むと直ぐに風穴尾根の頭となり、丁須の頭はもはや良く探さないとわからないくらい小さくなっている。
11烏帽子岩と赤岩_8106
     Photo11 風穴尾根の頭から 烏帽子岩と赤岩 

赤岩・烏帽子岩が木の枝越しに見える。まもなく迎える芽吹きを過ぎればやがて青葉で見えなくなってしまうのかも。風穴尾根の頭からはくだりとなりやがて三方境の分岐に出る。ここからは樹林の中の巡視道を降り国民宿舎へと向かう。途中のもみじ谷では芽吹き始めたもみじが美しかった。下山後は国民宿舎の温泉で汗を流し帰路に着いた。

















テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

物見山 宿谷の滝 静かな山道歩き (奥武蔵)

0鎌北湖方面_8038
     Photo0 展望台から見た鎌北湖周辺

記録
日程:2015,04,12 Sさん、安田

4/12日 天候 晴れ
コースタイム:毛呂総合公園(8:50)→P340(10:00)→物見山(10:20~13:35)→宿谷の滝(11:10~11:20)→コルの分岐 (11:35)→展望台(11:45)→三角点分岐(12:15)→毛呂総合公園(12:50)  行程8.461km 累積標高599m
ルートマップは ここ です。

車で出かけて気軽に静かなハイキングを楽しめるコースで考えていたのが今回のルート。机上ではゆっくり歩いて4時間くらいか?と思い、久々の晴天なので出かけてみた。地図上は物見山から鎌北湖手前のコルの分岐までが一般ルートと重なるがその前後は破線あるいは地図上に無いルートである。
毛呂総合公園に車を止め、宿谷の滝に向かって舗装路を歩き
1毛呂総合公園_8052
     Photo1 毛呂山総合公園から宿谷の滝へ向かって歩き出す 

ゴルフ場を通り過ぎると左側に宿谷公会堂がある。ここを左折し戻るように100mほど進むと
2宿谷公会堂分岐_8019
     Photo2 宿谷公会堂で左折 

分岐があるので今度は 右へ進むとまもなく右側に手すりのついだ階段が現れる。(ピンクテープが目印)
3登山道取り付き_8021
     Photo3 尾根への取り付き 

ここを登ってゆくとやがて墓地になるが、直前で左へ濃い踏跡があるのでこれを進む。踏跡は尾根をトラバースするように続いているがやがて左から合流する道が現れるので左折して進む。時折赤テープがあらわれるが、朽ち果てた落ち葉と下生えで道が不明瞭なところもあり、踏跡らしきものをたどってとにかく尾根を目指して登る。
一度尾根に出れば道は明瞭となり、何度か現れる小ピークでは休憩を取るには十分な広さがあり、樹林越しに周囲に山が見渡せる。
やがて小ピーク手前で右からの宿谷の滝からの道と合流し、さらに少し進むと小ピークで左から急坂を登ってくる富士山・白金平からの道と合流。少し進んでちょっとした岩場を登ればP340の岩の上に出る。
4 P340_8024
     Photo4 P340 

ここで左折し、尾根の北側のトラバースしながら道なりに進めば林道に出る。(ピンクテープが目印)
5林道から白金平への取り付き_8031
     Photo5 林道に出る 

ここを登ってゆけば物見山三角点を経て直ぐに山頂の広場に出る。
ここまで他の登山者は皆無で新緑と山桜の織り成す景色を堪能できたが、さすがに物見山の広場は人がいっぱい。歩き回るにはちょうど良い季節で皆さんそれぞれ楽しそう。物見山からは一般道を進みヤセオネ峠を経て宿谷の滝へと向かう。宿谷の滝の東屋で休憩し、
6宿谷の滝東屋_8033
     Photo6 宿谷の滝東屋 

今度は舗装された林道に出て右折、少し降り左側にある鎌北湖への道標にしたがってコンクリートの坂を上る。鎌北湖方面に進むと登山道が十字に交差しているコル分岐で右折し、
7展望台への分岐a_8035
     Photo7 鎌北湖手前のコルの分岐 

登ってゆくと
8分岐_8036
     Photo8 ピンクテープに沿って登る 

やがて錆びた鉄製の展望台がある。(途中ピンクテープあり)
9 P280展望台_8037
     Photo9 今にも朽ち果てそうな展望台 

展望台に上がってみると床には穴が開き腐食で今にも抜けそう・・・・・しかし注意して登れば眺めは良い。展望台からさらに進むとコンクリート製の基準点があり文字の消された道標やさらに送電鉄塔の巡視路の黄色い杭が立っているがここの分岐は直進。
10 P270分岐_8043
     Photo10 紛らわしい分岐 直進 

やがて三角点のある分岐に出るのでここは右へ進むと
11三角点分岐_8045
     Photo11 三角点のある二又分岐 右へ進む

やがてゴルフ場が見え出し、ゴルフ場に沿って尾根を下ると、だんだん下生えが濃くなってきてやがてかつでは林道と思われるところに出る。
今では歩く人も無く下生えが元気に成長中。ピンクテープに従い右へ進みゴルフ場のフェンス手前のところに出るとやがて踏跡が現れるが薄い踏跡を追って降るとやがて下に道路が見え出す。
ここまでくるととにかく道路を目指してくだり、竹薮を通過すると道路に出た。道路を左に進むと左側に登山道の取り付きの印の黄色テープが木に巻きつけられていた。
12黄色テー取り付き_8051
     Photo12 登山道取り付きの目印 

やがて総合公園に到着。車を止めた出発点に戻って周回を終えた。
歩いてみれば当初の予想通り、破線あるいは地図上に無い部分はやはり人と出会うことも無く静かで、時間も予想通り。山桜といろいろな新緑の錦織り成す里山の景色それにさわやかな空気を堪能できた。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

阿座穴 観音ヶ岳 (奥武蔵)

0阿座穴_7998
     Photo0 阿座穴

記録
日程:2015,04,09 Sさん、安田

4/09日 天候 曇
コースタイム:鎌北湖(9:35)→林道終点(9:45)→阿座穴(10:00)→グリーンライン(10:22)→愛宕山 (10:35)→観音ヶ岳(10:45)→鎌北湖(11:35)  行程4.1km 累積標高407m
ルートマップは ここ です。

ガニ穴の記事は こちら です。

桜も満開を過ぎたこの時期に今年の天候不順の象徴のような雪が降り、奥武蔵の山に多少積もったとの情報を得て桜あるいは芽生えたばかりの緑と雪の組み合わせを見ることが出来るかもと思い近くの山に出かけた。

鎌北湖の駐車場に着くと桜はピークを過ぎていたが、周囲の山々はうっすら緑に染まり始めていた。湖の奥まったところの駐車場に車を止め、阿諏訪に通じる道路を歩き出し分かれ道を左に進むと
1道路分岐_7993
     Photo1 分岐 

やがて舗装が途切れ少し進んだところで林道点となる。
2林道終点_7994
     Photo2 林道終点 

ここから黄色テープに書かれた”阿座穴”、”スカリ山”を指す矢印に従って沢を登ってゆくと阿座穴とスカリ山への分岐が示されていたので
3阿座穴・スカり山分岐_7995
     Photo3 ”阿座穴“”スカリ山“分岐 

ここから右岸の尾根に取り付き、前日の降った雪が解けて滑りやすくなった泥の急登を登ると前方に岩場が現れ岩の割れ目が見えたのでそれを目指して登ってゆくと阿座穴と呼ばれる鍾乳洞があった。
4阿座穴_7997
     Photo4 阿座穴 

狭いが4,5m先まで目視できるが、その先は曲がっているのか落ち込んでいるのか定かでない。阿座穴から左上し尾根に乗ると木の枝越しに周囲の山々が見え出し、
5雪景色_8000
     Photo5 昨日の雪が少し残っている 

植林の上に昨日の雪が残っておりこの季節の奥武蔵の低山では非常に珍しい景色を見ることが出来た。葉にたっぷりと雪溶け水を乗せた植林の下生えを掻き分けて進むと上からは容赦なく雪爆弾。
6登山道の雪_7999
     Photo6 濡れた下生えを掻き分けて 

全身びしょ濡れになりながら上り詰めると愛宕山の取り付きのところから奥武蔵グリーンラインに飛び出した。ここから左折してグリーンラインを歩き北向地蔵をめざした。北向地蔵で折り返し今度は道路右側の土壁を登って先ほどとは反対側の取り付きから愛宕山山頂を踏んでから
7愛宕山山頂_8004
     Photo7 愛宕山山頂 

再び先ほどグリーンラインに飛び出した地点に戻り、今度はスカリ山、観音ヶ岳を目指した。
8スカリ山_8005
     Photo8 観音ヶ岳から望むスカリ山 

観音ヶ岳山頂からは木に巻きつけられたテープにかかれている”鍾乳洞コース”の案内にたがって鎌北湖を目指して尾根を下った。途中大岩がありそこから振り返ると観音ヶ岳の名前の由来となった山頂直下の岩場が見えた。
9途中の大岩_8010
     Photo9 下山途中の大岩 


この岩場が見方によっては観音様のお姿に見えることから観音ヶ岳というらしい。
往路にあった阿座穴とスカリ山の分岐に戻るには尾根の途中から右に降りて沢筋を降るが、葉についた雪解け水を避けようと尾根をそのまま降りやがて人家の屋根が見えたところで左側の沢筋に降り立ちやがて開けたところで畦道を伝って林道に出た。ほんの数分の歩きで阿諏訪へ通じる道路に出て駐車場へと戻った。今回の山行はちょっと気になっていた鍾乳洞を見つけることが出来さらに突然の雪景色を見ることも出来た。普段から散歩程度で歩けるルートを準備しておくと今回のような突発事象に役立つ。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

ノポット 楢抜山 周回 (奥武蔵)

0楢抜山_7986
     Photo0 楢抜山山頂

記録
日程:2015,04,06 安田

4/06日 天候 晴れ
コースタイム:星宮神社(8:40)→切通し(8:47)→周助山取り付き(9:02)→周助山(9:22~9:29)→ノポット・登戸(9:42)→林道(10:00)→P548(10:20)→仁田山峠(10:31)→楢抜山(10:54~11:04)→林道(11:51)→星宮神社(12:00)  行程10.5km 累積標高892m
ルートマップは ここ です。

毎日天気予報を見てはため息ばかり。菜種梅雨とかで連日曇あるいは雨マークばかりなので無理に出かけてもろくなことは無いと諦めていたら突然晴れマークが現れたので急遽出発。といっても曇る可能性が濃厚なので展望を楽しむのは無理と思い、地図上で名前が気になっていた”ノポット”に出かけた。

飯能から名栗方面に向かい原市場の中学校を過ぎたところにあるお寺の手前で右折、星宮神社の駐車場を使わせていただく。ちょうど桜が満開、周囲にも花木がそこかしこにあり春爛漫の雰囲気に満ち溢れている。
1星宮神社到着_7991
     Photo1 星宮神社 

星宮神社から集落の中を抜け、ちょっと取りつきがわかりにくいが切通しを通って尾根を乗り越し、
2切り通し_7971
     Photo2 尾根を越える切通し
 
3林道に出た_7972
     Photo3 切り通しを過ぎて林道に出て戻るように進む 

原市場の集落から周助山を目指す。 道端にある指道標仁したがって左折すると直ぐにコンクリートの登り坂となる。4周助山登山口_7974
     Photo4 周助山取り付き 

途中から左に逸れて踏跡を追って登ると尾根に乗ることが出来た。ここからは傾斜も緩やかになり登り詰めると周助山山頂。
5周助山_7976
     Photo5 周助山 

暫し休憩のあとアップダウンを繰り返しながら進むとあっけなく”ノポット”(登戸)に着いた。
6ノポット_7977
     Photo6 ノポット(登戸) 

ノボットからもアップダウンを繰り返しつつ徐々に高度を上げ、目の前に現れた急坂を一気に登りきると林道に飛び出した。林道を右へ30mほど進み、上に伸びる踏跡を追って林道横の泥壁を登ると踏跡は一層明瞭になった。
7天神峠_7978
     Photo7 林道横断 

尾根伝いに進みピーク(P548)を越えると送電鉄塔があり道は降り始め、まもなく巡視路の分岐となるが周回予定なので左折し登り口へと向かう。急な泥の斜面を下ると祠が現れ、その直ぐ下が先ほど横断した林道の仁田山峠。
8仁田山峠_7983
     Photo8 仁田山峠 

林道に降り立ち左に進むとコンクリート擁壁の途切れたところから上に登ると”楢抜山”書かれた板切れがかかっているので迷うことなく取り付くことが出来た。
本日最高点となる楢抜山までの道は今までよりのアップダウンが厳しく相変わらず展望が無い道を進む。楢抜山山頂も樹木に覆われているが、この季節は葉が茂っていないため眼下に有間ダム入口の人家や正面に棒ノ峰を見ることが出来る。
楢抜山からは幾つかの小ピークを越え徐々に高度を下げてくると、やがて常緑樹の藪となってきて目印のピンクテープが藪椿の赤い花に惑わされさらに朽ちた落ち葉と相まって踏み跡が不明瞭になるが人家の屋根が見え出したので尾根を下ってゆくとやがて林道に飛び出した。
9林道に下りた_7988
     Photo9 林道に出た 

ここからはそこかしこに花が咲き乱れる里の春を楽しみつつ星宮神社へと戻った。

今回は麓の星宮神社に車を止めたが仁田山峠には車数台分の駐車場があるので、ここを基点に同ルートを歩くのも良いかもしれない。

テーマ : 山登り
ジャンル : 趣味・実用

表妙義 白雲山 金洞山 縦走

0裏妙義と浅間山_7908
     Photo0 裏妙義と浅間山(見晴より)

記録
日程:2015,04,02 安田

4/02日 天候 晴れ途中ガスがかかり以後晴れたものの春霞
コースタイム:妙義神社(6:45)→大の字(7:15~7:28)→見晴(8:00)→天狗岳(9:05)→相馬岳(9:25)→バラ尾根の頭(10:05~10:25)→堀切(10:33)→女坂分岐(10:44)→鷹戻 (11:04~11:16)→東岳(11:42~12::00)→下降点(12:30)→第四石門(13:10~13:22)→第二見晴(14:15~14:37)→妙義神社(14:48)   行程12.8km 累積標高2306m
ルートマップは ここ です。

自宅の周辺は桜満開、さて妙義の桜は如何に!青葉で山が覆われて展望がなくなる前に登ってみようと思い立ち妙義山に出かけた。妙義神社の桜の蕾は膨らんでいたが咲き出していたのは枝垂れ桜。
1妙義神社の桜_7968
     Photo1 妙義神社の枝垂れ桜 

枝垂れ桜のほうが1,2週間早く咲き始めるので、妙義の桜が満開になるのは来週あたりか。
妙義神社にお参りを済ませ境内の右にある登山口から登り始めしばらく進むと”大の字”に出た。2大の字_7902
     Photo2 大の字

麓から朝日に輝く”大の字”の写真と思ったがとうとうここまでやって来てしまった。”大の字”で休憩を取り”辻””奥の院”を経て”見晴”。浅間山や上越の雪を戴いた山々のすばらしい景色が広がる。
3金鶏山_7905
     Photo3 見晴から見た金鶏山と筆頭岩

4上越の山々_7907
     Photo4 白く連なる上越の山

見晴からは尾根に沿って進み、”玉石”や“のぞき”のそれぞれのピークに立ち、
5天狗岳の岩壁_7914
     Photo5 これから進む天狗岩の岩壁

角度がかわってだんだん変化する展望を楽しむが”のぞき”を過ぎたあたりからガスが出始め、天狗岳にいたるころには全く視界がなくなってしまった。
天狗岳で時間を過ごすが、晴れる気配が無いので先に進むうちに相馬岳に差し掛かるころに漸くガスが取れてきたがもはや朝とは異なり春霞がかかってしまった。
相馬岳から下降しバラ尾根を進み稜線状にある石門を潜り南側をトラバース気味に登ってゆくとバラ尾根の頭。
6相馬岳_7929
     Photo6 通過してきた相馬岳

頭からは去年登った星穴岳の”射抜き穴””結び穴”が遠望できた。
7金洞山_と星穴岳7931
     Photo7 これから進む金洞山と星穴岳

8星穴岳_7933
     Photo8 星穴岳の射抜き穴と結び穴

先ずは鉄ハシゴから始まり連続したクサリ場を登り詰めると”鷹戻しの頭”。
9鉄階段_7937
     Photo9 鉄ハシゴと何段も続くクサリ場

360°の展望の”鷹戻しの頭”からは星穴岳の”射抜き穴”は西岳の影になってもう見えないが”結び穴”は見える。また、これも昨年登った金鶏山と筆頭岩が縦一直線に並んでいる。
10金鶏山_7943
     Photo10 一直線に並んだ金鶏山と筆頭岩

”鷹戻の頭”からクサリを使って下降すると今度は中之岳神社へのエスケープ路の分岐が現れる。ここからさらにクサリを使って登り返すと東岳山頂。ここも360°の展望であるが・・・・・やはり春霞は如何ともしがたし。さらに進んだ先のピークに石の祠が祀られているところが中之岳山頂。ここから北側に下降し基部をトラバースして進むと道の先がロープで塞がれている。ここから先は星穴岳への登山ルートとなるのでここから左折しクサリの付けられたルンゼを下降し中間道に出た。左折し進むとまもなく第四石門の四阿屋のある広場に出る。漸く縦走が終わり一息ついた後中間道を妙義神社へと戻った。

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